鉄則１
段落マーク
各段落の最後に段落マーク”」”をつけましょう

一見何でもないことのように思いがちですが、こうすると、段落が改めてはっきりと浮き立ちます。英文を読むうえで、文章を見やすくする工夫は意外と大切なのです。

鉄則２　冒頭文チェック

英文の最初の文章に、波線を引きましょう

なぜ最初の文章に注目しなければならないかというと、英文の場合、原則として、いちばんはじめの文章でテーマを述べるからです。これをテーマ指示文といいます。日本分にくらべ、英文は論理的な作りになっています。テーマ指示文は「私は今からこのテーマについて述べます」という予告と同じですから、最初の１文は、英文理解の重要項目なのです。

鉄則３　マークチェック

段落ごとに、キーセンテンスに下線を引き、キーワードを丸で囲みましょう

マークチェック法は、英語の長文にいくつかのマークをつけて読解を助ける方法です。段落の中でいちばん重要そうな文章と語句をそれぞれ抜き出し、マークしてください。私のやり方は、段落ごとに、キーセンテンスに下線、キーワードに丸をつけるというものです。その段落で述べられている大切なことが、意識できるようになります。
英文の場合には、大体、各段落にキーセンテンスとキーワードがあります（たまには例外もありますが）。しかし、これを抜き出すのは初心者には難しいものです。ですから、最初は「これがキーワードだ」と確信を持てないかもしれません。でも、最初は多少あいまいでもいいのです。「これがキーワードかな」と思ったところに印をつけることが大切です。くり返すうちに、感覚が身についてきます。

鉄則４　要約メモ

各段落の余白に要約メモを書きましょう

最後に、段落ごとに簡単な要約を書きます。この要約メモをつなげれば、分全体の要約が出来上がります。これが、英文の要旨を把握する助けになるのです。要約メモには、鉄則３で印をつけた文章や語句が参考になります。鉄則３と同様に、要約メモを作ることも簡単ではありません。わからなければ無理に書かず、気になる重要そうな語句の和訳を書いておくだけでも役に立ちます。

鉄則３と同様に、要約メモを作ること（鉄則４）も簡単ではありません。 わからなければ無理に書かず、気になる重要そうな語句の和訳を書いておくだけでも役に立ちます。