2013年06月02日
パリ・オペラ座天井桟敷の人々の感想
昨日6/1(土)、東京文化会館にパリ・オペラ座バレエ団の公演、
天井桟敷の人々 を観に行ってきました。
6/1は13時と、18時からの2回の公演があって、私は18時からの回のを
観ました。
開演前に、ロビーや客席の入り口前の通路で、パフォーマンスが
行われていました。
フランス語なので何を喋っていのか分らないのが残念…
でも大道芸人が客引きをしているのは分ります♪
幕が上がる前から、天井桟敷の人々の世界に引きずり込まれます。
そう言う演出なのですね。
私の席は最前列の中央ブロックでした。
通い慣れた東京文化会館ですが、最前列に座るのは始めてで、
観るだけなのに朝からずっと緊張していました。
席に着くと、舞台が近い! オケピットが目の前!
これはすごい臨場感です。これからは自力でこういう良い席を取れるように
頑張らなければと思いました。(今回の席は譲って頂いたものです)
開演時間になって指揮者が入ってくると、指揮者も近くて改めてビックリ!
オケピットの中は見えないけれど、指揮者は顔(頭)が真近に見えます。
いつも思うのですが、指揮者の頭も客席から見えないようにならないの
でしょうか。
幕が上がると、オケピット分の距離があるにしても、本当に舞台が近くて
迫力満点です!
踊っているバレエダンサーの方達の表情や細かい動きまで見られて
最前列最高! もうこの距離感、病み付きになりそうです。
ただ… ただ… 最前列には怖ろしい欠点が…
他の劇場などで噂では聞いていたのですが、
前の方の座席は、踊っているダンサーの足元が見えないと。
東京文化会館でも、そうだったのですね!
こんな良い席に座った事がなかったので、知りませんでした。
目線が丁度ダンサーのふくらはぎ位で、くるぶしから下が見えません。
バレエでトゥシューズの先が見えないって………そんな。
今回は足の先より、顔が観たかったので、大満足でした。
でもパリ・オペ以外だったら微妙な席かも。
オーケストラは、 シアターオーケストラトーキョー 。
2005年秋、バレエを中心とした“劇場”を主な活動の場として編成された
オーケストラだそうです。
最前列故に、オケも近すぎて音が分離して聴こえて、
もしオペラを観る(聴く)なら、この席は無理だと思いました。
バイロイト祝祭劇場の深い奈落の底のオケピットだったら、
きっと最前列でも、こなれた音が聴けるのでしょうね〜。
舞台の感想ではなくて、座席の感想みたいになってますね。
最前列で文句を言うなんて、贅沢ってものですね。
去年BSプレミアムで、パリ・オペラ座の天井桟敷の人々を放送して
いたので、何度か録画を観て、一応ストーリーは分っていました。
6/1のキャストは、ガランス役がアニエス・ルテステュさん。
舞台の上のアニエスさんは高貴で女王様みたいな貫禄でした。
運命に翻弄されるヒロインって感じには、見えなかったかも。
自分の力で何でも出来るけど、あえて翻弄されて楽しんでみた、って
感じですかね。
バチスト役は、ステファン・ビュリオンさん。
この役のイメージにすごく合っていたと思います。
優柔不断なのか状況に流される頼りない役で、ヒロインより
はかないイメージです。
ステファン・ビュリオンさん、かなり良かったです。
人気があるのも分ります。
そしてフレデリック・ルメートル役はカール・パケット様です。
女好きの役者ってイメージを上手く演じていました。
主役より出番の多い役なので、真近でご尊顔を拝見できて幸せ♪
じゃなくて、踊りをたっぷり堪能できて楽しかったです。
いくら近くて表情が分っても、舞台の上だと目の色までは分らないので、
やっぱり双眼鏡持ってくれば良かったかなぁ、と思ったりしましたが、
双眼鏡を使うと、舞台全体が見えなくなりますからね。
一幕が終わった後、すぐにクローク前の階段へ移動しました。
カール様扮するフレデリック・ルメートルの、オテロの寸劇があるのです。
通路で黒子さんにチラシを貰いました。
いい位置を取って、上手く動画撮影出来たら You Tube にUPしよと
思っていたのに、流石に最前列から急いで駆けつけても、いい位置は
取れませんでした。(なのでYou Tube のUPはなしね)
それでもほんの目の前でカール様の踊りを観られて至福の時間でした。
オテロの寸劇が終わった後、ロビーには黒子さん達が沢山居ました。
黒子さんと2ショットの写真を撮る光景があちらこちらで見られました。
早目に客席内に戻ると、時間前なのに幕が上がっていて、
バレエのレッスンシーンで、ジョゼ・マルチネスさんが講師役で
舞台にいました。これは感激!
ジョゼさんと言ったら、やっぱり白鳥の湖の王子様! ステキですね♪
まったく天井桟敷の人々は油断のならない舞台です。
ろくに休憩もしていられませんね。早目に席に戻ってきて良かったです。
2幕が始まると、劇中劇で、カール様扮するフレデリック・ルメートル主役の
舞台です。ストーリー的にはよく分りませんが、カール様ファンとしては、
ここが一番の見せ場です!
もう素晴らしすぎて感涙ものでした〜。
ラスネール役のオドリック・ベザールさんも良かったです。
この役って、1幕冒頭のスローモーションのシーンの振り付けが面白くて、
なんとなく、NO MORE 映画泥棒のCMを思い出しちゃいました。
ラストは、バチストを残して、ガランスが去って行きます。
ガランス役のアニエスさんが客席に降りて去って行くのですが、
アニエスさんって本当に貫禄ありますね。
彼女が去るのを止めるのは、バチストには無理なんだろうなって、
妙に納得させられるラストでした。
開演前や休憩中の演出の効果もあって、舞台と客席が一体化している
感じがあって、カーテンコールも凄く盛り上がりました。
カール様や、アニエスさんや、ジョゼさんの笑顔が目の前で観られて、
本当に嬉しかったです。
他の出演者の方達も、カーテンコールを楽しんでいる雰囲気が
伝わってきました。
カーテンコールが終わった後、幕の下りた舞台から何度も歓声が
聞こえてきて、出演者の方達も盛り上がっているのが分りました。
BS放送で天井桟敷の人々を見た時は、ストーリーが複雑過ぎて、
何だかなぁって思いましたが、実際に舞台を観ると、細かい事は忘れて
楽しむ事が出来ました。観て良かったと思える舞台でした。
次回は是非、パリのガルニエで鑑賞したいものです。
東京文化会館でここまで楽しませてくれるなら、本場で観たら
もーっとすごいでしょうね!
最近ペット依存症で海外渡航は無理そうだけれど、パリに行きたいです。
帰りにロビーで、何かの用紙に記入している人が大勢いました。
アンケート用紙かと思ってたら、公演プログラム購入申し込み用紙でした。
来た時に残り僅かと言われて、すぐに買ったのですが、
やはり売り切れてしまったのですね。
先に買っておいて良かったです。
天井桟敷の人々 を観に行ってきました。
6/1は13時と、18時からの2回の公演があって、私は18時からの回のを
観ました。
開演前に、ロビーや客席の入り口前の通路で、パフォーマンスが
行われていました。
フランス語なので何を喋っていのか分らないのが残念…
でも大道芸人が客引きをしているのは分ります♪
幕が上がる前から、天井桟敷の人々の世界に引きずり込まれます。
そう言う演出なのですね。
私の席は最前列の中央ブロックでした。
通い慣れた東京文化会館ですが、最前列に座るのは始めてで、
観るだけなのに朝からずっと緊張していました。
席に着くと、舞台が近い! オケピットが目の前!
これはすごい臨場感です。これからは自力でこういう良い席を取れるように
頑張らなければと思いました。(今回の席は譲って頂いたものです)
開演時間になって指揮者が入ってくると、指揮者も近くて改めてビックリ!
オケピットの中は見えないけれど、指揮者は顔(頭)が真近に見えます。
いつも思うのですが、指揮者の頭も客席から見えないようにならないの
でしょうか。
幕が上がると、オケピット分の距離があるにしても、本当に舞台が近くて
迫力満点です!
踊っているバレエダンサーの方達の表情や細かい動きまで見られて
最前列最高! もうこの距離感、病み付きになりそうです。
ただ… ただ… 最前列には怖ろしい欠点が…
他の劇場などで噂では聞いていたのですが、
前の方の座席は、踊っているダンサーの足元が見えないと。
東京文化会館でも、そうだったのですね!
こんな良い席に座った事がなかったので、知りませんでした。
目線が丁度ダンサーのふくらはぎ位で、くるぶしから下が見えません。
バレエでトゥシューズの先が見えないって………そんな。
今回は足の先より、顔が観たかったので、大満足でした。
でもパリ・オペ以外だったら微妙な席かも。
オーケストラは、 シアターオーケストラトーキョー 。
2005年秋、バレエを中心とした“劇場”を主な活動の場として編成された
オーケストラだそうです。
最前列故に、オケも近すぎて音が分離して聴こえて、
もしオペラを観る(聴く)なら、この席は無理だと思いました。
バイロイト祝祭劇場の深い奈落の底のオケピットだったら、
きっと最前列でも、こなれた音が聴けるのでしょうね〜。
舞台の感想ではなくて、座席の感想みたいになってますね。
最前列で文句を言うなんて、贅沢ってものですね。
去年BSプレミアムで、パリ・オペラ座の天井桟敷の人々を放送して
いたので、何度か録画を観て、一応ストーリーは分っていました。
6/1のキャストは、ガランス役がアニエス・ルテステュさん。
舞台の上のアニエスさんは高貴で女王様みたいな貫禄でした。
運命に翻弄されるヒロインって感じには、見えなかったかも。
自分の力で何でも出来るけど、あえて翻弄されて楽しんでみた、って
感じですかね。
バチスト役は、ステファン・ビュリオンさん。
この役のイメージにすごく合っていたと思います。
優柔不断なのか状況に流される頼りない役で、ヒロインより
はかないイメージです。
ステファン・ビュリオンさん、かなり良かったです。
人気があるのも分ります。
そしてフレデリック・ルメートル役はカール・パケット様です。
女好きの役者ってイメージを上手く演じていました。
主役より出番の多い役なので、真近でご尊顔を拝見できて幸せ♪
じゃなくて、踊りをたっぷり堪能できて楽しかったです。
いくら近くて表情が分っても、舞台の上だと目の色までは分らないので、
やっぱり双眼鏡持ってくれば良かったかなぁ、と思ったりしましたが、
双眼鏡を使うと、舞台全体が見えなくなりますからね。
一幕が終わった後、すぐにクローク前の階段へ移動しました。
カール様扮するフレデリック・ルメートルの、オテロの寸劇があるのです。
通路で黒子さんにチラシを貰いました。
いい位置を取って、上手く動画撮影出来たら You Tube にUPしよと
思っていたのに、流石に最前列から急いで駆けつけても、いい位置は
取れませんでした。(なのでYou Tube のUPはなしね)
それでもほんの目の前でカール様の踊りを観られて至福の時間でした。
オテロの寸劇が終わった後、ロビーには黒子さん達が沢山居ました。
黒子さんと2ショットの写真を撮る光景があちらこちらで見られました。
早目に客席内に戻ると、時間前なのに幕が上がっていて、
バレエのレッスンシーンで、ジョゼ・マルチネスさんが講師役で
舞台にいました。これは感激!
ジョゼさんと言ったら、やっぱり白鳥の湖の王子様! ステキですね♪
まったく天井桟敷の人々は油断のならない舞台です。
ろくに休憩もしていられませんね。早目に席に戻ってきて良かったです。
2幕が始まると、劇中劇で、カール様扮するフレデリック・ルメートル主役の
舞台です。ストーリー的にはよく分りませんが、カール様ファンとしては、
ここが一番の見せ場です!
もう素晴らしすぎて感涙ものでした〜。
ラスネール役のオドリック・ベザールさんも良かったです。
この役って、1幕冒頭のスローモーションのシーンの振り付けが面白くて、
なんとなく、NO MORE 映画泥棒のCMを思い出しちゃいました。
ラストは、バチストを残して、ガランスが去って行きます。
ガランス役のアニエスさんが客席に降りて去って行くのですが、
アニエスさんって本当に貫禄ありますね。
彼女が去るのを止めるのは、バチストには無理なんだろうなって、
妙に納得させられるラストでした。
開演前や休憩中の演出の効果もあって、舞台と客席が一体化している
感じがあって、カーテンコールも凄く盛り上がりました。
カール様や、アニエスさんや、ジョゼさんの笑顔が目の前で観られて、
本当に嬉しかったです。
他の出演者の方達も、カーテンコールを楽しんでいる雰囲気が
伝わってきました。
カーテンコールが終わった後、幕の下りた舞台から何度も歓声が
聞こえてきて、出演者の方達も盛り上がっているのが分りました。
BS放送で天井桟敷の人々を見た時は、ストーリーが複雑過ぎて、
何だかなぁって思いましたが、実際に舞台を観ると、細かい事は忘れて
楽しむ事が出来ました。観て良かったと思える舞台でした。
次回は是非、パリのガルニエで鑑賞したいものです。
東京文化会館でここまで楽しませてくれるなら、本場で観たら
もーっとすごいでしょうね!
最近ペット依存症で海外渡航は無理そうだけれど、パリに行きたいです。
帰りにロビーで、何かの用紙に記入している人が大勢いました。
アンケート用紙かと思ってたら、公演プログラム購入申し込み用紙でした。
来た時に残り僅かと言われて、すぐに買ったのですが、
やはり売り切れてしまったのですね。
先に買っておいて良かったです。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
この記事へのコメント