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水樹
美容にもダイエットにも、健康と体力が第一。最近、思うところがあり、15年も続けたジム通いを止めました。ジム通いに当てていた時間を自身のスキルアップに使ったり、心身ともにバランスよく最適な健康状態でいられるような生活に変えていきます。もうすぐアラ還ですが、無理なアンチエイジングはやりません…が美容もちょっぴり意識しています♪
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2016年09月13日

高齢化社会と生活習慣病の意味を考える。病は勝手にやって来るのではありません。

こんにちは。

水樹です。

もうすぐシルバーウィークですね。

本来の「敬老の日」は9月15日なのですが、
他の祝日と同じく、便宜上、

ハッピーマンデーとして、
その日にちに近い月曜日が
祝日として消化されるようになりました。


ごめんなさい。
今日は「敬老の日」がモチーフなのに、
若干、厳しいお話になります。


私の父は84歳になりましたが、
「一応」この世に存在しています。
母は77歳で健在。

私の父は強くもあり弱くもあります。
これだけでは意味不明ですが、

父は、ここ数十年をかけて、
悪性腫瘍、脳梗塞、心臓病など、
ありとあらゆる生活習慣病を制覇(?)していながら、

しかも現在、心臓について言えば、
健常者の6分の1しか機能していない状態で、

脳内食欲だけは衰えることなく
「俺はまだ食べ続ける」という
執念だけで生き続けているかのようです。

父は、若かりし頃、柔道の選手で、
一時期かなり活躍しておりましたので、
それが自慢すべき栄光の日々になっています。

また、とある大手企業でも重役を務めていましたので、
日本の高度成長期のサラリーマンとしても
成功しているほうだと思います。

そんな父から見れば常に私は、
「中途半端なダメなヤツ」。

でも、今になってたった一つ、
英語以外で、父に勝てるものがあります。
(父は英語が大の苦手。
なのに、旧西ドイツでドイツ人にドイツ語で
柔道を教えていました。)

それは「健康」という資産です。

一見、意思も力も強そうな父が唯一、
打ち勝つことができなかったもの。


それは、アルコールでもニコチンでもなく、
糖質 」という甘い誘惑でした。


糖尿病は読んで字のごとく、
血中にあふれた過剰な糖に
インスリンの分泌が追いつかず、

高血糖な状態が続いてしまうことを指します。

最近、話題になっている老化物質の
AGEs(終末糖化産物)とは、

体内のタンパク質と糖質が結合し、
さらに体温で加熱されることにより、

「ヘモグロビンA1c」に代表される糖化物質が
変質して毒性の強い物質になってしまったもの。

健康診断でも、
「糖尿病予備軍」であるかどうかを見分ける
目安になっているのがこの「ヘモグロビンA1c」です。

現在、正常範囲内とされる数値は、4.6〜6.2%、
私はここ数年間、5.6%を保っています。

つまり、この糖化物質が
正常範囲内(体の処理能力を超えない範囲)であれば問題ないのですが、
これを超えて糖化物質が蓄積され、
劣化した結果、 AGEsという老化物質 になっていきます。

もちろん、「糖」はヘモグロビンのみならず、
体内のあらゆるタンパク質と結びつき、

あたかもホットケーキの生地を加熱すると茶色くなるのと同じような
糖とタンパク質の化学反応(褐変反応)を起こし、
「おこげ」のような物質が体内に蓄積されることになるのです。

この物質がいずれ血管を詰まらせ、
動脈硬化のリスクを高めることは、
容易に想像できるでしょう。

また、「アルツハイマー型認知症」は、
アミロイドという何らかの作用を受けたタンパク質が
脳の組織に沈着して神経細胞を破壊することによって起こるもので、

最近では、このタンパク質のアミロイド化にも、
糖化やAGE化が関わっていると言われています。


まぁ、難しい話は抜きにしても、
私は幼い頃から父の糖質過剰な食生活を見てきており、

私も甘い物は好きながら、
父の砂糖の摂り過ぎを注意したこともあります。

もちろん、父は、女、子供の言うことなど
聞くはずもなく、当然の結果として、
糖尿病の診断を下されました。

また、柔道を止めて以来、
運動もしていませんでしたし、
事実、身長178cm、95kgという巨体にもなりました。

父は意思は強い人間でしたので、
診断を受けてから20kgほど体重を落としましたが、

1度でも糖尿病を患ってしまうと、
血管はすでにボロボロですし、

減量してからかなり時間が経った頃、
今度は脳梗塞で倒れ、
運動機能に障害を来し、

自分の脚でまともに歩くこともできなくなりました。

本当は、周囲のアドバイスを謙虚に聞き入れていれば、
何とか歩ける状態にまでリハビリできたかもしれません。

しかし、人前で転んだり、
みっともない姿を見せたくないという意地から、
自分ができる運動しかしなかったことも
自力による歩行を妨げてしまった原因かもしれません。

何より驚くべきことに、
そんな状態になってしまってもまだ、

俺はまだ〇〇(私の妹の息子、当時高校生)には負けない! 」と

あり得ない発言をしていたことです。

父の脳裏にはまだ、
若かりし頃、柔道で活躍した時代に対する
執着があったのだと思います。

客観的には、誰も襲おうとすら思わないほど、
弱ってしまったただの老人にしか見えません。

当然の成り行きながら、
父は認知症も発症し、
家族による介護も難しくなったので、
施設のお世話になっています。

今後、ますます高齢化社会が進み、
老人を支えられる若い人が減っていきます。

「老人だから、大事にされ、守られて当然」
では通用しなくなってきます。


何より、「生活習慣病(成人病)」とは
読んで字のごとく、「生活習慣」から来る病を
言っているにすぎません。

病気は勝手にやってきて、
被害者を作り出しているのではなく、

自分自身が引き寄せ、
作り出す可能性の方が
大きいのだということを自覚して、

病も自己責任として捉えながら、
若い人や社会の負担にならないよう
心掛けていく必要があると思っています。


高齢化社会.jpg


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