約1ヶ月半だろうか。
自閉症の我が子達は、
特に 「観察すればわかる発達面(発語・模倣・粗大運動など)」に関して、
以前よりも 急速に成長している。
これは、子供達の発達の芽を運良く見いだせたために、
「波に乗れた」結果だろう。
我が子達の 「発語の 種類と頻度」を 現状程度まで増やすことは、
家庭療育の短期目標ではあった。
しかし、我が子達が、これほどまで喋るようになった時の家庭内の状況、
特に、その問題点については、ほとんど念頭になかった。
我が家は あまりにも静かだったため、想像もつかなかったのだ。
cf.過去記事 「どうして、そうなった?」
現在の我が家の状況は、というと
かなり、ウルサイ。
そして、耐えがたい。
自閉症の我が子達は、
どの組み合わせでも 会話が全く成立しない。
我が子達の発する言葉のほとんどは、
独り言 或いは 母たる私への要求だ。
しかも、まだ発声時の音量調節はできない。
我が子達が言葉を話せるようになったことで
得られたメリットは 確かに大きい。
けれども、否応なしに耳に入る 我が子達の単発の言葉群により
私の神経は かなり消耗してしまう。
結局、私は、さらに新たな家庭療育目標を設定し、
夜中に 療育方法を検討せざるを得ないのだ。
(※ 認知発達治療の実践マニュアル にも、奇声・独語の記載はある(p.340)が、そこには具体的な対処方法までは記されていない。)
今夜も 小さなため息をつきながら
ふと 「 終りなき夜に生れつく 」という言葉を思い出す。
ウィリアム・ブレイクの詩 「罪なき者の予言」に出てくる この言葉。
アガサ・クリスティーの小説 に引用されていることから
知っている人も少なくないだろう。
※「罪なき者の予言」
朝ごと夜ごと、
喜びと共に生まれる者あり。
朝の光のなかに生まれる者あり。
夜ごと朝ごと、
哀しみに生まれつくもあり。
終わりなき夜に生まれつく者もあり。
・・・時には、全てを忘れて 推理小説でも読んでみようか。
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