高齢者と中年では、認知症予防の食事療法が異なることを説明します
■ 診察室での会話
患者 先生、最近物忘れが多くて、認知症にならないかと心配で……。
医師 なるほど。食事の面では認知症にならないために、どんなことに気を配っておられますか?
患者 魚がいいっていうんで、なるべく魚にしようと思っているんですが、
なかなか摂れないので、サプリメントを飲んだり、
ココナッツオイルがいいっていうんで、買おうかと思ったら売ってなくって……。
医師 なるほど。 高齢になると食が細くなり、栄養不足になりがちです。
魚、野菜、果物など栄養が不足
し、体重が減る傾向にあります。ところが、中年では……。
患者 中年
では?
医師 栄養不足よりも 過剰摂取が問題
となります。
甘いものなど高カロリーの食品、菓子パンなど飽和脂肪酸の多いものによる肥満、
特に内臓脂肪の蓄積は、認知症のリスク
となります。
患者なるほど。摂りすぎもよくないですね。これから気をつけます(納得した顔)。
●ポイント
食べるのではなく、 摂り過ぎないことでの認知症予防
をわかりやすく説明します
参考文献
1) Witte AV, et al. Proc Natl Acad Sci U S A.2009;106:1255-1260.
講師紹介
坂根 直樹 ( さかね なおき ) 氏
京都医療センター 臨床研究センター 予防医学研究室長
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2019年01月02日
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