冬は手がガサガサ
厳しい冷え込みと乾燥の季節、毎年この時期はハンドクリームが手放せません。
朝会社に行く前に塗り、会社で仕事をしながら時々塗り、夜寝る前にももう一度塗っています。
そうしないと手があっという間にぱさぱさのガサガサに。
いつもはスーパーで買った安いハンドクリームを使うのですが、一度薬局でお勧めされた「ちょっとお高め」のクリームを使ったらいつもよりずっとしっとりしたことがあって、それ以来「お高め」のクリームも気になっています。
でもハンドクリームに限らず、高級品って値段と効果があまり釣り合っていないような。
例えば値段が5倍になったら効果も5倍になるんじゃなくて、効果は1.2倍くらいにしかならない気がするので、やっぱり普段は安めの品を使っています。
四つの価格帯のクリームを比較
というわけで、今回は価格帯別に四つのハンドクリームを試してみることにしました。
試したのはこちら。
左が安め、右が高めのお値段です。
以下、価格は近所の某ドラッグストアでの実売価格で、8%の消費税込みの価格です。
クリームA
まずは一番安いハンドクリームAです。
- 50グラムで213円。
- 成分はワセリン、グリセリン、ホホバ油など。
安心のブランドと優しい香りで大人気の製品。私も昔から愛用しています。
クリームB
次に、こちらもかなり安めのハンドクリームBです。
- 70グラムで398円。
- 有効成分はビタミンA油とトコフェロール酢酸エステル、尿素など。
暖かい色身のパッケージが、良く効きそうな感じがします。
クリームC
次はちょっと高価なハンドクリームCです。
- 50グラムで648円。
- 成分はグリチルレチン酸ステアリルとか酢酸DL-α-トコフェロールとか、むつかしい名前。
ハンドクリームAの3倍くらいのお値段です。
無着色無香料のため匂いも独特で、これで効果がなかったら悲しい・・・。
クリームD
最後に、ハンドクリームとしては最高価格帯のハンドクリームDです。
- 40グラムで1,944円。
- 成分はヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなど。
肌保湿以外にも爪の保湿や肌荒れ防止成分も配合。
こちらも無着色無香料です。
腕に塗ってみる
ではさっそく試してみます。
まず、腕に枠を描いて塗る場所を決めました。
四つに割った枠の中にそれぞれのクリームを塗って、?@塗る前、?A塗った直後、?B9時間後、?C15時間後のお肌の水分量と脂分を測定します。
測定にはこちらの「肌チェッカー」を使用。
スイッチを入れて肌に押し当てると、肌の水分と脂分のパーセンテージを表示してくれます。
しかも肌の状態の良さをバックライトの色やアイコンでも表示してくれるので、「今日の肌の状態」が一目でわかってとても便利。
例えばこちらはハンドクリームを塗る前の肌の状態。
水分が31.5%と少なく乾燥しているので、バックライトはオレンジで右側に表示された顔のアイコンもちょっと機嫌が悪そうです。
こちらはあるハンドクリームを塗った直後。
水分が46.9%と大幅に改善し、バックライトが緑になってアイコンも笑顔になっています。
塗る前は・・・
ハンドクリームを塗る前の肌の状態はこんな感じ。
A
B
C
D
水分
31.5%
30.7%
30.5%
31.1%
脂分
47.2%
46.0%
45.7%
46.6%
まだ塗っていないので、どこも同じような値です。
バックライトはいずれもオレンジでした。
塗った直後
ではいよいよハンドクリームを塗ってみます。
塗った直後の測定値はこちら。
A
B
C
D
水分
37.7%
34.9%
46.9%
39.2%
脂分
25.2%
23.3%
31.4%
26.2%
さすがに、どのクリームでも状態がかなり改善しています。バックライトはいずれも緑色になりました。
特にハンドクリームCが飛びぬけていいですね。
水分はともかく、脂分が軒並み数値が低くなる理由はちょっとよく分かりません。
15時間後までのグラフ
塗った直後の状態がいいのは当然ですね。
その後も長時間効果が持続するかどうか、朝早くに塗ってから9時間ごと15時間後にも状態を確認しました。
そのグラフがこちら。
グラフの色は、なるべくハンドクリームのパッケージの色に揃えました。
実線が水分、破線が脂分です。
Bの脂分の変化がどうもよくわからないグラフになっていますが、水分についてはハンドクリームCが抜きんでているのがわかります。
数値的には一番安いハンドクリームAが、10倍くらい高価なハンドクリームDと同じようなふるまいをしているのがちょっと意外ですね。
今愛用しているハンドクリーム
そういうわけで、今は毎日ハンドクリームCを愛用中。
匂いがちょっと良くないんですけども、毎日せっせと塗っています。
価格: 549円
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