『アートメイクをするとMIR検査が受けられないの?』
とご質問を頂く事があります。
MRIとは、磁場を作り出して、体内の臓器や骨の様子を撮影する検査です。
神戸大病院放射線部技師長 川光秀昭先生 によると、
刺青(いれずみ)や、皮膚のすぐ下に専用の針で色素を入れて
まゆ毛やアイラインを施すアートメークをしていると、注意が必要です。
検査では、皮膚の表面にも弱い電流が流れます。
刺青やアイラインの色素の成分にコバルトなどの金属を含む場合、電流と金属が反応し、
ごくまれに発熱する可能性があります。
この発熱によるやけどの発生率は極めて低く、症状も一時的で軽いので、
通常は検査を取りやめるほどではありません。
とはいえ、検査に当たっては注意を払う必要があります。
刺青やアートメークをしている場合は、MRI検査を受ける際に、必ず事前に、
医師や検査担当者にそのことを伝えて下さい。
もし、検査中に、何らかの違和感を覚えたら、我慢せずに、すぐに検査担当者に伝えて下さい。
検査中は大きな音が発生しますが、装置の中にはマイクがついており、検査担当者に声が聞こえるようになっていますし、緊急用のブザーもあります。
なお、アイシャドーなどの化粧品も、成分によっては、同様のおそれがあり、化粧は落としてもらいます。
また、顔のみのアートメークなら、腰やひざなど離れた部位の検査では影響はないので安心して下さい。
また、 日本メディカルアートメイク協会 では、
MRI検査、レントゲン検査その他すべての検査を受けられます。
MRI検査を受ける患者さんは刺青(タトゥー)、アートメイクの有無を聞かれます。
クリニック使用している染色色素は、アメリカのFDA(アメリカの政府機関・アメリカ食品医薬品局 (Food and Drug Administration) )の認可の安全な色素を使用しています。
アートメイクの染料に含まれる鉄分はMRI検査に反応しない微量の成分である事が確認されています。
とはいえ、確かに
アートメイクの場合、皮膚に色を定着させるために必要な極めて微量な金属成分が含まれています。
いわゆる顔料で、メイクなどのお化粧品にも含まれています。
ですから、微量だとしてもその可能性は0だとは言い切れません。
が、 安全性も非常に高いということでもあります!
施術をさせて頂く側だからこそ、お伝えしたいと思いました。
今でこそ、アートメイクや、美容整形、タトゥーなども身近になってきましたが、
どれも、便利で美しく良いものです!
しかし、その分、しっかりとカウンセリングの上信頼できる施術をお受けになることが大事です。
たまには、まじめに記事を書いてみました
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