2010年04月22日
紹興酒について
紹興酒の本当のお話
中国を代表するお酒は、毛沢東時代はマオタイでした。
日中国交回復の時、両国の首脳が乾杯した酒はマオタイでした。
しかし、今や中国を代表する酒は紹興酒です。
久しぶりの里帰りで、美味しい紹興酒を飲みました。
なぜ紹興酒が美味しいのですか
皆様に本当のおはなしをご紹介致します。
これを読めば、皆様もきっと「飲んでみようかな」という気分になるかもしれません。
どうして「紹興酒」って言うんですか?
中国浙江省に紹興市という町があります。紹興市という町で造られた、お酒だからです。
そこは、「鑒湖の水」という美味しい水と、
中国一の米どころである浙江省の米に恵まれた土地です。
そして、文豪魯迅の生まれ故郷でもあります。
紹興酒は、何から造られているのですか?
もち米と、麦麹です。
紹興酒と、老酒と、紹興老酒はどう違うのですか?
造られた地名によって名前が変わります。
「老酒」という意味は、「長く寝かせたお酒」という意味が含まれています。
紹興酒は、長く熟成させないと(最低3年以上)美味しくならないお酒なのです。
ですから、紹興の町で造られた老酒は、正式名称を「紹興老酒」と言います。
「花彫」と「陳年」って、なんでしょうか?
どちらも、3年以上熟成させたものを指します。
「花彫」は中国での言い方、そして「陳年」は台湾での言い方です。
中国では、お酒のカメに彫刻を施しているので、「花彫」と言われているようです。
「陳年」は、言葉の中に「古い」という意味合いが含まれています、
台湾では彫刻を施さないので、陳年と言われているようです。
皆様大体お分かりになったのでしょうか?
後飲み方は、人それぞれの好みなので、
自分が美味しいと感じる飲み方をすればいいと思いますが、
本当に美味しい完全塾成された紹興酒であれば、
常温でストレートで十分美味しく飲めるのです。