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渡辺水華
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2022年12月07日

【第七回】IO ScotFestでのチャールズ・ホスキンソン氏による基調演説「Voltaire時代」45:50〜53:49 〜4年を費やした「Midnight」への道のり〜



2022年11月18日配信の上記の動画の内容です。



【第六回】の記事は コチラ

(以下、講演内容)

(ホワイトボードを裏返しながら)オースティン・パワーズがゴルフカートを回転させているあのシーンのようです。
https://www.youtube.com/watch?v=aULRhgG_Az8

なかなか上手くいかないものですよね。
(ホワイトボードを固定して)さあ、これでいいでしょう。

さて、私たちは別の暗号通貨に取り組んできましたと言ったらどうでしょう。

…(沈黙)
“Yeah! ヒュー” (会場の何人かが歓声を上げる。まばらに拍手)

また、それがすでに存在すると言ったら?受け入れる準備はありますか?
(会場を見ながら)うん、興味があるようですね。
これはMidnightと呼ばれるもので、もうあります。

先日、マルタにいました。
忘れもしない、私たちがマルタにいたときのことです。
そこの素敵なシシリアンレストランで食事をしていたのですが、私はそこが大好きで、3回利用しています。

3回目で私は食あたりを起こしたのですが(笑)、2回目は素晴らしく、そのとき、私たちはプライバシー(秘匿性)の必要性について話し、MoneroやZ cashなどにも目を向けてみました。私たちもあんな風…っていうか、もっと上手くやれるかも、そうだよ!などと話していました。

私たちもそれに着手したと聞いたら、凄いことになるよね、いいね、いいねと。それまでに少し飲んでいましたので、しらふで考えても理に適っているかどうか考えてみようと言い合っていました。

私たちはそうするつもりでしたが、皮肉にも後になって、Euro Krypton のためにイスラエルに行き、そこでもまた飲んでしまったのに、またそれが話題になり、それでもなお、理に適っているし、コアな部分に構築されたプライバシーコインやプライバシーが保てる何かが必要なのだということになりました。しかし、それが意味するものは一体、何なのかについてはまだわからなかったのです。

そこで私は、それでは本当に頭脳明晰な人材を雇ってみようと言いました。
ゼロナレッジの専門家Markovをはじめとするあらゆる人材に来てもらい、論文を書くことからスタートし、 Sonics[ 参考動画 ]とか Kachinaなどの論文を書き、3つの特性、私たちの考えでは人権ということになりますが、それを備えるには何が必要か、今現在、ブロックチェーン分野が正しく適用していないのはどれかについてたくさん話をしました。総称して、 ACE と呼ばれるものです。


Freedom of A ssociation(連携の自由)
Freedom of C ommerce (商業の自由)
Freedom of E xpression(表現の自由)



では、どうすれば、コアな部分の心臓部に秘匿性を備えた機密性を得ることができ、合法的と思われる商業取引のなかで人々を連携させ、表現する能力を得ることができるようなシステムを実現できるかを話し合いました。なぜなら、私たちの会社は、60カ国を超える国々で稼働しているからです。

Catalystだけで、152カ国もの国々の代表者がいます。信じる信じないは別として、そのような国々の全部が全部、法律というルールがあるわけではないことが驚きですし、全部が全部、少数民族の保護はしていないどころか、民族浄化や、特にGLBT(LGBT)の人々に対するとても残酷な差別に出くわしたりするケースもあります。

独裁者や暴君が言論を支配し、それに反対しようものなら、悲惨な病に伏し、病院の窓から落ちていきます。(直訳。何かの比喩?非業の死を遂げる??)

名前は伏せますがそういう国があります。

そのような人々を保護できるツールを持つということがとても重要です。
このような物事に対して闘う手段です。
また、暗号通貨が法律や必要性によって意味を帯びてくるにつれ、そのことを理解するのもとても重要です。一般社会にたいして機密性を保てるものの上に物事を維持できることがとても重要です。

それに賛同できないというのであれば、自分のAmazonでの購入履歴が全部、皆に知られてしまっても、まったく平気でいられる人はいますか?いたら手を挙げてください。

(1人手を挙げかけた…。チャールズさんがニヤニヤしながら)
そんなの、試さなくていいですから(笑)

皆さんのGoogle検索の内容が皆に全部知られてしまったり、これまでに買った物が全部わかってしまったりするのはどうですか?もちろん、嫌ですよね。

なぜでしょうか。Googleを信用していようといまいと、少なくとも(Googleが)取るべき行動は信用していて、Googleと論争になったとしても、1人の人間に対してGoogle側にはこんなに文書があるのかと、だったら黙っておこう…となることは予測がつくからです。

Googleとしてはそんなものを利用するつもりはないし、少なくともあなた方はそう願いたいでしょう。

問題は、そのような機関に私たちが置いている信用が日々、侵害されているということです。そのような機関が他の機関と同じように腐敗しているのが問題なのです。監視資本主義もその1例です。

それについては素晴らしい本があります。
自分自身のアイデンティティ(身分証明)や権力をいくらかは取り戻す必要があると感じている人はたくさんいて、多くの人々が暗号通貨に参入してくる理由のひとつはそこにあります。

その人たちは、暗号通貨にはこのような能力があると信じ、暗号通貨から秘匿性や、表現、連携、商業の自由が得られると思い違いをしています。

今朝、ある通信社からインタビューを受けました。
私たちは、ブロックチェーンのシンフォニーを披露したのですが、その体験に関して不思議なのは、2009年1月3日から始まって以来、ビットコインのこれまでのトランザクションを全部視覚化しながらその中を歩けるというものなんですが、これを聞いて、トランザクションにそれほどの秘匿性があると本気で思えますか?

私がそれをするためのVR体験を構築できるなら、他の誰にでもできます。

なので、私たちは基本的にこれを取り戻すためにMidnightを構築しましたが、単なるプライバシー(秘匿性)のみならず、新しい境界線、コンセプト、機密性を探求したかったのです。

そういうわけで、この構想は、一般社会には公開されないものの、任意に、あるいは自動的に、その事業分野によって開示する事項を決められるというものです。

規制を受けた事業活動がその素晴らしい実例になります。

銀行秘密法により、取引銀行はあなたのご近所に情報を漏らすことはできません。

この人はいくらお金を持ってるとか、自分のお金をこんなことに使ったとか、そんなことを言ったらほとんどの規制された管轄区域では犯罪になります。

いいですか?取引客は機密性を享受できますが、喚問を受ければ、銀行は一定の情報を開示することができます。

このコンセプトが素敵なのは、プロトコルレベル、暗号通貨レベルで話しができるところが、本当に興味深いということです。
どうやって、それを実行するのか、どうやってアイデンティティとプライバシーを正しく連携し、少数民族の個人の権利を保証し、保護し、ディストピア政府から人々を守ることができるのか。それでいて、同時に、プライバシーのダークサイドには応じないようにできるのか。

これが、私たちがMidnightについて長いこと取り組み、考えてきたことです。
もう1つは、今現在、あらゆるプライバシーコインが実際にやっていることと言えば、トランザクションを、トークンを、コインをずっと非公開にしておくことです。

それも有用なことではありますが、今は2022年ですし、スマートコントラクトがなくてはなりません。
プログラム可能でなければなりません。
ならば、どうしたらプライベートスマートコントラクトが持てるのか。
これはとても興味深い疑問ですし、実際、この会場にもその疑問に答えるべくKachinaという美しい論文を書いた人がいますし、実際にこの論文を実行し、独自のバーチャルマシンを作ろうと時間を割いた人もいます。

プログラミング言語としてTypescriptを用い、どうにかコンパイルして実行しています。

凄いですよね。私たちはそんなふうに取り組み続け、その奥深い研究開発に4年を費やすという長い道のりになってしまいました。多くのチームメンバーがいて、たくさんの論文があり、それは全部私たちが発表したものですが、あなたがたは誰もそれに注目はしなかった。数学の分野では、隠そうと思えば秘密にするのは実に簡単です。

(笑ながら)ここにいる皆さんにはまるで宇宙語だと思いますし、ああ、もう何でもい
いから、みたいな感じでしょう。

現在、私たちはScoreXのDNAと(Hyperledger)Fabricを検討しています。ScoreXは、かなり以前から、Alex Chepurnoy氏とともに取り組んだプロジェクトです。そして、私たちは先ほどのMidnightバーチャルマシンを採用し、これをカルダノのサイドチェーンとしてローンチします。

【関連動画】 IOHKの6年前の動画

敢えて言うと、あなたたちがそれをするのです。なぜなら、それがサイドチェーンのローンチのしかただからです。

そして、これは私が…という話しではなく、実際には私たちが明日、ハッカソンでデモを実施し、実際に人々がMidnightバーチャルマシンで遊べるようにし、コードも書けるようにします。

プライバシーアプリケーションとはどのようなものかを実際に見ることができます。

(第七回は以上)

【免責事項】
・投資は自己責任でお願いします。
・本動画の内容については正当性を保証するものではありません。
・本YouTubeチャンネル、記事を利用して損失を被った場合でも一切の責任を負いません。
・内容によっては期限が限られているため、ご自身で問題ないことを確認してください。
・最終的な決定は、ご自身の判断でお願いします。

以上をご了承の上でご利用ください。

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2022年12月05日

【第六回】IO ScotFestでのチャールズ・ホスキンソン氏による基調演説「Voltaire時代」37:04〜45:50 〜画期的サイドチェーンに懸ける情熱〜



2022年11月18日配信の上記の動画の内容です。



【第五回】の記事は コチラ

(以下、講演内容)

Mithrilは、実はエジンバラ大学から出てきたもう1つの素晴らしいイノベーションで、アテネ大学の著者も何人か取り組んでいたと思います。

Mithrilの何が本当に凄いのかというと、基本的に、携帯電話やブラウザでブロックチェーンやプロトコルとどのように相互作用し、しかも、ブロックチェーンとまるっきり同じトラストモデルと同じセキュリティ前提条件でそれが実現できるかについて議論できるようなフレームワークを提供してくれることです。

ブロックチェーンがテラバイト、ペタバイト、ヨタバイト級になってくると、そういうものが必要になってくるし、大きくなってくれば、それなりのことが起きてきます。

サイドチェーンエコシステムがあればどうでしょう。35個のサイドチェーンがあるとして、そのブロックチェーンを1つ1つダウンロードして、各サイドチェーンと相互作用するのでしょうか。そういうわけにはいきません。それにはプルーフシステムが必要です。

今年、私たちにできることは、とにかく取り組み続け、単なる論文の中のコンセプトから抜け出して、14〜15の開発段階を疾走し、SPOたちが実際にすでにテストしたり、実行したりするところまで来ることでした。

私たちがこれまでにしてきた中でも最も速く進んだ開発のうちのひとつがそれです。
何が素晴らしいかって、Mithrilは来年、進化するだけでなく、ウォレットに実装されるところまで突き進むことです。

インプット・エンドーサーのようなコンセプトに向かって進みます。
そのコンセプトをさらに拡大してデータ可用性や多くの分野のために活かすことについて検討し始めることもでき、これが2023〜2024年、2025年から先、とんでもなく重要になっていきます。

さて、これで終わりでしょうか。いいえ、終わりません。
ほかにも必要な技術があります。
Hydraについて聞いたことがある人はここにどれくらいいますか。
少しはいますね。

Hydraを統合しようとしているウォレットがあるのを知っていますか?今現在、搭載しているウォレットは1つですが。
SundaeSwapもそれを検討中です。

それが実際に、カルダノエコシステムのもうひとつの素晴らしいサクセスストーリーになっています。
最初は小さかったオープンソースのチームや多くの企業、(obsidian R is the foundation?)が共に取り組み、ひとつのコンセプトで書かれた論文から抜け出して、コードを使って自らの製品に統合し始めるところまで来れたのですから、実に誇らしいです。

自らの製品にコードを統合する人は皆、不満を言うものですが、それでいいんです。なぜなら、それだけでは自分のしたいことが全部できるわけではないからです。私たちがこれまでにできたことと言えば、パイプラインを作って、作業を効率化し、そこでその不満を新しい機能や新しいコードに変えていくことでした。

こうして、Hydraは猛烈なスピードで進化し、ターンキーインフラストラクチャを生み出すようなかたちになり、dApp開発者が自らのdAppsのスピードアップを図り、chain blowを少なくするためにこれを使うのです。

ターンキーソリューション:納品後、直ちに稼働できる状態にある情報システム
ターンキー:完成品引渡し方式の、ターンキー方式の、直ちに操業[作動]できる


カルダノ上には、全部が全部、必要なわけではないと言われるようなものがいくつかあります。
未来のひとつのビジョンとして、あなた方にはインプット・エンドーサーがあり、これがあまりにも良くて、よだれが出そうなほどです。

イーサリアムは絶対に、eUTXOやPlutusには行き着かないことから、ここにいるあなた方にはある程度の競争抑止力があります。ビットコインは遅すぎて何も採用できません。

なので、基本的に、私たちが舵を取れるようになり、この先ずっと最も速く最良な状態でいられます。ここには多くのメリットが内蔵されているということです。

しかし、2016年を振り返ってみると、私は「Why Cardano(なぜカルダノなのか)」という論文を書き、カルダノのSL(決済層)やCL(計算層)のことを言っていました。

今でも忘れたことはないですが、CLはControl LayerだったりComputation Layerだっだりしたもので、その日の気分次第だったところもあり、名称を定めてはいませんでした。

しかし、最終的に、私たちはこのマルチ計算モデルという概念にトライしてみることになりました。なぜなら、設計に関する意思決定は日々、カルダノにストックされている状態で、自分たちの足手まといになっているビジネス理論ゆえにそれに反対したり、賛成しなかったりする正しい人も間違った人もいるはずだからです。

つまり、公平だということです。

あなたには2つの選択肢があります。
選択肢Aは、これまでのことは忘れて、謝罪し、ただただ、私たちのやり方を唯一の方法として受け入れるしかないというものです。私たちはそれをビットコインアプローチと呼んでいます。選択肢Bは、その人たちを受け入れ、あなたたちのエコシステムに参入させるものを構築できるという道です。

これがサイドチェーンのコンセプトで、Domたちが率いる最もストイックなチームの1つなんですが、Domはここにも来てるはずだけど、あ、いたいた、Domはどうにかして、私たちがこれをやり遂げる方法やこれを使って何をするかについてアイデアを出さねばと頑張っていて、Neil Koblitz(ワシントン大学の数学教授)の楕円曲線暗号ほどではないにせよ、少し曲がりくねった道でした。

でも、目的地に近いところまで来ているので、お祝いを言ってもいいくらいですね。
あなた方は本当に良い精神を示してくれています。基本的に私たちは多くの時間と労力と資金を費やしたと考えています。

これは、(ホワイトボードに図を描きながら)雑ですが、クロックを実行しているところで、この実にセキュアなレイヤー1カルダノを構築するのに多くの時間と労力と資金を費やしました。ウロボロスやeUTXOなどあれやこれやとあらゆるものにとてつもない労力を費やしました。そして、それがここで私たちが手にしている信用への堅くてしっかりとしたルートなのです。一度それを手にすれば、ここにあるあらゆるプロトコルが実に高速で実に有能で実に最適化されたものになり、信じがたいほどのスループットで実行することができ、ファイナリティーのほか、あらゆる優れた特性を備えるようになります。しかし、人々は、パーミッションドな環境に住んでいるため、定員数が決められているか、誰かが行って、実例となるしかありません。

【参考記事】
パーミッションド/パーミッションレス
https://ameblo.jp/blockchainjapan/entry-12718009922.html


あ、この説明には違う色を使えばいいですね。わざわざ一色にせずに、違う色も使えばもっと(説明が)上手くいくんだから。

よし、ブルーにしましょう。
仮にブリッジを構築して、他のネットワークを自分自身の暗号通貨のようにできたらすごく素敵だと思いませんか?そこには自身の通貨政策があり、ロジックがあり、計算モデルがあるのです。なので、基本的に、スクリプトなども全部、自分がしたいようにできます。

そして、そういう仕組みを手に入れて、正しいアプローチで正しくブリッジを構築すれば、双方にとってベストなものができて、絶対に落ちたりしない安全なコアができ、立派な信用のルートを築き、他のシステムとともに実験したり、最適化したりできるのです。
ところで、このように繋がった他のシステムにもその背後に巨大なエコシステムが存在する場合があります。

なので、Mambaチームもサイドチェーンチームも皆、一丸となって、本当に懸命に、素晴らしいプルーフ・オブ・コンセプト(概念実証)、BFT(ビザンチン耐性の)EVMチェーンであるMambaという参照チェーンの構築に取り組みました。

Mambaに関する記事と説明
https://sipo.tokyo/?p=16215
「Mambaはカルダノのサイドチェーン全体の戦略である。Mambaはメインチェーンとサイドチェーンが対話するためのメカニズムとしてのブリッジを提供し、ユーザーが独自のサイドチェーンを作成する機能を提供する。」
チャールズさんのIO ScotFestの説明によれば、「サイドチェーンとメインネットワークの間でユーザー、情報や価値を移動させるためのブリッジ」とのこと。


そして、メンバーは、サイドチェーンとメインネットワークの間で価値を移動させるための素晴らしいブリッジを書きました。間もなくテストネットで実行できるか、もう実行している頃かとも思いますし、年末までには、ほとんどのことが片付いていると思います。

これは、真新しく美しいシステムとEVMという根本的に異なる2つのシステムの間で情報、ユーザー、価値を移動させる方法として素晴らしい例です。

素晴らしいことは素晴らしいですが、私は全部を丸ごと欲しいのであって、2つ3つあればいいというのではありません。

こうするのはどうか?Cosmosでやるのはどうか?

あるプロジェクトがあります。World Mobileについて聞いたことがありますか?
少しいらっしゃるようですね。

ブロックチェーンにはそれぞれ独特な需要がたくさんあって、その需要を分類してカルダノに取り入れてみることもできるし、そのためのスポークのようなものを構築することだってできるでしょう。

ならば、World Mobileトークンを使ったサイドチェーンやCosmosを使ったカルダノのサイドチェーンを作ったらどうか。

そして、突如として、私たちはIBCネットワークにいたなんてことになります。カルダノが接続されているわけでもないのにです。どうですか?

IBCは、Cosmosネットワークにあるようなアプリケーション特化型のブロックチェーンに不可欠で、互いに通信する必要がある2つの異なるチェーン上のアプリケーションに、標準的な通信チャネルを提供するものである。
https://tutorials.cosmos.network/academy/3-ibc/1-what-is-ibc.html


今、それに取り組んでいるところで、Hyperledger Fabricに繋がるサイドチェーンが構築されたら超クールだと思いませんか?大量な作業もあるので、少し時間がかかりますが。それでも何と言っても世界最大のパーミッションドエコシステムになるので、素晴らしいことなんです。

そんな外部のテクノロジーとカルダノのテクノロジーが協力して、突如として、カルダノがこっちにもあっちにもルートを作って進めるようになるのは素晴らしいでしょう?

そして、もちろん、これを実際のイーサリアムと接続して、相互運用性によって行き来することができるようになり、これが、私たちが言い続けてきた第三世代というもので、そう言った以上は、そこに到達できるインフラを構築しなければならないということです。

このサイドチェーンチームは素晴らしいチームで、私たちは誇らしいです。チームは驚くべき作業をこなし、これを実現する方法を見つけ出しつつあり、今はそのプロトコルの裏づけをしています。このようなエコシステムをどのように繋げるかによって違いが生じてくるので、2023年を通じて私たちはそれについて考えていきます。ラーニング・バイ・ドゥーイング(試行錯誤しながら学ぶ)というやり方は大いに賛成です。

そして、もう1つ、私たちが4年間にわたって取り組んできた素敵なサプライズがあります。これはもう、ワクワクするような内容だと思いますよ。私はワクワクしています。

(第六回は以上)

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2022年12月04日

【第五回】IO ScotFestでのチャールズ・ホスキンソン氏による基調演説「Voltaire時代」29:02〜37:04 〜Bashoへの取り組みと学ぶべきこと〜



2022年11月18日配信の上記の動画の内容です。



【第四回】の記事は コチラ

(以下、講演内容)

とにかくどうにかこうにかしてちゃんとVoltaireに行き着くと思っています。私は狂ってるんでね。

皮肉にもBashoは(Voltaire)よりも簡単です。なぜなら、これは純粋にコンピュータサイエンスなので。
もっと良い機能を、速く、安く、と思っている人はここにいますか?
いいね、いいね。ちゃんと話を聞いているということですね。

私たちは実に良い意思決定をし、実に良い策もいくつか編み出しました。たとえば、イーサリアムが採用しているアカウントモデルが酷いものだということに気付きました。あれは、やってはダメです。

そこで私たちは、拡張UTXO(eUTXO)というものを創出しました。

今、思えば、これは私たちの思いつきではなく、UTXOは実際にはSatoshiが発明したもので、確か、「実はあれは自分が発明したんだ」とか言っていた90年代のコンピューター科学者が何人かいたと思いますが、まあ、いいでしょう。

そのモデルの流通に行き着いたのがビットコインです。

そして、私たちがしたのは、そこに”e”を付けることでした。
なぜなら、”e”は、驚くほど拡張された(extended)状態を意味するからです。

これは凄いことで、私たちはそれにこの美しいプログラミング言語を結び付けたのです。それがPlutusで、その上に構築できるMarloweなどのようなあらゆるDSL (ドメイン固有言語)もあります。

さて、拡張UTXOの力は、関数対命令文というか、関数対オブジェクト指向というかたちをとります。

オブジェクト指向:データと手続きとを一体化したモジュールであるオブジェクト (object)を対象に処理すること

このように、完璧なプログラミング言語とは何かというのも普遍的に議論されていますね。

分散型システムの中で生きていくなら、決定論がないことを招くような構想は最悪です。

単にコードを実行し、意図したとおりになることを神頼みするしかない人々を当てにしようというのは最悪な考え方だということです。自らがやろうとしていることについて、各所である程度の決定論と予測可能性が見込める能力が必要なのです。

私たちはこのような教訓を何度も何度も学んできました。

アーラン(Erlang、プログラミング言語)はエリクソン社によって作られました。
大きな並行システムを構築する人が皆、GoogleやAmazonなどの人々のように関数に興味を示す理由はそこにあります。

アーラン:Erlang、並行処理指向のオープンソースソフトウェアプログラミング言語。並行処理/分散処理/耐障害性などの特徴を備えた関数型プログラミング言語およびその実行環境のこと

痛みと困難を味わいながら、そのような道を行くのです。

C言語やJava言語で何かを機能させようと懸命に取り組み、しぶしぶと腹立たしさを覚えながら形式手法を採用し、こうして関数型プログラミング言語をやってみてどうだったか。真実を教えてほしいです。

私たちは何をすべきなのでしょうか。
これまでの人たちが辿った道をただ行くだけなら、何度でも、10年、20年経っても、EVM界隈でまたこの過ちを繰り返していることがわかるのです。

他の皆が選んだ地獄へと続く道とまったく同じ道を選んでは、ステロイドを打つような真似をしています。なぜなら皆して、地獄へと続くその道でないと生きられないようにして、皆でその状態を分かち合わざるを得ない状態にしているからです。

それはいいアイデアとは言えません。
なので、もし、芭蕉のように良いアイデアを探してさまようとすれば、江戸時代なら自分が潰されないようにそれをするのは本当に大変だったと思います。強いて言えば、実行するのは本当に簡単で、生き残るのが難しいのです。

基本的に並列性に優れたステートレスな関数型のモデルが必要になります。

問題は、これをレイヤーで構築しなければならないことです。
そこで、去年も今年も、AlonzoとVasilでそれを実施しました。

私たちがしようとしていたのは、まったく新しいパラダイムを導入することでした。PlutusやeUTXOです。しかし、私たちは並列性や並行性を実現する方法を探る道を行きませんでした。なぜなら、現実的に、これを実現するには追加しなければならないものがいくつかあったからです。

これまでとは異なるデータ構造やコンセンサスプロトコルなどが必要で、今朝、皆さんにお見せしたのがインプット・エンドーサーの最初の実例なのですが、実際には私たちが言っていたような方法は、EVMのアカウントモデルでは実行できませんでした。実際には、eUTXOなどが必要で、ほかにはMithrilというのも素晴らしいです。

何年か前にPhil Wadler (Philip Wadler [コンピューター科学者]?)みたいに頭脳明晰な人々を雇いましたが、あちこちの部屋に素晴らしい人たちがいて、その人たちには自由に何かを構築してもらいました。

するとどうでしょう。その人たちは時間をかけて正しくそれを構築し、実に深く、慎重にそれについて思考していました。あまりのことに、開発者の何人かがうろたえ、今、欲しいのはそういう機能だったのにと怒る人たちもいて、CIP31、32、33になるまでに少し時間がかかりましたが、それをやり遂げたのです。まだやることはありますが、このモデルは基本的に健全で、インプット・エンドーサーなどとともに知るところとなり、いよいよ、スケーリング段階に入ります。

インプット・エンドーサー参考記事: https://coffeepool.jp/glossary/input-endorsor/

ここでしていることと、あちらでしていることをVoltaireによって連携させる必要があります。

これまでの私たち工学技術のやり方は、少し現実離れしている(象牙の塔)と非難されることもありました。ピアレビューのプロセスを踏んで論文を書いて、それが済むと形式仕様書を書いて、技術的な秘策をたくさん練って、最終的にはCIPのプロセスまで進んで、やがて、ハードフォークの日になるとコミュニティからたくさんお礼を言われます。

完全分散化とオープンソースのプロジェクトを望むのであれば、これでは上手くいきません。

なので、ある時点で塔を開いて、オズの魔法使いが姿を表し、コミュニティとともにそれを構築しなければなりません。インプット・エンドーサーがそれを実現する初の実例となり、プロトコルや設計に関する考察とこれを良い構想だと思う理由について私たちが書いた論文で明らかにしたように、BashoとVoltaireを美しく連結するのです。

MBOを構築し、技術スタッフを揃えて、コミュニティーメンバーが私たちとともに活動して、これを果たせば、そんな設計が変わっていくでしょう。IOはそういうコミュニティについてはあまり口にしませんでした。なぜなら、これは大きな仕事で、順番どおりではなく並列的に処理するシステムが報酬機能を変え、さまざまな方法で報酬を出すようになり、ステークプールがこの種の処理をこなす方法も変わり、これがシステムの膨大なオーバーホールとなるため、これを把握するには、皆で一緒に取り組む必要があるからです。

なので、私たちはいくつかのCIPを書いて、来年一杯はあなたがたと一緒にその内容に同時進行で取り組んでいきます。それは素晴らしい設計になりますし、コミュニティが取り組んで、その設計を構築して完成させるのです。なぜなら、一度、そこに行き着いてしまえば、何に関してもそれができるようになり、カルダノは真に完全分散化を果たしたことを世界に示すことになるからです。カルダノが真の意味で完全なオープンソースのエコシステムとコミュニティを持っていることになります。誰に頼るでもなく、共に活動する何百万人もの人々の自身の利益に依拠するようになるのです。

よって、それを果たすには、これこそが完璧なプロジェクトであり、プログラムです。複雑性もそれなりにあるため、カルダノの真髄を本当に深く理解する必要があります。あなた方は、ゲーム理論や、新しいデータ構造や2018年に書かれたパラレルチェーンの論文やその続編などについて語り、その結末、つまりトランザクションのレイテンシーとスループットなど、メリット・デメリットについて話し、それをどこに設定すべきか、おびただしい数のシミュレーションやモデル、問うべき多くの優良で興味深い質問について話し合っています。

そして、最終的には、どのセキュリティ前提が譲ってはならないものか、どの前提条件をもう少し磨けるか、いろいろな角度からみると興味深い疑問で、それは皆で一緒に取り組んでいくべきものです。ここまでがBasho計画の最初の部分です。この最初のコンセプトは未来のために私たちが計画したもので、PlutusやeUTXOなどの導入があります。これによって私たちに与えられたのは、暗号通貨分野で考えられるなかでも最もスケーラブルで高速で優秀なプロトコルが持てるという選択肢です。しかし、その選択肢については、あなた方コミュニティに声を上げてもらいます。

そして、一緒にそれを実行し、共に答えを見つけ出し、これをまた実行する。それで終わりでしょうか。いいえ、まだやることがあります。

問題は、もしカルダノが成功すれば、ブロックチェーンは本当に、私のように太ってしまうことです。

このプロジェクトを始めて以来、私は45ポンド(20 kg以上)太りました。それって、どうです?

ブロックチェーンが太るということは、そこで多くのことが実行されているということです。このプロックチェーン全体でこのようなものをダウンロードするのに3日も待つなんて、誰ができるでしょうか。

そんなことになりたくないので、これに関しては現実的に、もし、こんなことになりかねないなら、pgpを機能させていたでしょう。

PGP(Pretty Good Privacy):公開鍵の交換を事前に当事者間で行ない、その間で電子署名や暗号化されたメールのやり取りを可能にする仕組み

(第五回は以上)

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2022年12月01日

【第四回】カルダノ(ADA)IO ScotFestでのチャールズ・ホスキンソン氏の基調演説「The Age of Voltaire」全訳 21:13〜29:02 〜カルダノのメンタリティーと実績〜



2022年11月18日配信の上記の動画の内容です。



【第三回】の記事は コチラ

(以下、講演内容)


そこで、ホワイトボードに戻って、ほかにも理解しないといけないことがあります。

それがオープンソースの不思議な力で、失敗への恐れを取り除かなければというメンタリティーです。

皆が皆、正しい答えばかりを持っているというこの概念を排除しなければなりません。
私たちにあるのは、提案でありアイデアです。それが良いアイデアか悪いアイデアかを一緒に明らかにしてしていくのです。

ビットコインの大胆不敵さを思い出してください。
2008年、一室に男性や女性、チームが座って(作業して)いる(光景を)。2007年、構築にどれだけ時間がかかろうとも、私は、私たちが生成しているこのビットコインとは、自分のノートパソコンやコンピューターでマイニングをしなければならないものなのだと言っていました。

そして、そのようにマイニングをしていれば、やがては市場がそれ(ビットコイン)を形にして、人々がリアルマネーとトレードしたがるようになって、ついにはそれが力をつけて、カルトのごとく形成されて普及し、何千万人もの人々がマイニングされたこのトークンで生活したり、そのために特殊なマイクロチップやいろいろなものを作成したりして、ここで生きて行くようになるでしょうと。

これは相当わけのわからない狂気じみた内容で、2007年や2008年にこのような大言壮語を信じようと思えたでしょうか。
そんなことはないですね。この男は気がふれてるから出てってもらおうなどと言っていたことでしょう。

まさにこのとおりのことが起こりました。

なぜでしょうか?それは創設者自体が原因なのではなく、創設者が人々を引き入れるに十分な説得力があったからです。
そして、Hal Finney (コンピューター科学者) やMarty Malamiなどのような人々とともに3人でスタートし、成長していきました。

そこで、2017年のカルダノの大胆不敵さを思い出してみましょう。当時、私たちは「さて、我々は、このピアレビューによる研究を余すところなくこなし、暗号通貨の何たるかも知らないここに挙げた大学も参入させて、科学者を軍隊のように採用し、この分野で論文を書くことに自らのキャリアの最良の時期を費やすよう説得し、ピアレビューに生き残りを懸け、コンピュータサイエンスの問題を解決し、それが済んだら、この人たちに採用してもらい、上手く構築に取り組んでもらうんだ」などと自らに言い聞かせていました。

数字を挙げれば、カタリストに積極的に参加している人数は5万人を超えており、カルダノ上にローンチしたプロジェクトは100件以上、今後、あと1200件登場する予定です。

アクティブなウォレットは360万件、発行済みのネイティブアセットは600種類、強いて言えば、とんでもなく大きな妄想の寄せ集めで、ものすごく狂気じみているではないですか。でも、この狂気と寄せ集めが社会というものなんです。これを私たちはやり遂げたんです。

そして、来年もどうにかしてこのようなことをやるつもりで、Voltaire時代への扉を開く方法を模索するのです。

この現状を今、ここで見たって、現場ではこの数字が挙がっているのです。

知っている範囲でも、GitHubには729名の作成者がいて、コミット数は56,000、アクティブレポジトリが32件、 コードベースでのリリースがこれまでに139件、ステークプールが3,200個、1兆ドル相当額以上と思われるトランザクションが総計5,300万件、ウォレット数が360万件です。

ゴーストがたくさんいますね。
凄いでしょう?

私は、最初にホワイトボート動画を作成した2017年のときのように、私がこのホワイトボードに書いたことをこの組織やこのネットワークの一部の人々がきっと見てくれるはずだと思っていますが、どう思いますか?

この考えはとても面白いと思います。
私はアルゴリズム法が好きですので、それについて語りましょう。
実は、投票も好きです。1694を見てみましょう。
で、機関も好きです。良し悪しを分けるものは何なのかについて話しましょう。
良いガバナンスとは何か、悪いガバナンスとは何かについてです。

ここにその美しいものがあります。
この業界では、人々の誤りから学びが得られるのがオープンソースの性質であることもわかってきましたよね。

この中にFTXについて聞いたことがある人はどれだけいますか?(笑)
今回の破産申請について読んでみました。

現在、清算の手続きに入っているのはかつてエンロン社を担当した人だったので、素晴らしい文書でした。

なので、FTXはその担当者に来てもらって、いろいろな整理や倒産手続全般をやってもらったのですが、この担当者もエンロンの整理などいろいろやってきたけれど、人生でこんなにも深刻にガバナンスを欠いていて、企業ガバナンスの基本原則も見落とされている事例(←状態から変更)を見たことがないと書いています。

なのに、セコイアなどの優秀な人々も何億ドルもの資金をこれにつぎ込んでいました。
この人たちも皆、迂闊なことに、その状態で前進し、奮闘していたんです。

なので、たとえ、誰かが優秀で、カリスマ的で、驚くほど素晴らしくても、その人のやってることが好きでも好きでなくても、その人のことを世界一だなどと思っているとしても、これは私たち皆にとって、学びの時なのです。

そして、いつかは、良いガバナンスと良い機関を設置しないといけません。なぜなら、それによって皆が責任を負うようになるからです。それが、暗号通貨がくれた教訓です。

クリプトが失敗したのではありません。
倒れた暗号通貨などありません。
突然、ブロック生成を止めたブロックチェーンもなければ、取り引きを止めたDEXもありません。

繰り返しますが、人間は、誠実で信用に足る道義をわきまえた存在でいることが実に、実に苦手だということを自らが証明しています。

だからこそ、ブロックチェーンが存在し、このテクノロジーが実に信じがたいほど興味深いのです。なぜなら、最終的には、カルダノがそのニーズに応えるべく機能するだけでなく、世界を変えるものになるからで、私たちが金融オペレーティングシステムを持たない何百万人もの人々の金融OSになって、何もかもを変えていきたいと言うならば、私たちが実際に口にしていることが世界中をもっと誠実にしたいと言っているのと同義です。
私たちはもっと誠実になり、世界をもっと平等にしたい、人々が再び互いに信じ合えるようにし、もう一度、機関に信用が置けるようにしたいと思っています。

忘れもしない数年前、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)で働く職員とバーで隣り合わせになろうものなら、たいていの人は、「わぁ、あの人たちは凄いね。防護スーツ着て、エボラ熱でも何でも厭わず闘いに行って、大変ですね」と言ったものです。

今では米国民の半数がそういう人を見て、「あの人は我が子に癌汁を打とうとしてる人だ」と言います。

機関というのは愛され、称えられ、もてなされるかと思えば、悪い情報が流れたり、間違いがあったりすれば、こうも早く失墜するものなのだということがわかりますね。

機関の立場がどれだけ強かろうと、信用されていようと、認証されていようと、1つ2つ意思決定を間違えたり、あり得ないようなことが起きたりすれば、その立場から離れて崩壊するのです。

大事なのは、ブロックチェーンテクノロジーを用いて、機関を入れ替えるか、増やすかして、悪いことをさせない、するべきじゃない、悪いことはするなから、悪いことができない状態にして、絶対的な信用が置けるようにできないかということです。

そのために私たちは、何はともあれ、明確にそれを達成できるものが欲しくて、ゼロナレッジの実験を始めました。

それが、険しいほどに哲学的なVoltaireで、我が人生で最も困難なことでした。その最も困難なことをご自身の人生の中であなたがたもやろうとしています。これはやり遂げなければならないので、私たちはそこに到達しましょう。この業界の失態にはかなりうんざりしているので、今こそ、私たちが何かを示して、それを正しい方法でやり遂げたと言えるときだと思います。まずは自分たちの庭は自分で世話をする。それが『キャンディード』の教訓です。

『キャンディード』(Candide):ヴォルテールの『カンディード、あるいは楽天主義説』(Candide, ou l'Optimisme)を原作とした舞台作品

なので、他の人のガバナンスについて苦情を言う権利を手にする前に、カルダノのガバナンスを整える必要があります。

おかしいですね。

人はいつだって世界を動かす方法は言えるのに、自分のベッドメーキングができないのです。
まずは自分のベッドメーキングぐらいしましょうよという話です。

おかしなことを直していきましょう。
それは単純なことです。私たちがVoltaireでやろうとしているのそういうことです。
私たちはこの業界全体に、良い人材になって、独自の面白いアイデアを提案、提供することは可能なのだということを教えるのです。

さて、もしあなたが学者ならどうでしょう。
これは、論文をビュッフェのように取り揃えて、新しいテーマをまとめて発表するというものです。民間の投票システムや、形式手法とアルゴリズム法の交差など、政治学の専門家の皆と一緒に論文を共同執筆し、コンピューター科学者らとともに発表してスマートな仕上がりを実感する。

楽しいことになりそうでしょう?
だから、私たちはスタンフォードなどに行ったり、ジョン・ミッチェルやアンディ・ホールの周辺にいる人たちと接触したり。

楽しくなりそうですね。
ここエジンバラにも素晴らしい人たちがいます。

そして、Voltaireの話はここまでにして、
次はBashoの話をしましょう。

(第四回は以上)


【参考】 FTXとEnronに関する記事


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