たま〜にこんなことを聞かれます。
4大キャリア(docomo au Softbank 楽天)とワイモバUQ
それからその他の格安スマホ全般はMVNOだとって
お伝えするのですが
今回はMNOとMVNOを徹底解説します。
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とMNO(Mobile Network Operator)は、
どちらも通信サービスを提供する事業者です。
ただ、ネットワークの運用方法や
サービス提供の仕組みに大きな違いがあります。
1. MVNOとMNOの基本的な違い
?@ MVNO(仮想移動体通信事業者)
概要:自社で通信インフラ(基地局や回線)を持たず、
他の通信事業者(MNO)から借りた回線を利用して通信サービスを提供する事業者。
特徴:サービス内容や料金設定が柔軟で、低価格プランが多い。
自社で回線設備を運用しないため、コストが抑えられる。
代表例:mineo、IIJmio、楽天モバイル(過去のMVNOモデル)、OCN モバイル ONEなど。
?A MNO(移動体通信事業者)
概要:自社で通信インフラ(基地局、回線、コアネットワークなど)を保有・運用している事業者。
特徴:通信品質やサービスエリアが広く、安定した通信を提供。
インフラ整備や運用コストが高いため、料金はMVNOより高め。
ただし近年はウェブ完結サービスを用意することで料金面でもMVNOキャリアに対抗している
代表例:NTT Docomo、au(KDDI)、SoftBank、楽天モバイル(現行モデル)。
3. MVNOとMNOのメリットとデメリット
MVNOのメリット
料金が安い:
大手キャリア(MNO)に比べ、基本料金が大幅に低い。
例: 3GBプランが1,000円前後で利用可能。
柔軟なプラン選択:
データ容量や通信速度に応じた多様なプランを提供。
契約の自由度が高い:
契約期間の縛りが少なく、違約金が発生しない場合が多い。
MVNOのデメリット
通信速度が遅くなることがある:
昼休みや通勤時間帯など、多くの利用者が集中する時間帯に速度が低下しやすい。
サポートがオンライン中心:
店舗サポートが少なく、対面でのサポートを重視する人には不向き。
専用サービスが少ない:
MNOに比べて、エンタメ特典(動画見放題、音楽聴き放題など)や端末割引が少ない。
MNOのメリット
通信品質が高い:
回線を直接運用しているため、混雑時でも安定した速度を提供。
サポートが充実:
店舗での対面サポートが受けられるほか、電話サポートも充実。
サービスエリアが広い:
山間部や離島など、広範囲にわたるエリアをカバー。
MNOのデメリット
料金が高い:
MVNOに比べて基本料金が高く、家族割引などを利用しないと割高になる。
契約期間の縛りがあることも:
一部のプランでは契約期間中の解約に違約金が発生する可能性。
4. どちらを選ぶべき?
MVNOが向いている人
通信コストを抑えたい人。
主にSNS、Web閲覧、メールを利用するライトユーザー。
昼間の通信速度低下が気にならない人。
オンライン手続きが得意な人。
MNOが向いている人
通信品質を最重視する人(ビジネス用途やオンライン会議など)。
動画視聴やゲーミングなど、データ通信量が多いヘビーユーザー。
店舗での対面サポートを重視する人。
家族でまとめて契約し、割引を受けたい人。
5. MVNOとMNOの現在のトレンド
MNOのサブブランド化:
大手キャリアも低価格プランを提供するようになり、Y!mobile(SoftBank系)やUQモバイル(au系)は、MNO品質を維持しながらMVNO並みの料金を提供しています。
5Gの普及:
MNOは5Gエリアを拡大中で、MVNOも徐々に5G対応プランを増やしています。
シンプルな料金プラン:
MVNOとMNOの境界が曖昧になりつつあり、例えばahamo(Docomo)、povo(au)、LINEMO(SoftBank)はMNO回線を利用しながら、格安SIMと競争する低価格プランを展開。
6. まとめ
MVNO: 低価格で手軽に利用可能。通信品質やサポートにこだわらないライトユーザーに最適。
MNO: 高品質な通信と充実したサポートが特徴。ヘビーユーザーやビジネス利用者におすすめ。
選び方のポイントは、通信コストを抑えたいのか、通信品質やサポートを重視したいのかに依存します。それぞれの特徴を比較して、自分に最適な通信事業者を選びましょう!
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