ところが、龍太郎がなにかソワソワしている。
「どうした!」
嫁ちゃんが、龍之介に耳打ちしてきた。
「彼女がくるんだって。だから、早くお父さんに出っていってもらってと・・・」
中学3年生の龍太郎は、どうやら奥手ではないようだ。
しかたなく、龍太郎をおいて外出する龍之介たち。
「大丈夫だろうな。まさか、変なことにはならないよね」
龍太郎の発情がやや気になる龍之介だが、親が口だす隙間は
なさそうだ。
夕方になり、父との交流もしようと思ったのか、龍太郎が家族と
合流し、22時まで家族連れなら遊べるゲームセンターで遅くまで
遊んだ。
「龍太郎は俺に気をつかったのかな」
「そうかもね」と嫁ちゃんも同感のもよう。
「でも、明日から期末試験・・・大丈夫なのかしら」
「え”っ それを先に言ってくれよ」
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