前払い代金の要求は、ロシア、ウクライナと欧州連合(EU)がポーランドで2日に開いた協議で明らかにされた。この会合はウクライナ危機の影響で、ロシアによる欧州へのガス供給に混乱が生じる事態を回避するために持たれた。
ロシアとウクライナは2006年と09年にもガス価格の設定で対立し、欧州諸国が供給量を削減されるしわ寄せを受けたことがある。
ロシアのノバク・エネルギー相は、同国の国営ガス企業ガスプロムが5月16日にウクライナに対し6月分の輸出量の請求書を送ると指摘。この分の支払い期限は5月31日までになると述べた。
ロシアの国営メディアによると、同相はウクライナが従わない場合、輸出量が削減されたり、既に支払われた分の量しか回さない可能性があると語った。
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