地元の警察によると、男は搬送先の病院で死亡した。被害を受けた政党「大衆社会党」所属の政治家は体の80%にやけどを負い、重体。
現場は同州ラクノーから約161キロ離れたスルタンプールの公園内。男は自らの体にガソリンを浴びせて放火し、聴衆の間から突っ込んできたという。
動機は不明だが、家族によると男は精神的に不安定な状態が続き、治療を受けていた。30日の事件前には地方の警察署に電話を掛け、家族から嫌がらせを受けているとの苦情を伝えていたという。
男は以前、スルタンプール近くにある製粉工場で働いていたという。
地元警察によると、スルタンプールを訪れる予定だった同州の州首相府から電話があり、自らの体に火を付けると脅かす男がいることを告げられ、警官が討論会会場に駆けつけると事件が既に起きていたという。
インド総選挙は5月12日まで続く予定。この間、テレビ局は村落や町で政治家と地方の有権者を接触させる番組などを流すのが目立っている。
インドで最大の住民数を持つウッタルプラデシュ州での投票は30日から始まった。
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