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7/1 劇場映画公開!ティム・バートン(製作)×ジョニーデップのコンビによるディズニー映画「 アリス・イン・ワンダーランド /時間の旅 」より、 そのメインキャラクター「マッドハッター」、「アリス」のリアルなドールが登場! ご覧の通り、かなり「リアル」な感じです。
タカラトミー公式「タカラトミーモール」他、一部ECサイト(残念ながらそちらの情報は探してみたのですが、良くわかりませんでした…)の限定販売だそうです。
映画の方は、6年前公開の「アリス・イン・ワンダーランド」の続編だそうですが、 原タイトル「Alice Through the Looking Glass」からすると、 一応、原作の矢張り続編である「鏡の国〜」を下敷きにしている感じなのでしょうか? トレーラー等見ると、確かに鏡の中へ入って行く様な描写がありますが…。
それにしても本作の主人公(と、言う事で良いのですよね?)たる「マッドハッター」です。 これ、筆者が子供の頃には「き○ち○い帽子屋」等と呼ばれていたのですよねぇ… 確かに言ってる事自体は同じ事なのですが…まあ、こんなご時勢ですからね…。
で、この “ Mad Hatter ” なる名前ですが、 これは物の本等には良く書いてある事だと思いますが、 丁度 Charles Lutwidge Dodgson 事(いや、こっちが本名なんですがね…) Lewis Charroll による原作が書かれた頃(1850年代)に実際その様な言い回し(as mad as a hatter)が使われていたのだそうで、 “ Chesir Cat ” 等と同様、それをそのまま具現化したキャラクターなのですね。
ところで、原作でその「マッドハッター」が初登場する「Mad Tea-Party」の場面には、 件の「マッドハッター」の謂わば相棒とも言うべき存在の、 「三月ウサギ」(これも先述のキャラクター達同様、“Mad as a March hare” と言う言い回しに由来します)というキャラが出てきますが、 その「三月ウサギ」は原語では “ March Hare ” と言います。 そう、物語冒頭から登場する White さんみたいな Rabbit じゃないんですね。 こちらはノウサギなのです。 “ Rabbit ” というのはアナウサギの事で、 学校などで飼われているウサギはこちらの仲間です。
これらは一見すると大した違いがある様には思えませんが、 片屋主に野原に住み巣を作らぬノウサギに対して、 ピーターラビットの如く森の穴倉で暮らすアナウサギ、と言った生態の違いは勿論の事、 両種の間では交雑は不可能だそうで、 系統樹的にはヒツジとバーバーリーシープくらいには(例えが微妙に解り辛いかも知れませんが…)離れている様です。
そういえば、皆さん、ノウサギって見たことありますか? 筆者は少なくとも一度…山道を自動車で走っている時、傍らにヒョッコリと姿を現したかと思った刹那、 文字通り脱兎の如く目の前を横切って行った姿を目撃した事があります。 その頭部に比して大きな体、 殊に良く発達した後肢等、 正にイメージの中にある「ウサギ」と行った感じの、 一見して小学校で見たあのウサギたちとは明らかに違う風貌でした。
一般に我が国に於いて、古来「ウサギ」と言えばこのノウサギの事で、 基本的に土着のアナウサギの仲間は居なかったのですが、 アマミノクロウサギはアナウサギに近い仲間のようです。