ジホ「ほ、本当ですか?」
セヒは関係はすべてコストだと言う。お金、時間、感情。それらを使わず結果を導くために(つまりてっとり早く?)キスをしたということですよね?とジホに 真顔で問う。
ジホは「そうです、そういう論理です」と返すとセヒは異性的な関係を望むということではないんでしょう?と尋ねる。ジホがそれを即座に否定すると「それならOKです、完璧です」と真顔のセヒ。
セヒはジホに今までの下宿人の成績表を見せながら、ジホほど完璧な下宿人はもう出てこないんじゃないかとまで言う。 (ただし口調は事務的で無表情)ジホは自分の評定を見ながらそれでも欠格事由の「異性」は決定的なものじゃないかと憂慮する。
セヒはそこが盲点だったけど強みでもあると、発展の可能性がすでに無い異性ならばこれほど安全なものは無いと。←安全第一のセヒならではの論理(笑)
お互い自分のタイプではないことまで確認し合い、ジホ「それならもしかして・・私たち一緒に住んでも」セヒ「いいということです」
契約は成立した!ジホのホームレス問題もセヒのホームプア問題も解決、お互いwinwinということで。
ジホは洋々と自分の作品『亀の考試院』のアイディア会議?に赴く。メンバーは他にプロデューサー、some監督のはずだったが・・最後に入ってきたのはジホがついていた大御所女性脚本家先生!驚くジホ。
プロデューサーが彼女を呼んだのね。プロデューサーと監督の説得もあり、ジホと大御所先生との共同作品となってしまった。本当は独り立ちするはずだった作品なのに・・・そしてジホの脚本にめっちゃ赤ペン入れてる大御所先生。あぁ・・・
セヒが家に帰ってくるとジホは床を磨いている。ストレスが溜まると掃除したくなるのだ、ジホは。
「本当に理想的な習慣をお持ちだ、見事です」褒められて気分が良くなるジホ。
掃除が終わり飲み物を取りにジホがキッチンに行くとセヒは居間でサッカー中継を見ている。思わず見入るジホ。
結局一緒に見始める。ジホはおもむろに「ご結婚なさらないんですか?」と訊く。「普通はなさるでしょ、家もあるし」
「普通はそうでしょう、でも私は非婚(主義)です」
セヒの非婚主張→自分と猫、それ以上にエネルギーを傾ける必要はないと。
ジホは続けて訊きます。「この家のローンはいつまで・・・?」「30年です」「!?」
いやー、かなり突っ込んでますよ、ジホは。韓国の人は普通に個人的なこと突っ込んでくることが多いみたい。今や私も慣れましたが。最初は面食らいました〜。初めて会うのにこんなこと聞くの!?みたいなこと。でも別に普通なんだもんね、セヒも普通に答えてるし。
ジホには30年が途方もない時間。一生この家(のローン)のために仕事しながら生きることが途方に暮れる感じ。それに対してセヒは不動産が韓国では一番確実な資産だと思ってる。「あなたは僕よりそのことが分かっているんじゃないんですか?」とちょっとイヤミも言う(笑)
(ジホはセヒの家に来る前に自由業ということで銀行の貸し出しも受けられず、不動産屋でも予算がないためろくな物件に当たらなかった)
セヒは老後のことも考えて、総合病院から徒歩10分であることもこの家を選んだ理由のひとつだ、色々なことを考慮したのだ、実はジホの部屋は通気性が良いから自分の臨終の間の予定だということを嬉々として(当社比)話す。
そんな話をされたジホは翌朝ゴミを出しながら”あぁ、ほんと私のタイプじゃない”と再確認するのだった。
ゴミ出しを終えて部屋に戻ろうとエレベーターに乗ると妙齢の女性が駆け込んでくる。「何階ですか?」「私も4階です。ありがとう、お嬢さん」←いやな予感
そう、この女性はセヒのお母さんだった!「お嬢さん、どうしてここに入るの?ここはうちの息子の家ですけど?」
お母さんはセヒに詰め寄ります。「付き合ってるお嬢さんじゃないの!?」「付き合ってもないのに一緒に住んでるっていったいどうするの?」「ハウスメイト(下宿人)って言ったって女の子じゃないの」「あなた本当に結婚しないの?」「あなたのお父さんがあなたを結婚させないと私と離婚するって言ってるのよ!」←うわ、大変だ
ジホはその間自分の部屋でウロウロ、オロオロ。
紆余曲折してやっと得た安住の地(セヒ宅)も、お母さんが息子を思う気持ちを酌んでジホは出て行くことにした。(セヒは無視していいって言ったんだけどね)
「知り合いの監督(=some男)が、空いてる作業室があるって言ってるのでとりあえずそこに行けばいいし、仕事が契約になったらすぐ部屋も借りますから」
これから住む作業室を片付けながら話をするジホと監督。ジホは自分の脚本に手を入れられて全く違う物語になったことに不満を漏らす。監督は「そんなアマチュアみたいなこと言うわけ?」と返し、「ユン作家、ソウル大出たんだって?同期はみんないいとこ行ってるだろうにユン作家も出世しなきゃ。30にもなっていつまでこんなとこ(=作業室)で暮らすのさ?だろ?」ジホは何も返せない。。。
ジホのいない部屋に帰ってきたセヒは冷蔵庫に貼った付箋のメッセージを見つける。
「挨拶も差し上げないで行きます。ありがとうございました」
ジホの部屋を開けていないことを実感する。ジホはその時ソファーに寝袋で眠りについた・・・
〈数日後、結婚式場にて〉
マ代表とセヒが出席している。新婦側にはスジとホラン。ジホは会議で遅れて来た。新婦はソウル大の同期だ。ホランはソウル大卒ではないけど彼氏ウォンソクの代理で来たと。という事はウォンソクの先輩=マ代表もソウル大卒!?
披露宴では同期が一つのテーブルで食事。出世頭のスジの名刺を欲しがる同期たち。スジはジホを自慢する。一番出世はドラマ脚本家のジホだと。でも同期たちはいまいち乗ってこない。決していい仕事だとは思ってないのよね。表面では褒めてても態度に出てる。ジホが手がけたドラマの名前を言っても知らない。あ?あ〜、あれね、みたいなごまかし方で。
居づらくなったジホは先約があるからと席を立つ。
バス停にホランが来る。ホランもエリート女たちのジホへのマウンティングが辟易で抜けてきたのだ。ホランはソウル大じゃないからね。ホランは意外と見抜いてた、ジホは恋愛もしないでお金も稼げないけど文を書くときは本当に幸せそうに見えてたのに。今は幸せじゃないの?ジホは答えられなかった・・・
結婚式場ではマ代表がロビーで名刺を配って鋭意営業中。セヒはつれなく先に帰ってしまった。女子トイレではスジがジホを心配して電話をかけようとするんだけど、結局迷ってしない。さっきの気まずくなる話題をふったのはスジだったからねー。
トイレを出たところでスジとマ代表がぶつかりスジのバッグの中身が飛び出た。謝りながら拾っていった最後のブツはコンドーム。マ代表は自分のかと思って「昨日使ったはずだけど?( えっ!?)使わなかったかな?」なんて独り言。ニコリともせずに「それ、私のです」と取り上げて去っていったスジが気になるマ代表。探し回るけど会えない。どうやらこの二人、以前に屋上パーティーで会ったことがあるみたい。←この二人もラブライン予定
仕事場に戻ったジホだけど、結局アイディア会議は大作家先生の独壇場。ストーリーがどんどん変わっていく。それを賞賛するプロデューサーとsome監督。ジホにも感想を訊く。心あらずでいたジホは「はい?面白・・・いんですか、これが?」と言ってしまう!
大作家先生は自分の筋立てがマクチャンドラマと言われて激オコ!せっかく手伝ってやってたのに!(←いらぬお世話)この作品やりたくないの!?と大きな声を出す。
ジホは、、、淡々と、でもはっきりと言った。「今回やるかやらないか決めるのは私です、先生。これは元々私の作品じゃないですか」プロデューサーと監督は苦虫を噛み潰した表情。
夜になり家に帰ってきたセヒ。もちろんジホはいない。缶ビールを飲んで一息。缶を捨てようとしたら山積みのゴミ箱。猫の世話もしてなかった。慌ててご飯をあげるセヒ。「ごめんよ、うっかりしてて・・・」ジホの部屋を見ながら猫に向かって「俺たちに必要なのは結婚じゃないのに」←なーんか頑ななこの考えはこれから出てくる理由があるのかな?
作業室のソファーで眠りについたジホはプロデューサーからメッセージを受ける。「ファン作家(=大先生)に謝罪しろ、こんななら本当に作品は出来ないぞ。こんな底辺で終わりたいのか?」それをみたジホは既読無視で寝ようとする。
その時、いきなり部屋のドアが開いてsome監督が入ってきた!
監督は酔っている。そしてジホをなじり出す。「どうしたんだよ?一緒にうまくやろうと思ってるのに」ジホが私たちがやろうとしてた話じゃないじゃない、と返すと気色ばんで「誰がやりたいことが最初からできるんだよ!やりたいことはうまくいってる子たちがするんだよ!俺らみたいなのは言われたとおりやらなきゃならないんだよ!」と腕をつかんで迫ってくる。
ジホは落ち着かせようとするんだけど、監督は「俺が好きだったことないの?」と言いながら襲ってきた!
必死に抵抗して床にたたきつけたジホ。怒りの言葉を叫びます!
「あんたが今した本当に悪いことって何だか分かる?3年間心を引っ掻き回したことでもなく、私の作品をいじくったことでもなく、彼女がいるのに私に執着していることでもないわよ!私、今、寝るところがここしかないのにあんたが私にここを出るようにしたことよ!本当に眠りたかったのに!この野郎!」家がなく、安心できる場所がないジホの叫び。
そして寝る格好のままで作業室を飛び出してしまいます。
親友にも、家族にも見せたくないこの姿。夢を追って生きていくと決めたとき、これから私の人生は真っ暗なトンネルを一人で行くことだと思っていた。だけどここまで真っ暗だとは、ここまで孤独だとは思わなかった・・・
ふらふらと歩き回っていたジホは自然とセヒのマンションの前まで来てしまう。見上げながら独り言。「何のナビモードなの?」
踵を返して去ろうとしたジホの先に買い物帰りのセヒが!
いつかのように居間でサッカー中継を見る二人。セヒはジホがパジャマのズボンでいることに目を留める。
その視線を感じたジホは慌てて説明する。「寝てたら夢をみて・・起きちゃったんでそれで歩いていたらどうしてかここまで来てました」「悪い夢だったようですね」「はい、行っても行っても抜けられないトンネルの中を一人で歩いてる夢を見ました」
ジホはすこし笑って「お元気でしたか?」「はい、まあ」セヒは相変わらずの 無表情。だけど。
セヒは缶ビールを一口飲み、「あの・・・申し上げることがあるんですけど」「はい」「もしお時間よろしければ・私と・結婚されますか?」←機械的・表情なし(笑)
”このとき私は、どこでもいいから少しの間とどまりたかった、そこがマンホールだろうが、穴ぼこだろうが、どこだろうが”
ジホ「・・・はい」←ジホの返事を聞いてセヒの目が一瞬見開いた、貴重な感情表現(笑)
”今夜はちょっと・・・安心して眠りたかった” →ジホや〜セヒの家でゆっくり寝な!
ep.3に続く〜
結構テンポがいいので見やすいドラマですね!セヒは別にジホに気があってプロポーズしたわけではなさそう。ジホも行くところがなくて正気を失ってた感じだし、これから二人にはいろいろありそうです!(まだ2話目だしね)
しかし、あらすじ長くてすみません! 要約はあきらめました!
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