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2018年01月07日
【ドラマ】KBSドラマスペシャル ????? ?? 「丸坊主の恋愛」
久しぶりにドラマのあらすじです!と言っても、また短編なのですが…
こちらは昨年のKBSドラマスペシャルのラスト作品です。
悪性の脳腫瘍が再発してしまったジユルが自分に残された時間を自分のためにどうやって使うか、そしてその間に出逢ったチファンとの時間を描いています。
オズの魔法使いが好きで気球旅行が夢だったジユル。脳腫瘍で再入院する前日に美容院に行き、長かった髪をベリーショートにしてさらに綺麗なオレンジに染めた。やりすぎたと思う美容師は訴えられるかとヒヤヒヤするんだけど、ジユルは案外そのヘアスタイルが気に入る。
次の日、入院するために病院に行ったジユルは、そこで元彼とお腹の大きい彼の奥さんを偶然見かけてしまう。
この元彼は薬剤師。ジユルと3年付き合っていたにも関わらず、別の女(今の奥さん)と結婚を決めてそれを悪びれずにジユルに告白した。すぐに薬局を持たせてくれると(おそらく親同士で)話がついてたのだ。
「ジユル、おまえが嫌いで(結婚)するんじゃないんだ」といけしゃあしゃあと言った元彼。
ジユルは茫然とし、持って来ていたキャリーバッグをそこに残してフラフラ行っちゃうんだけど、そこにやってきたのは年上の人妻彼女の見舞いに来たチファン、この人はジユルが前日行った美容院のアシスタントだった!
置き去りにされたジユルのキャリーをインフォメーションまで届けようとしたチファンだが場所が分からず、タグに書いてあったジユルの携帯に電話をかけた。ジユルはすぐそこにいたが、元彼と奥さんのことを目で追ってて電話の呼び出し音が耳に入らない。
呼び出しが自分のすぐ隣で鳴っていることに気付いたチファンはジユルに呼びかけ、その時ジユルが昨日のオレンジ頭のお客さんだと分かった。
ジユルはこっちを振り向いた元彼に見つからないよう、とっさにチファンを盾にして隠れるんだけど、間が悪いことにチファンの人妻彼女が現れて、何だか二人がじゃれあってると誤解を招いたようだ!
ジユルは駐車場まで元彼夫婦の後をつけて行き、幸せオーラ満開の二人をじっと見てる。かたや、死へのカウントがすでに切られてる自分・・・。
そこにチファンがやって来た。とにかく彼にも年上彼女の誤解を解かなくてはならない事情があるのだった。しかしジユルは「さっきは申し訳なかったけど、自分でやって。何だか知らないけど」と冷たく言い、元彼夫婦の去っていく車を見つめる。
チファンは何となく事情を呑み込み、「俺があいつの心に傷をつけてやろうか、俺の専門だ。その代り、うちのヌナに事実証明をきちんとすること」とジユルに持ちかけた。
その夜、ジユルはチファンの働くサロンでロングヘアのウィッグとメイク、ドレスアップした洋服によって別人のようになっていた。美しい出来栄えに自画自賛のチファン。
鏡に映る自分を見て「面白いね」と感想を言うジユルに拍子抜け。「すごすぎて言葉を間違えちゃったんだな、分かるよ」なんて言ってる(笑)
そしてこのまま親友の家に行ったジユル。親友はちょうどジユルのお母さんと電話していたところだった。行ったはずの病院に入院しないでどこに行ったか分からなかったんだもんね。そりゃ心配するよ。ジユルは何かあったのか」と尋ねるお母さんに「何にもないから。切るね」と言ってろくに説明もせず電話を切っちゃう。
「ジユル、もしもし」とお小言モードのお母さんの電話を取り上げて切るお父さん。お父さんはジユルの気持ちも理解できるから。ジユルは手術をしたとしても1年半という余命を告げられていた。
でもお母さんは「(手術を)しなきゃ6ヶ月なのよ」とジユルの命を諦められない。お父さんはジユルが選択する問題だとお母さんに言う。ここにどうすべきかなんていう正解なんかないんだよね
ジユルは親友と並んで布団に入った。「私が何で死ぬことになったのかな」と淡々と言うジユル。「理由が分かって死ねたらいいけど、まだ分からないんだ。なんで命の期限がついたのか」親友はあくまでいつも通りに接してくれる。それが嬉しいジユル。
翌日。元彼の薬局まで行ったジユルとチファン。作戦は、美しくなり新しい恋人もできた(という設定の)ジユルが元彼の前に現れて、今彼(という設定)のチファンが昔のことをわざと妻の前でチクチクと掘り出して元彼に気まずい思いをさせる・・・って、 弱い!弱いわ!!(笑)
まあ当初は元彼にダメージを与えるというよりも、ジユルがスッキリするというコンセプトだったっぽいけどさ。
しかしジユルも「もういたたまれません(>_<)」って感じになってるし。この復讐、誰得なんでしょうか、とツッコみたくなりますわ!
それでもなんとか私も負けずに幸せよ!的な感じを元彼に見せつけ、退場するはずだったのに…
後から入って来た赤ちゃん連れのお母さん。抱っこしてた赤ちゃんの手がジユルのヅラの髪に引っかかってヅラが取れてしまった!!作戦は大失敗!ってか、よく考えたらそうでもないような。別におしゃれウィッグなんだしさ。恋人演技がバレたわけでもないんだし。
でもまあジユルの気持ち的には完全に失敗だった。余計に惨めな気持ちになったジユルは公園のトイレで顔を洗いながら泣いている。
そして着替えたジユルはさっぱりとした顔になって、半分あきらめてた感じになってたチファンに年上彼女のところに行って説明すると言うんだよね〜。ジユル〜いい子や〜。義理堅いし!
そして、ヌナの病室に行くと・・・お出迎えはまさかのヌナの夫!「チファン!逃げて!」と叫ぶヌナの声に反射的に反応したチファンはジユルを引っ張って走った!夫は分かっててお待ちかね、という感じで手下を追っ手に向かわせて。
危機一髪で車に乗って逃げきった二人。しかしジユルはチファンが不倫男、さらに????(ここでは年上女専門の愛人業)だったことに腹を立て、片やチファンはジユルさえ現れなければこんなことにならなかったと車中で怒鳴り合い。
「停めて!」と要求するジユル。橋の上で車を降りて、ずんずん歩いて行ってしまう。キャリーは車に置いたままで。
怒りに任せて車を降り、キャリーを道路に投げつけたチファンの目に、意識を失って倒れるジユルの姿が映った。
緊急病棟にジユルを運んだチファンはそこでジユルの病気のことを知った。「脳の癌・・・」ちょっとした衝撃を受けたチファンは病院のロビーで??仲間?に顛末を話している。お金の算段がつかないらしい。
「その子(ジユルのこと)にお金借りれないの?」と訊く仲間に、ジユルがキャリーを開けた時に一瞬見えた通帳がチファンの頭をよぎったが、「癌にかかった奴に金なんかあるか!」と一喝したチファン。
目を覚ましたジユルは、看護師さんに話を聞いているチファンの脇をすり抜けて外に向かった。チファンはジユルの病気のことが分かって何となく気を使ってる感じがある。「ご飯食べに行こう、何を食べてもいいって今聞いたんだ」と誘うんだけど、ジユルはまだチファンに腹が立ってて即拒否。でもお腹が鳴ってしまって半ば強引に食堂に連れてかれた〜。
チゲを食べながら「余命宣告されてみんな私を可哀そうな目で見たり、(どうしたらいいのか)負担そうな目で見たり。あんたも同じじゃない」と言うジユル。「それで?虚しいのか?」「ううん、楽ではある」
家族さえ自分に気を使ってることが分かってるジユルには、昨日の親友もそうだったけど、自分の命のことを分かってても殊更いつも通りに扱ってくれる人が楽であり、嬉しいことでもあるんだね。
チファンも自分のことをジユルに話し始めた。なんで??の副業をしてるのか。それは両親の作った借金を返すため。「ありふれたストーリーだろ」訥々と話し始めたチファン。
「それでもあんたは、悪い奴よ」「じゃお前はいい奴なんだな。行くぞ」
と今度は閉店後の元彼の薬局の前にジユルを連れて行く。
スプレー缶を手にして振りまくるチファン。シャッターに落書きをするつもり。1本をジユルに渡すと「ダメなのに。私、幼稚園の先生だったんだ」と一旦尻込み。お構いなしに落書きを始めるチファンを見て、ジユルも恐る恐る書き始めた。
今までしたことのなかった逸脱。だんだん夢中になり、笑顔で一心不乱に書いているジユルを見てチファンも笑顔になった。が・・・
「犯罪現場で一番しびれるのっていつか知ってる?」
「うん?」
「今だ!走れ!」
元彼が夜の見回りに来たのだ!!間一髪、捕まらなかったけど。
ちなみに、書いた落書きはチファン→ドクロ、ジユル→数式4つ。答えは全部18(シッパ○w)
走って丘まで逃げ切った二人。何だかんだと仲良くなったような感じ。
チ「お前が好きになったみたいだ」ジ「私、お金ない」
チファンも普通のトーンで言うし、ジユルもあんまり本気にしてない。「あなた、チャラ男ね」
ジユルの家の側まで送ってきたチファン。家からの鬼電履歴にため息をつくジユルに、選択肢を出す。
「1番、共犯だろうが空き巣だろうが、一緒にする人間がいない。2番、逃げるときに車がない。3番、ちょうど笑いたい、おかしくなるほど」
「選べって?」
「そんなときに電話しろ」
「はぁ、、あなた骨の髄までチャラ男みたい」
「いろいろ有難かった」とお礼を言うジユルに「知ってる。行きな」と促したチファン。確かに女を落とすテクニックを使った・・・いつものヌナたちならこれでカウント3以内に戻ってくるのに、ジユルは振り向きもせず家に入った。
「戻ってこないね?」ちょっと勝手が狂うチファン。
家では両親と妹が寝ずに待っていた。ジユルに治療せずにいったい何をしたいのか訊いたお母さん。「考え中よ」と答えたジユルに「それじゃそうしなさい。決めるのはお母さんがするから。あんたが考えながら死んでいくのを見てられない」と親心。
お母さんはジユルが簡単に諦めてるように見えるけど、ジユルは簡単じゃないから悩んでるとお母さんに返す。でもお互いは深く思い合ってるのだ。ジユルは一旦お母さんの懇願を受け入れて入院することにした。
翌日、ジユルは入院した。前回の入院のときに仲良くなった癌仲間のおばさんに差し入れを持っていったジユルは、まさにおばさんが危篤で心肺蘇生されているところに出くわした。電気ショックをかけられても意識の戻らないおばさん。ジユルは前々からそういう死に方はイヤだと言ってたおばさんの言葉を思い出していた。おばさんは結局そのまま息を引き取り、付き添いの娘が泣く中、同部屋の他の患者たちは何のリアクションもなくご飯を食べている。それは自分が生きるため。
ショックを受けたジユル。ああいう風には死にたくない。その時、チファンはコッベム仲間と話しながらジユルのことを思い...知らず知らずのうちにジユルが気になる存在になっていた。「髪の毛もなくて、でもちょっとセクシーだ」なんて言って笑ってる。(コッベム仲間は思いっきり引いてるけどw)
そこにちょうどかかってきた、ジユルからの電話。結局ジユルは病院を出てしまった。「お母さんごめん・・・電話するね。悪い娘より」
患者服のままチファンの車に乗って風を満喫するジユルは、前から行きたかった気球に乗れる場所に連れて行ってもらう。しかし、そこはもう気球乗りは廃業?していた。
ジユルはチファンにオズの魔法使いの話を始めた。一番残念だった場面は、ドロシーが気球に乗り損ねたところ。幼いジユルは悲しくてわんわん泣いた、と思い出話をしたあとに諦めたように服を着替えに車に行った。
その間に、チファンはジユルのために気球を上げられるおじいさんに直談判していたのだった!
徐々に上昇する気球。ついに空に上がった。「ホント・・・私が乗ったのね!」感極まった表情のジユル。ずっと夢だったんだもんね。病院に入院したらもう出られなくて絶対無理だったよね!
「私、乗ったよー」と大声で叫ぶジユル。夢をかなえてくれたチファンに、「あんた、最高よ!」と言って抱きついた。涙を流してチファンの背中越しに見る大空は美しい。
電車に乗ってたお母さんに、空の上のジユルから写真が届いた。「お母さん、愛してる」
幸せそうに笑うジユルの顔を見て涙を流すお母さん・・・
その晩、古い旅館の狭い一室に通されていた二人。さっきのおじいさんにここに泊まる条件で気球を上げてもらったらしい。
一つの布団にそのまま並んで横になった。唐突にクスッと笑ったジユル。「ドロシーがなんで気球に乗れなかったかわかる?」
「本では違うけど、ドロシーが恋に落ちたのよ。ライオンか、ブリキの木こりかカカシのうち、誰かと恋に。それでどうしても離れられなくて飛び降りたのよ。誰とかな。私、可笑しいでしょ」「いや、可愛い」
チファンはさっきからジユルに向き直って、喋ってるジユルの顔をずっと見てる。「キスするぞ」
強引に来るようで、ジユルが嫌がらないかちゃんと待ってあげるチファン。ジユルも目を閉じたよーー。
いつの間にか外は雨が降っていて、真夜中に目が覚めたジユル。頭が痛むんだねチファンはぐっすり寝ている。
「あのね、私・・・理由を見つけたみたい。よりによって私だという理由。私が病気じゃなかったら、あなたに会えなかったっていうことじゃない。私、この理由が一番気に入った。どう考えたってこれが一番いい」 苦しそうに、でも寝てるチファンに笑いながら話しかけてるジユルが切ない・・・
翌朝はすっきりと雨も上がり、目が覚めたチファンはジユルがいないことに気づいた。外に出たところに落ちていたジユルの薬瓶。慌ててあちこちジユルを探していると、向こうから子供たちを従えて歩いてくるジユルに出くわした。子供たちに白雪姫のお話をしてあげていて、さすが元・幼稚園の先生!
ホッとした反動で大きな声で怒鳴るチファン。ジユルは子供たち(おじいさんの孫)を先に行かせた。チファンはジユルのことをすごく心配してたこと、自覚したんだね。ジユルを胸にグイっと抱きしめた。それなのに「なんかあったの?」とマイペースなジユル(笑)
夕方、ジユルの家の前まで送ってくれたチファン。ジユルが車を降りた後、またチャラ男の癖なのかカウントするんだけど、自分で自分に苦笑してそのまま走り去った。でも、今度はジユルはエントランスの前で振り返ってるんだよね〜〜。
チファンに年上彼女から「全部解決したから来て」とのメッセージが入った。それを見たときに助手席の座席に置いてあった一冊の通帳に気付いた。
ジユルが家に入るとやっぱり心配で待っててくれていた家族。お父さん、お母さん、妹。
「私、治療じゃなくてしたいことできたんだけど」もうお母さんは黙ってジユルを抱きしめてくれた。「ありがと、お母さん」
ケンカばっかりだった妹も一緒に抱きしめて。優しいお父さんはジユルの選択を黙って受け入れてくれた。
吹っ切れたのか、本当に幸せそうな笑顔のジユルだよーー。
チファンは通帳についてた付箋のメモを読んでいる。『借金なり車代なり、あなたが幸せになることに補填して。その代わり、もうチャラいことはしないこと!私が決まり悪いから』
額面は気球旅行のために積み立てていた1000万ウォン。ジユルの気持ちに触れて自然に涙が出るチファン。その時、ヌナから電話がかかってきたよーー。平静さを装い、電話に出るチファン。「はい、ヌナ。今行きます」
その翌日(?)、おしゃれをして元彼の薬局に出向いたジユル。「謝りに来たの。あの時落書きして悪口書いたこと」
「いいんだ。実際、俺も悪かった」自分が卑怯だったと謝ってくれた元彼。わだかまりもいい形で解けたみたい。
「あ、元気だろ?」と他意なく訊く元彼にジユルは答える。「うん。すごく忙しいの。ホントの恋愛しようと思って」
ジユルが出口を振り返ると、顔がケガだらけのチファンが外にいた!とびきりの笑顔になる二人。
ジユルは自分の残りの人生を病院の中で終わるんじゃなくて、自分の選んだ道で終わろうと決めたんだね!
でもでも、きっとチファンという存在ができたことで、生への執着も生まれるはず。
結構、重めのテーマを扱ってはいたけれど、お涙ちょうだいドラマではなく、綺麗ごとだけ並べたドラマでもないところが良かったです。
主人公が自分なりに病気になった意味を探したり、自分の人生を自分に問いかけたり、淡々と余命を受け入れながら、色々とあきらめたり、食い下がってみたり。自分だったら?と思わざるをえませんでした。
ジユル役のカン・ヨンジョンさん。ほとんど初めてのドラマ出演なようで、元はミュージカル畑の方だとか。でも演技力あるし、まん丸の顔や目も可愛いのできっとまたドラマの声がかかるでしょう〜
チファン役はキム・ジョンヒョンさん。「学校2017」に出てたそうです。失礼ながら最初イケメンに見えなかったのですが、ジユルを好きになっていくと何だかカッコよく見えてきたという(笑)。どうやら書き込みによると韓国ではイケメンラインの方のようで。ま、私の不確かなイケメン判定はどうでもいいですね!(笑)
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こちらは昨年のKBSドラマスペシャルのラスト作品です。
悪性の脳腫瘍が再発してしまったジユルが自分に残された時間を自分のためにどうやって使うか、そしてその間に出逢ったチファンとの時間を描いています。
オズの魔法使いが好きで気球旅行が夢だったジユル。脳腫瘍で再入院する前日に美容院に行き、長かった髪をベリーショートにしてさらに綺麗なオレンジに染めた。やりすぎたと思う美容師は訴えられるかとヒヤヒヤするんだけど、ジユルは案外そのヘアスタイルが気に入る。
次の日、入院するために病院に行ったジユルは、そこで元彼とお腹の大きい彼の奥さんを偶然見かけてしまう。
この元彼は薬剤師。ジユルと3年付き合っていたにも関わらず、別の女(今の奥さん)と結婚を決めてそれを悪びれずにジユルに告白した。すぐに薬局を持たせてくれると(おそらく親同士で)話がついてたのだ。
「ジユル、おまえが嫌いで(結婚)するんじゃないんだ」といけしゃあしゃあと言った元彼。
ジユルは茫然とし、持って来ていたキャリーバッグをそこに残してフラフラ行っちゃうんだけど、そこにやってきたのは年上の人妻彼女の見舞いに来たチファン、この人はジユルが前日行った美容院のアシスタントだった!
置き去りにされたジユルのキャリーをインフォメーションまで届けようとしたチファンだが場所が分からず、タグに書いてあったジユルの携帯に電話をかけた。ジユルはすぐそこにいたが、元彼と奥さんのことを目で追ってて電話の呼び出し音が耳に入らない。
呼び出しが自分のすぐ隣で鳴っていることに気付いたチファンはジユルに呼びかけ、その時ジユルが昨日のオレンジ頭のお客さんだと分かった。
ジユルはこっちを振り向いた元彼に見つからないよう、とっさにチファンを盾にして隠れるんだけど、間が悪いことにチファンの人妻彼女が現れて、何だか二人がじゃれあってると誤解を招いたようだ!
ジユルは駐車場まで元彼夫婦の後をつけて行き、幸せオーラ満開の二人をじっと見てる。かたや、死へのカウントがすでに切られてる自分・・・。
そこにチファンがやって来た。とにかく彼にも年上彼女の誤解を解かなくてはならない事情があるのだった。しかしジユルは「さっきは申し訳なかったけど、自分でやって。何だか知らないけど」と冷たく言い、元彼夫婦の去っていく車を見つめる。
チファンは何となく事情を呑み込み、「俺があいつの心に傷をつけてやろうか、俺の専門だ。その代り、うちのヌナに事実証明をきちんとすること」とジユルに持ちかけた。
その夜、ジユルはチファンの働くサロンでロングヘアのウィッグとメイク、ドレスアップした洋服によって別人のようになっていた。美しい出来栄えに自画自賛のチファン。
鏡に映る自分を見て「面白いね」と感想を言うジユルに拍子抜け。「すごすぎて言葉を間違えちゃったんだな、分かるよ」なんて言ってる(笑)
そしてこのまま親友の家に行ったジユル。親友はちょうどジユルのお母さんと電話していたところだった。行ったはずの病院に入院しないでどこに行ったか分からなかったんだもんね。そりゃ心配するよ。ジユルは何かあったのか」と尋ねるお母さんに「何にもないから。切るね」と言ってろくに説明もせず電話を切っちゃう。
「ジユル、もしもし」とお小言モードのお母さんの電話を取り上げて切るお父さん。お父さんはジユルの気持ちも理解できるから。ジユルは手術をしたとしても1年半という余命を告げられていた。
でもお母さんは「(手術を)しなきゃ6ヶ月なのよ」とジユルの命を諦められない。お父さんはジユルが選択する問題だとお母さんに言う。ここにどうすべきかなんていう正解なんかないんだよね
ジユルは親友と並んで布団に入った。「私が何で死ぬことになったのかな」と淡々と言うジユル。「理由が分かって死ねたらいいけど、まだ分からないんだ。なんで命の期限がついたのか」親友はあくまでいつも通りに接してくれる。それが嬉しいジユル。
翌日。元彼の薬局まで行ったジユルとチファン。作戦は、美しくなり新しい恋人もできた(という設定の)ジユルが元彼の前に現れて、今彼(という設定)のチファンが昔のことをわざと妻の前でチクチクと掘り出して元彼に気まずい思いをさせる・・・って、 弱い!弱いわ!!(笑)
まあ当初は元彼にダメージを与えるというよりも、ジユルがスッキリするというコンセプトだったっぽいけどさ。
しかしジユルも「もういたたまれません(>_<)」って感じになってるし。この復讐、誰得なんでしょうか、とツッコみたくなりますわ!
それでもなんとか私も負けずに幸せよ!的な感じを元彼に見せつけ、退場するはずだったのに…
後から入って来た赤ちゃん連れのお母さん。抱っこしてた赤ちゃんの手がジユルのヅラの髪に引っかかってヅラが取れてしまった!!作戦は大失敗!ってか、よく考えたらそうでもないような。別におしゃれウィッグなんだしさ。恋人演技がバレたわけでもないんだし。
でもまあジユルの気持ち的には完全に失敗だった。余計に惨めな気持ちになったジユルは公園のトイレで顔を洗いながら泣いている。
そして着替えたジユルはさっぱりとした顔になって、半分あきらめてた感じになってたチファンに年上彼女のところに行って説明すると言うんだよね〜。ジユル〜いい子や〜。義理堅いし!
そして、ヌナの病室に行くと・・・お出迎えはまさかのヌナの夫!「チファン!逃げて!」と叫ぶヌナの声に反射的に反応したチファンはジユルを引っ張って走った!夫は分かっててお待ちかね、という感じで手下を追っ手に向かわせて。
危機一髪で車に乗って逃げきった二人。しかしジユルはチファンが不倫男、さらに????(ここでは年上女専門の愛人業)だったことに腹を立て、片やチファンはジユルさえ現れなければこんなことにならなかったと車中で怒鳴り合い。
「停めて!」と要求するジユル。橋の上で車を降りて、ずんずん歩いて行ってしまう。キャリーは車に置いたままで。
怒りに任せて車を降り、キャリーを道路に投げつけたチファンの目に、意識を失って倒れるジユルの姿が映った。
緊急病棟にジユルを運んだチファンはそこでジユルの病気のことを知った。「脳の癌・・・」ちょっとした衝撃を受けたチファンは病院のロビーで??仲間?に顛末を話している。お金の算段がつかないらしい。
「その子(ジユルのこと)にお金借りれないの?」と訊く仲間に、ジユルがキャリーを開けた時に一瞬見えた通帳がチファンの頭をよぎったが、「癌にかかった奴に金なんかあるか!」と一喝したチファン。
目を覚ましたジユルは、看護師さんに話を聞いているチファンの脇をすり抜けて外に向かった。チファンはジユルの病気のことが分かって何となく気を使ってる感じがある。「ご飯食べに行こう、何を食べてもいいって今聞いたんだ」と誘うんだけど、ジユルはまだチファンに腹が立ってて即拒否。でもお腹が鳴ってしまって半ば強引に食堂に連れてかれた〜。
チゲを食べながら「余命宣告されてみんな私を可哀そうな目で見たり、(どうしたらいいのか)負担そうな目で見たり。あんたも同じじゃない」と言うジユル。「それで?虚しいのか?」「ううん、楽ではある」
家族さえ自分に気を使ってることが分かってるジユルには、昨日の親友もそうだったけど、自分の命のことを分かってても殊更いつも通りに扱ってくれる人が楽であり、嬉しいことでもあるんだね。
チファンも自分のことをジユルに話し始めた。なんで??の副業をしてるのか。それは両親の作った借金を返すため。「ありふれたストーリーだろ」訥々と話し始めたチファン。
「それでもあんたは、悪い奴よ」「じゃお前はいい奴なんだな。行くぞ」
と今度は閉店後の元彼の薬局の前にジユルを連れて行く。
スプレー缶を手にして振りまくるチファン。シャッターに落書きをするつもり。1本をジユルに渡すと「ダメなのに。私、幼稚園の先生だったんだ」と一旦尻込み。お構いなしに落書きを始めるチファンを見て、ジユルも恐る恐る書き始めた。
今までしたことのなかった逸脱。だんだん夢中になり、笑顔で一心不乱に書いているジユルを見てチファンも笑顔になった。が・・・
「犯罪現場で一番しびれるのっていつか知ってる?」
「うん?」
「今だ!走れ!」
元彼が夜の見回りに来たのだ!!間一髪、捕まらなかったけど。
ちなみに、書いた落書きはチファン→ドクロ、ジユル→数式4つ。答えは全部18(シッパ○w)
走って丘まで逃げ切った二人。何だかんだと仲良くなったような感じ。
チ「お前が好きになったみたいだ」ジ「私、お金ない」
チファンも普通のトーンで言うし、ジユルもあんまり本気にしてない。「あなた、チャラ男ね」
ジユルの家の側まで送ってきたチファン。家からの鬼電履歴にため息をつくジユルに、選択肢を出す。
「1番、共犯だろうが空き巣だろうが、一緒にする人間がいない。2番、逃げるときに車がない。3番、ちょうど笑いたい、おかしくなるほど」
「選べって?」
「そんなときに電話しろ」
「はぁ、、あなた骨の髄までチャラ男みたい」
「いろいろ有難かった」とお礼を言うジユルに「知ってる。行きな」と促したチファン。確かに女を落とすテクニックを使った・・・いつものヌナたちならこれでカウント3以内に戻ってくるのに、ジユルは振り向きもせず家に入った。
「戻ってこないね?」ちょっと勝手が狂うチファン。
家では両親と妹が寝ずに待っていた。ジユルに治療せずにいったい何をしたいのか訊いたお母さん。「考え中よ」と答えたジユルに「それじゃそうしなさい。決めるのはお母さんがするから。あんたが考えながら死んでいくのを見てられない」と親心。
お母さんはジユルが簡単に諦めてるように見えるけど、ジユルは簡単じゃないから悩んでるとお母さんに返す。でもお互いは深く思い合ってるのだ。ジユルは一旦お母さんの懇願を受け入れて入院することにした。
翌日、ジユルは入院した。前回の入院のときに仲良くなった癌仲間のおばさんに差し入れを持っていったジユルは、まさにおばさんが危篤で心肺蘇生されているところに出くわした。電気ショックをかけられても意識の戻らないおばさん。ジユルは前々からそういう死に方はイヤだと言ってたおばさんの言葉を思い出していた。おばさんは結局そのまま息を引き取り、付き添いの娘が泣く中、同部屋の他の患者たちは何のリアクションもなくご飯を食べている。それは自分が生きるため。
ショックを受けたジユル。ああいう風には死にたくない。その時、チファンはコッベム仲間と話しながらジユルのことを思い...知らず知らずのうちにジユルが気になる存在になっていた。「髪の毛もなくて、でもちょっとセクシーだ」なんて言って笑ってる。(コッベム仲間は思いっきり引いてるけどw)
そこにちょうどかかってきた、ジユルからの電話。結局ジユルは病院を出てしまった。「お母さんごめん・・・電話するね。悪い娘より」
患者服のままチファンの車に乗って風を満喫するジユルは、前から行きたかった気球に乗れる場所に連れて行ってもらう。しかし、そこはもう気球乗りは廃業?していた。
ジユルはチファンにオズの魔法使いの話を始めた。一番残念だった場面は、ドロシーが気球に乗り損ねたところ。幼いジユルは悲しくてわんわん泣いた、と思い出話をしたあとに諦めたように服を着替えに車に行った。
その間に、チファンはジユルのために気球を上げられるおじいさんに直談判していたのだった!
徐々に上昇する気球。ついに空に上がった。「ホント・・・私が乗ったのね!」感極まった表情のジユル。ずっと夢だったんだもんね。病院に入院したらもう出られなくて絶対無理だったよね!
「私、乗ったよー」と大声で叫ぶジユル。夢をかなえてくれたチファンに、「あんた、最高よ!」と言って抱きついた。涙を流してチファンの背中越しに見る大空は美しい。
電車に乗ってたお母さんに、空の上のジユルから写真が届いた。「お母さん、愛してる」
幸せそうに笑うジユルの顔を見て涙を流すお母さん・・・
その晩、古い旅館の狭い一室に通されていた二人。さっきのおじいさんにここに泊まる条件で気球を上げてもらったらしい。
一つの布団にそのまま並んで横になった。唐突にクスッと笑ったジユル。「ドロシーがなんで気球に乗れなかったかわかる?」
「本では違うけど、ドロシーが恋に落ちたのよ。ライオンか、ブリキの木こりかカカシのうち、誰かと恋に。それでどうしても離れられなくて飛び降りたのよ。誰とかな。私、可笑しいでしょ」「いや、可愛い」
チファンはさっきからジユルに向き直って、喋ってるジユルの顔をずっと見てる。「キスするぞ」
強引に来るようで、ジユルが嫌がらないかちゃんと待ってあげるチファン。ジユルも目を閉じたよーー。
いつの間にか外は雨が降っていて、真夜中に目が覚めたジユル。頭が痛むんだねチファンはぐっすり寝ている。
「あのね、私・・・理由を見つけたみたい。よりによって私だという理由。私が病気じゃなかったら、あなたに会えなかったっていうことじゃない。私、この理由が一番気に入った。どう考えたってこれが一番いい」 苦しそうに、でも寝てるチファンに笑いながら話しかけてるジユルが切ない・・・
翌朝はすっきりと雨も上がり、目が覚めたチファンはジユルがいないことに気づいた。外に出たところに落ちていたジユルの薬瓶。慌ててあちこちジユルを探していると、向こうから子供たちを従えて歩いてくるジユルに出くわした。子供たちに白雪姫のお話をしてあげていて、さすが元・幼稚園の先生!
ホッとした反動で大きな声で怒鳴るチファン。ジユルは子供たち(おじいさんの孫)を先に行かせた。チファンはジユルのことをすごく心配してたこと、自覚したんだね。ジユルを胸にグイっと抱きしめた。それなのに「なんかあったの?」とマイペースなジユル(笑)
夕方、ジユルの家の前まで送ってくれたチファン。ジユルが車を降りた後、またチャラ男の癖なのかカウントするんだけど、自分で自分に苦笑してそのまま走り去った。でも、今度はジユルはエントランスの前で振り返ってるんだよね〜〜。
チファンに年上彼女から「全部解決したから来て」とのメッセージが入った。それを見たときに助手席の座席に置いてあった一冊の通帳に気付いた。
ジユルが家に入るとやっぱり心配で待っててくれていた家族。お父さん、お母さん、妹。
「私、治療じゃなくてしたいことできたんだけど」もうお母さんは黙ってジユルを抱きしめてくれた。「ありがと、お母さん」
ケンカばっかりだった妹も一緒に抱きしめて。優しいお父さんはジユルの選択を黙って受け入れてくれた。
吹っ切れたのか、本当に幸せそうな笑顔のジユルだよーー。
チファンは通帳についてた付箋のメモを読んでいる。『借金なり車代なり、あなたが幸せになることに補填して。その代わり、もうチャラいことはしないこと!私が決まり悪いから』
額面は気球旅行のために積み立てていた1000万ウォン。ジユルの気持ちに触れて自然に涙が出るチファン。その時、ヌナから電話がかかってきたよーー。平静さを装い、電話に出るチファン。「はい、ヌナ。今行きます」
その翌日(?)、おしゃれをして元彼の薬局に出向いたジユル。「謝りに来たの。あの時落書きして悪口書いたこと」
「いいんだ。実際、俺も悪かった」自分が卑怯だったと謝ってくれた元彼。わだかまりもいい形で解けたみたい。
「あ、元気だろ?」と他意なく訊く元彼にジユルは答える。「うん。すごく忙しいの。ホントの恋愛しようと思って」
ジユルが出口を振り返ると、顔がケガだらけのチファンが外にいた!とびきりの笑顔になる二人。
ジユルは自分の残りの人生を病院の中で終わるんじゃなくて、自分の選んだ道で終わろうと決めたんだね!
でもでも、きっとチファンという存在ができたことで、生への執着も生まれるはず。
結構、重めのテーマを扱ってはいたけれど、お涙ちょうだいドラマではなく、綺麗ごとだけ並べたドラマでもないところが良かったです。
主人公が自分なりに病気になった意味を探したり、自分の人生を自分に問いかけたり、淡々と余命を受け入れながら、色々とあきらめたり、食い下がってみたり。自分だったら?と思わざるをえませんでした。
ジユル役のカン・ヨンジョンさん。ほとんど初めてのドラマ出演なようで、元はミュージカル畑の方だとか。でも演技力あるし、まん丸の顔や目も可愛いのできっとまたドラマの声がかかるでしょう〜
チファン役はキム・ジョンヒョンさん。「学校2017」に出てたそうです。失礼ながら最初イケメンに見えなかったのですが、ジユルを好きになっていくと何だかカッコよく見えてきたという(笑)。どうやら書き込みによると韓国ではイケメンラインの方のようで。ま、私の不確かなイケメン判定はどうでもいいですね!(笑)
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タグ: 短編ドラマ
2017年12月17日
「この人生は初めてなので」最終回 naverTVのコメント
どうやらここに「この人生は初めてなので」の記事を見に来てくださる方が多いようなので、またひとつ記事を書いてみようと思いました!
最終回、最終シーンの映像に韓国の視聴者の方々がどんな書き込みをつけたかをご紹介します。
下の動画はyoutubeから引っ張って来てますが、同じものがnaverTVの方にもあがっているので、そこについたコメントを共感順に上から訳してあります。コメント順は本日(12/17)付のものです。
内訳は男性13%、女性87%で年代別では10代36%、20代34%、30代18%、40代12%、50代以上1%となってます。
本当にこれ程なら大満足wwwwwバスで始まりバスで終わり…その上、熱心にお仕事されたプロデューサー様まで…ドラマ作ってくださって感謝します。幸せでしたね、月・火が。
まさにBESTをとっただけの書き込みだけあって、私も全面的に共感します!ちなみに共感数3401票、非共感数29票でした。
実はこのドラマを見る前には、結婚や子供の問題があって悲観的でした。私一人の体すら責任をとるのも難しい時代に結婚というもの、子供と言うものが欲張りではないか、無理ではないかと思っていたんです。ですが、このドラマを全部見た後は考えが少し変わりました。私だけの結婚生活をして家庭を成して行けばいいのでは、と思い。ドラマがどれだけ影響力があるのだろうか、説明する感性がなによりも胸に届きました。良いドラマを作ってくださった作家さん、制作陣の方々、そして俳優の方々すべてに感謝します。あたたかいドラマでした。
すごい真面目なご意見が2位・・・。年齢層を見ると結婚前であろう層が多いので、このドラマでいろいろと考えさせられたのかな〜と推察。
初めて月曜、火曜を待ったけど?? もう見れないなんて本当ですか???? 本当に最高のウェルメイドドラマ作ってくれた制作陣、作家さん、ありがとうございます。その間、ここに出ていたすべての俳優さんたち、撮影お疲れ様でした。本当にすごく名残惜しいです?? ブルーレイ必ず買います。シーズン2があれば本当にいいのに??
本来なら月曜、火曜って週のはじまりで憂鬱になるかんじだけど、このドラマを心待ちにして見てたらあっという間に週の半ばになっていて。確かに月火ドラマで好きなものがあったら一週間が楽しくなること、私も知りました!
その間、ナム・セヒ(イ・ミンギ)、ユン・ジホ(チョン・ソミン)、ウ・スジ(イ・ソム)、ヤン・ホラン(キム・ガウン)、マ・サング(パク・ビョンウン)、シム・ウォンソク(キム・ミンソク)、チョ・ヨンジャ(ムン・ヒギョン)、ユン・ジョンス(キム・ビョンオク)、キム・ヒョンジャ(キム・ソニョン)、ユン・ジソク(ノ・ジョンヒョン)、イ・ウンソル(ジョン・ヘウォン)、ヨン・ボンナム(キム・ミンギュ)、ユン・ボミ(ユン・ボミ)、オスカー(ユン・ドゥジュン)、スヒ(ユン・ソヒ)、コ・ジョンミン(イ・チョンア)、プロデューサー様?などなど!!本当に全ての方々すべてお疲れ様でした!「この人生は初めてなので」というドラマを見ることができて幸せでした??????
出演陣総動員で書き込みしてあるので、打ち込むのが大変でした(笑)
工学部と文学部が夢中になって書いたドラマのようでしたがとっても面白かったです!!このドラマでボンナムさんを見つけましたね
ボンナム役のキム・ミンギュさんは「君の声が見える」という歌のバラエティ番組に出てsg wannabeイ・ソックンの「君を好きな10の理由」を歌ったらしいですwww(ソックンのことを書いた以前の記事→ ※ )
韓国ではえくぼがえらいチャームポイントのような感じみたいですね、男性も女性も。
フフッ、セヒのタメ口すごくいい
これは・・・やはり萌えポイントではないでしょうか!!と同時に、セヒの内側に入ったごく限られた人のみが聞ける言葉なんでしょう。
セヒは年下にも部下にも丁寧語ないし敬語を使う人なので。
「ジホ…愛してる」セリフもいいしとっても甘々?? 最後のキスシーン?? 最高?? 今日絶対寝れないかも??
こちら、最終回終わってすぐに書き込んだ勢いが感じられます(笑)。それにしても、3年後にはもう簡単に言える言葉になってたことがすごく良いと思います!付き合ってた女に告白したことなかった人が!!
こんなドラマは初めてなので。 とっても良かったです?? このドラマ、本当にキャスティング、脚本、プロデューサー様、すべてが完璧でした
タイトルに引っ掛けた書き込みでセンスを見せています(笑)
最初から最後まで完璧なドラマです?? もう見れないなんて本当????
こちらも熱血ファンのよう。「もう見れないなんて本当?」の‘本当’は直訳では‘実話’なんですが、この言い方最近よく見かけますね。流行り言葉なのか定着するのか…
キャー、ふたりとも超イイ〜
これはきっと書きこんだ方、10代〜20代前半と推測。ギャル語?のような特有の書き方だったので・・・
最後にみんなで綺麗にバスに乗るシーンを見てウルッときました? 2か月の長い旅も終わりましたね、こうやって..
あのシーンはジホのドラマの中の話なのか、3年後のことだったのか、このドラマのエピローグなのか…
「 ジホ、愛してる」...「ジホ、愛してる」.....「ジホ、愛してる」.....「ジホ、愛してる」......「ジホ、愛してる」.......「ジホ、愛してる」
.......「ジホ、愛してる」.....ほんとにスゴイ、うわぁ..ヤバいって言葉しか出てこない
もうこの方はセヒ、ないしミンギさんが自分に言ってくれてると脳内で変換していると思われます(笑)
ありがとうございます。ハイライトのメイキングシーンまですべて見ながら2か月間、月曜日・火曜日がとても幸せでした?
全く私の心と同じです?
この人生に“この人生が”があって幸せでした!?2か月間、本当に感謝だったし、皆さんの健闘を祈ります!
こちらの方も、ドラマ内の台詞に引っ掛けてのコメント!「健闘を祈ります」って初めから最後まで出てきた言葉でした。脚本家の方の視聴者へ贈るメッセージかな?ちなみに「健闘を祈ります」という韓国語をこのドラマで初めて知りました〜
シーズン2待ってます?????
私としてはきれいに終わったのでシーズン2はいいかな・・・ま、やったら絶対見ますけど(笑)
それより、スピンオフが希望ですね〜。周辺の登場人物の誰かの話。そこでチラッとセヒとジホが仲良く暮らしてるシーンがあればいいかな。
※例によって、私の勝手な感想がついてますことをご容赦くださいm(__)m
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最終回、最終シーンの映像に韓国の視聴者の方々がどんな書き込みをつけたかをご紹介します。
下の動画はyoutubeから引っ張って来てますが、同じものがnaverTVの方にもあがっているので、そこについたコメントを共感順に上から訳してあります。コメント順は本日(12/17)付のものです。
内訳は男性13%、女性87%で年代別では10代36%、20代34%、30代18%、40代12%、50代以上1%となってます。
本当にこれ程なら大満足wwwwwバスで始まりバスで終わり…その上、熱心にお仕事されたプロデューサー様まで…ドラマ作ってくださって感謝します。幸せでしたね、月・火が。
まさにBESTをとっただけの書き込みだけあって、私も全面的に共感します!ちなみに共感数3401票、非共感数29票でした。
実はこのドラマを見る前には、結婚や子供の問題があって悲観的でした。私一人の体すら責任をとるのも難しい時代に結婚というもの、子供と言うものが欲張りではないか、無理ではないかと思っていたんです。ですが、このドラマを全部見た後は考えが少し変わりました。私だけの結婚生活をして家庭を成して行けばいいのでは、と思い。ドラマがどれだけ影響力があるのだろうか、説明する感性がなによりも胸に届きました。良いドラマを作ってくださった作家さん、制作陣の方々、そして俳優の方々すべてに感謝します。あたたかいドラマでした。
すごい真面目なご意見が2位・・・。年齢層を見ると結婚前であろう層が多いので、このドラマでいろいろと考えさせられたのかな〜と推察。
初めて月曜、火曜を待ったけど?? もう見れないなんて本当ですか???? 本当に最高のウェルメイドドラマ作ってくれた制作陣、作家さん、ありがとうございます。その間、ここに出ていたすべての俳優さんたち、撮影お疲れ様でした。本当にすごく名残惜しいです?? ブルーレイ必ず買います。シーズン2があれば本当にいいのに??
本来なら月曜、火曜って週のはじまりで憂鬱になるかんじだけど、このドラマを心待ちにして見てたらあっという間に週の半ばになっていて。確かに月火ドラマで好きなものがあったら一週間が楽しくなること、私も知りました!
その間、ナム・セヒ(イ・ミンギ)、ユン・ジホ(チョン・ソミン)、ウ・スジ(イ・ソム)、ヤン・ホラン(キム・ガウン)、マ・サング(パク・ビョンウン)、シム・ウォンソク(キム・ミンソク)、チョ・ヨンジャ(ムン・ヒギョン)、ユン・ジョンス(キム・ビョンオク)、キム・ヒョンジャ(キム・ソニョン)、ユン・ジソク(ノ・ジョンヒョン)、イ・ウンソル(ジョン・ヘウォン)、ヨン・ボンナム(キム・ミンギュ)、ユン・ボミ(ユン・ボミ)、オスカー(ユン・ドゥジュン)、スヒ(ユン・ソヒ)、コ・ジョンミン(イ・チョンア)、プロデューサー様?などなど!!本当に全ての方々すべてお疲れ様でした!「この人生は初めてなので」というドラマを見ることができて幸せでした??????
出演陣総動員で書き込みしてあるので、打ち込むのが大変でした(笑)
工学部と文学部が夢中になって書いたドラマのようでしたがとっても面白かったです!!このドラマでボンナムさんを見つけましたね
ボンナム役のキム・ミンギュさんは「君の声が見える」という歌のバラエティ番組に出てsg wannabeイ・ソックンの「君を好きな10の理由」を歌ったらしいですwww(ソックンのことを書いた以前の記事→ ※ )
韓国ではえくぼがえらいチャームポイントのような感じみたいですね、男性も女性も。
フフッ、セヒのタメ口すごくいい
これは・・・やはり萌えポイントではないでしょうか!!と同時に、セヒの内側に入ったごく限られた人のみが聞ける言葉なんでしょう。
セヒは年下にも部下にも丁寧語ないし敬語を使う人なので。
「ジホ…愛してる」セリフもいいしとっても甘々?? 最後のキスシーン?? 最高?? 今日絶対寝れないかも??
こちら、最終回終わってすぐに書き込んだ勢いが感じられます(笑)。それにしても、3年後にはもう簡単に言える言葉になってたことがすごく良いと思います!付き合ってた女に告白したことなかった人が!!
こんなドラマは初めてなので。 とっても良かったです?? このドラマ、本当にキャスティング、脚本、プロデューサー様、すべてが完璧でした
タイトルに引っ掛けた書き込みでセンスを見せています(笑)
最初から最後まで完璧なドラマです?? もう見れないなんて本当????
こちらも熱血ファンのよう。「もう見れないなんて本当?」の‘本当’は直訳では‘実話’なんですが、この言い方最近よく見かけますね。流行り言葉なのか定着するのか…
キャー、ふたりとも超イイ〜
これはきっと書きこんだ方、10代〜20代前半と推測。ギャル語?のような特有の書き方だったので・・・
最後にみんなで綺麗にバスに乗るシーンを見てウルッときました? 2か月の長い旅も終わりましたね、こうやって..
あのシーンはジホのドラマの中の話なのか、3年後のことだったのか、このドラマのエピローグなのか…
「 ジホ、愛してる」...「ジホ、愛してる」.....「ジホ、愛してる」.....「ジホ、愛してる」......「ジホ、愛してる」.......「ジホ、愛してる」
.......「ジホ、愛してる」.....ほんとにスゴイ、うわぁ..ヤバいって言葉しか出てこない
もうこの方はセヒ、ないしミンギさんが自分に言ってくれてると脳内で変換していると思われます(笑)
ありがとうございます。ハイライトのメイキングシーンまですべて見ながら2か月間、月曜日・火曜日がとても幸せでした?
全く私の心と同じです?
この人生に“この人生が”があって幸せでした!?2か月間、本当に感謝だったし、皆さんの健闘を祈ります!
こちらの方も、ドラマ内の台詞に引っ掛けてのコメント!「健闘を祈ります」って初めから最後まで出てきた言葉でした。脚本家の方の視聴者へ贈るメッセージかな?ちなみに「健闘を祈ります」という韓国語をこのドラマで初めて知りました〜
シーズン2待ってます?????
私としてはきれいに終わったのでシーズン2はいいかな・・・ま、やったら絶対見ますけど(笑)
それより、スピンオフが希望ですね〜。周辺の登場人物の誰かの話。そこでチラッとセヒとジホが仲良く暮らしてるシーンがあればいいかな。
※例によって、私の勝手な感想がついてますことをご容赦くださいm(__)m
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タグ: この人生は初めてなので
2017年12月15日
チョン・ソミン「この人生は初めてなので」終了所感 “同世代の俳優が多かった〈イボンセン〉楽しかった”
すっかりと「イボンセン」ロスです。
ドラマの期間はほとんど毎日naverで検索していたのですが、終わってからはさっぱりしなくなって久しく・・・
久しぶり(と言っても何日かぶりにですがw)に見てみると、キャストたちのインタビュー記事がたくさんあがっていたので、記事の題名で面白そうだと思ったのを見てみました。これは「ソウル経済」の記事です。
“89年生まれのチョン・ソミンは、劇中のユン・ジホと年齢が似ている。劇中人物と実際に年齢が似ているため共感がたくさん持てたと言ったチョン・ソミンは、「ジホが同世代だと言っても差し支えない。私と親しい友達の中にジホと似ている境遇に置かれている友達もいる。なのでジホを演技しながら共感することも多かったし、演技を通して慰められたことも多かった」と伝えた”
ジホは88年生まれの設定だったので、ジホの幼いころから高校、大学時代はそのままソミンさんがその年齢で通ってきた道だったんですね。「応答せよ1988」見てました〜〜。まさにあの頃ですね!!
“面白い事実は、〈この人生は初めてなので〉に出演した俳優の大部分の年齢が似ていたという点だ。89年1月生まれのキム・ガウンをはじめ、89年3月生まれのチョン・ソミン、90年1月生まれのイソムとキム・ミンソクまで、たとえ‘系譜ブレイカー’の要素が見えるとしても、出演俳優の大部分が‘悲運の88年生まれ’と呼ばれるユン・ジホの年代と似ている同世代なのは明らかだ”
「系譜ブレイカー」というのは、早生まれのことを言ってます。韓国では新学期が3月なので、2月生まれまでが前の年齢の人に含まれます。でも1月でみんな一斉に年をとる韓国では年上と年下がごっちゃになるのがややこしくて、自分と相手を学年で分けるのか生まれ年で分けるのか、初めに明確にお互い同意をとることが多いような。
韓国では「友達=??」は基本同い年の人で、あとの親しい(日本でいう意味の)友達はいくらタメ口になろうとも「兄さん」「姉さん」「弟」「妹」の序列が生まれますからね〜
でもこの「早生まれ問題」は、分かる気もする!と言うのも私も早生まれなので・・・。学生の時は問答無用で学年で上下が決まってたけど、社会人になるとなんか曖昧になるというか。まぁ日本なので逆にだんだんどうでもよくなるというか。
“同世代が集まってみると面白いことが起きるようだという言葉にチョン・ソミンは明るく笑って、「面白かった」と言った。チョン・ソミンは、「カウンと私、ミンソクとソムが同い年で、より簡単に親しくなることもあったようだ」とし、「特にミンソクの場合、私と親しい友達のまた親しい友達なので、作品をする前から元々よく知っていた仲だった。それで演技の息を合わせることが楽しかった」と話した”
“「私たち同士、タメ口で楽に過ごした。事実、私とカウンは誕生日が約1ヶ月の差で、ソムとミンソクが90年の早生まれだったので、(この)友達がみんな89年生まれだった。私たちがみんな親しく過ごすためには、カウンの犠牲(?)が必要であることはあったけど(※1月生まれなのでキム・ガウンさんだけ前の学年に含まれるため)、カウンが快く「若くなっていいよ」と応じてくれた。おかげで本当の友達のように早く親しくなったようだ」とし、「初めはミンソクはカウンに’姉さん’と言ってたけれど、ある日私たちを見ながら‘お前たちのせいでこんがらがった’と言ってましたよ。結局みんな同じ友達になった」と打ち明けた”
聞くだけで楽しそうな感じですね!キム・ガウンさんは本当は1才年上に扱われるはずだったのを、快く同い年として1才下の友達の中に入って来てくれたということですね〜
“同世代俳優ではない他の俳優たち、イ・ミンギとパク・ビョンウンとの演技の息はどうだったのか。それに対しチョン・ソミンは「ともに演技する相手俳優によって演技が変わっていく部分もあった」とし、「ミンギ兄さんのような場合、私と歳の差が大きく出ることはない。だけど兄さんであるから確かに大人のような面がある。先輩のようで大人のようだと感じる点があった。マ代表、ビョンウン兄さんの場合、歳を感じさせないような可愛さがあった。マ代表が現場にいらっしゃると笑って大変だった。特有の呼吸があって、演技することが面白かった」と明るく笑った”
確かにミンギさんはメイキングなどを見てもソミンさんと一緒にふざけたりするよりも、大きく包むような雰囲気があったような気がします。役の年齢が実年齢より上だったからか、そんな感じだったのかもしれないですね。
ビョンウンさんは・・・10歳以上違う子たちの中に入るのは大変だったかも!でもこちらもメイキングで見る姿は確かに可愛いんですよね〜。可愛いアジョシって感じ(失礼)。役の上でもマ代表が明るくて可愛いキャラだったからなのかな??
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ドラマの期間はほとんど毎日naverで検索していたのですが、終わってからはさっぱりしなくなって久しく・・・
久しぶり(と言っても何日かぶりにですがw)に見てみると、キャストたちのインタビュー記事がたくさんあがっていたので、記事の題名で面白そうだと思ったのを見てみました。これは「ソウル経済」の記事です。
“89年生まれのチョン・ソミンは、劇中のユン・ジホと年齢が似ている。劇中人物と実際に年齢が似ているため共感がたくさん持てたと言ったチョン・ソミンは、「ジホが同世代だと言っても差し支えない。私と親しい友達の中にジホと似ている境遇に置かれている友達もいる。なのでジホを演技しながら共感することも多かったし、演技を通して慰められたことも多かった」と伝えた”
ジホは88年生まれの設定だったので、ジホの幼いころから高校、大学時代はそのままソミンさんがその年齢で通ってきた道だったんですね。「応答せよ1988」見てました〜〜。まさにあの頃ですね!!
“面白い事実は、〈この人生は初めてなので〉に出演した俳優の大部分の年齢が似ていたという点だ。89年1月生まれのキム・ガウンをはじめ、89年3月生まれのチョン・ソミン、90年1月生まれのイソムとキム・ミンソクまで、たとえ‘系譜ブレイカー’の要素が見えるとしても、出演俳優の大部分が‘悲運の88年生まれ’と呼ばれるユン・ジホの年代と似ている同世代なのは明らかだ”
「系譜ブレイカー」というのは、早生まれのことを言ってます。韓国では新学期が3月なので、2月生まれまでが前の年齢の人に含まれます。でも1月でみんな一斉に年をとる韓国では年上と年下がごっちゃになるのがややこしくて、自分と相手を学年で分けるのか生まれ年で分けるのか、初めに明確にお互い同意をとることが多いような。
韓国では「友達=??」は基本同い年の人で、あとの親しい(日本でいう意味の)友達はいくらタメ口になろうとも「兄さん」「姉さん」「弟」「妹」の序列が生まれますからね〜
でもこの「早生まれ問題」は、分かる気もする!と言うのも私も早生まれなので・・・。学生の時は問答無用で学年で上下が決まってたけど、社会人になるとなんか曖昧になるというか。まぁ日本なので逆にだんだんどうでもよくなるというか。
“同世代が集まってみると面白いことが起きるようだという言葉にチョン・ソミンは明るく笑って、「面白かった」と言った。チョン・ソミンは、「カウンと私、ミンソクとソムが同い年で、より簡単に親しくなることもあったようだ」とし、「特にミンソクの場合、私と親しい友達のまた親しい友達なので、作品をする前から元々よく知っていた仲だった。それで演技の息を合わせることが楽しかった」と話した”
“「私たち同士、タメ口で楽に過ごした。事実、私とカウンは誕生日が約1ヶ月の差で、ソムとミンソクが90年の早生まれだったので、(この)友達がみんな89年生まれだった。私たちがみんな親しく過ごすためには、カウンの犠牲(?)が必要であることはあったけど(※1月生まれなのでキム・ガウンさんだけ前の学年に含まれるため)、カウンが快く「若くなっていいよ」と応じてくれた。おかげで本当の友達のように早く親しくなったようだ」とし、「初めはミンソクはカウンに’姉さん’と言ってたけれど、ある日私たちを見ながら‘お前たちのせいでこんがらがった’と言ってましたよ。結局みんな同じ友達になった」と打ち明けた”
聞くだけで楽しそうな感じですね!キム・ガウンさんは本当は1才年上に扱われるはずだったのを、快く同い年として1才下の友達の中に入って来てくれたということですね〜
“同世代俳優ではない他の俳優たち、イ・ミンギとパク・ビョンウンとの演技の息はどうだったのか。それに対しチョン・ソミンは「ともに演技する相手俳優によって演技が変わっていく部分もあった」とし、「ミンギ兄さんのような場合、私と歳の差が大きく出ることはない。だけど兄さんであるから確かに大人のような面がある。先輩のようで大人のようだと感じる点があった。マ代表、ビョンウン兄さんの場合、歳を感じさせないような可愛さがあった。マ代表が現場にいらっしゃると笑って大変だった。特有の呼吸があって、演技することが面白かった」と明るく笑った”
確かにミンギさんはメイキングなどを見てもソミンさんと一緒にふざけたりするよりも、大きく包むような雰囲気があったような気がします。役の年齢が実年齢より上だったからか、そんな感じだったのかもしれないですね。
ビョンウンさんは・・・10歳以上違う子たちの中に入るのは大変だったかも!でもこちらもメイキングで見る姿は確かに可愛いんですよね〜。可愛いアジョシって感じ(失礼)。役の上でもマ代表が明るくて可愛いキャラだったからなのかな??
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2017年12月07日
チョン・ソミン、イ・ミンギ主演「この人生は初めてなので 15話&16話 メイキング
「この人生ははじめてなので」最後のメイキングです!!
15話はすれ違いの場面が多くて・・・あまり見返したくない回です
16話は打って変わって楽しい回。屋上部屋で酔っ払ってジホが来たのを夢だと思っていたセヒのシーンで、次の初めてジホに怒るところの練習中。「インサドーン?」「ウソーッ?」酔っ払いのていで(笑)
次はセヒがジホに甘えて寝てるところ。監督がセヒに「もう少し(ジホから)離れろ」との指示。目がよく見えないからと言われて「目、開けてないけど?」とセヒが言うと「お前じゃなくて、お前は必要ない」とバッサリ言われて拗ねるセヒ(笑)
さらに「なんでこんなに肩幅が広いんだ」と文句?をつけられて(笑)、「気に入ってるところは無いんですか?」と答えてるセヒです〜
次の「僕がオムライス作ろうか?」のシーンが、ラブシーンよりラストより、なぜか最終回中で私の一番好きなシーンです!!セヒが嬉々としていてジホが思いっきり真顔になるところ、何度見ても笑えます(笑)
屋上でビール飲むシーンは、夜景をバックにしたかったんでしょうけど、冬じゃちょっと無理あるよ!めちゃめちゃ寒そうだもん。オンエアじゃ分からなかったけど白い息がすごいです!
「冬じゃなかったらコートなんか着ないのに、視聴者が寒がるかと思って」と言ってジホに“強がりタイム”と言われてるセヒ。実際、コートの中はカイロがいっぱい(笑)
合成写真用のツーショット。アーセナルの観戦コンセプトの次の写真は日本旅行のコンセプトだったとは!一体どこ!?もっと一発で分かるようなところにすれば良かったのに、なんて思いましたが。
カメラマン?が「オゲンキデスカ」とか言ってますが、映画「ラブレター」の台詞ですね。日本語を全然知らない韓国人も、知ってる日本語のベスト5には入る言葉だと思います!
ジホとセヒの最後のシーン。花束をもらって2人もがっちりハグ!!
2人で終了の所感を話しているときも、仲良さそうです。
ホラン、スジ、マ代表、ウォンソク、ボミのそれぞれの最後の撮影を終えての所感です。ウォンソクが、「男はウォンソクを見て学ばなくてはならない。あんなに空気が読めないのはダメだ」と言ってるのが特に笑えました!あと、ボミはこれが初めてのドラマだったんですね!全然そう見えなかった〜。堂々とやってたので!
最後はチョン・ソミンさんの所属事務所からの映像です。ジホが直接シーンの内容を説明してくれています。最後は全ての皆に挨拶しているところです。
〔おまけ〕台本読み合わせの映像です。まだみんな夏服ですね!ファン作家やパク代理、ジホの弟、someの監督なんかの顔も見えます〜。あ、そう言えばファン作家役のファン・ソクチョンさんは本当にソウル大卒の才媛なんですよ〜(前に見たバラエティー番組で言ってました)
久しぶりに一つのドラマをじっくり見ることになった作品でした!現実味が無い内容なのに、妙に台詞や設定に現実感があって、登場人物も全然悪い人が出てこなくて。すごく好みのジャンルでした
ジホとセヒの関係がだんだん変わっていくところが丁寧に描かれていて次はどうなるんだろ?って目が離せなかったです。普通のルームメイトなら親や友達の前だけでは適当にすませておけばよいものを、あの2人は契約の2年だけでもそれなりに契約同士の結婚生活を築こうとしていたので、「真面目か!」って感じだったんですけど、そういうふうに真面目に向き合ってたからこそ、気持ちが後から生まれたんですね〜。
※最後に
このドラマのエントリーを1つでも1回でも見に来ていただいた方に、心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!
自分の書いたものをあまり見返しもせず、他の方のものも全く読んでませんので、自分の主観が盛りだくさんでかなり韓国語の間違いもあるかと思います。でもこのドラマの対訳をしてみて、久しぶりに辞書も頭もすごく使ったし、本当に勉強にもなりました。しかも、超楽しく!!
またこんな風にやってみたいドラマがあったら挑戦しようと思います!
このブログはなんらか韓国のテレビや音楽について、ちょいちょい続きますので、またご縁がありましたら見に来てください〜〜^_^/
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15話はすれ違いの場面が多くて・・・あまり見返したくない回です
16話は打って変わって楽しい回。屋上部屋で酔っ払ってジホが来たのを夢だと思っていたセヒのシーンで、次の初めてジホに怒るところの練習中。「インサドーン?」「ウソーッ?」酔っ払いのていで(笑)
次はセヒがジホに甘えて寝てるところ。監督がセヒに「もう少し(ジホから)離れろ」との指示。目がよく見えないからと言われて「目、開けてないけど?」とセヒが言うと「お前じゃなくて、お前は必要ない」とバッサリ言われて拗ねるセヒ(笑)
さらに「なんでこんなに肩幅が広いんだ」と文句?をつけられて(笑)、「気に入ってるところは無いんですか?」と答えてるセヒです〜
次の「僕がオムライス作ろうか?」のシーンが、ラブシーンよりラストより、なぜか最終回中で私の一番好きなシーンです!!セヒが嬉々としていてジホが思いっきり真顔になるところ、何度見ても笑えます(笑)
屋上でビール飲むシーンは、夜景をバックにしたかったんでしょうけど、冬じゃちょっと無理あるよ!めちゃめちゃ寒そうだもん。オンエアじゃ分からなかったけど白い息がすごいです!
「冬じゃなかったらコートなんか着ないのに、視聴者が寒がるかと思って」と言ってジホに“強がりタイム”と言われてるセヒ。実際、コートの中はカイロがいっぱい(笑)
合成写真用のツーショット。アーセナルの観戦コンセプトの次の写真は日本旅行のコンセプトだったとは!一体どこ!?もっと一発で分かるようなところにすれば良かったのに、なんて思いましたが。
カメラマン?が「オゲンキデスカ」とか言ってますが、映画「ラブレター」の台詞ですね。日本語を全然知らない韓国人も、知ってる日本語のベスト5には入る言葉だと思います!
ジホとセヒの最後のシーン。花束をもらって2人もがっちりハグ!!
2人で終了の所感を話しているときも、仲良さそうです。
ホラン、スジ、マ代表、ウォンソク、ボミのそれぞれの最後の撮影を終えての所感です。ウォンソクが、「男はウォンソクを見て学ばなくてはならない。あんなに空気が読めないのはダメだ」と言ってるのが特に笑えました!あと、ボミはこれが初めてのドラマだったんですね!全然そう見えなかった〜。堂々とやってたので!
最後はチョン・ソミンさんの所属事務所からの映像です。ジホが直接シーンの内容を説明してくれています。最後は全ての皆に挨拶しているところです。
〔おまけ〕台本読み合わせの映像です。まだみんな夏服ですね!ファン作家やパク代理、ジホの弟、someの監督なんかの顔も見えます〜。あ、そう言えばファン作家役のファン・ソクチョンさんは本当にソウル大卒の才媛なんですよ〜(前に見たバラエティー番組で言ってました)
久しぶりに一つのドラマをじっくり見ることになった作品でした!現実味が無い内容なのに、妙に台詞や設定に現実感があって、登場人物も全然悪い人が出てこなくて。すごく好みのジャンルでした
ジホとセヒの関係がだんだん変わっていくところが丁寧に描かれていて次はどうなるんだろ?って目が離せなかったです。普通のルームメイトなら親や友達の前だけでは適当にすませておけばよいものを、あの2人は契約の2年だけでもそれなりに契約同士の結婚生活を築こうとしていたので、「真面目か!」って感じだったんですけど、そういうふうに真面目に向き合ってたからこそ、気持ちが後から生まれたんですね〜。
※最後に
このドラマのエントリーを1つでも1回でも見に来ていただいた方に、心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!
自分の書いたものをあまり見返しもせず、他の方のものも全く読んでませんので、自分の主観が盛りだくさんでかなり韓国語の間違いもあるかと思います。でもこのドラマの対訳をしてみて、久しぶりに辞書も頭もすごく使ったし、本当に勉強にもなりました。しかも、超楽しく!!
またこんな風にやってみたいドラマがあったら挑戦しようと思います!
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2017年12月05日
【ドラマ】この人生は初めてなので ep.16-2 (最終回)
完結編です!!
〜ep.16-1のつづきから〜
セヒの家にケーキを持って行ったのに会えなかったジホはバスを降りた。バス停から降りて屋上部屋に向かう。歩きながらセヒに電話をかけるがセヒは出ない。電話は机に置きっぱなしだったのだ。(表示名は「妻」のまま)
その時、セヒも買い物から屋上部屋に戻っているところだった。何も知らないジホもセヒの電話が留守電に繋がってしまうのを聞きながら、ニアミスで後から部屋に向かって歩いていた。
屋上まで上がり、部屋に入らず外の台に座ったジホ。ケーキを箱から出すと、「今日から“私たち(ウリ)”1日目!」と小さいカードが刺さっている。
「今日から本当に私達1日目にしようって、私から先に告白しようって思ったのに。流れちゃったね」ジホはケーキの“ウリ”に話しかける。「ウリや。電話も出なくて。どこにいるのよ、この人」
“その部屋を去って数か月間、ソウルを歩きまわりながら私の心に何が残るのか知ってみたかった。正直、憎くもあった。ひどく心が痛かったりもした。夜空と一緒に持ちこたえうる、私達2人だけの星の袋が私達にも果たしてあるのかどうか、知りたかった。いや、実は疑っていた。だけど振り返ってみると私の心に残っていたのは、憎しみでも痛みでもなく、ひとえに恋しさ、ひとえに会いたさ”
「こんなに私の星の袋はいっぱいなのに。いったいどこにいるのよ、この人は」台の上で仰向けになっているジホに電話がかかってきた。
「うん、ジホ」「ジホ、あんた屋上部屋に行ったって?もしかして、会ったの?」スジのナイスアシスト!まさかの目と鼻の先に探している男がいた!
家の中に入るとカタツムリを抱いてベッドで寝ているセヒと、布団の上にいるウリ。「ウリや。元気だった?」ジホはウリに話しかける。「どうやって来たの?兄さんをおぶって来たのね、タクシーに乗って」
ジホはセヒの隣に寝そべった。寝ているセヒの顔を見ながらそっと顔に触れる。そうするとセヒが夢うつつで目を覚ました。
「ジホさんだね。さっきはジホさんのカバンが出てきたのに、今度は始めからジホさんが出て来たね」セヒは寝ぼけて自分が夢を見ていると思ってるみたい。「すごく会いたかったみたいね、私が夢に出てくるくらい」とジホは言った。
「本当にモンゴルに行って来たの?俺を置いて行って良かったのか?俺だけ置いて行って楽しかったのか?」寝言で不平を言うセヒにジホは嬉しそう。
「ううん。一つも面白くなかった。あなたにすごく会いたくて。毎日恋しかった」セヒは涙を浮かべながら笑った。「可笑しいね」その顔を優しく撫でながらジホは言った。「愛してる。愛してます、すごく」
「悪い人だ」セヒがとうとう涙を流した。「俺の傍からいなくなるくせに。起きたらいなくなるくせに。なんで愛してるって言うんだ。悪い人だね、ジホさん」
「ごめんね。もうどこにも行かないから」「どんな夢がこんなに悲しいのか」寝ながら泣き続けるセヒ。「だけど、いいね。こんな風でも会えていいよ、ジホさん。夢でもいい、ジホさん」ジホの名前を呼び続けるセヒを見て、ジホも涙があふれた。セヒの頭を撫でているジホ。
机の上はたくさんのビールの空き缶と、開いたままのウエディングアルバム。これを見ながらまた酔っぱらって寝ちゃったんだろうね〜
翌朝、ウリの鳴き声で目覚めたセヒ。枕元に置いてあった水筒に自然に手を伸ばし口をつけた。気付くとテーブルの上はきれいに片付けられている。自分の持っている水筒に初めて疑問が湧いたセヒは、「まさか、ウリ。お前が沸かしたのか?柚子茶」→無実のウリはキョトン(笑)
自分がアルコール性の痴呆症にかかったと思って、むしろ良かったのかもしれないと独り言を言うセヒ。ジホがいなくなってからどれだけ飲んでるんだか。
セヒは屋上に出て、またビール缶を開けた。「起きましたか?」その声に驚いて振り返ると・・・干したシーツの後ろから出てきたのはジホ!
セヒに微笑みかけるジホにビックリし過ぎて声も出ずにお目目がまんまるだよーー
「起きてもうお酒ですか?胸やけしないの?」とセヒに問いかけるジホ。「朝ご飯食べよう〜」と部屋に行きながら「先にシャワーしてください。臭うわよ」と声を掛けて中に入る。確かに昨日カギをもらった時と同じ服だから、そのままお酒を飲んで着替えもせずに寝ちゃったんだね。
ジホは朝からケジャンを頬張っている。向かい合わせにいるセヒが「今、ケジャンが喉を通りますか?」とジホに言った。まるで普段通りのジホに対して複雑な表情のセヒ。ジホが朝からもたれます?と尋ねるとそういうことではないと言った。
「離婚したじゃないんですか?私たち。相当おかしいです、この状況」
離婚してモンゴルに行く(と思い込んでた)と消えたのに急に現れて自分の前でケジャンを食べているジホとこの状況に頭がついて行ってないんだね、そりゃそうだ!
そこまで言われてジホはため息をつき、「では私、出て行きますか?」と言った。ジホはジホでセヒがあんまり喜んでくれてないと思ったのかな?「わかりました。行きます、それなら」と手と口を拭いて立ち上がり、部屋を出ようとする。
セヒは出て行くジホの腕をつかんだ。「そういうことじゃないじゃないか」ジホはじっとセヒの顔を見た。
「どこへ行ってたんだ?お前どこにいたんだ」「仁寺洞」
仁寺洞と聞いたセヒはジホから離れて後ろを向き、頭を抱えた。「怒ったんですか?」とジホが訊く。自分の中で一生懸命感情を押さえているみたいな素振りのセヒ。「いいえ」
「違うみたいだけど?怒ってるみたいだけど?」とジホが顔を覗き込むと、 「怒ってないです!!」 とセヒは大声を出した。
そんな近くにいながら一度も連絡をよこさず、訪ねても来なかったジホを詰るセヒ。「俺がどれだけ会いたかったか。どれだけ、辛かったか」
大きな声を出してジホに向かって怒ったセヒを見てジホは笑い顔になった。その顔を見てさらにセヒはジホを詰る。「笑ってるんですか?なんで笑うんですか。人をおかしくさせておいて、家まで売るようにしておいて、笑いがでるんですか?今?」
「セヒさんが・・怒った」ジホは幸せそうに言った。
「初めてそうやって話しました。『俺がどれだけ会いたかったか、どれだけ辛かったか』初めて私に気持ちを言ったの」ジホが待っていたのはこれだったんだな〜。セヒはいつも言いたいことがあっても全部心の中にしまってたから。
「ありがとう、19号室を開けてくれて。ごめんね、辛い時にいなくなって」やっとやっと、お互い自分の気持ちを話して相手の気持ちが知れたんだね〜〜
「私がハグしてあげようか?」と大きく手を広げてセヒに訊いたジホ。セヒは「知りません」と拗ねてベッドに腰掛けたよ〜、まるで女子みたいな拗ね方(笑)
隣に座って「何が知らないですか〜。ハグしてあげます」と言うジホに背を向けて「結構です。何するんですか」と本格的に拗ねまくるセヒ(笑)。来ないでくださいとセヒが言えば言うほどジホがいたずらっ子みたいにくっつくと・・・
ジホをバッとベッドに押し倒したよ〜。お〜、セヒが男に戻った!!
「来ないでって言ったでしょ」とジホに覆いかぶさるように言うセヒ。「朝ご飯、もう食べなくてもいいですか?」「食べなくても、いいです」とセヒを真っ直ぐに見ながら言うジホにキスしたよ〜。ジホもセヒに抱き着いて、やっとやっとやーっと今日から本当に1日目になったね!!!
ウォンソクはタブレットを真剣な顔で見ていた。「最終カップル適合度91.666%」この前、ボミに告白をされた時に見せられた二人の適合データ。
「こんな風に理論上の完璧なマッチング、簡単じゃないことよくご存知でしょ?賢明な返答を待ってます」とクールに言ったボミを思い出しているウォンソク。
ウォンソクは外にボミを呼び出した。「決められましたか?」と尋ねたボミ。「ボミさんは僕にとってMacOSのような方です」と話し始めたウォンソク。いつもこういう話の時はプログラミングや理論の話に例えるね〜、ウォンソクは!
「新しくて、不思議で、直感的でこの上なく楽な、そんな人です。ですけど、僕は煩わしくて面倒でも、今もWindowsが恋しいんです。僕の頭はMacOSが一番理想的だと分かってるんだけど、それを分かってても心の中はまだWindowsを覚えてるみたいです。すみません、ボミさん」
「ええ、分かりました。私が聞いてきたお断りの中で一番ロマンティックですね」←やっぱりウォンソクと相性は良いらしい(笑)
「だけど、いつまで旧システムに閉じ込められるつもりなんですか?Windowsもアップデートしなくてはいけないんじゃないですか?会計士さん(シン代理)、明日プロポーズするんですって。ですから、初期化する前に早くアップデートしたらどうです」「ボミさん、元々分かっていらしたんですか?」ウォンソクがホランを忘れていないと知っていながら自分の気持ちを伝えたんだね、ボミ!
セヒはジホの腕の中で熟睡していた。朝からずっと寝ていたのかな?「セヒさん。起きてください。晩ご飯食べないと」とセヒを優しく起こしたジホ。最近眠れてなかったから、もっと寝ていていいかとジホに甘えて抱き着きながら訊くセヒ。ご飯だけ食べてから寝ましょうとジホが言うと、「俺がオムライス作ってあげようか?」とセヒがニッコリ(笑)その言葉を聞いて急に真顔になったジホ。「チキンを出前して食べましょう」(笑)
外の台に出て、夜景を見ながらチキンとビールで乾杯の2人。セヒは結局ジホがジョンミンの会社と契約をしなかったことを尋ねた。「聞いたんだ、コ代表に」←ジョンミンを「コ代表」と呼んでいる!!
セヒは自分のせいでジホが良い道を諦めたのではないかと思っていた。でもジホは、セヒもジョンミンも自分のせいでジホが仕事を諦めたと思っていることを不思議がっている。
「そんなに簡単には諦めません、悲運の88年生まれは」セヒに話し始めたジホ。
「機会というのは大切で希少なものだから、そんなに簡単には諦められないんです。その機会の中に“愛”も含まれてます。コ代表もお父様も私が何を諦めてはならないのか教えてくれた良いきっかけでした。私、愛を諦めることはできないです。だから、 何かを諦めたのではなくて、愛を最優先に選択したんです。 」
自分が生きるこの時代に、本当の愛をまともに一度することも大変だ、と言うジホ。もし結婚が自分たちの愛に害をなす制度ならば、これからも選びたくないと言った。「セヒさんの考えはどうですか?」
「私は、ジホさんとまた離れていたくありません。そして法的な保護者になりたいです。それでどんな危ないことが起きても私が一番先に駆けつけられるように」ジホの顔が嬉しそう〜。セヒがもう自分の心を全部言ってくれるし、なにげに今のはプロポーズだし。
「ですが、結婚が愛を変質させうる制度だということには全面的に同意します。両親が決めておいた慣習や形式にこれ以上、私たちの感情を痛めるのは望みません。これからの時間の間、私達だけの対案を見つけるようにしましょう」
2人はもう一度乾杯をした。「だけど・・・コ代表と2人きりで会ったんですか?」←いきなりジホのやきもちタイム!(笑)
「いつ?どこで?」突然焦り始めるセヒ。「ですから、それは・・・。コ代表から先に電話が来て」ジョンミンに罪をなすりつける作戦(笑)
「先に電話したんですか?コ代表ちょっとおかしいですね、人の男を思い通りに呼びつけてってことですか?」ジホの怒りが止まらない!「そうなんですよ。変えましょうか、電話番号」ジホの怒りを自分に向けないようにしてるセヒだけど、「結構です!」と言いビールを一気飲みしてジロリとセヒを見るジホ。頑張れ、セヒや〜〜
翌日、ホランがジホに電話をしてきた。区庁に行くと言う。屋上部屋の大家のおばさんがソファーを捨てるようにとホランに連絡してきたのだった。確かに外に出していたからか、カビや傷がものすごくなっている。区庁で粗大ごみの申告をしてから後で取りに行くとホランは言った。電話を切った後、ジョンミンからジホにメッセが入った。
「弁護士から話を聞きました。攻撃手としての成功的な一歩、おめでとうございます。それから、他の制作会社から連絡がいくと思います。純粋なファンの心から私が少し営業をしてしまいました。書きたい文、必ず…書いてください」
ジョンミーン!!あなたは最後までなんといい人だったのか!!こういう人になりたい・・・
ジホは大きく伸びをして、セヒに電話をかけようとアドレス帳をスクロールする。そこには「私の男?」との表示!!
セヒは久しぶりに会社に出勤した。「久しぶりだな、マ代表」と挨拶すると驚いてセヒに視線が集中するマ代表&社員一同。
机をどかそうかと思っていたと冗談を言うマ代表に「懐かしかった、マ代表のそのギャグ」と返すセヒ。これでキョルマルエも一安心になったね!
そこにジホからの電話がかかってきた。「俺のもの?」と出た表示を見てマ代表がバスで電話が誰かのと入れ替わったと言ってるよ〜(笑)まさかのセヒがまさかの表示だもんね!
そのまま電話に出たセヒ。「うん」←まずこの返事がマ代表には信じがたい(笑)。ジホはホランがソファー捨てるんだけど2人では動かせないからと言うと、帰ってから自分がすると答えたセヒ。この柔らかい表情と口調がまた有り得なくてマ代表のみならず社員一同もお化けでも見るかのようにセヒに釘づけ(笑)
「そうですか。僕もです」そして切る前に無表情ながら「チュッ」←キャラ崩壊したセヒ(笑)マ代表の表情〜〜うける〜社員たちも絶句(笑)
シン代理はホランに「結婚開発プロジェクト」をプレゼンしている。結婚は人生の一番大きなプロジェクトだと言うシン代理は、失敗しないように少しずつ徹底して準備しないと、とホランに話す。しかし、ホランはシン代理の気持ちは受け取れないと正式に断った。「今日、実はこう申し上げようと来たんです」
「予想はしていました」と言ったシン代理。「理由を伺ってもいいですか?正直な理由を。それでこそすっきりと整理できると思うので」ホランはコートのポケットからウォンソクにもらった指輪を出した。
「これ、元彼が私にプロポーズしながらくれた指輪です。私、実はずっといつもポケットに入れて来てました。私もヨンヒョさんに会いながらすごく努力してみようとしたんですよ。私の気持ちに。だけど、気持ちは努力するものではなかったんです。ただ、来るものでしょう」シン代理は悲しく笑いながら頷いた。「いい言葉ですね、本当に」
そして、明るく「それは僕も『リアル認定』する部分です」といつもの言葉遣いでホランに言い、「同意?」と手を挙げる。最初で最後、ホランがハイタッチで答えた。
ウォンソクは休憩室でホランに電話をするかするまいか迷っていた。そこに無表情ながらご機嫌で鼻歌まで歌っているセヒがお茶を飲みに来た。「お久しぶりですね、ウォンソクさん」
ウォンソクに部屋の住み心地を訊かれ、「すごくいいです。ワンルームがこんなにいい住居空間だとは」と答えたセヒ。それはジホがいるからだろ〜〜。
ウォンソクはもしかしてホランが来るとか、そういうのはないでしょう?とセヒに訊くと、どうして知ってるのかと逆にセヒに訊かれた。「今日、ホランさんが来られるとおっしゃってましたが」「えっ?」ウォンソクは驚く。
区庁で申告書を作成し、屋上部屋に来て、残りを整理するらしいとさっきジホから聞いたことを伝えたセヒ。ウォンソクは何の申告書かが気になる。「もしかして、それ、婚姻届ですか?」
「え?」と一瞬聞き返したセヒだったが、「うーん、どうもそのようですね」と話に乗った!「30代初めの女性が区庁で申告する状況というのは、多分それ以外にないでしょう。婚姻届」明らかにウォンソクの顔色が変わる。
「あ、さっき見たら会社の前のカフェで会計士さんと一緒にいましたよ、ホランさん」とダメ押しするセヒ。慌てて半休を取りますと言ってウォンソクは会社を出て行った。セヒはお茶を一口飲み、小さくガッツポーズ。ナイスアシスト!
ウォンソクが会社の外に出ると、ちょうどホランがシン代理の車に乗り込むところだった。駆けつけるがあとちょっとの差で間に合わなかったウォンソク。車は区庁の前で止まった。ホランとシン代理はお互い笑顔で最後の挨拶を交わしてお別れした。
ホランが区庁の中で粗大ゴミ廃棄の申請書を書いていると、後ろからウォンソクが走り寄ってきて手を止めた。驚くホラン。「俺、ダメみたいだ。諦められないみたいだ」と言いながら申請書を取り上げる。
「どうせ必要ないよ。もう古くなったしあちこち傷もあるし、再生不能だよ」とホランが言った。「いや、古くなったから、傷がついたから、もっと大事にして面倒みなくちゃ」と真剣な顔でウォンソクが言う。もちろん、ホランはソファーの話をしていて、ウォンソクは2人の関係の話をしてるから、妙な温度差があるんだよね〜。
自分が悪かった、もう一度だけチャンスをくれと泣きながら言うウォンソクに「分かった。そんなに欲しいならあなたが持って行って」とホランは言った。その答えに申請書を見るウォンソク。「なんだこれ?」→大型廃棄物排出申告書(笑)
カフェに入ったホランとウォンソク。「ソファーだとは思わなかった」←セヒに一杯くわされたウォンソクが言った。「私が何で違う指輪を受け取るって思ったの?」と言うホラン。「私がどうして違う指輪を受け取るのよ。私がどうしてこの指輪を外すの」薬指にはもらったリングが嵌っていた。
「これがどんな指輪か。この人生で指輪は・・これ一つで十分よ」そう言ってホランはウォンソクの隣に移動した。
「だからウォンソク。私と・・・結婚してくれますか?」ホランからのプロポーズに涙がポロポロのウォンソク。「俺が先に言おうと思ったのに」前にスジがホランに結婚したい人から言えばいいじゃんと言われた時は、あんなに拒否してたのにホランも変わったね!!
2人して泣きながら抱き合い、涙を拭き合う。「俺たち新居はどこにする?」と急に言い出すウォンソク。ホランはウォンソクの両親の家に住むから必要ない!とキッパリ言った。嫁姑の同居を心配して難色を示すウォンソクだったが、そこはホランが一枚上手、お母さんにすっかり話をつけていたのだった。
「話が出たついでに、計画立てよう」と言うホラン。スマホの画面にはどこかで見たようなフローチャートが!「これなんだ?」「私たちの結婚開発5ヶ年計画」シン代理の方式を流用??
“社会学者ゲーリー・ベッカーは、結婚して暮らす利得が一人で暮らすことより大きくてこそ、人々が結婚をすると言った”
スジはすっかり起業家の風情。元は大企業の企業戦士だったんだから、名実ともにデキル女だしね!歩きながら英語で商談もこなす。でもマ代表の前では可愛いスジに変わるんだよね〜。道に停めた車の中で待っていたマ代表のところへ駆け込んでいく。「おっぱ〜〜」車は出発!
車の中でマ代表が出張に行くことを聞いたスジ。サプライズで秘密にしていた、スジと一緒の香港行き3時の飛行機。席を変更して、隣でぴったりくっついて行こうとウキウキの2人。しかしよくよく話すと、スジはビジネスクラスでマ代表は翼側(つまりエコノミー)の席だった。
年商5億円(!)のウ代表になったスジ。マ代表は「俺は翼側が好きだ。チキンを食べる時も手羽先だけだし」と虚勢(笑)
車を降りて駐車場で、スジはマ代表に「私たち、マイレージ一緒に使う?」と訊いた。自分のマイレージを使ってマ代表が出張に行ったり席をアップグレードをすればいいと。「そうすれば俺もすごくいいけど。けどそれって家族間だけでしかダメだったはずだけど?」
「あ、そうだった。それじゃしちゃう?結婚?」 スジのいきなりのプロポーズ!
「な、何をするって?」「嫌?」嫌なわけないと言うマ代表だったが、「だけど結婚制度、嫌がってたじゃないか。それにマイレージなんかのために結婚なんて、まったく」と嬉しさを隠しておどけて言うと・・・「マイレージなんかですって?」
この数年、一生懸命仕事して空港で野宿してまで貯めたマイレージを差し出すことは、どれだけ愛してればそんな気持ちになるかと文句を言いながらマ代表に告白するスジ。「もういい!しない!結婚」
スジは今日は息子を連れて来たのに、と言って拗ねて先に行ってしまった。マ代表が車の中を覗くと・・・スジの娘の指定席の隣には新たな息子の人形が!!
「ヨボ!!」とスジを追いかけて呼びかけたマ代表。「俺たち一緒に行こう、一生!」とスジに追いつき肩を組んで歩いて行く。この2人もハッピーエンド〜〜
“だけど作家ゲーテは、『結婚ほど本質的に自身の幸福が関わるものはない』と言った”
ジホはパソコンでシナリオを書いている。そこにセヒがお茶を持って来た。真剣な顔でパソコンに向かっているジホに、紅参のパウチを口に入れてあげるセヒ。
“ゲーテは言った。『結婚生活は、真の意味で恋愛の始まりだ』”
ジホは一休みしてマッサージチェアに座る。そこにセヒがやって来た。「全部書いた?」「ううん、まだ。オンエアだけ見てそのあと徹夜しないと」と疲れたように甘えたように言うジホ。
優しく頭を撫でて「ビール飲む?」とジホに訊くセヒにジホは嬉しそうに頷いた。セヒもニッコリ頷いてビールを取りに行く。
“私たちは3年前、婚姻届を出した。婚姻届と一緒に契約書もまた書いた”
チョンセ金は折半、ビラは共同名義、盆正月は各自の実家に帰って別々に過ごす、ひとつひとつ確認しながら契約書を交わす2人。
盆正月の挨拶の件は、ジホが韓国の情緒においては受け入れられないのではないかと心配するが、セヒは挨拶ではない不当労働を前回経験して、お互い済まなくてぎこちなかったことを持ち出し、もうジホにあの雰囲気を味あわせたくないと言った。
「それに、韓国の情緒の何が重要なんですか?僕たちの気持ちが重要だろ」と言ってくれたセヒに、「OK、コール!」と嬉しそうに頷いたジホ。
“契約内容は1年毎に更新になるが、私たちの大前提はいつも同じだ。私たちの愛を最優先にすること”
ソファーでサッカーを見ているジホにビールを持って来てくれたセヒ。2人で乾杯してビールを飲む。
“もちろん一般的なことではない。お互い別に行った初めての名節に、お義母さんは私に電話をかけて泣かれ、うちのお父さんはお膳をひっくり返した。だけど、それが全てだった。それ以上の大きなことは起こらなかった”
セヒはジホの膝に寝転がって、ジホはセヒの髪の毛を撫でて、一緒にサッカーを見る。
“私たちは他の人たちにとっては『ドライ夫婦(=変わり者の夫婦)』になり、私たちの生活に忠実でいられるようになった。結婚でも非婚でも、届を出すも出さないも、何を選んでも思ったよりそんなに深刻になることたちは起こらない”
「時間になった」セヒが起き上った。チャンネルを合わせる。
ジホは落ち着かないように大きく息を吐いて、ビールを飲んだ。テレビ画面を見ているジホにセヒが向き直って言った。
「ジホ、愛してる」
“重要なのは、どんな形態でも横にいるこの人と、今この瞬間をともにすること。そうして今日もまず私たちは、愛だけをすることにする”
「私も」
セヒの顔を包んでキスをするジホ。その時、テレビで始まったドラマは・・・ 「この人生は初めてなので」
“そして・・・今この瞬間を生きる皆さんに、すべての真心を込めて健闘を祈る。いずれにせよ、この人生は私たち全てが初めてだから”
バス停にバスが停まり、乗り込むために走るジホ&セヒ、スジ&マ代表、ホラン&ウォンソク。ウォンソクは赤ちゃんを抱いているよ〜〜
バスの後部座席に座る笑顔の6人(と赤ちゃん)。全員、ハッピーエンドで終わりました!
お付き合いいただきありがとうございました〜。長くなりすぎたのでメイキングをもう一つ上げて、そちらに感想を書きます!!
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〜ep.16-1のつづきから〜
セヒの家にケーキを持って行ったのに会えなかったジホはバスを降りた。バス停から降りて屋上部屋に向かう。歩きながらセヒに電話をかけるがセヒは出ない。電話は机に置きっぱなしだったのだ。(表示名は「妻」のまま)
その時、セヒも買い物から屋上部屋に戻っているところだった。何も知らないジホもセヒの電話が留守電に繋がってしまうのを聞きながら、ニアミスで後から部屋に向かって歩いていた。
屋上まで上がり、部屋に入らず外の台に座ったジホ。ケーキを箱から出すと、「今日から“私たち(ウリ)”1日目!」と小さいカードが刺さっている。
「今日から本当に私達1日目にしようって、私から先に告白しようって思ったのに。流れちゃったね」ジホはケーキの“ウリ”に話しかける。「ウリや。電話も出なくて。どこにいるのよ、この人」
“その部屋を去って数か月間、ソウルを歩きまわりながら私の心に何が残るのか知ってみたかった。正直、憎くもあった。ひどく心が痛かったりもした。夜空と一緒に持ちこたえうる、私達2人だけの星の袋が私達にも果たしてあるのかどうか、知りたかった。いや、実は疑っていた。だけど振り返ってみると私の心に残っていたのは、憎しみでも痛みでもなく、ひとえに恋しさ、ひとえに会いたさ”
「こんなに私の星の袋はいっぱいなのに。いったいどこにいるのよ、この人は」台の上で仰向けになっているジホに電話がかかってきた。
「うん、ジホ」「ジホ、あんた屋上部屋に行ったって?もしかして、会ったの?」スジのナイスアシスト!まさかの目と鼻の先に探している男がいた!
家の中に入るとカタツムリを抱いてベッドで寝ているセヒと、布団の上にいるウリ。「ウリや。元気だった?」ジホはウリに話しかける。「どうやって来たの?兄さんをおぶって来たのね、タクシーに乗って」
ジホはセヒの隣に寝そべった。寝ているセヒの顔を見ながらそっと顔に触れる。そうするとセヒが夢うつつで目を覚ました。
「ジホさんだね。さっきはジホさんのカバンが出てきたのに、今度は始めからジホさんが出て来たね」セヒは寝ぼけて自分が夢を見ていると思ってるみたい。「すごく会いたかったみたいね、私が夢に出てくるくらい」とジホは言った。
「本当にモンゴルに行って来たの?俺を置いて行って良かったのか?俺だけ置いて行って楽しかったのか?」寝言で不平を言うセヒにジホは嬉しそう。
「ううん。一つも面白くなかった。あなたにすごく会いたくて。毎日恋しかった」セヒは涙を浮かべながら笑った。「可笑しいね」その顔を優しく撫でながらジホは言った。「愛してる。愛してます、すごく」
「悪い人だ」セヒがとうとう涙を流した。「俺の傍からいなくなるくせに。起きたらいなくなるくせに。なんで愛してるって言うんだ。悪い人だね、ジホさん」
「ごめんね。もうどこにも行かないから」「どんな夢がこんなに悲しいのか」寝ながら泣き続けるセヒ。「だけど、いいね。こんな風でも会えていいよ、ジホさん。夢でもいい、ジホさん」ジホの名前を呼び続けるセヒを見て、ジホも涙があふれた。セヒの頭を撫でているジホ。
机の上はたくさんのビールの空き缶と、開いたままのウエディングアルバム。これを見ながらまた酔っぱらって寝ちゃったんだろうね〜
翌朝、ウリの鳴き声で目覚めたセヒ。枕元に置いてあった水筒に自然に手を伸ばし口をつけた。気付くとテーブルの上はきれいに片付けられている。自分の持っている水筒に初めて疑問が湧いたセヒは、「まさか、ウリ。お前が沸かしたのか?柚子茶」→無実のウリはキョトン(笑)
自分がアルコール性の痴呆症にかかったと思って、むしろ良かったのかもしれないと独り言を言うセヒ。ジホがいなくなってからどれだけ飲んでるんだか。
セヒは屋上に出て、またビール缶を開けた。「起きましたか?」その声に驚いて振り返ると・・・干したシーツの後ろから出てきたのはジホ!
セヒに微笑みかけるジホにビックリし過ぎて声も出ずにお目目がまんまるだよーー
「起きてもうお酒ですか?胸やけしないの?」とセヒに問いかけるジホ。「朝ご飯食べよう〜」と部屋に行きながら「先にシャワーしてください。臭うわよ」と声を掛けて中に入る。確かに昨日カギをもらった時と同じ服だから、そのままお酒を飲んで着替えもせずに寝ちゃったんだね。
ジホは朝からケジャンを頬張っている。向かい合わせにいるセヒが「今、ケジャンが喉を通りますか?」とジホに言った。まるで普段通りのジホに対して複雑な表情のセヒ。ジホが朝からもたれます?と尋ねるとそういうことではないと言った。
「離婚したじゃないんですか?私たち。相当おかしいです、この状況」
離婚してモンゴルに行く(と思い込んでた)と消えたのに急に現れて自分の前でケジャンを食べているジホとこの状況に頭がついて行ってないんだね、そりゃそうだ!
そこまで言われてジホはため息をつき、「では私、出て行きますか?」と言った。ジホはジホでセヒがあんまり喜んでくれてないと思ったのかな?「わかりました。行きます、それなら」と手と口を拭いて立ち上がり、部屋を出ようとする。
セヒは出て行くジホの腕をつかんだ。「そういうことじゃないじゃないか」ジホはじっとセヒの顔を見た。
「どこへ行ってたんだ?お前どこにいたんだ」「仁寺洞」
仁寺洞と聞いたセヒはジホから離れて後ろを向き、頭を抱えた。「怒ったんですか?」とジホが訊く。自分の中で一生懸命感情を押さえているみたいな素振りのセヒ。「いいえ」
「違うみたいだけど?怒ってるみたいだけど?」とジホが顔を覗き込むと、 「怒ってないです!!」 とセヒは大声を出した。
そんな近くにいながら一度も連絡をよこさず、訪ねても来なかったジホを詰るセヒ。「俺がどれだけ会いたかったか。どれだけ、辛かったか」
大きな声を出してジホに向かって怒ったセヒを見てジホは笑い顔になった。その顔を見てさらにセヒはジホを詰る。「笑ってるんですか?なんで笑うんですか。人をおかしくさせておいて、家まで売るようにしておいて、笑いがでるんですか?今?」
「セヒさんが・・怒った」ジホは幸せそうに言った。
「初めてそうやって話しました。『俺がどれだけ会いたかったか、どれだけ辛かったか』初めて私に気持ちを言ったの」ジホが待っていたのはこれだったんだな〜。セヒはいつも言いたいことがあっても全部心の中にしまってたから。
「ありがとう、19号室を開けてくれて。ごめんね、辛い時にいなくなって」やっとやっと、お互い自分の気持ちを話して相手の気持ちが知れたんだね〜〜
「私がハグしてあげようか?」と大きく手を広げてセヒに訊いたジホ。セヒは「知りません」と拗ねてベッドに腰掛けたよ〜、まるで女子みたいな拗ね方(笑)
隣に座って「何が知らないですか〜。ハグしてあげます」と言うジホに背を向けて「結構です。何するんですか」と本格的に拗ねまくるセヒ(笑)。来ないでくださいとセヒが言えば言うほどジホがいたずらっ子みたいにくっつくと・・・
ジホをバッとベッドに押し倒したよ〜。お〜、セヒが男に戻った!!
「来ないでって言ったでしょ」とジホに覆いかぶさるように言うセヒ。「朝ご飯、もう食べなくてもいいですか?」「食べなくても、いいです」とセヒを真っ直ぐに見ながら言うジホにキスしたよ〜。ジホもセヒに抱き着いて、やっとやっとやーっと今日から本当に1日目になったね!!!
ウォンソクはタブレットを真剣な顔で見ていた。「最終カップル適合度91.666%」この前、ボミに告白をされた時に見せられた二人の適合データ。
「こんな風に理論上の完璧なマッチング、簡単じゃないことよくご存知でしょ?賢明な返答を待ってます」とクールに言ったボミを思い出しているウォンソク。
ウォンソクは外にボミを呼び出した。「決められましたか?」と尋ねたボミ。「ボミさんは僕にとってMacOSのような方です」と話し始めたウォンソク。いつもこういう話の時はプログラミングや理論の話に例えるね〜、ウォンソクは!
「新しくて、不思議で、直感的でこの上なく楽な、そんな人です。ですけど、僕は煩わしくて面倒でも、今もWindowsが恋しいんです。僕の頭はMacOSが一番理想的だと分かってるんだけど、それを分かってても心の中はまだWindowsを覚えてるみたいです。すみません、ボミさん」
「ええ、分かりました。私が聞いてきたお断りの中で一番ロマンティックですね」←やっぱりウォンソクと相性は良いらしい(笑)
「だけど、いつまで旧システムに閉じ込められるつもりなんですか?Windowsもアップデートしなくてはいけないんじゃないですか?会計士さん(シン代理)、明日プロポーズするんですって。ですから、初期化する前に早くアップデートしたらどうです」「ボミさん、元々分かっていらしたんですか?」ウォンソクがホランを忘れていないと知っていながら自分の気持ちを伝えたんだね、ボミ!
セヒはジホの腕の中で熟睡していた。朝からずっと寝ていたのかな?「セヒさん。起きてください。晩ご飯食べないと」とセヒを優しく起こしたジホ。最近眠れてなかったから、もっと寝ていていいかとジホに甘えて抱き着きながら訊くセヒ。ご飯だけ食べてから寝ましょうとジホが言うと、「俺がオムライス作ってあげようか?」とセヒがニッコリ(笑)その言葉を聞いて急に真顔になったジホ。「チキンを出前して食べましょう」(笑)
外の台に出て、夜景を見ながらチキンとビールで乾杯の2人。セヒは結局ジホがジョンミンの会社と契約をしなかったことを尋ねた。「聞いたんだ、コ代表に」←ジョンミンを「コ代表」と呼んでいる!!
セヒは自分のせいでジホが良い道を諦めたのではないかと思っていた。でもジホは、セヒもジョンミンも自分のせいでジホが仕事を諦めたと思っていることを不思議がっている。
「そんなに簡単には諦めません、悲運の88年生まれは」セヒに話し始めたジホ。
「機会というのは大切で希少なものだから、そんなに簡単には諦められないんです。その機会の中に“愛”も含まれてます。コ代表もお父様も私が何を諦めてはならないのか教えてくれた良いきっかけでした。私、愛を諦めることはできないです。だから、 何かを諦めたのではなくて、愛を最優先に選択したんです。 」
自分が生きるこの時代に、本当の愛をまともに一度することも大変だ、と言うジホ。もし結婚が自分たちの愛に害をなす制度ならば、これからも選びたくないと言った。「セヒさんの考えはどうですか?」
「私は、ジホさんとまた離れていたくありません。そして法的な保護者になりたいです。それでどんな危ないことが起きても私が一番先に駆けつけられるように」ジホの顔が嬉しそう〜。セヒがもう自分の心を全部言ってくれるし、なにげに今のはプロポーズだし。
「ですが、結婚が愛を変質させうる制度だということには全面的に同意します。両親が決めておいた慣習や形式にこれ以上、私たちの感情を痛めるのは望みません。これからの時間の間、私達だけの対案を見つけるようにしましょう」
2人はもう一度乾杯をした。「だけど・・・コ代表と2人きりで会ったんですか?」←いきなりジホのやきもちタイム!(笑)
「いつ?どこで?」突然焦り始めるセヒ。「ですから、それは・・・。コ代表から先に電話が来て」ジョンミンに罪をなすりつける作戦(笑)
「先に電話したんですか?コ代表ちょっとおかしいですね、人の男を思い通りに呼びつけてってことですか?」ジホの怒りが止まらない!「そうなんですよ。変えましょうか、電話番号」ジホの怒りを自分に向けないようにしてるセヒだけど、「結構です!」と言いビールを一気飲みしてジロリとセヒを見るジホ。頑張れ、セヒや〜〜
翌日、ホランがジホに電話をしてきた。区庁に行くと言う。屋上部屋の大家のおばさんがソファーを捨てるようにとホランに連絡してきたのだった。確かに外に出していたからか、カビや傷がものすごくなっている。区庁で粗大ごみの申告をしてから後で取りに行くとホランは言った。電話を切った後、ジョンミンからジホにメッセが入った。
「弁護士から話を聞きました。攻撃手としての成功的な一歩、おめでとうございます。それから、他の制作会社から連絡がいくと思います。純粋なファンの心から私が少し営業をしてしまいました。書きたい文、必ず…書いてください」
ジョンミーン!!あなたは最後までなんといい人だったのか!!こういう人になりたい・・・
ジホは大きく伸びをして、セヒに電話をかけようとアドレス帳をスクロールする。そこには「私の男?」との表示!!
セヒは久しぶりに会社に出勤した。「久しぶりだな、マ代表」と挨拶すると驚いてセヒに視線が集中するマ代表&社員一同。
机をどかそうかと思っていたと冗談を言うマ代表に「懐かしかった、マ代表のそのギャグ」と返すセヒ。これでキョルマルエも一安心になったね!
そこにジホからの電話がかかってきた。「俺のもの?」と出た表示を見てマ代表がバスで電話が誰かのと入れ替わったと言ってるよ〜(笑)まさかのセヒがまさかの表示だもんね!
そのまま電話に出たセヒ。「うん」←まずこの返事がマ代表には信じがたい(笑)。ジホはホランがソファー捨てるんだけど2人では動かせないからと言うと、帰ってから自分がすると答えたセヒ。この柔らかい表情と口調がまた有り得なくてマ代表のみならず社員一同もお化けでも見るかのようにセヒに釘づけ(笑)
「そうですか。僕もです」そして切る前に無表情ながら「チュッ」←キャラ崩壊したセヒ(笑)マ代表の表情〜〜うける〜社員たちも絶句(笑)
シン代理はホランに「結婚開発プロジェクト」をプレゼンしている。結婚は人生の一番大きなプロジェクトだと言うシン代理は、失敗しないように少しずつ徹底して準備しないと、とホランに話す。しかし、ホランはシン代理の気持ちは受け取れないと正式に断った。「今日、実はこう申し上げようと来たんです」
「予想はしていました」と言ったシン代理。「理由を伺ってもいいですか?正直な理由を。それでこそすっきりと整理できると思うので」ホランはコートのポケットからウォンソクにもらった指輪を出した。
「これ、元彼が私にプロポーズしながらくれた指輪です。私、実はずっといつもポケットに入れて来てました。私もヨンヒョさんに会いながらすごく努力してみようとしたんですよ。私の気持ちに。だけど、気持ちは努力するものではなかったんです。ただ、来るものでしょう」シン代理は悲しく笑いながら頷いた。「いい言葉ですね、本当に」
そして、明るく「それは僕も『リアル認定』する部分です」といつもの言葉遣いでホランに言い、「同意?」と手を挙げる。最初で最後、ホランがハイタッチで答えた。
ウォンソクは休憩室でホランに電話をするかするまいか迷っていた。そこに無表情ながらご機嫌で鼻歌まで歌っているセヒがお茶を飲みに来た。「お久しぶりですね、ウォンソクさん」
ウォンソクに部屋の住み心地を訊かれ、「すごくいいです。ワンルームがこんなにいい住居空間だとは」と答えたセヒ。それはジホがいるからだろ〜〜。
ウォンソクはもしかしてホランが来るとか、そういうのはないでしょう?とセヒに訊くと、どうして知ってるのかと逆にセヒに訊かれた。「今日、ホランさんが来られるとおっしゃってましたが」「えっ?」ウォンソクは驚く。
区庁で申告書を作成し、屋上部屋に来て、残りを整理するらしいとさっきジホから聞いたことを伝えたセヒ。ウォンソクは何の申告書かが気になる。「もしかして、それ、婚姻届ですか?」
「え?」と一瞬聞き返したセヒだったが、「うーん、どうもそのようですね」と話に乗った!「30代初めの女性が区庁で申告する状況というのは、多分それ以外にないでしょう。婚姻届」明らかにウォンソクの顔色が変わる。
「あ、さっき見たら会社の前のカフェで会計士さんと一緒にいましたよ、ホランさん」とダメ押しするセヒ。慌てて半休を取りますと言ってウォンソクは会社を出て行った。セヒはお茶を一口飲み、小さくガッツポーズ。ナイスアシスト!
ウォンソクが会社の外に出ると、ちょうどホランがシン代理の車に乗り込むところだった。駆けつけるがあとちょっとの差で間に合わなかったウォンソク。車は区庁の前で止まった。ホランとシン代理はお互い笑顔で最後の挨拶を交わしてお別れした。
ホランが区庁の中で粗大ゴミ廃棄の申請書を書いていると、後ろからウォンソクが走り寄ってきて手を止めた。驚くホラン。「俺、ダメみたいだ。諦められないみたいだ」と言いながら申請書を取り上げる。
「どうせ必要ないよ。もう古くなったしあちこち傷もあるし、再生不能だよ」とホランが言った。「いや、古くなったから、傷がついたから、もっと大事にして面倒みなくちゃ」と真剣な顔でウォンソクが言う。もちろん、ホランはソファーの話をしていて、ウォンソクは2人の関係の話をしてるから、妙な温度差があるんだよね〜。
自分が悪かった、もう一度だけチャンスをくれと泣きながら言うウォンソクに「分かった。そんなに欲しいならあなたが持って行って」とホランは言った。その答えに申請書を見るウォンソク。「なんだこれ?」→大型廃棄物排出申告書(笑)
カフェに入ったホランとウォンソク。「ソファーだとは思わなかった」←セヒに一杯くわされたウォンソクが言った。「私が何で違う指輪を受け取るって思ったの?」と言うホラン。「私がどうして違う指輪を受け取るのよ。私がどうしてこの指輪を外すの」薬指にはもらったリングが嵌っていた。
「これがどんな指輪か。この人生で指輪は・・これ一つで十分よ」そう言ってホランはウォンソクの隣に移動した。
「だからウォンソク。私と・・・結婚してくれますか?」ホランからのプロポーズに涙がポロポロのウォンソク。「俺が先に言おうと思ったのに」前にスジがホランに結婚したい人から言えばいいじゃんと言われた時は、あんなに拒否してたのにホランも変わったね!!
2人して泣きながら抱き合い、涙を拭き合う。「俺たち新居はどこにする?」と急に言い出すウォンソク。ホランはウォンソクの両親の家に住むから必要ない!とキッパリ言った。嫁姑の同居を心配して難色を示すウォンソクだったが、そこはホランが一枚上手、お母さんにすっかり話をつけていたのだった。
「話が出たついでに、計画立てよう」と言うホラン。スマホの画面にはどこかで見たようなフローチャートが!「これなんだ?」「私たちの結婚開発5ヶ年計画」シン代理の方式を流用??
“社会学者ゲーリー・ベッカーは、結婚して暮らす利得が一人で暮らすことより大きくてこそ、人々が結婚をすると言った”
スジはすっかり起業家の風情。元は大企業の企業戦士だったんだから、名実ともにデキル女だしね!歩きながら英語で商談もこなす。でもマ代表の前では可愛いスジに変わるんだよね〜。道に停めた車の中で待っていたマ代表のところへ駆け込んでいく。「おっぱ〜〜」車は出発!
車の中でマ代表が出張に行くことを聞いたスジ。サプライズで秘密にしていた、スジと一緒の香港行き3時の飛行機。席を変更して、隣でぴったりくっついて行こうとウキウキの2人。しかしよくよく話すと、スジはビジネスクラスでマ代表は翼側(つまりエコノミー)の席だった。
年商5億円(!)のウ代表になったスジ。マ代表は「俺は翼側が好きだ。チキンを食べる時も手羽先だけだし」と虚勢(笑)
車を降りて駐車場で、スジはマ代表に「私たち、マイレージ一緒に使う?」と訊いた。自分のマイレージを使ってマ代表が出張に行ったり席をアップグレードをすればいいと。「そうすれば俺もすごくいいけど。けどそれって家族間だけでしかダメだったはずだけど?」
「あ、そうだった。それじゃしちゃう?結婚?」 スジのいきなりのプロポーズ!
「な、何をするって?」「嫌?」嫌なわけないと言うマ代表だったが、「だけど結婚制度、嫌がってたじゃないか。それにマイレージなんかのために結婚なんて、まったく」と嬉しさを隠しておどけて言うと・・・「マイレージなんかですって?」
この数年、一生懸命仕事して空港で野宿してまで貯めたマイレージを差し出すことは、どれだけ愛してればそんな気持ちになるかと文句を言いながらマ代表に告白するスジ。「もういい!しない!結婚」
スジは今日は息子を連れて来たのに、と言って拗ねて先に行ってしまった。マ代表が車の中を覗くと・・・スジの娘の指定席の隣には新たな息子の人形が!!
「ヨボ!!」とスジを追いかけて呼びかけたマ代表。「俺たち一緒に行こう、一生!」とスジに追いつき肩を組んで歩いて行く。この2人もハッピーエンド〜〜
“だけど作家ゲーテは、『結婚ほど本質的に自身の幸福が関わるものはない』と言った”
ジホはパソコンでシナリオを書いている。そこにセヒがお茶を持って来た。真剣な顔でパソコンに向かっているジホに、紅参のパウチを口に入れてあげるセヒ。
“ゲーテは言った。『結婚生活は、真の意味で恋愛の始まりだ』”
ジホは一休みしてマッサージチェアに座る。そこにセヒがやって来た。「全部書いた?」「ううん、まだ。オンエアだけ見てそのあと徹夜しないと」と疲れたように甘えたように言うジホ。
優しく頭を撫でて「ビール飲む?」とジホに訊くセヒにジホは嬉しそうに頷いた。セヒもニッコリ頷いてビールを取りに行く。
“私たちは3年前、婚姻届を出した。婚姻届と一緒に契約書もまた書いた”
チョンセ金は折半、ビラは共同名義、盆正月は各自の実家に帰って別々に過ごす、ひとつひとつ確認しながら契約書を交わす2人。
盆正月の挨拶の件は、ジホが韓国の情緒においては受け入れられないのではないかと心配するが、セヒは挨拶ではない不当労働を前回経験して、お互い済まなくてぎこちなかったことを持ち出し、もうジホにあの雰囲気を味あわせたくないと言った。
「それに、韓国の情緒の何が重要なんですか?僕たちの気持ちが重要だろ」と言ってくれたセヒに、「OK、コール!」と嬉しそうに頷いたジホ。
“契約内容は1年毎に更新になるが、私たちの大前提はいつも同じだ。私たちの愛を最優先にすること”
ソファーでサッカーを見ているジホにビールを持って来てくれたセヒ。2人で乾杯してビールを飲む。
“もちろん一般的なことではない。お互い別に行った初めての名節に、お義母さんは私に電話をかけて泣かれ、うちのお父さんはお膳をひっくり返した。だけど、それが全てだった。それ以上の大きなことは起こらなかった”
セヒはジホの膝に寝転がって、ジホはセヒの髪の毛を撫でて、一緒にサッカーを見る。
“私たちは他の人たちにとっては『ドライ夫婦(=変わり者の夫婦)』になり、私たちの生活に忠実でいられるようになった。結婚でも非婚でも、届を出すも出さないも、何を選んでも思ったよりそんなに深刻になることたちは起こらない”
「時間になった」セヒが起き上った。チャンネルを合わせる。
ジホは落ち着かないように大きく息を吐いて、ビールを飲んだ。テレビ画面を見ているジホにセヒが向き直って言った。
「ジホ、愛してる」
“重要なのは、どんな形態でも横にいるこの人と、今この瞬間をともにすること。そうして今日もまず私たちは、愛だけをすることにする”
「私も」
セヒの顔を包んでキスをするジホ。その時、テレビで始まったドラマは・・・ 「この人生は初めてなので」
“そして・・・今この瞬間を生きる皆さんに、すべての真心を込めて健闘を祈る。いずれにせよ、この人生は私たち全てが初めてだから”
バス停にバスが停まり、乗り込むために走るジホ&セヒ、スジ&マ代表、ホラン&ウォンソク。ウォンソクは赤ちゃんを抱いているよ〜〜
バスの後部座席に座る笑顔の6人(と赤ちゃん)。全員、ハッピーエンドで終わりました!
お付き合いいただきありがとうございました〜。長くなりすぎたのでメイキングをもう一つ上げて、そちらに感想を書きます!!
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2017年12月04日
【ドラマ】この人生は初めてなので ep.16-1 (最終回)
やっと最終回までたどりつきました!!とりあえず、前半です!
〜ep.15-2のつづきから〜
セヒが酔いつぶれて寝ていた夜。ジホがセヒの寝顔を見ていると、お母さんから電話があった。
「こんな時間に何かあったの?え!?本当??」
慌てて病院に駆けつけたジホ。弟の嫁が産気づいたのだった。ジホが分娩室の前に行くとすでにお父さんとお母さんが待ち構えていた。ジホが着いたとほぼ同時に扉が開き、弟とともに看護師さんに抱かれた赤ちゃんが出てきた。
お父さんもお母さんも小さい命にメロメロ。早速話しかけている。ジホに甥ができたのだった。
赤ちゃんを見送るお父さんの目に涙。泣いているお父さんにビックリするジホ。「お父さん、目が・・・」お母さんも「あなた泣いてるの?」と言うと、「誰が泣いてるんだ!」と言いながら嗚咽するお父さん。ハートの熱いお父さんは感極まっちゃったんだね!
その後ろで泣き声がすると思ったら、こちらではジホの弟が涙を隠さず泣いていた。どうやら立会い出産だったようだ。思いがけないお父さんと弟の涙を見て、ジホは驚いた表情。
ジホはお母さんと新生児室に赤ちゃんを見に来ていた。「お母さん、おばあちゃんになったんだね」
赤ちゃんから目を離せないお母さんとジホ。「本当にいいことだね。家族ができるのって」とジホが言うと、「一番大きな贈り物だよ」と満面の笑みのお母さん。そのタイミングでジホは言った。「お母さん、私、離婚しようかと」
表情が固まるお母さんに「贈り物、簡単に考えていたみたい。私達」と続けたジホ。
廊下のベンチに座っているお母さんとジホ。さっきと打って変わって能面のような表情のお母さんにジホは「なんで何も言わないの?」と訊いた。
「私が何か言う必要ある?あんたは決めたら変えない子じゃない」お母さんはジホのことを本当に分かっている。決める前が一番大変で、その後も一番大変なこと。自分が何かを言うこともないと。
「なんでお父さんと離婚しなかったの?あの時・・・」ジホが10歳の時にお母さんが実家に帰ったことがあった。お母さんはジホが覚えていたことに驚き、そして話しはじめた。
両家から結婚の反対を受け、躍起になって結婚したお父さんとお母さん。まるでロミオとジュリエットのように。そんなまでして結婚したのに暮らしてみると別れようとまで思うようになった。それでも寝ているお父さんを見ていたら、急に恋愛していた頃をずっと思い出したとお母さんは言った。「私があの時別れたら、この人を一生懐かしがるんだろうなって。そんな風に思ってこのまま暮らそうと思った」お母さんとお父さんの知られざる過去を聞いたジホ。
「ジホ、人の人生は皆同じようで似たり寄ったりよ。ただ、自分の星の袋を用意するのが大事だよ。似たり寄ったりの人生の中にも時によってはキラキラ漂ってるものがある。その時ごとに逃さないで、自分の星の袋に入れておかなくちゃ。そうすれば後で辛くてしんどい時、一つずつ取り出してその辛い時間を耐えることができるの」
ジホは大きく頷いた。「そうなの。星を逃したくなくて離婚するの、私も。私の星の袋にキラキラをいっぱいにしておきたいから」
ジホが微笑みながらお母さんに言うと、お母さんは急に真顔になり「バカなこと言って座ってるよ」とジホに言い放った!!お父さんに離婚の話はするな、頭を刈られて新生児室に入れられると脅す?お母さん!この娘にして、この母有り(笑)ジホが甘えてじゃあいつすればいいの?と訊くと私が知るか、勝手にしなさい!とカッコよく去っていく(笑)
“痛かった。『家族は贈り物』というお母さんのその美しい言葉が私を懲らしめる言葉のようで”
ジホは帰り際に弟嫁の部屋に寄ると、嫁は疲れて寝ていて、弟は涙が止まらないまま嫁に付きっきりでいる。ジホは入口からそれを見て、そのまま後にした。
“結婚は、キラキラと光を放つもの”
お母さんがジホとの話を終えてお父さんの許に戻ると、お父さんは待合室でうたた寝をしていた。お母さんが起こして帰ろうと言うと、お母さんの膝を枕にして甘えて寝てしまうお父さん。
“結婚は、憎くてももう一度振り返るもの。結婚をすごく簡単に考えていた私たちが、初めて恥ずかしくなった”
家に帰り、荷物を整え、契約を破棄してセヒの家を出るジホ。握手をして別れた。
“握手で始まった関係は握手で終わるのが正しいと考えた。私たちの前半戦は結婚だったけど、後半戦は・・愛にしたいから” バスの中でニッコリと笑うジホ。ジホはセヒとお別れすることは全く考えてないのよね〜〜。それを知らないセヒ・・・ちょっと気の毒??
マ代表はギャラリーのようなところから出てきた。仕事なのかな?エレベーターの前に行くと向こうから来たのはお久しぶりのパク代理一行様。すぐに挨拶をしたマ代表。「お〜、マ代表。久しぶりだな」「お元気でしたか?」「もちろん」←しゃべりが上から目線のパク代理。
パク代理の鼻の絆創膏のことを尋ねたマ代表。「酒飲んで、家に帰る時転んだんだ」と誤魔化すパク代理(笑)スジに殴られたとは言えないね!エレベーターに入り「ウ代理がお見えでないですね」と話をするマ代表。「退職したじゃないか、知らなかったのか?」と言うパク代理に「あ〜、そうなんですね」とわざとらしく答えてるよ!
パク代理は女は腰掛けで家族を養う責任感を知ってるのか、とまあ言いたい放題。一緒に外に出てきたパク代理をタバコに誘うマ代表。部下を先に行かせたパク代理はマ代表にタバコをすすめると、「やめました」とマ代表は言った。
「タバコは元々私に合ってなかったんです」と言うマ代表に、社会生活や対話に支障が出るのでは?と言ったパク代理。マ代表は男同士のくだらない話、下ネタをすれば強く見えて存在感が上がる、そんな『雄の世界』のことを揶揄し、最近の中二ですらそんな真似はしないと 淡々と、理路整然にパク代理をバカにしてるよ!!
若干戸惑っているパク代理とマ代表の許に大型バイクで誰かが乗り付けてきた!「来たか?」マ代表が軽く挨拶をする。「私の彼女なんですが、挨拶しますか?」とパク代理に言うと・・・
ヘルメットを外して髪をなびかせた女性はウ・スジ!パク代理が目を見開いている(笑)「うちのジノと思慮の深い対話を分かち合ってたんだ。だろ?ジノ」とマ代表はパク代理の肩を叩いてスジの方に向かう。スジも「久しぶり。ジノ。また太ったね」と気軽に挨拶(笑)
「ジノや、俺が3歳年上だ!元気で。また会おう」と初めてタメ口を使ったマ代表。「アンニョン」と2人から言われ思わず手を振るパク代理(笑)→この人も根っからの悪人ではないんだな〜。ただムカつく男ってだけでね(笑)
それにしても、このバイクはボンナムから買ったんだね〜。そう言えば前にYOLOカフェの前でボンナムに売るつもりかって聞いてたっけね。
スジはマ代表をお供にランジェリーショップでサンプルを買い集めていた。スジが試着をしている間、いたたまれなさ?にマネキンに話しかけてるマ代表(笑)
たくさんの店で買った袋を両手に持って、スジのマンションのエレベーターまで来た2人。スジはランジェリーのオンラインショップを立ち上げることにしたんだね〜。エレベーターを待つ間、お疲れ様と言うマ代表に、これからやらなくてはならないことが山のようにあると言うスジ。
スジがエレベーターに乗り込むと、ご飯をきちんと食べろとかファイティンポーズをしたりとか、まるでお父さんのように言い聞かせ、励まして見送ったマ代表。扉が閉まり、マ代表が行こうとした瞬間、また扉が開いた。「オッパ。ラーメン食べていく?」
俺は簡単に騙される人間ではない、とカッコつけて帰ろうとするマ代表をじっと見てるスジ。「本当に?」「うん」「やったーー」←子供みたいにはしゃいでエレベーターに乗ったマ代表だよ〜〜。念願成就!
ウォンソクは屋上の家を引き払っていた。親の家に帰ることにしたのだった。がらんどうになった部屋を出て屋上に出てきたウォンソクはピンクソファーに座り、「じゃあな」とソファーに別れを惜しんだ。
セヒも家にお客が来ていた。内覧の若夫婦だった。 なんと、この家を売ることにしたのだった。 不動産屋に綺麗に使ってあると言われ、夫婦も好印象の様子。ジホの部屋にも入り、納戸や子供部屋にもいいと不動産オンニのセールストーク。若夫婦の妻がマットレスの下に挟まっていた封筒を拾い、マットレスの上に置いた。
不動産オンニと若夫婦が帰った後、猫を抱いて家を見回すセヒ。キッチンの椅子を見ればジホが朝食をモグモグ食べているところが目に浮かび、ソファーを見ればジホがサッカーを見ながらビールを飲んでいる姿が目に浮かぶ。
猫のトイレもきれいにして、猫の餌も忘れずに補充する。バスルームから走って部屋に入るジホ。こんな生活が数か月続いて、すっかりそれにセヒも慣れていたんだね。無理もなく。
セヒはジホの部屋のドアを開けた。そこにはシナリオを書きながら伸びをしたり、夜にはスマホで動画を見ていたりするジホがいた。そして幸せそうに寝て、イビキもかいて・・・でも、今はジホのものは何もなく、ジホもいない。
ふと見ると、マットレスの上に置いてある封筒を見つけた。さっきの若妻が置いたもの。中身を開けたセヒ。
「セヒさんへ。今日もサッカー見たんですか?猫も元気ですか?セヒさんがこの手紙を見つけた時はいつ頃なんでしょうね。多分、私が去った後、この部屋に入った時でしょう?実は私、セヒさんの部屋に入ったことがあったんです。その時、セヒさんが好きだった詩集を見ました。そして、コ代表がその詩集の主人だったことも知ってます。ごめんなさい。セヒさん、モンゴル人は人が死んでも土に埋めたり火葬はしないんですって。代わりに屍を荷車に載せていき、どこか知らないところへ落として来るんですって。そしてそこにまた訪れて屍を探して・・・肉体がそのまま残っていたらそれを悲しんで、白骨だけ輝いていたら喜んで帰ってくるんですって。私も・・・この部屋をでて帰ってくる道に、私の心に何が残っているか気になりました」
お通夜のような顔でウォンソクと焼肉屋に来ているセヒ。どうやらセヒが誘ったようだ。有休が被ったからという理由で。ウォンソクが外食はしないと聞いていたと言うと、「ひとりで家で食べるのが嫌だったので」と、らしくないことを言い、ウォンソクが注いだ焼酎を一気飲み。セヒが家を売ったと聞いていたウォンソク。引っ越し先を訊いたウォンソクに、あの家でなければどこでもいいとセヒは言う。ジホの行先を訊かれると一時停止してしまった。。。ジホが出て行く前に遠くへ行くのかと訊いたセヒ。多分そうだと思うと答えたジホ。「モンゴルに行かれたと思います」とウォンソクに言うのだった。
そしてこちらはモンゴルに行ったはずのジホ・・・。なぜかホランとチムジルバンでマンガを読んで爆笑中。とにかく明るい女2人。久しぶりにこんな風に遊んだ。お喋りしたり、卵を食べたり、シッケを飲んだり。
「ゲストハウスはどう?居心地悪くないの?」と訊くホラン。外国人も多くてそれなりに旅行気分だと言うジホ。ホランはジホに、部屋を見つけるまでの間、屋上部屋を提供することを提案してくれた。ウォンソクも出て行き、更新時期までにはまだ大分残っている、保証金も今すぐ必要という訳でもない。快く言ってくれる親友に、ジホは指ハート
マ代表は初めて通されたスジの家の中で落ち着かず、枕の匂いを嗅いだりしている。←変態?(笑)
「ラーメン食べよう!」と掛け声がかかり、これまた初めてのスジの手料理。しかし・・・箸を入れると麺が塊で取れる。つまり、まだ固いまま!そう、スジは料理ができない女!?期待を込めた目で「おいしい?」と訊かれたら「すごい美味しいね、ものすごく」と言うしかないじゃん!!ラーメンは美味しくないほうが難しいのに、とスジに聞こえないように独り言。
スジはマ代表にセヒの引越しのことを訊いた。マ代表もずいぶん長くセヒの顔を見ていないため、行き先がどこになるか分からないと言う。セヒは連休を取っていて、20日の休みも全部使う勢いだと。マ代表はセヒのせいで会社も死にそうだとスジに愚痴ったのだが・・・
スジにラーメンをニッコリとすすめられ、一生懸命噛み締めながら食べるマ代表。愛の力だね〜〜(笑)
セヒは家でサッカーを観戦中。ついにソファーに寝そべり、めり込んでいる。そしてまた酔っている。猫も心配そうに?セヒの側にいる。猫を「ウリ」と呼ぶセヒ。「ウリ。その首輪、お前が持ってきてつけたのか?じゃなきゃ、お前の姉さんがつけて行ったのか?姉さんは発つときにそれをどうしてつけてくれて行ったんだ?理由が何だって?」セヒがだんだん壊れてきたよ〜〜
「お前は分かるか?お前の姉さんの気持ち」
ジホはゲストハウスに戻ってきた。韓屋を使ったところで韓国情緒があるためか、外国人が多いみたい。部屋に入って携帯でサッカーを見ているジホのところへ外国人のルームメイト?ナンシーが入ってきた。飽きもせずにサッカーばかり見ているジホにまた見てるの?と訊くナンシー。ジホは一生懸命英語で答えるんだけど・・・言いたいことが言えず、韓国語にチェンジ!「サッカーはただ見るのが大事なんじゃなくて、誰と見るかが大事なの」
初めてセヒに会ったのも、セヒが外でサッカー中継を見ていてそれをジホが覗いたことから始まった。家でも一緒によく見ていたことも思い出したジホ。「一緒に見る人が誰かによってその日の試合が記憶されるの」ナンシーはジホが言ってることがよく分からないようだけど・・・
ナンシーは話題転換!「明日は何するの?」これならジホも英語で答えられる。「明日はケーキをつくりに行くの」「誰に?」 「元・夫に」
次の日、本当にケーキ教室にいたジホ。生地をつくり、焼いて、デコレーションまで自分で。先生が送る人に心を込めるのもいいことだと言っている。感謝、思い出、愛の告白・・・
「わぁ、すごく可愛い!」ジホの力作に先生が目を留めた。「タヌキ、本当に上手に作りましたね!」←先生が言った『タヌキ』は猫なんですけどね〜(笑)
セヒは会社に顔を出した。奥ではいつも仲良しの社員たちがゲームに夢中。カーレース対戦ゲームの始まりだ!ウォンソクと男性スタッフが皆の応援を受けながら走り始めた。最初は順調だったウォンソクだが、車を避けきれずコースをはみ出して結局は負けた。皆がワイワイしているところに、マ代表がセヒを見つけた。「おう、ナム首席!」
社員たちも急いで挨拶。セヒも頷いて返すが、これはどうやら酔っている様子だ。
ウォンソクから鍵をもらうセヒ。 なんとセヒもウォンソクから屋上部屋を借りることになったらしい! 「狭いんですけど、居心地悪いんじゃありません?」とウォンソクが訊いている。「家なんて、食べて寝ればいいんだ。居心地悪いなんてあるか」
死ぬときに持っていけるわけでもなし、と鼻で笑うセヒの変わりように驚くマ代表とウォンソク。マ代表は、セヒが会社を辞めてしまうつもりではないかと恐れている。まだ有休が残っているから辞めはしないと言って去るセヒ。
ジホはケーキを持ってまずは屋上部屋に帰ってきた。中に入るとマットレスベッドと荷物があった。どこかで見たような、懐かしさを感じるジホだったがウォンソクがまだ全部荷物を持って行ってないと判断。ザックを降ろしてベッドに寝転ぶと、やけに自分のベッドのように楽なことに驚く。
シン代理とのデート中のカフェでジホから屋上部屋に入ったとのメッセを見たホラン。シン代理が飲み物を持ってきた。来年のカレンダーを見て3/1(韓国では祝日)が木曜日なのをチェックしたと言うシン代理は、その週に連休を取ればバリぐらいには行けると話し始めた。「あ、バリに行かれるんですか?」と言うホランに「新婚旅行にぴったりじゃないですか」と答えたシン代理。驚くホラン。シン代理は真面目な顔で「来年、私と一緒にバリに行きましょう」とホランに告白をした!
一方、ウォンソクは会社に残って仕事をしていた。こちらもセヒからお礼のメッセが入ってきた。それを見て、セヒがちゃんと引越しをしたことを知ったウォンソク。そこにボミがやって来た。さっきのゲームの録画をもう一度見直すと言うボミ。ウォンソクは録画を立ち上げた。レースを振り返りながらひとつひとつウォンソクの動きを分析するボミに、さすがデータ分析家のボミだと感心するウォンソク。ボミは一番好きなものは「ゲームの話、公式の話、そしてゲームの公式の話」だと言った。
「本当ですか?僕もそうです!」ウォンソクが好きな話でホランが一番嫌いだった話。ルービックキューブの時にそう言ってたっけね。「だからなんですけど、よろしかったら」「はーい?」
「私とちょっと付き合ってみませんか?」「はい。え、はい??」←突然のボミの告白に驚くウォンソク。
セヒは屋上部屋にウリを連れて帰ってきた。部屋に入ってウリを放し、お皿にカリカリを入れてあげるセヒ。
ジホはケーキを持ってセヒの家に行った。「どなたですか?」出てきた男の人は全く知らない人。「ああ私、新しく引っ越してきた人です。今はうちの家です」と言われてしまったジホ。驚きを隠せない。
バスに乗りながら独り言のジホ。「家を売ったって?右ローン左猫の人が?どうして?」大きなため息をついて窓に寄りかかる。「どこに行ったのよ〜」
続きます〜
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〜ep.15-2のつづきから〜
セヒが酔いつぶれて寝ていた夜。ジホがセヒの寝顔を見ていると、お母さんから電話があった。
「こんな時間に何かあったの?え!?本当??」
慌てて病院に駆けつけたジホ。弟の嫁が産気づいたのだった。ジホが分娩室の前に行くとすでにお父さんとお母さんが待ち構えていた。ジホが着いたとほぼ同時に扉が開き、弟とともに看護師さんに抱かれた赤ちゃんが出てきた。
お父さんもお母さんも小さい命にメロメロ。早速話しかけている。ジホに甥ができたのだった。
赤ちゃんを見送るお父さんの目に涙。泣いているお父さんにビックリするジホ。「お父さん、目が・・・」お母さんも「あなた泣いてるの?」と言うと、「誰が泣いてるんだ!」と言いながら嗚咽するお父さん。ハートの熱いお父さんは感極まっちゃったんだね!
その後ろで泣き声がすると思ったら、こちらではジホの弟が涙を隠さず泣いていた。どうやら立会い出産だったようだ。思いがけないお父さんと弟の涙を見て、ジホは驚いた表情。
ジホはお母さんと新生児室に赤ちゃんを見に来ていた。「お母さん、おばあちゃんになったんだね」
赤ちゃんから目を離せないお母さんとジホ。「本当にいいことだね。家族ができるのって」とジホが言うと、「一番大きな贈り物だよ」と満面の笑みのお母さん。そのタイミングでジホは言った。「お母さん、私、離婚しようかと」
表情が固まるお母さんに「贈り物、簡単に考えていたみたい。私達」と続けたジホ。
廊下のベンチに座っているお母さんとジホ。さっきと打って変わって能面のような表情のお母さんにジホは「なんで何も言わないの?」と訊いた。
「私が何か言う必要ある?あんたは決めたら変えない子じゃない」お母さんはジホのことを本当に分かっている。決める前が一番大変で、その後も一番大変なこと。自分が何かを言うこともないと。
「なんでお父さんと離婚しなかったの?あの時・・・」ジホが10歳の時にお母さんが実家に帰ったことがあった。お母さんはジホが覚えていたことに驚き、そして話しはじめた。
両家から結婚の反対を受け、躍起になって結婚したお父さんとお母さん。まるでロミオとジュリエットのように。そんなまでして結婚したのに暮らしてみると別れようとまで思うようになった。それでも寝ているお父さんを見ていたら、急に恋愛していた頃をずっと思い出したとお母さんは言った。「私があの時別れたら、この人を一生懐かしがるんだろうなって。そんな風に思ってこのまま暮らそうと思った」お母さんとお父さんの知られざる過去を聞いたジホ。
「ジホ、人の人生は皆同じようで似たり寄ったりよ。ただ、自分の星の袋を用意するのが大事だよ。似たり寄ったりの人生の中にも時によってはキラキラ漂ってるものがある。その時ごとに逃さないで、自分の星の袋に入れておかなくちゃ。そうすれば後で辛くてしんどい時、一つずつ取り出してその辛い時間を耐えることができるの」
ジホは大きく頷いた。「そうなの。星を逃したくなくて離婚するの、私も。私の星の袋にキラキラをいっぱいにしておきたいから」
ジホが微笑みながらお母さんに言うと、お母さんは急に真顔になり「バカなこと言って座ってるよ」とジホに言い放った!!お父さんに離婚の話はするな、頭を刈られて新生児室に入れられると脅す?お母さん!この娘にして、この母有り(笑)ジホが甘えてじゃあいつすればいいの?と訊くと私が知るか、勝手にしなさい!とカッコよく去っていく(笑)
“痛かった。『家族は贈り物』というお母さんのその美しい言葉が私を懲らしめる言葉のようで”
ジホは帰り際に弟嫁の部屋に寄ると、嫁は疲れて寝ていて、弟は涙が止まらないまま嫁に付きっきりでいる。ジホは入口からそれを見て、そのまま後にした。
“結婚は、キラキラと光を放つもの”
お母さんがジホとの話を終えてお父さんの許に戻ると、お父さんは待合室でうたた寝をしていた。お母さんが起こして帰ろうと言うと、お母さんの膝を枕にして甘えて寝てしまうお父さん。
“結婚は、憎くてももう一度振り返るもの。結婚をすごく簡単に考えていた私たちが、初めて恥ずかしくなった”
家に帰り、荷物を整え、契約を破棄してセヒの家を出るジホ。握手をして別れた。
“握手で始まった関係は握手で終わるのが正しいと考えた。私たちの前半戦は結婚だったけど、後半戦は・・愛にしたいから” バスの中でニッコリと笑うジホ。ジホはセヒとお別れすることは全く考えてないのよね〜〜。それを知らないセヒ・・・ちょっと気の毒??
マ代表はギャラリーのようなところから出てきた。仕事なのかな?エレベーターの前に行くと向こうから来たのはお久しぶりのパク代理一行様。すぐに挨拶をしたマ代表。「お〜、マ代表。久しぶりだな」「お元気でしたか?」「もちろん」←しゃべりが上から目線のパク代理。
パク代理の鼻の絆創膏のことを尋ねたマ代表。「酒飲んで、家に帰る時転んだんだ」と誤魔化すパク代理(笑)スジに殴られたとは言えないね!エレベーターに入り「ウ代理がお見えでないですね」と話をするマ代表。「退職したじゃないか、知らなかったのか?」と言うパク代理に「あ〜、そうなんですね」とわざとらしく答えてるよ!
パク代理は女は腰掛けで家族を養う責任感を知ってるのか、とまあ言いたい放題。一緒に外に出てきたパク代理をタバコに誘うマ代表。部下を先に行かせたパク代理はマ代表にタバコをすすめると、「やめました」とマ代表は言った。
「タバコは元々私に合ってなかったんです」と言うマ代表に、社会生活や対話に支障が出るのでは?と言ったパク代理。マ代表は男同士のくだらない話、下ネタをすれば強く見えて存在感が上がる、そんな『雄の世界』のことを揶揄し、最近の中二ですらそんな真似はしないと 淡々と、理路整然にパク代理をバカにしてるよ!!
若干戸惑っているパク代理とマ代表の許に大型バイクで誰かが乗り付けてきた!「来たか?」マ代表が軽く挨拶をする。「私の彼女なんですが、挨拶しますか?」とパク代理に言うと・・・
ヘルメットを外して髪をなびかせた女性はウ・スジ!パク代理が目を見開いている(笑)「うちのジノと思慮の深い対話を分かち合ってたんだ。だろ?ジノ」とマ代表はパク代理の肩を叩いてスジの方に向かう。スジも「久しぶり。ジノ。また太ったね」と気軽に挨拶(笑)
「ジノや、俺が3歳年上だ!元気で。また会おう」と初めてタメ口を使ったマ代表。「アンニョン」と2人から言われ思わず手を振るパク代理(笑)→この人も根っからの悪人ではないんだな〜。ただムカつく男ってだけでね(笑)
それにしても、このバイクはボンナムから買ったんだね〜。そう言えば前にYOLOカフェの前でボンナムに売るつもりかって聞いてたっけね。
スジはマ代表をお供にランジェリーショップでサンプルを買い集めていた。スジが試着をしている間、いたたまれなさ?にマネキンに話しかけてるマ代表(笑)
たくさんの店で買った袋を両手に持って、スジのマンションのエレベーターまで来た2人。スジはランジェリーのオンラインショップを立ち上げることにしたんだね〜。エレベーターを待つ間、お疲れ様と言うマ代表に、これからやらなくてはならないことが山のようにあると言うスジ。
スジがエレベーターに乗り込むと、ご飯をきちんと食べろとかファイティンポーズをしたりとか、まるでお父さんのように言い聞かせ、励まして見送ったマ代表。扉が閉まり、マ代表が行こうとした瞬間、また扉が開いた。「オッパ。ラーメン食べていく?」
俺は簡単に騙される人間ではない、とカッコつけて帰ろうとするマ代表をじっと見てるスジ。「本当に?」「うん」「やったーー」←子供みたいにはしゃいでエレベーターに乗ったマ代表だよ〜〜。念願成就!
ウォンソクは屋上の家を引き払っていた。親の家に帰ることにしたのだった。がらんどうになった部屋を出て屋上に出てきたウォンソクはピンクソファーに座り、「じゃあな」とソファーに別れを惜しんだ。
セヒも家にお客が来ていた。内覧の若夫婦だった。 なんと、この家を売ることにしたのだった。 不動産屋に綺麗に使ってあると言われ、夫婦も好印象の様子。ジホの部屋にも入り、納戸や子供部屋にもいいと不動産オンニのセールストーク。若夫婦の妻がマットレスの下に挟まっていた封筒を拾い、マットレスの上に置いた。
不動産オンニと若夫婦が帰った後、猫を抱いて家を見回すセヒ。キッチンの椅子を見ればジホが朝食をモグモグ食べているところが目に浮かび、ソファーを見ればジホがサッカーを見ながらビールを飲んでいる姿が目に浮かぶ。
猫のトイレもきれいにして、猫の餌も忘れずに補充する。バスルームから走って部屋に入るジホ。こんな生活が数か月続いて、すっかりそれにセヒも慣れていたんだね。無理もなく。
セヒはジホの部屋のドアを開けた。そこにはシナリオを書きながら伸びをしたり、夜にはスマホで動画を見ていたりするジホがいた。そして幸せそうに寝て、イビキもかいて・・・でも、今はジホのものは何もなく、ジホもいない。
ふと見ると、マットレスの上に置いてある封筒を見つけた。さっきの若妻が置いたもの。中身を開けたセヒ。
「セヒさんへ。今日もサッカー見たんですか?猫も元気ですか?セヒさんがこの手紙を見つけた時はいつ頃なんでしょうね。多分、私が去った後、この部屋に入った時でしょう?実は私、セヒさんの部屋に入ったことがあったんです。その時、セヒさんが好きだった詩集を見ました。そして、コ代表がその詩集の主人だったことも知ってます。ごめんなさい。セヒさん、モンゴル人は人が死んでも土に埋めたり火葬はしないんですって。代わりに屍を荷車に載せていき、どこか知らないところへ落として来るんですって。そしてそこにまた訪れて屍を探して・・・肉体がそのまま残っていたらそれを悲しんで、白骨だけ輝いていたら喜んで帰ってくるんですって。私も・・・この部屋をでて帰ってくる道に、私の心に何が残っているか気になりました」
お通夜のような顔でウォンソクと焼肉屋に来ているセヒ。どうやらセヒが誘ったようだ。有休が被ったからという理由で。ウォンソクが外食はしないと聞いていたと言うと、「ひとりで家で食べるのが嫌だったので」と、らしくないことを言い、ウォンソクが注いだ焼酎を一気飲み。セヒが家を売ったと聞いていたウォンソク。引っ越し先を訊いたウォンソクに、あの家でなければどこでもいいとセヒは言う。ジホの行先を訊かれると一時停止してしまった。。。ジホが出て行く前に遠くへ行くのかと訊いたセヒ。多分そうだと思うと答えたジホ。「モンゴルに行かれたと思います」とウォンソクに言うのだった。
そしてこちらはモンゴルに行ったはずのジホ・・・。なぜかホランとチムジルバンでマンガを読んで爆笑中。とにかく明るい女2人。久しぶりにこんな風に遊んだ。お喋りしたり、卵を食べたり、シッケを飲んだり。
「ゲストハウスはどう?居心地悪くないの?」と訊くホラン。外国人も多くてそれなりに旅行気分だと言うジホ。ホランはジホに、部屋を見つけるまでの間、屋上部屋を提供することを提案してくれた。ウォンソクも出て行き、更新時期までにはまだ大分残っている、保証金も今すぐ必要という訳でもない。快く言ってくれる親友に、ジホは指ハート
マ代表は初めて通されたスジの家の中で落ち着かず、枕の匂いを嗅いだりしている。←変態?(笑)
「ラーメン食べよう!」と掛け声がかかり、これまた初めてのスジの手料理。しかし・・・箸を入れると麺が塊で取れる。つまり、まだ固いまま!そう、スジは料理ができない女!?期待を込めた目で「おいしい?」と訊かれたら「すごい美味しいね、ものすごく」と言うしかないじゃん!!ラーメンは美味しくないほうが難しいのに、とスジに聞こえないように独り言。
スジはマ代表にセヒの引越しのことを訊いた。マ代表もずいぶん長くセヒの顔を見ていないため、行き先がどこになるか分からないと言う。セヒは連休を取っていて、20日の休みも全部使う勢いだと。マ代表はセヒのせいで会社も死にそうだとスジに愚痴ったのだが・・・
スジにラーメンをニッコリとすすめられ、一生懸命噛み締めながら食べるマ代表。愛の力だね〜〜(笑)
セヒは家でサッカーを観戦中。ついにソファーに寝そべり、めり込んでいる。そしてまた酔っている。猫も心配そうに?セヒの側にいる。猫を「ウリ」と呼ぶセヒ。「ウリ。その首輪、お前が持ってきてつけたのか?じゃなきゃ、お前の姉さんがつけて行ったのか?姉さんは発つときにそれをどうしてつけてくれて行ったんだ?理由が何だって?」セヒがだんだん壊れてきたよ〜〜
「お前は分かるか?お前の姉さんの気持ち」
ジホはゲストハウスに戻ってきた。韓屋を使ったところで韓国情緒があるためか、外国人が多いみたい。部屋に入って携帯でサッカーを見ているジホのところへ外国人のルームメイト?ナンシーが入ってきた。飽きもせずにサッカーばかり見ているジホにまた見てるの?と訊くナンシー。ジホは一生懸命英語で答えるんだけど・・・言いたいことが言えず、韓国語にチェンジ!「サッカーはただ見るのが大事なんじゃなくて、誰と見るかが大事なの」
初めてセヒに会ったのも、セヒが外でサッカー中継を見ていてそれをジホが覗いたことから始まった。家でも一緒によく見ていたことも思い出したジホ。「一緒に見る人が誰かによってその日の試合が記憶されるの」ナンシーはジホが言ってることがよく分からないようだけど・・・
ナンシーは話題転換!「明日は何するの?」これならジホも英語で答えられる。「明日はケーキをつくりに行くの」「誰に?」 「元・夫に」
次の日、本当にケーキ教室にいたジホ。生地をつくり、焼いて、デコレーションまで自分で。先生が送る人に心を込めるのもいいことだと言っている。感謝、思い出、愛の告白・・・
「わぁ、すごく可愛い!」ジホの力作に先生が目を留めた。「タヌキ、本当に上手に作りましたね!」←先生が言った『タヌキ』は猫なんですけどね〜(笑)
セヒは会社に顔を出した。奥ではいつも仲良しの社員たちがゲームに夢中。カーレース対戦ゲームの始まりだ!ウォンソクと男性スタッフが皆の応援を受けながら走り始めた。最初は順調だったウォンソクだが、車を避けきれずコースをはみ出して結局は負けた。皆がワイワイしているところに、マ代表がセヒを見つけた。「おう、ナム首席!」
社員たちも急いで挨拶。セヒも頷いて返すが、これはどうやら酔っている様子だ。
ウォンソクから鍵をもらうセヒ。 なんとセヒもウォンソクから屋上部屋を借りることになったらしい! 「狭いんですけど、居心地悪いんじゃありません?」とウォンソクが訊いている。「家なんて、食べて寝ればいいんだ。居心地悪いなんてあるか」
死ぬときに持っていけるわけでもなし、と鼻で笑うセヒの変わりように驚くマ代表とウォンソク。マ代表は、セヒが会社を辞めてしまうつもりではないかと恐れている。まだ有休が残っているから辞めはしないと言って去るセヒ。
ジホはケーキを持ってまずは屋上部屋に帰ってきた。中に入るとマットレスベッドと荷物があった。どこかで見たような、懐かしさを感じるジホだったがウォンソクがまだ全部荷物を持って行ってないと判断。ザックを降ろしてベッドに寝転ぶと、やけに自分のベッドのように楽なことに驚く。
シン代理とのデート中のカフェでジホから屋上部屋に入ったとのメッセを見たホラン。シン代理が飲み物を持ってきた。来年のカレンダーを見て3/1(韓国では祝日)が木曜日なのをチェックしたと言うシン代理は、その週に連休を取ればバリぐらいには行けると話し始めた。「あ、バリに行かれるんですか?」と言うホランに「新婚旅行にぴったりじゃないですか」と答えたシン代理。驚くホラン。シン代理は真面目な顔で「来年、私と一緒にバリに行きましょう」とホランに告白をした!
一方、ウォンソクは会社に残って仕事をしていた。こちらもセヒからお礼のメッセが入ってきた。それを見て、セヒがちゃんと引越しをしたことを知ったウォンソク。そこにボミがやって来た。さっきのゲームの録画をもう一度見直すと言うボミ。ウォンソクは録画を立ち上げた。レースを振り返りながらひとつひとつウォンソクの動きを分析するボミに、さすがデータ分析家のボミだと感心するウォンソク。ボミは一番好きなものは「ゲームの話、公式の話、そしてゲームの公式の話」だと言った。
「本当ですか?僕もそうです!」ウォンソクが好きな話でホランが一番嫌いだった話。ルービックキューブの時にそう言ってたっけね。「だからなんですけど、よろしかったら」「はーい?」
「私とちょっと付き合ってみませんか?」「はい。え、はい??」←突然のボミの告白に驚くウォンソク。
セヒは屋上部屋にウリを連れて帰ってきた。部屋に入ってウリを放し、お皿にカリカリを入れてあげるセヒ。
ジホはケーキを持ってセヒの家に行った。「どなたですか?」出てきた男の人は全く知らない人。「ああ私、新しく引っ越してきた人です。今はうちの家です」と言われてしまったジホ。驚きを隠せない。
バスに乗りながら独り言のジホ。「家を売ったって?右ローン左猫の人が?どうして?」大きなため息をついて窓に寄りかかる。「どこに行ったのよ〜」
続きます〜
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タグ: この人生は初めてなので
2017年12月03日
【ドラマ】この人生は初めてなので ep.15-2
〜ep.15-1のつづきから〜
ジホは家に戻ってきた。エントランスのところでスジの家で話していたことが思い出されたジホ。
2人でビールを飲んでいる時、スジの携帯にマ代表からメッセが入った。それは・・・
「1.もう僕たち、本当に結婚しますか?2.もう僕たち、本当に夫婦になりますか?3.もう僕たち、本当に一緒になりますか?」
セヒの相談をスジに丸投げのマ代表(笑)「スジ、お前の助けが必要だ。プロポーズにどれが一番キザっぽくないか?俺の友達の友達の友達が告白しようと尋ねてきて」メッセを見たスジはニッコリ。
「作家さん、どれがキザっぽくないかちょっと見ていただけます?」とジホにそのままメッセを見せた。3つとも似たような感じだと言うジホ。
「それでも選んで。あんたが受ける告白らしいから」スジが言うとジホは意外そうな顔。「マ代表の友達の友達の友達は誰なの?あんたの旦那」そこまで言われてもジホの顔は茫然として浮かない。「嬉しくないの?」スジはちょっと驚いた様子でジホに訊いた。
“なぜ嬉しくなかったんだろうか。おそらく待っていた言葉。おそらく聞きたかった言葉。だけど、私はなぜ怖かったんだろう”
入口のスロープに入るところでマ代表がべろべろに酔ったセヒを介抱していた。「家に行くぞ〜、しっかりしろ〜」面倒見の良いマ代表だ!
ジホが近づいていくと、「あ、ジホさん」とマ代表が気づいた。ジホの名前に反応したセヒは「え?ジホさん?」と大声を出す。そして白目で倒れ込む(笑)慌ててセヒを支えるジホ。ジョンミンに酔ったところを見たことないと言ってたけど・・・今、見れたね!(笑)
ジホとマ代表、2人がかりでやっと家にセヒを連れ込み、寝室のベッドに放り込んだ。布団をかけてあげて、姿勢を正してあげるジホ。40度のお酒を1瓶をあけてしまったと聞いて心配顔のジホとお酒を飲んだ状況を話しているマ代表。
その後ろでいつの間にか半身を起こし、突然着ていたコートを脱ぎ、畳み、セーターを脱ぎ、畳み、無意識にきちんとするセヒ。マ代表はジホに「すごくて変な奴」と言ってるよ〜。そして同意を求められたジホも肯定(笑)セヒはシャツも脱ごうとしたんだけど、ボタンが外せずそこで力尽きて寝てしまった(笑)
送って来てくれたマ代表にお茶を出すジホ。マ代表はセヒがジホに告白しようとしたと言った。「ええ、知ってます」と答えたジホ。ジホはマ代表にセヒが怒ったところを見たことがあるかと尋ねた。マ代表はもちろんある。セヒは自分の仕事を邪魔されるのが嫌いで目で唾を吐くと(笑)。怖がったのを見たかという質問には、猫以外の動物は全部怖がると答えるセヒのことを何でも知ってるマ代表。
ジホは「それでは・・泣いたのも見たことがありそうですね」と尋ねる。「正直ありますね」とマ代表は答えた。
「羨ましいですね。私は一度も見たことが無いんです。セヒさんの19号室」19号室のことを初めて聞いたマ代表。
ジホは続けて「それを見せてくれてこそ、私が何をどうしたらいいのか分かるのでしょうけど。だけど、そこに何があるのか自分でも分からないのではないかと・・思うんです。でなければ、どうやって門を開けたらいいのかが分からないか。そうでなければ、私が知ってることが怖いということもあるし」ジホなりにセヒの19号室を一生懸命考えている。ジホはセヒに自分で答えを見つけてほしいような、そんな言葉。
し・か・し、マ・サング!この男は大きな勘違いをしていた!! ジホが「ちょっと変なことを言いましたよね」と言うと、「いいえ。全部理解しました」と言ってのける。→セヒが19号室というフォルダを作ってそこに19禁の動画を保存していると・・・理解していた(笑)「やめるよう言い聞かせます。恥ずかしい」
ジホもおろおろして「そうじゃないんだけど・・・」と呟くと「すみません」とセヒの代わりに(?)真剣に謝るマ代表(笑)
ホランはシン代理の車の中にいた。相変わらず、シン代理だけはご機嫌でホランはぎこちない表情。合うんじゃなく合わせてる感じが満載で・・・。シン代理はホランに寒くないかと尋ねた。ホランがつま先をモジモジさせているのを見て繊細に気を使ってくれるシン代理。車の暖房を入れたからすぐに暖かくなると言われて思い出していたのはウォンソクと付き合っていた頃のこと・・・
ホランの仕事終わりを迎えに来たウォンソク。寒いだろうとモコモコソックスとスニーカーを持って来てくれて、すぐに履き替えさせてくれた。ウォンソクは暖かい車は持ってなかったけど、その時のホランは幸せそうだった。
「どうですか?ホランさんのお考えは」と尋ねられて我に返ったホラン。シン代理は車をSUVに替えようかホランに相談していたのだ。今後家族も増えて子供を乗せるのにも良さそうだと、どんどん未来の話をするシン代理。ホランは明らかに戸惑った顔をした。さすがに空気を読んだシン代理は「あ、僕がまたホランさんを心地悪くさせたんだな。ごめんなさい」と謝る。ほんと、悪い人じゃないんだけど〜〜。←っていう人いますよね!!
ウォンソクは無意識に片側を空けてベッドに入った。習慣というか・・・?朝、ヘジャンククの店でシン代理がホランのことを気に入っているのを目の当たりにしたことを思い出し、ホランの枕を見てこちらも付き合いたての頃を思い出していた。
別れ際にホランが泣いてびっくりしたウォンソク。ホランはバイバイして振り返ったのに、ウォンソクが振り返りもしなかったことが寂しかったと泣いた。ウォンソクは彼女と付き合うことや女の子の気持ちをホランを通して知って行ったんだよね。最初はなにも分からず疎くて。
「好きになればなるほどどうして寂しさが多くなるのか分からないの」とホランは泣いた。シン代理はホランのことを「明るくて、しっかりしていて、おおらかで」と言っていた。「おおらかだって?あいつがどれだけよく拗ねるか」と独り言を言うウォンソク。何か携帯でメッセを打ち始めた。
マ代表はセヒとジホの家から出てきた。スジに安否連絡をしようとしたその電話にメッセが入る。
「兄さん、この時間に安否メッセを送る時、どれが一番自然ですか?1.寝た?2.寝たの?3.寝てるの?」←どこかで聞いたような(笑)マ代表、やっぱり頼りにされてるんだね〜
あいつ(セヒ)もこいつ(ウォンソク)もなんなんだと言いながら「するな。そのまま寝ろ」と返したマ代表(笑)
マ代表からの返事にため息をついていると、今度はウォンソクにメッセが入った。なんとホランから「寝てる?」と来たのだ。(ホランの名前表示がそのまま「ホラン」にいつの間にか変わってる〜)
その時、ホランはスジの家で携帯に釘づけになっていた。既読になって逆に焦るホラン。そして電話が鳴った。相手はウォンソク。(こっちも表記が「ウォンソク」だ!!)
当たり障りのない安否連絡のあと、ウォンソクが先に話を出した。「あの人、いい人そうだ」
「そうみたい。私もまだ知って行ってるところ、あの人を。それから自分の気持ちも」とホランは答えた。ウォンソクの言う通り、自分が知らなかった気持ちもあり得るからと続けるホラン。ホランもボミをはきはきして、正直な人みたいだと言った。
「ウォンソク。考えてみたんだけど、私が20代の全部を、人生の4分の1をあなたと一緒だったね」「ごめん。その時間、最後まで責任を取れなくて」
「ううん、そうじゃないの。謝ってもらおうとしたんじゃなくて、なんて言うか、すごくよかったと思って。人生で一番良い時期をあなたと一緒に過ごすことができたから」聞いているウォンソクは涙がこぼれそうだ。
「だから、辛いことがあるとか手伝うことがあれば連絡して。私達、恋人の間柄でもあったけど、とても前からの友達でもあるじゃない」ホランは遅いからもう切るね、と電話を終わらせようとした時、ウォンソクが言った。
「ホラン。幸せになれ、必ず」
“綺麗な心だった”
スジはお母さんと布団に入っている。寝ているスジの背中にお母さんは声を掛ける。「あんたが幸せであればこそお母さんも幸せなの」肩をさすって「世界で一番優しい娘」と言ってくれるお母さん。スジは目が覚め、そしてその目から涙がこぼれた。
「もうパーッと飛んで行きなさい。お母さんの分まで」
“結局みんな、あなたが幸せになることを願う、美しい心たち”
ホランはウォンソクとの通話を切った後に届いたシン代理のメッセージを読んだ。
「今日はすみません、ホランさん。私がもっとゆっくり近づいていきますね。お休みなさい」
“過ぎて行った心も、新しい心も、誰かの不器用な心も、そしてこの痛い心も結局はすべてあなたが幸せになることを願う心。その美しい心を全てそのまま守り通せるだろうか、私が”
ジホはセヒの寝顔をずっと眺めている。指で顔の上をなぞっていると、電話が鳴った。部屋の外に出て電話を受けるジホ。
「お母さん、こんな遅くに何かあったの?え!?本当??」
翌朝、セヒは目覚めて部屋を出た。さすがに飲み過ぎたのか胃を押さえてキッチンに行くと、テーブルに水筒とお鍋が。
水筒についていた付箋を見る。「冷たい水は飲まないでください。お鍋のスープも温めて」お鍋の中にはもやしのスープが入っていた。
ジホはすでに家にいず、セヒはジホの部屋に行き、半開きの扉を開けるとベッドの上には大きなナップザックが置いてある。そこに電話が鳴った。相手は・・・ジョンミン。
セヒは電話に出た。「もしもし」
ジホはセヒのお母さんに会っていた。通帳をお母さんへ返すジホ。お母さんはまだセヒとジホはケンカで離婚をすると思っている。何も答えないジホにお母さんはセヒが悪かったのかと尋ねる。このお母さんだってジホをそれなりに可愛く思ってきたんだもん。天然姑パワーはあるけど(笑)。こうなってまずジホを責めない、いいお姑さんだと思います!
「いいえ、そうではありません」ジホが答えた。「でしょう、性格の不一致って」お母さんはジホの手を握った。「セヒがすごく無愛想でしょ。何考えてるか分からないし。でしょう?それですごく傷ついたんでしょう?」お母さん、さすがセヒの性格をご存知。
「はい、そうです。何を考えてるか分からないときが・・少しあります」ジホはそう答えた。お母さんは男というものはみんなそうで、年をとっても子供だから女がなだめ賺して暮らさないと辛くなるとジホに助言をする。←実体験!??
ジホはお母さんの意見とは違う考えを持っていた。「結婚は大人と大人がすることですよね。セヒさんももう立派な大人です。ただ、傷が少し多い大人というだけでしょう」お母さんもお父さんも妻が間を取り持つ役割をよくすることが大事だと言った。ジホも最初はそう思った。
「だけど、愛がもっと深くなるほど混乱が大きくなりました。この混乱がいつまで続くのか、労働を労働で振り分けるのか、チェサをキムジャンで跳ね返しながらこの混乱をうずめるのが正しいのか」お母さんはジホの言っている意味がよく分からない様子。「まさかセヒがキムジャンをしに行ったの?」
「お母さん。私はセヒさんをあやしながら結婚生活をしたくありません。お母様、お父様の間を取り持つ役割はしたくありません。癒えないセヒさんの傷にクッションの役割で残りたくないんです。セヒさんに傷を一度つけられたじゃないですか。お母さんも、お父さんも」
呆れながらいつの話だとジホに言うお母さん。ジホはそれでもそれは起こったことであり、傷を受けた人がいて、他の方式でまた起こりえることもあると言った。
お母さんはとうとうジホに怒り始めた。お母さんの目にはジホが自分勝手に自分の思い通りにしているように映っている。「結婚は遊びなの?結婚は神聖なものなのよ」と言うお母さんに、ジホは「本当に申し訳ありません」と謝った。
「ですが、私は結婚が神聖なものだとは思いません。愛が神聖なものでしょう」お母さんは心底呆れたため息をついた。
「本当に申し訳ありません」←でも結局自分の言いたいことは全部言ったジホ!
ジホは家に戻ってきた。猫のお出迎えを受け、家を見る。この家とももうお別れ。でも自分の心は固く決まってるから悲壮感はない。
自分の部屋をお掃除して荷物をまとめた。
セヒはジョンミンと会っていた。「知らなくちゃいけないと思ったから」ジョンミンは言った。「全部、知ってたって?」セヒは訊いた。マッコリを飲んだ日にそうなってしまったと言うジョンミンに思い当たったセヒは「知っていらっしゃったんだな」と呟いた。
セヒはジョンミンにジホと親しいようだと尋ねると「おかしいかな?私たち親しいのが」とジョンミンは答えた。「一般的なことではないようだけど」とセヒが言うとジョンミンも最初はそうだと思った、でもジホに「親しくできない何があるのか」と言われたと話す。一杯食わされたようでもある、とジホをしみじみ考えると笑いがこみ上げるジョンミン。「ユン作家、ドライみたい。いい意味で」とセヒに言う。この時のジョンミンは、ジホのこと好きな顔だ〜
「そういう面が無いこともない、ジホさんが」とセヒも笑った。
「セヒ。私の言葉があなたの心に行って遺言のように残ってたなんて知らなかった」ジョンミンは言った。「ごめん。あの時・・・私が自分の気持ちだけでもとても大変で」
「言わなくていい。誰の間違いでもなかったじゃないか。あの時は・・ただそうなったんだ」←ジホに海辺で言ってもらった言葉をジョンミンにもかけたよ!この言葉はあの時、ジホにかけてもらってすごく楽になった言葉。それをジョンミンにも言ってあげた。
「幸せになって」ジョンミンがセヒに言った。12年前の「幸せにならないで」の反対の言葉。セヒはジョンミンに向き直った。
「幸せになれ、セヒ」ジョンミンがセヒの顔を真っ直ぐ見て言った。これからはこの言葉がセヒの心に行って残るのだろう。
セヒは家に戻ってきた。玄関にはジホのブーツ。家にいるということだ。ジホの部屋の方に行くと、ジホは荷造りの真っ最中だった。
契約を破棄するべく、2人はテーブルの席に着いた。セヒはジホの家にどうやって言うかを気にかけ、自分が出向こうかと尋ねた。ジホは両親が昨日こちらに来たので自分できちんと話したと言った。
部屋は探したのかと問うセヒに、大きく頷きながら先に旅行に行こうと思うとジホは言った。一人旅を一度もしたことがなかったからと。「そうでしょう。すごく忙しかったんでしょう。本当によかったです」セヒは淡々と言う。「ジホさんが望む道を見つけられて」
「そうですか?」「ええ、したいことも見つかって、したことのないことも出来る事になって、幸せの道を見つけてよかったです」
「セヒさんはどう過ごされるんですか?計画みたいなものはありますか?」今度はジホが訊いた。少し考えて、「私は、同じでしょう。出勤して退勤してサッカー見ながら猫と、そうやって」「そうやって元通り平和に?」「はい」
「下宿人もまた探されるんですか?」「まぁ、ひょっとすると」う〜ん、張り詰めた表面的な会話・・・
そして2人は契約書を同時に破った。これで表面上、繋ぐものがなくなったジホとセヒ。「私たちの契約、これで本当に終りになりましたね」ジホが言った。セヒがジホの顔を見ると、「なにか言うことはありますか?」とセヒに訊くジホ。
“あなたのために買った贈り物がある、と言いたかった。あなたと一緒に見るサッカーもまだたくさん残っている、と言いたかった。だけど、”
「いいえ」まだセヒの19号室は開かない。
ジホは旅姿で部屋から出てきた。バックパッカーのような格好だ。玄関まで見送りに来たセヒは、ジホへ買った贈り物の本を後ろ手に持っている。そこに付けてある付箋は「通り道で買いました。読みたかった本だと言っていたしょう?」の文字。
“俺が今、この言葉を言ってしまったら、これもやはりこの人の心に行って重い遺言のように残るだろう” 結局、本も渡さなかった。
「失礼します。出てこないでください」ジホがセヒに挨拶をした。そして行こうと足を1歩出しながら、振り返って唐突にセヒに訊いた。「サッカー見ながらなんですけど、気になることありません?前半戦と後半戦の間の休憩って選手たちは主に何をしているのか」
「前半戦の評価をしたり、後半戦の戦術を練ったり・・バナナを食べたり?」突拍子もないジホの質問に真面目に付き合うセヒ。ジホは頷きながら、「結構することが多いんですね」とセヒに言った。セヒはジホの意図が分からず戸惑う。
「握手しましょうか、私たち」とジホは手を差し出し、「健闘を祈ります」とセヒに言った。「私たち、二人とも離婚は初めてだから」セヒは差し出されたジホの手を握った。「はい。健闘を、祈ります」とセヒも言った。「ジホさんも」
2人は頭を下げて別れの挨拶をし、ジホはセヒの家を・・・出て行った。 “また、一人になった”
一人になったセヒは、一人でビールを飲み一人でサッカーを見ている。いい所で興奮し、スコア?もつけている。優雅で元通りの生活が始まったのだ。いい気分で2本目を開け、猫がいないことに気付いて名前を呼ぶ。「猫〜、猫〜」
主のいないジホの部屋の前まで行ったセヒ。ジホが来る前までの暗い部屋。中に入り、マットレスに腰掛けた。
部屋を見回していると、猫がドアから入ってくる。「猫。どこに行っ・・・」猫を見て言葉を失ったセヒ。
猫の首にはなんと「ウリ」の首輪がついていた! その首輪を見て、ジホが猫に名前をつけた時のことがサッと甦った。「私が名前をつけました。『ウリ』って」
そして結婚式の翌日にジホが朝食を作って一緒に食べたこと。「こうやってご飯を食べるの初めてですね、私たち(ウリ)」
一度思い出すと、どんどんジホが頭の中に浮かぶ。愛は一度でいいと言っていたこと。前に見た海も今日、この海は初めてだ、私たち(ウリ)の結婚のように、停留所でのキスのようにと言っていたこと。
初めてこの部屋に入った日に一緒に寝てキスをしたこと。耐え切れずに涙が流れ出すセヒ。
「どうしよう?会いたい」嗚咽が止まらない。「会いたい」
“俺は今日、たった一度だった愛を・・・逃した”
最後のセヒが切なすぎるでしょう〜〜。ジホは色んな人との対話を通して、自分の心やどうなりたいかを分かっていったように見えるのに、セヒは・・・まだ19号室に閉じこもっているみたい〜〜
それでも、ジョンミンがセヒに「幸せになって」と言ったこと。セヒはもちろん、ジョンミンもあれで救われたんじゃないかな〜と思います!あの言葉で自分自身も解放してあげたような。言葉にすることによって心に行くってこと。
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ジホは家に戻ってきた。エントランスのところでスジの家で話していたことが思い出されたジホ。
2人でビールを飲んでいる時、スジの携帯にマ代表からメッセが入った。それは・・・
「1.もう僕たち、本当に結婚しますか?2.もう僕たち、本当に夫婦になりますか?3.もう僕たち、本当に一緒になりますか?」
セヒの相談をスジに丸投げのマ代表(笑)「スジ、お前の助けが必要だ。プロポーズにどれが一番キザっぽくないか?俺の友達の友達の友達が告白しようと尋ねてきて」メッセを見たスジはニッコリ。
「作家さん、どれがキザっぽくないかちょっと見ていただけます?」とジホにそのままメッセを見せた。3つとも似たような感じだと言うジホ。
「それでも選んで。あんたが受ける告白らしいから」スジが言うとジホは意外そうな顔。「マ代表の友達の友達の友達は誰なの?あんたの旦那」そこまで言われてもジホの顔は茫然として浮かない。「嬉しくないの?」スジはちょっと驚いた様子でジホに訊いた。
“なぜ嬉しくなかったんだろうか。おそらく待っていた言葉。おそらく聞きたかった言葉。だけど、私はなぜ怖かったんだろう”
入口のスロープに入るところでマ代表がべろべろに酔ったセヒを介抱していた。「家に行くぞ〜、しっかりしろ〜」面倒見の良いマ代表だ!
ジホが近づいていくと、「あ、ジホさん」とマ代表が気づいた。ジホの名前に反応したセヒは「え?ジホさん?」と大声を出す。そして白目で倒れ込む(笑)慌ててセヒを支えるジホ。ジョンミンに酔ったところを見たことないと言ってたけど・・・今、見れたね!(笑)
ジホとマ代表、2人がかりでやっと家にセヒを連れ込み、寝室のベッドに放り込んだ。布団をかけてあげて、姿勢を正してあげるジホ。40度のお酒を1瓶をあけてしまったと聞いて心配顔のジホとお酒を飲んだ状況を話しているマ代表。
その後ろでいつの間にか半身を起こし、突然着ていたコートを脱ぎ、畳み、セーターを脱ぎ、畳み、無意識にきちんとするセヒ。マ代表はジホに「すごくて変な奴」と言ってるよ〜。そして同意を求められたジホも肯定(笑)セヒはシャツも脱ごうとしたんだけど、ボタンが外せずそこで力尽きて寝てしまった(笑)
送って来てくれたマ代表にお茶を出すジホ。マ代表はセヒがジホに告白しようとしたと言った。「ええ、知ってます」と答えたジホ。ジホはマ代表にセヒが怒ったところを見たことがあるかと尋ねた。マ代表はもちろんある。セヒは自分の仕事を邪魔されるのが嫌いで目で唾を吐くと(笑)。怖がったのを見たかという質問には、猫以外の動物は全部怖がると答えるセヒのことを何でも知ってるマ代表。
ジホは「それでは・・泣いたのも見たことがありそうですね」と尋ねる。「正直ありますね」とマ代表は答えた。
「羨ましいですね。私は一度も見たことが無いんです。セヒさんの19号室」19号室のことを初めて聞いたマ代表。
ジホは続けて「それを見せてくれてこそ、私が何をどうしたらいいのか分かるのでしょうけど。だけど、そこに何があるのか自分でも分からないのではないかと・・思うんです。でなければ、どうやって門を開けたらいいのかが分からないか。そうでなければ、私が知ってることが怖いということもあるし」ジホなりにセヒの19号室を一生懸命考えている。ジホはセヒに自分で答えを見つけてほしいような、そんな言葉。
し・か・し、マ・サング!この男は大きな勘違いをしていた!! ジホが「ちょっと変なことを言いましたよね」と言うと、「いいえ。全部理解しました」と言ってのける。→セヒが19号室というフォルダを作ってそこに19禁の動画を保存していると・・・理解していた(笑)「やめるよう言い聞かせます。恥ずかしい」
ジホもおろおろして「そうじゃないんだけど・・・」と呟くと「すみません」とセヒの代わりに(?)真剣に謝るマ代表(笑)
ホランはシン代理の車の中にいた。相変わらず、シン代理だけはご機嫌でホランはぎこちない表情。合うんじゃなく合わせてる感じが満載で・・・。シン代理はホランに寒くないかと尋ねた。ホランがつま先をモジモジさせているのを見て繊細に気を使ってくれるシン代理。車の暖房を入れたからすぐに暖かくなると言われて思い出していたのはウォンソクと付き合っていた頃のこと・・・
ホランの仕事終わりを迎えに来たウォンソク。寒いだろうとモコモコソックスとスニーカーを持って来てくれて、すぐに履き替えさせてくれた。ウォンソクは暖かい車は持ってなかったけど、その時のホランは幸せそうだった。
「どうですか?ホランさんのお考えは」と尋ねられて我に返ったホラン。シン代理は車をSUVに替えようかホランに相談していたのだ。今後家族も増えて子供を乗せるのにも良さそうだと、どんどん未来の話をするシン代理。ホランは明らかに戸惑った顔をした。さすがに空気を読んだシン代理は「あ、僕がまたホランさんを心地悪くさせたんだな。ごめんなさい」と謝る。ほんと、悪い人じゃないんだけど〜〜。←っていう人いますよね!!
ウォンソクは無意識に片側を空けてベッドに入った。習慣というか・・・?朝、ヘジャンククの店でシン代理がホランのことを気に入っているのを目の当たりにしたことを思い出し、ホランの枕を見てこちらも付き合いたての頃を思い出していた。
別れ際にホランが泣いてびっくりしたウォンソク。ホランはバイバイして振り返ったのに、ウォンソクが振り返りもしなかったことが寂しかったと泣いた。ウォンソクは彼女と付き合うことや女の子の気持ちをホランを通して知って行ったんだよね。最初はなにも分からず疎くて。
「好きになればなるほどどうして寂しさが多くなるのか分からないの」とホランは泣いた。シン代理はホランのことを「明るくて、しっかりしていて、おおらかで」と言っていた。「おおらかだって?あいつがどれだけよく拗ねるか」と独り言を言うウォンソク。何か携帯でメッセを打ち始めた。
マ代表はセヒとジホの家から出てきた。スジに安否連絡をしようとしたその電話にメッセが入る。
「兄さん、この時間に安否メッセを送る時、どれが一番自然ですか?1.寝た?2.寝たの?3.寝てるの?」←どこかで聞いたような(笑)マ代表、やっぱり頼りにされてるんだね〜
あいつ(セヒ)もこいつ(ウォンソク)もなんなんだと言いながら「するな。そのまま寝ろ」と返したマ代表(笑)
マ代表からの返事にため息をついていると、今度はウォンソクにメッセが入った。なんとホランから「寝てる?」と来たのだ。(ホランの名前表示がそのまま「ホラン」にいつの間にか変わってる〜)
その時、ホランはスジの家で携帯に釘づけになっていた。既読になって逆に焦るホラン。そして電話が鳴った。相手はウォンソク。(こっちも表記が「ウォンソク」だ!!)
当たり障りのない安否連絡のあと、ウォンソクが先に話を出した。「あの人、いい人そうだ」
「そうみたい。私もまだ知って行ってるところ、あの人を。それから自分の気持ちも」とホランは答えた。ウォンソクの言う通り、自分が知らなかった気持ちもあり得るからと続けるホラン。ホランもボミをはきはきして、正直な人みたいだと言った。
「ウォンソク。考えてみたんだけど、私が20代の全部を、人生の4分の1をあなたと一緒だったね」「ごめん。その時間、最後まで責任を取れなくて」
「ううん、そうじゃないの。謝ってもらおうとしたんじゃなくて、なんて言うか、すごくよかったと思って。人生で一番良い時期をあなたと一緒に過ごすことができたから」聞いているウォンソクは涙がこぼれそうだ。
「だから、辛いことがあるとか手伝うことがあれば連絡して。私達、恋人の間柄でもあったけど、とても前からの友達でもあるじゃない」ホランは遅いからもう切るね、と電話を終わらせようとした時、ウォンソクが言った。
「ホラン。幸せになれ、必ず」
“綺麗な心だった”
スジはお母さんと布団に入っている。寝ているスジの背中にお母さんは声を掛ける。「あんたが幸せであればこそお母さんも幸せなの」肩をさすって「世界で一番優しい娘」と言ってくれるお母さん。スジは目が覚め、そしてその目から涙がこぼれた。
「もうパーッと飛んで行きなさい。お母さんの分まで」
“結局みんな、あなたが幸せになることを願う、美しい心たち”
ホランはウォンソクとの通話を切った後に届いたシン代理のメッセージを読んだ。
「今日はすみません、ホランさん。私がもっとゆっくり近づいていきますね。お休みなさい」
“過ぎて行った心も、新しい心も、誰かの不器用な心も、そしてこの痛い心も結局はすべてあなたが幸せになることを願う心。その美しい心を全てそのまま守り通せるだろうか、私が”
ジホはセヒの寝顔をずっと眺めている。指で顔の上をなぞっていると、電話が鳴った。部屋の外に出て電話を受けるジホ。
「お母さん、こんな遅くに何かあったの?え!?本当??」
翌朝、セヒは目覚めて部屋を出た。さすがに飲み過ぎたのか胃を押さえてキッチンに行くと、テーブルに水筒とお鍋が。
水筒についていた付箋を見る。「冷たい水は飲まないでください。お鍋のスープも温めて」お鍋の中にはもやしのスープが入っていた。
ジホはすでに家にいず、セヒはジホの部屋に行き、半開きの扉を開けるとベッドの上には大きなナップザックが置いてある。そこに電話が鳴った。相手は・・・ジョンミン。
セヒは電話に出た。「もしもし」
ジホはセヒのお母さんに会っていた。通帳をお母さんへ返すジホ。お母さんはまだセヒとジホはケンカで離婚をすると思っている。何も答えないジホにお母さんはセヒが悪かったのかと尋ねる。このお母さんだってジホをそれなりに可愛く思ってきたんだもん。天然姑パワーはあるけど(笑)。こうなってまずジホを責めない、いいお姑さんだと思います!
「いいえ、そうではありません」ジホが答えた。「でしょう、性格の不一致って」お母さんはジホの手を握った。「セヒがすごく無愛想でしょ。何考えてるか分からないし。でしょう?それですごく傷ついたんでしょう?」お母さん、さすがセヒの性格をご存知。
「はい、そうです。何を考えてるか分からないときが・・少しあります」ジホはそう答えた。お母さんは男というものはみんなそうで、年をとっても子供だから女がなだめ賺して暮らさないと辛くなるとジホに助言をする。←実体験!??
ジホはお母さんの意見とは違う考えを持っていた。「結婚は大人と大人がすることですよね。セヒさんももう立派な大人です。ただ、傷が少し多い大人というだけでしょう」お母さんもお父さんも妻が間を取り持つ役割をよくすることが大事だと言った。ジホも最初はそう思った。
「だけど、愛がもっと深くなるほど混乱が大きくなりました。この混乱がいつまで続くのか、労働を労働で振り分けるのか、チェサをキムジャンで跳ね返しながらこの混乱をうずめるのが正しいのか」お母さんはジホの言っている意味がよく分からない様子。「まさかセヒがキムジャンをしに行ったの?」
「お母さん。私はセヒさんをあやしながら結婚生活をしたくありません。お母様、お父様の間を取り持つ役割はしたくありません。癒えないセヒさんの傷にクッションの役割で残りたくないんです。セヒさんに傷を一度つけられたじゃないですか。お母さんも、お父さんも」
呆れながらいつの話だとジホに言うお母さん。ジホはそれでもそれは起こったことであり、傷を受けた人がいて、他の方式でまた起こりえることもあると言った。
お母さんはとうとうジホに怒り始めた。お母さんの目にはジホが自分勝手に自分の思い通りにしているように映っている。「結婚は遊びなの?結婚は神聖なものなのよ」と言うお母さんに、ジホは「本当に申し訳ありません」と謝った。
「ですが、私は結婚が神聖なものだとは思いません。愛が神聖なものでしょう」お母さんは心底呆れたため息をついた。
「本当に申し訳ありません」←でも結局自分の言いたいことは全部言ったジホ!
ジホは家に戻ってきた。猫のお出迎えを受け、家を見る。この家とももうお別れ。でも自分の心は固く決まってるから悲壮感はない。
自分の部屋をお掃除して荷物をまとめた。
セヒはジョンミンと会っていた。「知らなくちゃいけないと思ったから」ジョンミンは言った。「全部、知ってたって?」セヒは訊いた。マッコリを飲んだ日にそうなってしまったと言うジョンミンに思い当たったセヒは「知っていらっしゃったんだな」と呟いた。
セヒはジョンミンにジホと親しいようだと尋ねると「おかしいかな?私たち親しいのが」とジョンミンは答えた。「一般的なことではないようだけど」とセヒが言うとジョンミンも最初はそうだと思った、でもジホに「親しくできない何があるのか」と言われたと話す。一杯食わされたようでもある、とジホをしみじみ考えると笑いがこみ上げるジョンミン。「ユン作家、ドライみたい。いい意味で」とセヒに言う。この時のジョンミンは、ジホのこと好きな顔だ〜
「そういう面が無いこともない、ジホさんが」とセヒも笑った。
「セヒ。私の言葉があなたの心に行って遺言のように残ってたなんて知らなかった」ジョンミンは言った。「ごめん。あの時・・・私が自分の気持ちだけでもとても大変で」
「言わなくていい。誰の間違いでもなかったじゃないか。あの時は・・ただそうなったんだ」←ジホに海辺で言ってもらった言葉をジョンミンにもかけたよ!この言葉はあの時、ジホにかけてもらってすごく楽になった言葉。それをジョンミンにも言ってあげた。
「幸せになって」ジョンミンがセヒに言った。12年前の「幸せにならないで」の反対の言葉。セヒはジョンミンに向き直った。
「幸せになれ、セヒ」ジョンミンがセヒの顔を真っ直ぐ見て言った。これからはこの言葉がセヒの心に行って残るのだろう。
セヒは家に戻ってきた。玄関にはジホのブーツ。家にいるということだ。ジホの部屋の方に行くと、ジホは荷造りの真っ最中だった。
契約を破棄するべく、2人はテーブルの席に着いた。セヒはジホの家にどうやって言うかを気にかけ、自分が出向こうかと尋ねた。ジホは両親が昨日こちらに来たので自分できちんと話したと言った。
部屋は探したのかと問うセヒに、大きく頷きながら先に旅行に行こうと思うとジホは言った。一人旅を一度もしたことがなかったからと。「そうでしょう。すごく忙しかったんでしょう。本当によかったです」セヒは淡々と言う。「ジホさんが望む道を見つけられて」
「そうですか?」「ええ、したいことも見つかって、したことのないことも出来る事になって、幸せの道を見つけてよかったです」
「セヒさんはどう過ごされるんですか?計画みたいなものはありますか?」今度はジホが訊いた。少し考えて、「私は、同じでしょう。出勤して退勤してサッカー見ながら猫と、そうやって」「そうやって元通り平和に?」「はい」
「下宿人もまた探されるんですか?」「まぁ、ひょっとすると」う〜ん、張り詰めた表面的な会話・・・
そして2人は契約書を同時に破った。これで表面上、繋ぐものがなくなったジホとセヒ。「私たちの契約、これで本当に終りになりましたね」ジホが言った。セヒがジホの顔を見ると、「なにか言うことはありますか?」とセヒに訊くジホ。
“あなたのために買った贈り物がある、と言いたかった。あなたと一緒に見るサッカーもまだたくさん残っている、と言いたかった。だけど、”
「いいえ」まだセヒの19号室は開かない。
ジホは旅姿で部屋から出てきた。バックパッカーのような格好だ。玄関まで見送りに来たセヒは、ジホへ買った贈り物の本を後ろ手に持っている。そこに付けてある付箋は「通り道で買いました。読みたかった本だと言っていたしょう?」の文字。
“俺が今、この言葉を言ってしまったら、これもやはりこの人の心に行って重い遺言のように残るだろう” 結局、本も渡さなかった。
「失礼します。出てこないでください」ジホがセヒに挨拶をした。そして行こうと足を1歩出しながら、振り返って唐突にセヒに訊いた。「サッカー見ながらなんですけど、気になることありません?前半戦と後半戦の間の休憩って選手たちは主に何をしているのか」
「前半戦の評価をしたり、後半戦の戦術を練ったり・・バナナを食べたり?」突拍子もないジホの質問に真面目に付き合うセヒ。ジホは頷きながら、「結構することが多いんですね」とセヒに言った。セヒはジホの意図が分からず戸惑う。
「握手しましょうか、私たち」とジホは手を差し出し、「健闘を祈ります」とセヒに言った。「私たち、二人とも離婚は初めてだから」セヒは差し出されたジホの手を握った。「はい。健闘を、祈ります」とセヒも言った。「ジホさんも」
2人は頭を下げて別れの挨拶をし、ジホはセヒの家を・・・出て行った。 “また、一人になった”
一人になったセヒは、一人でビールを飲み一人でサッカーを見ている。いい所で興奮し、スコア?もつけている。優雅で元通りの生活が始まったのだ。いい気分で2本目を開け、猫がいないことに気付いて名前を呼ぶ。「猫〜、猫〜」
主のいないジホの部屋の前まで行ったセヒ。ジホが来る前までの暗い部屋。中に入り、マットレスに腰掛けた。
部屋を見回していると、猫がドアから入ってくる。「猫。どこに行っ・・・」猫を見て言葉を失ったセヒ。
猫の首にはなんと「ウリ」の首輪がついていた! その首輪を見て、ジホが猫に名前をつけた時のことがサッと甦った。「私が名前をつけました。『ウリ』って」
そして結婚式の翌日にジホが朝食を作って一緒に食べたこと。「こうやってご飯を食べるの初めてですね、私たち(ウリ)」
一度思い出すと、どんどんジホが頭の中に浮かぶ。愛は一度でいいと言っていたこと。前に見た海も今日、この海は初めてだ、私たち(ウリ)の結婚のように、停留所でのキスのようにと言っていたこと。
初めてこの部屋に入った日に一緒に寝てキスをしたこと。耐え切れずに涙が流れ出すセヒ。
「どうしよう?会いたい」嗚咽が止まらない。「会いたい」
“俺は今日、たった一度だった愛を・・・逃した”
最後のセヒが切なすぎるでしょう〜〜。ジホは色んな人との対話を通して、自分の心やどうなりたいかを分かっていったように見えるのに、セヒは・・・まだ19号室に閉じこもっているみたい〜〜
それでも、ジョンミンがセヒに「幸せになって」と言ったこと。セヒはもちろん、ジョンミンもあれで救われたんじゃないかな〜と思います!あの言葉で自分自身も解放してあげたような。言葉にすることによって心に行くってこと。
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タグ: この人生は初めてなので
2017年12月02日
【ドラマ】この人生は初めてなので ep.15-1
変なところで一時停止をしてしまいました・・・もう既に放送が終わっているというのに。なるべく早く完結させます!!
15話は、登場人物それぞれが自分のこと、相手のこと、周りのことを考える回でした!
〜ep.14-2のつづきから〜
セヒがジホに告白をしようとした日。ジホがセヒに告げたのは、「もう私達・・・契約を終了にしたらと思います」という言葉だった。
そして、セヒは「ウリ」の首輪を見ながら・・・「契約を終了したいんですね」とジホに訊き、ジホはセヒの方を見ずに「はい」と頷いた。
ホランはシン代理に居候中のスジの家まで送ってきてもらっていた。やっぱりさっきスジが電話してた時、シン代理と飲んでいたんだね。「今日はおかげで楽しかったです」とシン代理にお礼を言うホラン。シン代理が家に帰るのが惜しいと相変わらず「給食体」を使うとホランも「認定」とにっこりとシン代理に合わせて応答したよ!でも、ハイタッチはしない(笑)シン代理、悪い人じゃないのだけど、この喋りは30過ぎの男としていかがなものか・・・(個人的な感想ですw)
その2人の姿を見たスジとマ代表。スジが見たことない男だと言うと、マ代表はうちの会社の担当の会計士だと言った。世間は狭い・・・
ジホとセヒはテーブルに向かい合っている。セヒはもう一度ジホに契約終了の意思を尋ねた。ジホは思ったより早く制作会社と契約ができそうで家も探すことができると言った。「家が見つかれば・・・」と言い淀むジホにセヒは「家が見つかれば私に家賃を払う理由がなくなるから」とジホの代わりに言った。「ええ、ですから私達の契約も維持する理由がないのではないかと。そういう風に思ったので。家賃のためにした結婚ですから」とジホも答える。
セヒは無表情のまま「いい結果ですね。文もまた書けるようになって経済的にも自立できてよかったです」とジホに言った。ジホはずっとじっとセヒの顔を見ている。そして話を終わらせようとするセヒに、ジホはさっき言いかけたことを聞いていないと言った。
セヒは・・・大したことのないことで、ジホが忙しくなるから自分が分別をすると言おうとしたと。自分の心をしまってジホに言わないセヒ。言ってあげて〜〜 ジホは待ってるんだよおお!!
ジホは自室に入って座り込み、さっきセヒのお父さんと会ったことを思い出していた。ジホはセヒのお父さんにやっぱり本当のことを話したんだね!「私がセヒさんと結婚したのは家のためでした」と。
最初から愛で結婚したのではなかった、お互いの条件がぴったり合って価値観も似ていたからだと説明したジホ。ジホはお父さんに謝ると意外な反応だった。お父さんは全然そんなことは問題にしていなかったのだ。
今度はジホがお父さんの反応が意外で驚いている。結婚というのはそういうもので、愛だけでするものではないと言うお父さん。この2人の価値観は相当違う!!
ジホはお父さんに、どうしてこの急な結婚を、ジホをセヒの相手に許したのをかを訊いた。「結婚は(する)時があるから」と言ったお父さん。その時にセヒの配偶者にちょうど良く来たのがジホだった。ジホの性格も褒めてくれて反対する理由がない、(ジホがセヒを)愛することまでしてくれて幸いだ、とお父さんはきっかけなんかどうでもいいという口ぶり。
お父さんはジホが今日は変なことを言い出しただけだと思っている。ジホはセヒの家に挨拶に行った時、セヒを愛しているとお父さんとお母さんの前で嘘をついたことがずっと気に掛かっていた。「突然どうして?」と訊くお父さん。
「セヒさんを愛するようになったんです、本当に」とジホは答えた。最初が嘘で始まったのをそのままにしたくないジホの心。それもお父さんは喜び、そうやって暮らしながら夫婦の間の愛は生まれるんだとジホに言った。そして世間がどんなに変わろうとも家は男性が任されるものだと、一度返された通帳をもう一度ジホに渡すお父さん。
もちろんジホはお父さんに本当のことを言ったんだろうなー、と思っていたけど、お父さんの反応がまさかの全肯定だったとは。道理でジホがタクシーで見送る時にも全く普通の態度だったわけで。
セヒは部屋で猫から「ウリ」の首輪を外していた。首輪をじっと見るセヒ。電話が鳴った。相手は「妻」。
「セヒさん、質問があります。契約上の甲乙関係ではなく、男と女でもなく、人生の後輩として、訊きたいことがあります。結婚って何ですか?」セヒは黙ったまま。「結婚ってどういうものか知ってますか?セヒさんは」
セヒがその時思い出していたのは12年前。ジョンミンとの結婚を許してもらいに家に行った時。お父さんはセヒの頬を叩いた。「正気か?子供ができたって!?」お母さんは必死でお父さんを止める。
愛しているから責任を取ると言ったセヒにお父さんは周りの噂や体面を気にして猛反対をする。セヒに教育者として恥ずかしくないんですか?と言われ、お父さんは「すぐに出て行け!もう戻ってくるな!」と怒鳴った。セヒにはそのことが傷になって残ってるんだね。
セヒは自分の部屋を出てジホの部屋に向かい、ドアを開けようとした。
「結婚は・・・ですから本当の結婚は」ジホが続ける。「愛でする結婚は」
“声が震えている。目が潤んでいる” セヒはジホの気配を察した。
「幸福なんでしょう?」
“ジホさんが、泣いた。俺のせいで”
セヒはジホの部屋のドアノブから手を離した。
ジホはセヒに何回も自分の気持ちを言って、何回も機会を作ってるのに、セヒは自分の心をしまっちゃう。それは、昔のことをまだきちんと消化しきれてないし、傷が深くて直面したくないということなのか・・・?
翌朝、ジホが起きて部屋を出るとセヒはいなかった。猫を抱き、いつも通り餌を入れようとするともう既にお皿には入っていて、ゴミを捨てようとすると分別箱はきれいになっていた。
机の上には封筒とセヒの付箋が。「実家に行ってきます。契約終了時、追加で要求事項がありましたらお話し下さい」封筒の中身は結婚契約書だった。ここまでジホが契約終了を要求したことに対して、セヒは感情を一切外に出さず、それに対する意見や感想もジホに直接言っていないんだよね〜〜
ウォンソクは自分のベッドの上で目覚めた。クラブで飲み過ぎ、水を冷蔵庫まで飲みに行って見えたのはベッドの下で眠るボミ!ウォンソクの驚きの声にボミも目覚めた。ウォンソクはよく覚えていないようで、なぜここにボミがいるかも分からない様子。
ボミは「覚えてないの?昨日のこと?」とウォンソクに訊いた。自分が下半身パン一であることにまた焦るウォンソク。しかし、ボミがホランのピンクの枕を使っていることに急に腹をたててボミに怒りだす。「人の枕を勝手に、むやみに、許可も無しに」と言ったところでボミがウォンソクをビンタした!
ボミはクラブでヘロヘロで野垂れ死にするところだったウォンソクをおぶって連れてきたのだ、それだけだった。ズボンだって自分で脱いだのだ。怒って部屋を出て行ったボミ。
ウォンソクは外までボミを追いかけ、謝った。自分に腹を立てていたことをボミに八つ当たりしてしまったことを。「酔い覚まししません?」ボミは歩き始め、ウォンソクはついて行く。
へジャングク(酔い覚まし汁)の店でホランとシン代理が一緒に朝ご飯を食べていた。この2人も昨日お酒飲んでたからね。シン代理はヘジャンククで酔い覚ましをすると言うホランに惚れ惚れしている、って言うか、この人はホランが何をしても惚れ惚れするんだろう。「本当に僕のタイプですね」と言ってるところにやって来たウォンソクとボミ!
シン代理とボミは顔見知りだから挨拶を交わす。その連れ同士で顔を合わせてしまったホランとウォンソク。
ジホはYOLOカフェのオーナーに退職の挨拶をしていた。辞めるのを惜しがってくれるオーナー。ジホのおかげで常連もできたと。(キョルマルエ&スジたち!?)ジホもいい職場を与えてくださってありがとうございました、とお礼を言った。
オーナーはなんとジホに退職金兼お祝い金を用意してくれていた。なんて優しいの〜。さすがいい子ボンナムのお父さん!息子をストーカー呼ばわりしてバイクを壊したことも不問にしてくれたしね〜
カフェの帰りにバスを待っているジホ。オーナー、ボンナム、ジホの3人で撮ったチェキを見ている。下には“忘れないで、YOLOカフェ〜〜”のメッセージ。その時、突然「ワッ」とジホの肩を押す人が。不意をつかれて驚くジホ。←に、驚くボンナム(笑)
「も〜〜、驚いたじゃないの」とボンナムを叩くジホ。「挨拶できないかと思ってどれだけ走ってきたか」とブーブー言うボンナム。この2人は本当に姉弟みたいになったね!走ってきたと言うボンナムにバイクは?と訊くジホ。ボンナムは技術移民のため学校に通うので泣く泣く売ったと言い、餞別のフォトフレームをジホに手渡した。
「覚えてない?これ、僕が演出した夫婦写真」そのフレームの中には握手をするジホとセヒがいた。「ありがたいだろ?」「ありがと。ボンナム」ジホはほろ苦く写真を見つめる。
セヒは実家で両親に「離婚することにしました」と報告した。驚く2人に「結婚生活を終了することにしました」ともう一度言う。お母さんは本気にせず、「ケンカしたの?」と言うんだけど、お父さんの方はこの前のジホのこともあり、何か思い当たるような顔をしている。性格の不一致で協議離婚をしたと最初の取り決め通り言ったセヒ。お母さんは合わなくてもお互い合わせて暮らすものだ、それが結婚だとセヒを叱るが・・・お父さんは何も言わない。
ヘジャンククの店で相席したホラン&シン代理とウォンソク&ボミ。ボミがジホの友達がどうしてシン代理と知り合いかとホランに尋ねると、キョルマルエのアプリで出会ったと正直に答えるホラン。何も知らないシン代理は、ウォンソクとボミの開発のおかげで理想のタイプと出会えたとニコニコ顔。「この人生で会えると思わなかったけど」
ウォンソクが理想のタイプ?とシン代理に訊くと、ホランみたいな人と結婚するのを望んでいた、自分が気に入らないところが一つも無いので驚いたと答えるのだった。
ボミは結婚の日取りを決めたのかと尋ねた。大きく否定するホラン。シン代理も「まだです、そういうのは。まだsomeの間柄です」と言いながら、プロポーズには意欲満々。また変な言葉遣いしてるし(笑)。ホランも一応乗ってあげたけど、ボミとウォンソクはあまりに寒いギャグについていけてない。
食べ始めた時、ホランのヘジャングクにこれを入れなきゃ美味しくないとすりゴマを入れようとしたシン代理。ホランが断る前にウォンソクがその手を止めた。「いいえ、ホランはすりゴマが嫌いです!」
一瞬で変な空気になった4人。「すみません」とウォンソクは謝った。
ジホはバスの中でボンナムからもらった写真を見ている。離婚を決めたと同時にもらった結婚写真。ジホはおもむろに電話を取り出してどこかに掛けはじめた。「私です。よろしければ、私とデートなさいませんか?」さて、相手は!?
セヒは帰るため外に出てきた。庭でタバコを吸っているお父さんと顔を合わせる。お父さんはセヒに言った。自分の思い通りに生きてる奴だ。結婚も、離婚も。そこまで言うと、セヒはお父さんに訊いた。
「本当にそうお考えなんですか?僕が自分の思い通りに生きてきたと。本当にそう思うんですか?」セヒは続けた。
「お父さん。僕はあの日以降、一瞬たりとも心の行くままに生きたことはありませんでした。どうしてかご存知ですか?僕が生まれて初めて選んだ人を否定されたからです。それも、僕が一番信じて愛していた人から」お父さんは黙って聞いている。
「僕がお父さんをどれだけ好きだったか。どれほど愛していたか。だけどその人が僕の選んだ人生を根こそぎ無視したから。それが僕の心の中にどんな門を作ったか、ご存知ですか?」
「それならお前は、俺がどんな気持ちで生きてきたのか知っているのか?」お父さんも答えた。「あの時にまた戻ったとしても、俺の選択は同じだ」
自分の子が火の中に入るようなことを見過ごせなかったお父さん。セヒは自分の子を生かすために他人の子(ジョンミン)を火の中に追いやったのか、女だから、貧しいからと全ての荷を背負わせるように、とジョンミンへの仕打ちを非難した。お父さんは「自分の子がもっと大事だから」とセヒへの愛を口に出す。「幼稚で憎らしいと言われても、それが親の心で愛だ」
「そうです」セヒの目が赤くなってきた。「ですから、僕が誰をどうして横にいさせられますか?どんな資格で。一人で不幸になればいいんだ」
ジホのデートの相手。それはジョンミンだった。クライミングのジムですいすいと上に登っていくジョンミン。これはイ・チョンアさんのサービスカットか!?
ジョンミンは天辺から降りてきてジホの横に来た。感心したジホがジョンミンにコウモリかと思ったと感想を言うと、水を咳き込むジョンミン。「契約、本当にしないんですか?」ジホはさっぱりした顔で水を飲み、離婚をジョンミンに報告した。「もう少し正確に言うとすると、契約を終了しようと」途端に複雑な顔になるジョンミン。自分のせいでそうなったのかと思うジョンミンに、ジホは明るくセヒとの仲にジョンミンがそこまでの影響力はないと言った。そうなんだよね〜。セヒとジョンミンの間はもう整理されていて、今回のジホとセヒの離婚はジョンミンとのことから端を発したセヒの心の中とジホの心の問題なんだよね!ジョンミンもすぐに「オーバーだったわね」と笑った。
「むしろ、よりはっきり分かりました、代表のおかげで」とジホは言った。「私がセヒさんを本当に愛して・・いるということを」「だけど・・何故・・」
「愛したいけれど、思いっきりあの人を愛したいんですけど、どうしたらいいのか分からないんです。ただ・・」ジホはセヒのお父さんから言われた結婚にまつわる言葉を思い出す。「結婚という19号室に閉じ込められている感じと言うか。おかしいですよね、混乱してて」
「いいえ、とても理解できるわ。私。結婚はとてもたくさんの人たちの愛が絡まってるものみたい。問題は人たちがみんな真心ということでしょう。分かってみると、一様に全て綺麗な心ということ。だけど綺麗なことも絡まりあうと、それが元々どんな綺麗な形か分からなくなってしまうから。それが元々どんな愛だったか分からなくなってしまうから」ジョンミンの言葉にジホは頷いている。セヒのお父さん、お母さんもセヒの幸せを思えばこその言葉だった。ただ、絡まってしまったのだ。ジョンミンも今はそのことが分かったからジホにこう言えてるんだね!
「本当にすごくて怖いことみたいです、夫婦になるって。だけどユン作家とセヒにはハッピーエンドを望んでたんだけど・・・」切ない表情で言うジョンミン。
「私たちがどうして・・・?」ジホは不思議そうに尋ねた。「サッドエンドだと思うんですか?」
そう!ジホはセヒとの愛を諦めて離婚を申し出たのではなかった! 強い!! 「離婚するからですか?」ジョンミンはジホの素朴な疑問に当惑している(笑)
「もしかして結婚を維持することがハッピーエンドだと思ってます?離婚は幸せの失敗で?」真面目な顔で尋ねるジホ。「私に実験精神あふれる作品を期待されてるとおっしゃっていた方が、まさかそんな頭の固い考えをお持ちではないでしょう?」とナチュラルに煽る(笑)さすがドライ(ドルアイ=変な子)のジホちゃんです。
「違います、絶対に。私たちは絶対にそんな(古い考えの)制作会社ではないです」と慌ててジョンミンが言うも、「契約、本当に考え直さなければいけないみたいです」と明るく言ってクライミングに向かうジホ!ジョンミン苦笑いの巻。
会社で水入らずのセヒとマ代表。マ代表は不味いと悪態をつきながらジャジャン麺を食べ、セヒは無言で酒を煽っている。すっかり酔ったセヒにマ代表は肝臓が溶けると酒を取り上げた。普段飲まないお酒を煽るセヒにマ代表は感づいた。
「お前、告白したのか?ジホさんに」セヒはため息をついた。セヒはマ代表にメールで相談していたのだった。
1.もう僕たち、本当に結婚しますか?2.もう僕たち、夫婦になりますか?3.もう僕たち、一緒になりますか?←この3つのうちで一番キザっぽくないやつはどれか?って聞いたんだね。
マ代表は、セヒがらしくなく誠実に3つ準備したんだねってちょっと嬉しそう。セヒが久しぶりに人に興味を示したんだもんね!3つのうちのどれにしたかを訊くと「3つとも言えなかった」とたくわんを齧りながら言うセヒ。「お前が全部キザっぽいって言うから」
マ代表は分かっている。「できなかったのか?しなかったのか?」セヒがため息をつくと、「しなかったんだな」とすぐに言った。言おうとはしてたんだよね、でもジホに先に契約終了を言われたから・・・
スジは突然お母さんの住む家に帰ってきた。寝る前にマ代表から来た「あったかくして寝ろよ。愛してる」のメッセを見て笑いが込み上げるスジ。←その姿を見て微笑むお母さん。スジはすぐに真顔になってテレビに話題をふった。
テレビに出ている外国人がタイプだと言うお母さんに、そうではないと言うスジ。するとお母さんは「誰かさんのオッパも私のタイプじゃないわ。顔は」とスジの恋バナに話を持っていこうとする。スジがしらばっくれてお母さんの足を揉んでいると、スジが彼氏のことを何故隠すのかと訊いた。お母さんはマ代表に会った日、スジに裏切られた思いだったと言った。「私、あんたが生まれてこの方男と付き合ったことがないと思ってた」
お母さんはスジが男に縁が無いと思い込んで心配していたのに、実際は何も言ってくれていなかったことが寂しくて裏切られた思いだったんだね。
お母さんは、スジに自分か彼氏かを張り合わせるようなことをどうしてするのかと訊いた。今、裏切られたという思いだったと言った時も「なんでよ!」と言わず、「そう?」と、お母さんの前でまるで罪を犯したような表情をするスジにお母さんは「あんた、私に後ろめたいの?」と訊くと足を揉んでいるスジの手が止まった。「私の足があんたの罪責感なのね」
スジはお母さんを思って全てお母さんを優先にしてきた。お母さんの体が不自由だからその助けをしなくてはならないと。だからこそ、彼氏のことも隠してきた。でも、お母さんはストレスで薬を飲んだり10円ハゲまで作って会社に勤める娘が不憫だった。母子はまともに言い合いになった。
稼いだお金をお母さんと住むための分譲マンションにつぎ込むスジ。お母さんは住まないと言うと「じゃあ!この足でどうやって暮らすの!」とスジが大声を出した。これがスジの本音だった。
「見なさい、私の足があんたの足かせなのね」とお母さんは呟いた。「足をついて世の中に立てと言って私の足を自分ひとりで持って担いで下敷きになってるのね」
スジはお母さんのためを思っている。でもお母さんはスジがそのために苦しい思いをして生きるのは本意ではない。今、それをお互い口に出し合った母子。スジもお母さんも涙をこらえている。でも、こういう風にして相手の思うことを知る。言わなくちゃ分からないんだよ〜〜、 セヒや!!
つづきます〜
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15話は、登場人物それぞれが自分のこと、相手のこと、周りのことを考える回でした!
〜ep.14-2のつづきから〜
セヒがジホに告白をしようとした日。ジホがセヒに告げたのは、「もう私達・・・契約を終了にしたらと思います」という言葉だった。
そして、セヒは「ウリ」の首輪を見ながら・・・「契約を終了したいんですね」とジホに訊き、ジホはセヒの方を見ずに「はい」と頷いた。
ホランはシン代理に居候中のスジの家まで送ってきてもらっていた。やっぱりさっきスジが電話してた時、シン代理と飲んでいたんだね。「今日はおかげで楽しかったです」とシン代理にお礼を言うホラン。シン代理が家に帰るのが惜しいと相変わらず「給食体」を使うとホランも「認定」とにっこりとシン代理に合わせて応答したよ!でも、ハイタッチはしない(笑)シン代理、悪い人じゃないのだけど、この喋りは30過ぎの男としていかがなものか・・・(個人的な感想ですw)
その2人の姿を見たスジとマ代表。スジが見たことない男だと言うと、マ代表はうちの会社の担当の会計士だと言った。世間は狭い・・・
ジホとセヒはテーブルに向かい合っている。セヒはもう一度ジホに契約終了の意思を尋ねた。ジホは思ったより早く制作会社と契約ができそうで家も探すことができると言った。「家が見つかれば・・・」と言い淀むジホにセヒは「家が見つかれば私に家賃を払う理由がなくなるから」とジホの代わりに言った。「ええ、ですから私達の契約も維持する理由がないのではないかと。そういう風に思ったので。家賃のためにした結婚ですから」とジホも答える。
セヒは無表情のまま「いい結果ですね。文もまた書けるようになって経済的にも自立できてよかったです」とジホに言った。ジホはずっとじっとセヒの顔を見ている。そして話を終わらせようとするセヒに、ジホはさっき言いかけたことを聞いていないと言った。
セヒは・・・大したことのないことで、ジホが忙しくなるから自分が分別をすると言おうとしたと。自分の心をしまってジホに言わないセヒ。言ってあげて〜〜 ジホは待ってるんだよおお!!
ジホは自室に入って座り込み、さっきセヒのお父さんと会ったことを思い出していた。ジホはセヒのお父さんにやっぱり本当のことを話したんだね!「私がセヒさんと結婚したのは家のためでした」と。
最初から愛で結婚したのではなかった、お互いの条件がぴったり合って価値観も似ていたからだと説明したジホ。ジホはお父さんに謝ると意外な反応だった。お父さんは全然そんなことは問題にしていなかったのだ。
今度はジホがお父さんの反応が意外で驚いている。結婚というのはそういうもので、愛だけでするものではないと言うお父さん。この2人の価値観は相当違う!!
ジホはお父さんに、どうしてこの急な結婚を、ジホをセヒの相手に許したのをかを訊いた。「結婚は(する)時があるから」と言ったお父さん。その時にセヒの配偶者にちょうど良く来たのがジホだった。ジホの性格も褒めてくれて反対する理由がない、(ジホがセヒを)愛することまでしてくれて幸いだ、とお父さんはきっかけなんかどうでもいいという口ぶり。
お父さんはジホが今日は変なことを言い出しただけだと思っている。ジホはセヒの家に挨拶に行った時、セヒを愛しているとお父さんとお母さんの前で嘘をついたことがずっと気に掛かっていた。「突然どうして?」と訊くお父さん。
「セヒさんを愛するようになったんです、本当に」とジホは答えた。最初が嘘で始まったのをそのままにしたくないジホの心。それもお父さんは喜び、そうやって暮らしながら夫婦の間の愛は生まれるんだとジホに言った。そして世間がどんなに変わろうとも家は男性が任されるものだと、一度返された通帳をもう一度ジホに渡すお父さん。
もちろんジホはお父さんに本当のことを言ったんだろうなー、と思っていたけど、お父さんの反応がまさかの全肯定だったとは。道理でジホがタクシーで見送る時にも全く普通の態度だったわけで。
セヒは部屋で猫から「ウリ」の首輪を外していた。首輪をじっと見るセヒ。電話が鳴った。相手は「妻」。
「セヒさん、質問があります。契約上の甲乙関係ではなく、男と女でもなく、人生の後輩として、訊きたいことがあります。結婚って何ですか?」セヒは黙ったまま。「結婚ってどういうものか知ってますか?セヒさんは」
セヒがその時思い出していたのは12年前。ジョンミンとの結婚を許してもらいに家に行った時。お父さんはセヒの頬を叩いた。「正気か?子供ができたって!?」お母さんは必死でお父さんを止める。
愛しているから責任を取ると言ったセヒにお父さんは周りの噂や体面を気にして猛反対をする。セヒに教育者として恥ずかしくないんですか?と言われ、お父さんは「すぐに出て行け!もう戻ってくるな!」と怒鳴った。セヒにはそのことが傷になって残ってるんだね。
セヒは自分の部屋を出てジホの部屋に向かい、ドアを開けようとした。
「結婚は・・・ですから本当の結婚は」ジホが続ける。「愛でする結婚は」
“声が震えている。目が潤んでいる” セヒはジホの気配を察した。
「幸福なんでしょう?」
“ジホさんが、泣いた。俺のせいで”
セヒはジホの部屋のドアノブから手を離した。
ジホはセヒに何回も自分の気持ちを言って、何回も機会を作ってるのに、セヒは自分の心をしまっちゃう。それは、昔のことをまだきちんと消化しきれてないし、傷が深くて直面したくないということなのか・・・?
翌朝、ジホが起きて部屋を出るとセヒはいなかった。猫を抱き、いつも通り餌を入れようとするともう既にお皿には入っていて、ゴミを捨てようとすると分別箱はきれいになっていた。
机の上には封筒とセヒの付箋が。「実家に行ってきます。契約終了時、追加で要求事項がありましたらお話し下さい」封筒の中身は結婚契約書だった。ここまでジホが契約終了を要求したことに対して、セヒは感情を一切外に出さず、それに対する意見や感想もジホに直接言っていないんだよね〜〜
ウォンソクは自分のベッドの上で目覚めた。クラブで飲み過ぎ、水を冷蔵庫まで飲みに行って見えたのはベッドの下で眠るボミ!ウォンソクの驚きの声にボミも目覚めた。ウォンソクはよく覚えていないようで、なぜここにボミがいるかも分からない様子。
ボミは「覚えてないの?昨日のこと?」とウォンソクに訊いた。自分が下半身パン一であることにまた焦るウォンソク。しかし、ボミがホランのピンクの枕を使っていることに急に腹をたててボミに怒りだす。「人の枕を勝手に、むやみに、許可も無しに」と言ったところでボミがウォンソクをビンタした!
ボミはクラブでヘロヘロで野垂れ死にするところだったウォンソクをおぶって連れてきたのだ、それだけだった。ズボンだって自分で脱いだのだ。怒って部屋を出て行ったボミ。
ウォンソクは外までボミを追いかけ、謝った。自分に腹を立てていたことをボミに八つ当たりしてしまったことを。「酔い覚まししません?」ボミは歩き始め、ウォンソクはついて行く。
へジャングク(酔い覚まし汁)の店でホランとシン代理が一緒に朝ご飯を食べていた。この2人も昨日お酒飲んでたからね。シン代理はヘジャンククで酔い覚ましをすると言うホランに惚れ惚れしている、って言うか、この人はホランが何をしても惚れ惚れするんだろう。「本当に僕のタイプですね」と言ってるところにやって来たウォンソクとボミ!
シン代理とボミは顔見知りだから挨拶を交わす。その連れ同士で顔を合わせてしまったホランとウォンソク。
ジホはYOLOカフェのオーナーに退職の挨拶をしていた。辞めるのを惜しがってくれるオーナー。ジホのおかげで常連もできたと。(キョルマルエ&スジたち!?)ジホもいい職場を与えてくださってありがとうございました、とお礼を言った。
オーナーはなんとジホに退職金兼お祝い金を用意してくれていた。なんて優しいの〜。さすがいい子ボンナムのお父さん!息子をストーカー呼ばわりしてバイクを壊したことも不問にしてくれたしね〜
カフェの帰りにバスを待っているジホ。オーナー、ボンナム、ジホの3人で撮ったチェキを見ている。下には“忘れないで、YOLOカフェ〜〜”のメッセージ。その時、突然「ワッ」とジホの肩を押す人が。不意をつかれて驚くジホ。←に、驚くボンナム(笑)
「も〜〜、驚いたじゃないの」とボンナムを叩くジホ。「挨拶できないかと思ってどれだけ走ってきたか」とブーブー言うボンナム。この2人は本当に姉弟みたいになったね!走ってきたと言うボンナムにバイクは?と訊くジホ。ボンナムは技術移民のため学校に通うので泣く泣く売ったと言い、餞別のフォトフレームをジホに手渡した。
「覚えてない?これ、僕が演出した夫婦写真」そのフレームの中には握手をするジホとセヒがいた。「ありがたいだろ?」「ありがと。ボンナム」ジホはほろ苦く写真を見つめる。
セヒは実家で両親に「離婚することにしました」と報告した。驚く2人に「結婚生活を終了することにしました」ともう一度言う。お母さんは本気にせず、「ケンカしたの?」と言うんだけど、お父さんの方はこの前のジホのこともあり、何か思い当たるような顔をしている。性格の不一致で協議離婚をしたと最初の取り決め通り言ったセヒ。お母さんは合わなくてもお互い合わせて暮らすものだ、それが結婚だとセヒを叱るが・・・お父さんは何も言わない。
ヘジャンククの店で相席したホラン&シン代理とウォンソク&ボミ。ボミがジホの友達がどうしてシン代理と知り合いかとホランに尋ねると、キョルマルエのアプリで出会ったと正直に答えるホラン。何も知らないシン代理は、ウォンソクとボミの開発のおかげで理想のタイプと出会えたとニコニコ顔。「この人生で会えると思わなかったけど」
ウォンソクが理想のタイプ?とシン代理に訊くと、ホランみたいな人と結婚するのを望んでいた、自分が気に入らないところが一つも無いので驚いたと答えるのだった。
ボミは結婚の日取りを決めたのかと尋ねた。大きく否定するホラン。シン代理も「まだです、そういうのは。まだsomeの間柄です」と言いながら、プロポーズには意欲満々。また変な言葉遣いしてるし(笑)。ホランも一応乗ってあげたけど、ボミとウォンソクはあまりに寒いギャグについていけてない。
食べ始めた時、ホランのヘジャングクにこれを入れなきゃ美味しくないとすりゴマを入れようとしたシン代理。ホランが断る前にウォンソクがその手を止めた。「いいえ、ホランはすりゴマが嫌いです!」
一瞬で変な空気になった4人。「すみません」とウォンソクは謝った。
ジホはバスの中でボンナムからもらった写真を見ている。離婚を決めたと同時にもらった結婚写真。ジホはおもむろに電話を取り出してどこかに掛けはじめた。「私です。よろしければ、私とデートなさいませんか?」さて、相手は!?
セヒは帰るため外に出てきた。庭でタバコを吸っているお父さんと顔を合わせる。お父さんはセヒに言った。自分の思い通りに生きてる奴だ。結婚も、離婚も。そこまで言うと、セヒはお父さんに訊いた。
「本当にそうお考えなんですか?僕が自分の思い通りに生きてきたと。本当にそう思うんですか?」セヒは続けた。
「お父さん。僕はあの日以降、一瞬たりとも心の行くままに生きたことはありませんでした。どうしてかご存知ですか?僕が生まれて初めて選んだ人を否定されたからです。それも、僕が一番信じて愛していた人から」お父さんは黙って聞いている。
「僕がお父さんをどれだけ好きだったか。どれほど愛していたか。だけどその人が僕の選んだ人生を根こそぎ無視したから。それが僕の心の中にどんな門を作ったか、ご存知ですか?」
「それならお前は、俺がどんな気持ちで生きてきたのか知っているのか?」お父さんも答えた。「あの時にまた戻ったとしても、俺の選択は同じだ」
自分の子が火の中に入るようなことを見過ごせなかったお父さん。セヒは自分の子を生かすために他人の子(ジョンミン)を火の中に追いやったのか、女だから、貧しいからと全ての荷を背負わせるように、とジョンミンへの仕打ちを非難した。お父さんは「自分の子がもっと大事だから」とセヒへの愛を口に出す。「幼稚で憎らしいと言われても、それが親の心で愛だ」
「そうです」セヒの目が赤くなってきた。「ですから、僕が誰をどうして横にいさせられますか?どんな資格で。一人で不幸になればいいんだ」
ジホのデートの相手。それはジョンミンだった。クライミングのジムですいすいと上に登っていくジョンミン。これはイ・チョンアさんのサービスカットか!?
ジョンミンは天辺から降りてきてジホの横に来た。感心したジホがジョンミンにコウモリかと思ったと感想を言うと、水を咳き込むジョンミン。「契約、本当にしないんですか?」ジホはさっぱりした顔で水を飲み、離婚をジョンミンに報告した。「もう少し正確に言うとすると、契約を終了しようと」途端に複雑な顔になるジョンミン。自分のせいでそうなったのかと思うジョンミンに、ジホは明るくセヒとの仲にジョンミンがそこまでの影響力はないと言った。そうなんだよね〜。セヒとジョンミンの間はもう整理されていて、今回のジホとセヒの離婚はジョンミンとのことから端を発したセヒの心の中とジホの心の問題なんだよね!ジョンミンもすぐに「オーバーだったわね」と笑った。
「むしろ、よりはっきり分かりました、代表のおかげで」とジホは言った。「私がセヒさんを本当に愛して・・いるということを」「だけど・・何故・・」
「愛したいけれど、思いっきりあの人を愛したいんですけど、どうしたらいいのか分からないんです。ただ・・」ジホはセヒのお父さんから言われた結婚にまつわる言葉を思い出す。「結婚という19号室に閉じ込められている感じと言うか。おかしいですよね、混乱してて」
「いいえ、とても理解できるわ。私。結婚はとてもたくさんの人たちの愛が絡まってるものみたい。問題は人たちがみんな真心ということでしょう。分かってみると、一様に全て綺麗な心ということ。だけど綺麗なことも絡まりあうと、それが元々どんな綺麗な形か分からなくなってしまうから。それが元々どんな愛だったか分からなくなってしまうから」ジョンミンの言葉にジホは頷いている。セヒのお父さん、お母さんもセヒの幸せを思えばこその言葉だった。ただ、絡まってしまったのだ。ジョンミンも今はそのことが分かったからジホにこう言えてるんだね!
「本当にすごくて怖いことみたいです、夫婦になるって。だけどユン作家とセヒにはハッピーエンドを望んでたんだけど・・・」切ない表情で言うジョンミン。
「私たちがどうして・・・?」ジホは不思議そうに尋ねた。「サッドエンドだと思うんですか?」
そう!ジホはセヒとの愛を諦めて離婚を申し出たのではなかった! 強い!! 「離婚するからですか?」ジョンミンはジホの素朴な疑問に当惑している(笑)
「もしかして結婚を維持することがハッピーエンドだと思ってます?離婚は幸せの失敗で?」真面目な顔で尋ねるジホ。「私に実験精神あふれる作品を期待されてるとおっしゃっていた方が、まさかそんな頭の固い考えをお持ちではないでしょう?」とナチュラルに煽る(笑)さすがドライ(ドルアイ=変な子)のジホちゃんです。
「違います、絶対に。私たちは絶対にそんな(古い考えの)制作会社ではないです」と慌ててジョンミンが言うも、「契約、本当に考え直さなければいけないみたいです」と明るく言ってクライミングに向かうジホ!ジョンミン苦笑いの巻。
会社で水入らずのセヒとマ代表。マ代表は不味いと悪態をつきながらジャジャン麺を食べ、セヒは無言で酒を煽っている。すっかり酔ったセヒにマ代表は肝臓が溶けると酒を取り上げた。普段飲まないお酒を煽るセヒにマ代表は感づいた。
「お前、告白したのか?ジホさんに」セヒはため息をついた。セヒはマ代表にメールで相談していたのだった。
1.もう僕たち、本当に結婚しますか?2.もう僕たち、夫婦になりますか?3.もう僕たち、一緒になりますか?←この3つのうちで一番キザっぽくないやつはどれか?って聞いたんだね。
マ代表は、セヒがらしくなく誠実に3つ準備したんだねってちょっと嬉しそう。セヒが久しぶりに人に興味を示したんだもんね!3つのうちのどれにしたかを訊くと「3つとも言えなかった」とたくわんを齧りながら言うセヒ。「お前が全部キザっぽいって言うから」
マ代表は分かっている。「できなかったのか?しなかったのか?」セヒがため息をつくと、「しなかったんだな」とすぐに言った。言おうとはしてたんだよね、でもジホに先に契約終了を言われたから・・・
スジは突然お母さんの住む家に帰ってきた。寝る前にマ代表から来た「あったかくして寝ろよ。愛してる」のメッセを見て笑いが込み上げるスジ。←その姿を見て微笑むお母さん。スジはすぐに真顔になってテレビに話題をふった。
テレビに出ている外国人がタイプだと言うお母さんに、そうではないと言うスジ。するとお母さんは「誰かさんのオッパも私のタイプじゃないわ。顔は」とスジの恋バナに話を持っていこうとする。スジがしらばっくれてお母さんの足を揉んでいると、スジが彼氏のことを何故隠すのかと訊いた。お母さんはマ代表に会った日、スジに裏切られた思いだったと言った。「私、あんたが生まれてこの方男と付き合ったことがないと思ってた」
お母さんはスジが男に縁が無いと思い込んで心配していたのに、実際は何も言ってくれていなかったことが寂しくて裏切られた思いだったんだね。
お母さんは、スジに自分か彼氏かを張り合わせるようなことをどうしてするのかと訊いた。今、裏切られたという思いだったと言った時も「なんでよ!」と言わず、「そう?」と、お母さんの前でまるで罪を犯したような表情をするスジにお母さんは「あんた、私に後ろめたいの?」と訊くと足を揉んでいるスジの手が止まった。「私の足があんたの罪責感なのね」
スジはお母さんを思って全てお母さんを優先にしてきた。お母さんの体が不自由だからその助けをしなくてはならないと。だからこそ、彼氏のことも隠してきた。でも、お母さんはストレスで薬を飲んだり10円ハゲまで作って会社に勤める娘が不憫だった。母子はまともに言い合いになった。
稼いだお金をお母さんと住むための分譲マンションにつぎ込むスジ。お母さんは住まないと言うと「じゃあ!この足でどうやって暮らすの!」とスジが大声を出した。これがスジの本音だった。
「見なさい、私の足があんたの足かせなのね」とお母さんは呟いた。「足をついて世の中に立てと言って私の足を自分ひとりで持って担いで下敷きになってるのね」
スジはお母さんのためを思っている。でもお母さんはスジがそのために苦しい思いをして生きるのは本意ではない。今、それをお互い口に出し合った母子。スジもお母さんも涙をこらえている。でも、こういう風にして相手の思うことを知る。言わなくちゃ分からないんだよ〜〜、 セヒや!!
つづきます〜
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タグ: この人生は初めてなので
2017年11月29日
チョン・ソミン、イ・ミンギ主演「この人生は初めてなので 13話&14話 メイキング
本編の前に、その前に公開されていた13話と14話のメイキングを先に書きたいと思います〜
セヒがジホのお部屋に初めて入ったシーンですね〜
すごく変な緊張感のあるセヒとジホだったけど、実際は笑いが溢れる現場で撮っていたようです。
ジホがカタツムリを放ったのは、ジホのアイディアだったんですね!
爆笑しながら「私の分身だから」となでなでしながらジホが言うと「そうだ」と相槌をうつ監督さんがお父さんみたいでいいな〜と思いました!
セヒが「俺がドアを開けたら目の前にカタツムリがいるのか?w」って言ってますが、実際は部屋の隅に放ってましたね〜
あと、ジホのベッドに入るセヒが笑いのツボに入ってて、こっちまで笑っちゃいました!あんなにドキドキのシーンも実際は和気あいあいで楽しそうです(笑)
クラブのシーンはウォンソクとボミがメインです。
2人ともすごくきまり悪がってますけど、エキストラ?のクラブ客の方々が盛り上げています!
ウォンソクは渾身のダンスで息が絶え絶え。カットがかかると押し寄せるきまり悪さ。でも一生懸命監督の指示通り、何度もやけくそダンスを踊っております。踊りながら「早くカット言って。死にそう」と言ってるのに「頭ちょっと上げて」と非常な監督の指示(笑)
続いてボミちゃん。さすがの実力!周りから自然に歓声が上がります。だけど、撮影だからちょこちょこカットがかかるんだよね。周りのギャラリーに「ありがとうございます」と礼儀正しくお礼を言うボミです。
ウォンソクとステージで踊るシーンでは、カットがかかると二人して笑っちゃう。ボミが体を寄せると焦るウォンソク(笑)
このダンスはボミのアドリブなんでしょーね!!
続いてスジとマ代表のラブラブシーン。この姿をジホが見かけるという設定。
「おっぱーー」と駆け寄るスジが可愛い♪マ代表の前だけこういう姿を出すスジはツンデレ認定です(笑)
風がビュービュー吹いてる中の撮影は大変でしょうな。監督の細かい指示が飛んで、何回も繰り返し同じところを撮っているので、スジに何回もポッポしてるマ代表はこれぞ本当の意味で役得でした〜(笑)
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セヒがジホのお部屋に初めて入ったシーンですね〜
すごく変な緊張感のあるセヒとジホだったけど、実際は笑いが溢れる現場で撮っていたようです。
ジホがカタツムリを放ったのは、ジホのアイディアだったんですね!
爆笑しながら「私の分身だから」となでなでしながらジホが言うと「そうだ」と相槌をうつ監督さんがお父さんみたいでいいな〜と思いました!
セヒが「俺がドアを開けたら目の前にカタツムリがいるのか?w」って言ってますが、実際は部屋の隅に放ってましたね〜
あと、ジホのベッドに入るセヒが笑いのツボに入ってて、こっちまで笑っちゃいました!あんなにドキドキのシーンも実際は和気あいあいで楽しそうです(笑)
クラブのシーンはウォンソクとボミがメインです。
2人ともすごくきまり悪がってますけど、エキストラ?のクラブ客の方々が盛り上げています!
ウォンソクは渾身のダンスで息が絶え絶え。カットがかかると押し寄せるきまり悪さ。でも一生懸命監督の指示通り、何度もやけくそダンスを踊っております。踊りながら「早くカット言って。死にそう」と言ってるのに「頭ちょっと上げて」と非常な監督の指示(笑)
続いてボミちゃん。さすがの実力!周りから自然に歓声が上がります。だけど、撮影だからちょこちょこカットがかかるんだよね。周りのギャラリーに「ありがとうございます」と礼儀正しくお礼を言うボミです。
ウォンソクとステージで踊るシーンでは、カットがかかると二人して笑っちゃう。ボミが体を寄せると焦るウォンソク(笑)
このダンスはボミのアドリブなんでしょーね!!
続いてスジとマ代表のラブラブシーン。この姿をジホが見かけるという設定。
「おっぱーー」と駆け寄るスジが可愛い♪マ代表の前だけこういう姿を出すスジはツンデレ認定です(笑)
風がビュービュー吹いてる中の撮影は大変でしょうな。監督の細かい指示が飛んで、何回も繰り返し同じところを撮っているので、スジに何回もポッポしてるマ代表はこれぞ本当の意味で役得でした〜(笑)
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2017年11月27日
【ドラマ】この人生は初めてなので ep.14-2
〜ep.14-2のつづきから〜
セヒと助監督は喫茶店に入っている。助監督はセヒに名刺を差し出した。前にも来たことがあると言う助監督の言葉に名刺の名前を見ると、以前ジホのキャリーが送り返されたときに付いていた付箋と同じ名前を認めた。セヒは知っていると答えた。
ジホが結婚していたとは知らなかったとおずおずと話す助監督。突然セヒに頭を下げて謝りだした。
「あの日は酔っていて記憶が・・・。本当なんです、信じて下さい」セヒが黙っているからか、どんどん一人で話し出す。
「どんなことでも補償はします。解決金もお望みどおりに・・・ですから、告訴取り下げをどうか。新作品に入らなくてはいけなくて」
ここまで聞いて繋がったセヒの記憶。ジホが夜中にパジャマ姿で突然訪ねてきた夜。「行っても行っても終わらないトンネルを一人で歩く夢を見た」とジホが言ったこと。あの時は、セヒはジホの細かい状況は分からなかったんだもんね。でも行くところがないことは見抜いて家に泊めた。
セヒの様子を見て助監督はジホが夫(セヒ)に細かいことを言ってないことを悟ったようだった。
「あ・・・私はご存知とばかり・・・。ユン作家と話をする部分みたいですね。大変失礼しました。ユン作家とお話しします」
そう言って急いで席を立って去ろうとする助監督の腕をセヒは無言で掴んだ。助監督は怯えた顔をする。
「座れ。俺と話をしろ。今すぐ、全部」 静かに怒りをたたえているセヒ。物凄い迫力です。←ボンナムのストーカー疑惑のときもこんな感じだったっけ。
ジホとジョンミンはお互いの話を全てしたようだった。「ありがとうございます。言いにくいお話をしてくださって」とジホは言った。ジョンミンはジホに質問をした。「私も聞きたいことがあります。セヒとまた会ったら愛するかという質問、私の答えが“そうだ”だったら、ユン作家の結論はどうでしたか?」 と言うことは、答えは違うということ。
「そうでしたら、代表と敵軍になったでしょう」とジホは答えた。ジョンミンは私達ケンカするんでした?と軽口で答えたが、ジホは「待つと思います、セヒさんの気持ちを」と率直に話した。
契約結婚だからそうするのかと言うジョンミン。ジホは首を横に振り、「本当に結婚したとしても同じことです。夫婦だと言ってもお互いの心を当然のように全て持つのは違うじゃないですか」と答えた。
「そうですか?だけど実際結婚というのはそういうものじゃないんですか?お互いがお互いの心を全て携えるということを制度で公式化しておくということ。だから気持ちが変わっても離れづらくするように繋いでおくこと」
「分かりません。私が結婚は初めてで。愛することも」←好きな人の元カノの前ではっきりと、それでいて気負わずに淡々と言えるジホが本当に純粋で強いと思います!
「だから知らないことも多いんですけど、一つ確実に分かります。心は奪って掴むということではないじゃないですか。来るものでしょう」
そしてジホは自分がこのことを知っていることをセヒに秘密にしてほしいと、ジョンミンにお願いするのだった。
ジョンミンはジホと別れた後、車の中で12年前のセヒと別れた時を思い出していた。荷物をまとめ、泣きながらセヒ宛てに「愛することをしないで」の付箋を書いた日。
「そうね。心は奪って掴むということではなかった」自分はその時に分からなかったけれど、ジホがそのことをもう分かっていることにジョンミンは感慨が深い。「うらやましいわね。ユン作家」
その時、外に出ていた理事が車に戻って来た。電話が長かったと言うジョンミンに、理事は深刻な顔で弁護士からだと言った。顔色が変わるジョンミン。ジホの告訴に問題が生じたらしい。助監督が告訴取り下げのお願いにいったところ殴られたという報告が来たのだ。誰に殴られたのかを訊くジョンミンに理事は「ユン作家の旦那さんです」と告げた。「えっ?彼が人を殴ったですって?」驚くジョンミン。
スジはチームの宴会に来ていた。和気あいあいの雰囲気に、チーム長が乾杯の音頭をパク代理に任せた。「2017年ももう残りわずかです。尊敬するチーム長様、愛してます〜!」と愛嬌を言いながら場を盛り上げるパク代理。その後もいろいろとお題目を並べ…その最後にうやむやに「ウ代理、ごめんな。あの日俺が意地悪だったな」と軽い謝罪の言葉を入れた。チームの皆は当然なんのことだか分からない。「さあ、チーム長様!」と掛け声をかけ、皆が「愛してます!」と答えて乾杯。スジはこのあまりに誠意のない謝罪に固まったまま。
一次会が終わり、次の店に行く前に会社に戻るパク代理の後姿をじっと見るスジ。
キョルマルエでは人生ゲーム?中の代表と社員たち。マ代表がいいところで電話が鳴った。相手はスジ。「おう、エギや」
スジはパク代理の後をつけながら電話をしてきたのだった。「言葉は人に対して言うことよね?言葉が通じなければ人じゃないわよね?」何も知らないマ代表は「そうだ、人じゃない。言葉が通じなければ動物か虫かミジンコだ」と言い、さらにスジの気を煽る。
「オッパ。私が始めれば横で支えてくれるって言ったの、本心?」ただならぬ気迫のスジ。「愛してる」と言って電話を切ってしまったスジが急に心配になり、適当に振ったサイコロが良い目を出したのにも関わらず、途中で飛び出して行ってしまったマ代表!
パク代理は会社のビルに入り、エレベーターに向かう。ヒールを響かせて近づくスジ。パク代理がスジに気づき、どうした?と訊くと「解決しなくてはならないことがありまして」と答える。「そうか」とパク代理は何も気づいていない。
そしてエレベーターに乗り込んだパク代理に「ジノ!」と声をかけ、力いっぱいこぶしでパク代理をの頬を殴ったよ!!不意をつかれてエレベーター内に倒れこんだパク代理を見送ったスジ。一応、周りを見て誰にも見られていないか確認!
マ代表が去った後も人生ゲームを続けている社員たち。世界版なのか?台湾を買ったウォンソク。他のスタッフたちがトラ(???=ホランイ)の子の話を出すとどうしても「ホラン」と聞こえてしまう。たまりかねて「やめよう」と途中で投げ出してしまった。
今日は飲みに行こう、僕がおごります!と威勢よく言うウォンソク。同僚たちもその気になったところでボミが「先に帰ります」と言って席を立った。ウォンソクがボミにも一緒に行こうと言うが、自分との約束があると言ってあっさり帰ってしまったボミ。
この前、車で送ったスタッフが「あ〜、今日金曜日だね。梨泰院に行くんじゃない?」有名なフィギュアショップがあるからそこに行くんだろうともう一人のスタッフも言う。ウォンソクはボミに似合ってると言い、話に出たついでに男同士で梨泰院のクラブに行こうと誘った。なんだか嬉しそうなきまりが悪そうな、オタク味あふれる同僚たち(笑)
その2人にクラブにたくさん通ってそうだと言われたウォンソクだったが…「いえ、僕もまだ一度も行ったことがありません」
そして男3人で梨泰院のクラブへ。なんか、日本のクラブとはずいぶん雰囲気が違うような・・・。昭和のバブル??トランス系だとこういうのなのかな〜?とにかく、ド派手なフロア。
クラブ入門者の男3人は音楽と光と人にあたって目から血が出るとか耳から血が出るとか(笑)フロアに降りて踊りに行こうと言うウォンソクに同僚コンビは先に行ってくださいと少々気後れ気味。ウォンソクはホランのこともあってパーッとやりたい気分でもあったから、先に行きますから早く来てくださいね、と言い残しフロアに降りた。見よう見まねで踊る?というか、ランニング?(笑)うるさい音楽に紛れて「俺、ホランを忘れるぞ!」と叫んでいる。だんだん踊りも堂に入ってきたような、やけくそダンスのようなウォンソク。
その時、ポールステージでは一人のブラッククイーンがセクシーなポールダンスを開始。なんとそのクイーンはボミじゃないですか〜!昼と夜の顔が両極端過ぎる〜。やっとこのドラマで自分の能力が出せたね、ボミちゃん!さすが現役のアイドル!!
我を忘れて踊りまくるウォンソクの手をボミはステージ上から引っ張り上げた。下からは「あいつが?」「なんだよ」なんて男たちの声。ボミの相手をすることは皆の憧れなのかな?
当のウォンソクは、「うわ〜、ボミさん!」なんて驚いてるよー。ボミは構わずウォンソクを相手に踊りまくる。
そう言えば、一緒に来た同僚二人組は・・・「ネットカフェ行く?」なんて言って自分たちの性に合わないクラブを出て行っちゃった(笑)
薬局に来て手の甲にバンドエイドを貼っているセヒ。どんだけ殴ったんだよ〜。ボンナムの時だって「人は殴らない」なんて言っていたのに〜〜
セヒは結婚式の日にジホのお母さんからもらった手紙を思い起こしていた。ジホのお母さんの頼み。ジホがまた文を書きたくなったらそうしてやってほしいと。それを思い出してセヒはジョンミンに電話をかけた。
ジョンミンの会社を訪れたセヒ。とうとうまともに顔を合わせることになった2人。
ジホは帰り道、歩きながら契約書を見返していた。夕方セヒが入ったブックカフェに立ち寄るジホ。欲しい本があったのだが見つからず、店員に聞くと今日一冊あったものが売れてしまったと言われた。その本は夕方セヒが買った本。
書店を出るところで電話がかかってきた。それは意外な相手だった。「はい。こんばんは、お義父さん」
ジョンミンはセヒに言った。「けっこう殴ったわね」「迷惑がかかるか?ジホさんに」セヒはジホの心配ばかり。ジョンミンは向こうの会社の代表と会った、親交もあるし大きいことにはしないだろうと言った。いろいろ手を尽くしてくれたんだね。セヒはジョンミンに礼を言った。
「俺がジホさんの夫だということがお前に影響があるか?ジホさんが文を書く仕事において」
「それで訪ねてきたの?私が昔の恋のわだかまりで、もしかしてユン作家を潰すかって?害を与えるかって?」
「うん」あっさり答えるセヒ。ジョンミンは複雑でしょうね〜。いくら自分の中では整理がついていたってこんなにあっさり肯定・・・
セヒは結婚した時にジホのお母さんに頼まれたことをジョンミンに話した。ジホがまた文を書きたくなったら文を書かせてやってくれと、夢を諦めないようにしてやってほしいと。その時はセヒはどうしていいか分からず迷惑にならないようにするとだけ約束したことも。
「お前は知ってるじゃないか、ジホさんが夢を諦めない方法を」「それで私を訪ねてきたのね」ジョンミンはジホだけじゃなくて、セヒもジホのことをすごく思ってることがよく分かったんだね。
「12年ぶりに会った昔の恋人に言う言葉にしては・・・ちょっと憎らしいわ」←さっぱりこう言えるジョンミンも素敵な女性だと思います!!
「ごめん。だけど俺ができることは何もないんだ」ジホが文を書くのを辞めた理由も今日分かったばかりのセヒは、振り回せるのは拳しかなかったとジョンミンに言った。ジョンミンを良い制作者だと聞いたと言うセヒ。
「ジョンミン。俺の妻ではなく、作家として見てくれ。お願いだ」真っ直ぐジョンミンの顔を見て頼んだセヒとその顔を真っ直ぐに見ているジョンミン。
“言葉は人の口から生まれて人の耳で死ぬ” 帰りのバスでセヒは今日買った本を読んでいる。
“しかし、ある言葉たちは死なず、人の心の中に入り込み生き残る。12年俺の心に生き残っていた言葉たちがある瞬間、このように無くなってしまうのか。あんなに努力しても消えなかった言葉だったのに”
セヒがジョンミンの会社を出る時、ジョンミンがエレベーターまで送ってくれた。
「私も訊くことがある」ジョンミンがセヒに言った。「あなた、ユン作家に告白したことあるの?好きだ、でなければ、うん…そんな似たような告白みたいなこと」
セヒが口ごもると「無いのね。知ってる?あなた私にも一度もしたことがない、告白」とジョンミンは振り返りながらセヒに言った。ちょうどエレベーターが到着し、「行くから」とセヒは乗り込む。
「言葉も人の心が行ってこそ生き残るのを知ってる?口の外に吐いてこそ心に行って届くのよ」ジョンミンがセヒにかけた助言はセヒにどう届いたのか。
“偶然ではなかった。あの言葉たちのせいだった。あの人の温かな言葉たちが積もり積もって死んだ心の代わりに生き残ったのだ”
セヒはジホの言葉を思い出していた。わざと線を引くのをやめてほしいと言ったこと。南海の海辺で誰の間違いでもないと言ったこと。何かが流れて何かが壊れることのようにただ、そうなるんだと言ったこと。そして、セヒに心配する必要がないと言ってくれたこと。昨日を生きたからと、今日を全て分かるということではないと言ってくれたこと。
セヒはいつかジホが捨てた『ウリ』の猫の首輪を引き出しから取り出した。
ジホはセヒのお父さんに呼び出されていた。まだバイトを続けているのかと尋ねるお父さんは、もうすぐ辞めることになるとジホが言うと喜んだ。しかしバイトを辞めたら再び文を書く仕事をするということを伝えると途端に険しくなる。セヒのお父さんは専業主婦志向なのだ。家事に集中しろと言われて困るジホ。しかし、それでもはっきりと言った。
「いい機会ができまして、もう一度始めて見ようかと」「それじゃ子供は」
子供をいつ産むんだと言うお父さん。仕事も重要だが、ジホは若いがセヒは年がいってるから、と親としての心配だけど・・・。お父さんは契約結婚のことはもちろん知らないから。
そしてお父さんは懐から通帳と印鑑を出し、ジホに差し出した。これでローンを返して、赤ちゃんを産んだらここから家のことに使えと言うお父さんに戸惑うジホ。結婚したらしてやると約束していたんだとジホに言ったけど、それはチェサの時に言い争っていたように、お父さんの一方的な約束なんだよね。
「私が戴くものではないようです」と断るジホ。「じゃあ誰がいいんだ」とお父さん。当然セヒに直接とジホが言うと、自分とセヒとじゃ話にならないしあげても貰わないとお父さんは言った。妻が間をうまく取り持つことも大切だ、と妻の心得も話す。帰ろうとするお父さんの後姿にジホは声をかけた。
「お父様。お話したいことがあります」
タクシーに乗って帰るお父さんを見送るジホ。なんか顔が暗いよ〜〜。何を言ったのかな?お父さんの態度は案外普通だったけど…。車が出た後、大きくため息をついた。本当に笑顔が無いな、この回・・・
ジホはその足でスジの家に行った。ホランが帰ってこなくてスジがまるで母親のように早く帰って来いと怒って電話をするが、ホランは何だかご機嫌で酔っているみたい。私が子供か?オーバーにするなと言うホラン。おまけに、“オーバー”をシン代理が使っていた“給食体”で話す(笑)もちろんスジとジホには何の事だか通じてないけど(笑)
それでも元気そうなホランに、とりあえずジホは安心した。
ジホはスジとビールを飲みながら、映画の『卒業』の話を持ち出した。10回以上見た、ジホが一番好きな映画。初めて見たのは高1の時。ベンジャミンとエレーンが手を繋いで式場から出てきた場面に惹かれた。17歳の目にはそれがロマンティックに見えた。だけど二十歳を過ぎてまた見たら違って見えた。その後の二人の表情。式場で浮かれて逃げたけど、バスに乗ったら二人が妙に言葉がなくなった。不安で、虚無となって。
「幼かったときは分からなかったけど、いつからかそのシーンが見えたんだ」
突然このことを言い出したジホに対してすぐにスジはジホが何が言いたいか分かるんだね。
「どうして?そのシーンが見えたの?大家さんとあんたと2人の間に?」スジに訊かれて黙ってしまうジホ。「辛いの?」
スジに優しく訊かれて、ジホは涙が込み上げてきた。「うん」
ジホが帰る時、寒風の中、外でタクシーを一緒に待ってくれているスジ。そこに電話がかかってきた。「今?分かった」と短く切り、何でもなかったようにまた一緒に待ってくれる。ジホはその相手がマ代表だと分かっていて「行きな」と言った。
「違うよ、もう」とスジは知らんぷりするんだけど、ジホは「いいから行きなって。マ代表が待ってる」とスジを送る。スジは到着したら連絡するんだよ!と言ってマ代表の許へ走って行った。
マ代表はさっきの電話からスジが心配だったんだね。それで家の前まで来た。スジはマ代表を見てニコニコしてる。「スジ、大丈夫か?何のことだよ」と心配が口に出るマ代表。パク代理とのことを訊くと、マ代表のやり方では通じなかったから自分のやり方でやったと嬉々として話すスジ。その方法をマ代表が訊くと「口ばしの桶をかっ飛ばしたの」と、子供のように得意満面のスジ。マ代表の前では子供っぽい仕草をするんだよね〜〜
ジホがタクシーに乗り込むときに聞こえてきたマ代表の歓声。「よくやった、こっちに来い!ワハハハ〜」ジホが振り返ると2人は楽しそうに抱き合っている。その姿を見て微笑みが出るジホ。
“愛が生まれてこそ分かった。私たちの結婚が便利だったのは、愛が無かったせいだったことを”
結婚式の日、式場に行くバスの中で2人が事務的に費用折半の話をしていたことをジホは思い出していた。
“結婚は本来、愛ですることなのに、なのにどうして”
さっき会ったお父さんから通帳を渡され、子供の話を出されたことも同時に思い起こした。
“愛が生まれた後から、傷はより大きくなってだけいくということだろうか”
家ではセヒが猫に『ウリ』の首輪をつけてあげていた。
さっきジョンミンに言われてジホに告白することにしたみたいだね!「そうだ、俺も分かってる。すごくきまりが悪いこと」猫に話しかけているセヒ。こちらは気持ちが決まって表情がさっぱりしている。
「だけど思ったよりよく似合ってる」猫を抱き上げながら、「今日一度、うまくやってみよう」
ジホが乗ったタクシーをエントランスまで迎えに来たセヒ。ジホが全然笑ってないのが切ないよ!
スジの家に行ったのかを尋ねたセヒ。ジホの手を繋ごうとするんだけど・・・ジホはバッグを持ち替えて、さらにポケットに手を入れてしまった。手の行き場がなくなっちゃったセヒ。この前のデートの時と反対だ!
「今日、契約うまくいきましたか?」「はい、代表がなにしろ良い方なので」「ええ、よかったですね」
セヒはジホの方を見てるんだけど、ジホはセヒの方を見ない。前だけ向いている。
「疲れてるように見えますね」とセヒが言った。「ええ、くたびれました。今日に限って」とジホが答える。
玄関に入るとジホがセヒに改まった様子で言った。「私、お話しすることがあります」
「はい、ちょうど私もあります。お話しすること」とセヒも言った。2人の温度差が・・・そしてそれはいつもと逆パターン。元気がないジホが見ていて辛い・・・
先に居間に来たセヒは猫の首輪を直してあげながら、「これよく見えないかな?」なんて言ってる。猫が長毛種だから首輪が埋もれちゃってるんだね〜
そんなこんなしていると、ジホも部屋から出てきてソファーに座った。大きく息を吐いてビールを開けるジホ。良くも悪くも全部外に出てるジホだから、セヒも少し変だと思ってるかな?
「私達・・・」同時に言葉を発した2人。「先に言ってください」とジホに言われ、「ですから、もう僕たち・・・」と言おうとするセヒなんだけど、ジホの様子を見て「いいえ。ジホさんが先に仰ってください」とジホに譲る。
ジホが口を開いた。 「もう私達・・・契約をもう終わりにしたらいいと思います」
“言葉はいつも、心より遅い”
ジホが全然笑わない回だったので〜〜。悲しかったです!!
もうあと2回だけど急激にシリアスな展開なので、ラストが心配なんですけど・・・
一応、セヒはまだ告白しようとしてるらしいし(マ代表にメールで相談w)、ジホもデートに誘ってるしなあ。○○年後とかはあんまりなってほしくない展開なんですが・・・
予告最後の、「結婚って何ですか?ご存知です?セヒさんは」「愛でする結婚は幸せなものでしょう?」というジホの声がなぜか寂しく聞こえます。
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セヒと助監督は喫茶店に入っている。助監督はセヒに名刺を差し出した。前にも来たことがあると言う助監督の言葉に名刺の名前を見ると、以前ジホのキャリーが送り返されたときに付いていた付箋と同じ名前を認めた。セヒは知っていると答えた。
ジホが結婚していたとは知らなかったとおずおずと話す助監督。突然セヒに頭を下げて謝りだした。
「あの日は酔っていて記憶が・・・。本当なんです、信じて下さい」セヒが黙っているからか、どんどん一人で話し出す。
「どんなことでも補償はします。解決金もお望みどおりに・・・ですから、告訴取り下げをどうか。新作品に入らなくてはいけなくて」
ここまで聞いて繋がったセヒの記憶。ジホが夜中にパジャマ姿で突然訪ねてきた夜。「行っても行っても終わらないトンネルを一人で歩く夢を見た」とジホが言ったこと。あの時は、セヒはジホの細かい状況は分からなかったんだもんね。でも行くところがないことは見抜いて家に泊めた。
セヒの様子を見て助監督はジホが夫(セヒ)に細かいことを言ってないことを悟ったようだった。
「あ・・・私はご存知とばかり・・・。ユン作家と話をする部分みたいですね。大変失礼しました。ユン作家とお話しします」
そう言って急いで席を立って去ろうとする助監督の腕をセヒは無言で掴んだ。助監督は怯えた顔をする。
「座れ。俺と話をしろ。今すぐ、全部」 静かに怒りをたたえているセヒ。物凄い迫力です。←ボンナムのストーカー疑惑のときもこんな感じだったっけ。
ジホとジョンミンはお互いの話を全てしたようだった。「ありがとうございます。言いにくいお話をしてくださって」とジホは言った。ジョンミンはジホに質問をした。「私も聞きたいことがあります。セヒとまた会ったら愛するかという質問、私の答えが“そうだ”だったら、ユン作家の結論はどうでしたか?」 と言うことは、答えは違うということ。
「そうでしたら、代表と敵軍になったでしょう」とジホは答えた。ジョンミンは私達ケンカするんでした?と軽口で答えたが、ジホは「待つと思います、セヒさんの気持ちを」と率直に話した。
契約結婚だからそうするのかと言うジョンミン。ジホは首を横に振り、「本当に結婚したとしても同じことです。夫婦だと言ってもお互いの心を当然のように全て持つのは違うじゃないですか」と答えた。
「そうですか?だけど実際結婚というのはそういうものじゃないんですか?お互いがお互いの心を全て携えるということを制度で公式化しておくということ。だから気持ちが変わっても離れづらくするように繋いでおくこと」
「分かりません。私が結婚は初めてで。愛することも」←好きな人の元カノの前ではっきりと、それでいて気負わずに淡々と言えるジホが本当に純粋で強いと思います!
「だから知らないことも多いんですけど、一つ確実に分かります。心は奪って掴むということではないじゃないですか。来るものでしょう」
そしてジホは自分がこのことを知っていることをセヒに秘密にしてほしいと、ジョンミンにお願いするのだった。
ジョンミンはジホと別れた後、車の中で12年前のセヒと別れた時を思い出していた。荷物をまとめ、泣きながらセヒ宛てに「愛することをしないで」の付箋を書いた日。
「そうね。心は奪って掴むということではなかった」自分はその時に分からなかったけれど、ジホがそのことをもう分かっていることにジョンミンは感慨が深い。「うらやましいわね。ユン作家」
その時、外に出ていた理事が車に戻って来た。電話が長かったと言うジョンミンに、理事は深刻な顔で弁護士からだと言った。顔色が変わるジョンミン。ジホの告訴に問題が生じたらしい。助監督が告訴取り下げのお願いにいったところ殴られたという報告が来たのだ。誰に殴られたのかを訊くジョンミンに理事は「ユン作家の旦那さんです」と告げた。「えっ?彼が人を殴ったですって?」驚くジョンミン。
スジはチームの宴会に来ていた。和気あいあいの雰囲気に、チーム長が乾杯の音頭をパク代理に任せた。「2017年ももう残りわずかです。尊敬するチーム長様、愛してます〜!」と愛嬌を言いながら場を盛り上げるパク代理。その後もいろいろとお題目を並べ…その最後にうやむやに「ウ代理、ごめんな。あの日俺が意地悪だったな」と軽い謝罪の言葉を入れた。チームの皆は当然なんのことだか分からない。「さあ、チーム長様!」と掛け声をかけ、皆が「愛してます!」と答えて乾杯。スジはこのあまりに誠意のない謝罪に固まったまま。
一次会が終わり、次の店に行く前に会社に戻るパク代理の後姿をじっと見るスジ。
キョルマルエでは人生ゲーム?中の代表と社員たち。マ代表がいいところで電話が鳴った。相手はスジ。「おう、エギや」
スジはパク代理の後をつけながら電話をしてきたのだった。「言葉は人に対して言うことよね?言葉が通じなければ人じゃないわよね?」何も知らないマ代表は「そうだ、人じゃない。言葉が通じなければ動物か虫かミジンコだ」と言い、さらにスジの気を煽る。
「オッパ。私が始めれば横で支えてくれるって言ったの、本心?」ただならぬ気迫のスジ。「愛してる」と言って電話を切ってしまったスジが急に心配になり、適当に振ったサイコロが良い目を出したのにも関わらず、途中で飛び出して行ってしまったマ代表!
パク代理は会社のビルに入り、エレベーターに向かう。ヒールを響かせて近づくスジ。パク代理がスジに気づき、どうした?と訊くと「解決しなくてはならないことがありまして」と答える。「そうか」とパク代理は何も気づいていない。
そしてエレベーターに乗り込んだパク代理に「ジノ!」と声をかけ、力いっぱいこぶしでパク代理をの頬を殴ったよ!!不意をつかれてエレベーター内に倒れこんだパク代理を見送ったスジ。一応、周りを見て誰にも見られていないか確認!
マ代表が去った後も人生ゲームを続けている社員たち。世界版なのか?台湾を買ったウォンソク。他のスタッフたちがトラ(???=ホランイ)の子の話を出すとどうしても「ホラン」と聞こえてしまう。たまりかねて「やめよう」と途中で投げ出してしまった。
今日は飲みに行こう、僕がおごります!と威勢よく言うウォンソク。同僚たちもその気になったところでボミが「先に帰ります」と言って席を立った。ウォンソクがボミにも一緒に行こうと言うが、自分との約束があると言ってあっさり帰ってしまったボミ。
この前、車で送ったスタッフが「あ〜、今日金曜日だね。梨泰院に行くんじゃない?」有名なフィギュアショップがあるからそこに行くんだろうともう一人のスタッフも言う。ウォンソクはボミに似合ってると言い、話に出たついでに男同士で梨泰院のクラブに行こうと誘った。なんだか嬉しそうなきまりが悪そうな、オタク味あふれる同僚たち(笑)
その2人にクラブにたくさん通ってそうだと言われたウォンソクだったが…「いえ、僕もまだ一度も行ったことがありません」
そして男3人で梨泰院のクラブへ。なんか、日本のクラブとはずいぶん雰囲気が違うような・・・。昭和のバブル??トランス系だとこういうのなのかな〜?とにかく、ド派手なフロア。
クラブ入門者の男3人は音楽と光と人にあたって目から血が出るとか耳から血が出るとか(笑)フロアに降りて踊りに行こうと言うウォンソクに同僚コンビは先に行ってくださいと少々気後れ気味。ウォンソクはホランのこともあってパーッとやりたい気分でもあったから、先に行きますから早く来てくださいね、と言い残しフロアに降りた。見よう見まねで踊る?というか、ランニング?(笑)うるさい音楽に紛れて「俺、ホランを忘れるぞ!」と叫んでいる。だんだん踊りも堂に入ってきたような、やけくそダンスのようなウォンソク。
その時、ポールステージでは一人のブラッククイーンがセクシーなポールダンスを開始。なんとそのクイーンはボミじゃないですか〜!昼と夜の顔が両極端過ぎる〜。やっとこのドラマで自分の能力が出せたね、ボミちゃん!さすが現役のアイドル!!
我を忘れて踊りまくるウォンソクの手をボミはステージ上から引っ張り上げた。下からは「あいつが?」「なんだよ」なんて男たちの声。ボミの相手をすることは皆の憧れなのかな?
当のウォンソクは、「うわ〜、ボミさん!」なんて驚いてるよー。ボミは構わずウォンソクを相手に踊りまくる。
そう言えば、一緒に来た同僚二人組は・・・「ネットカフェ行く?」なんて言って自分たちの性に合わないクラブを出て行っちゃった(笑)
薬局に来て手の甲にバンドエイドを貼っているセヒ。どんだけ殴ったんだよ〜。ボンナムの時だって「人は殴らない」なんて言っていたのに〜〜
セヒは結婚式の日にジホのお母さんからもらった手紙を思い起こしていた。ジホのお母さんの頼み。ジホがまた文を書きたくなったらそうしてやってほしいと。それを思い出してセヒはジョンミンに電話をかけた。
ジョンミンの会社を訪れたセヒ。とうとうまともに顔を合わせることになった2人。
ジホは帰り道、歩きながら契約書を見返していた。夕方セヒが入ったブックカフェに立ち寄るジホ。欲しい本があったのだが見つからず、店員に聞くと今日一冊あったものが売れてしまったと言われた。その本は夕方セヒが買った本。
書店を出るところで電話がかかってきた。それは意外な相手だった。「はい。こんばんは、お義父さん」
ジョンミンはセヒに言った。「けっこう殴ったわね」「迷惑がかかるか?ジホさんに」セヒはジホの心配ばかり。ジョンミンは向こうの会社の代表と会った、親交もあるし大きいことにはしないだろうと言った。いろいろ手を尽くしてくれたんだね。セヒはジョンミンに礼を言った。
「俺がジホさんの夫だということがお前に影響があるか?ジホさんが文を書く仕事において」
「それで訪ねてきたの?私が昔の恋のわだかまりで、もしかしてユン作家を潰すかって?害を与えるかって?」
「うん」あっさり答えるセヒ。ジョンミンは複雑でしょうね〜。いくら自分の中では整理がついていたってこんなにあっさり肯定・・・
セヒは結婚した時にジホのお母さんに頼まれたことをジョンミンに話した。ジホがまた文を書きたくなったら文を書かせてやってくれと、夢を諦めないようにしてやってほしいと。その時はセヒはどうしていいか分からず迷惑にならないようにするとだけ約束したことも。
「お前は知ってるじゃないか、ジホさんが夢を諦めない方法を」「それで私を訪ねてきたのね」ジョンミンはジホだけじゃなくて、セヒもジホのことをすごく思ってることがよく分かったんだね。
「12年ぶりに会った昔の恋人に言う言葉にしては・・・ちょっと憎らしいわ」←さっぱりこう言えるジョンミンも素敵な女性だと思います!!
「ごめん。だけど俺ができることは何もないんだ」ジホが文を書くのを辞めた理由も今日分かったばかりのセヒは、振り回せるのは拳しかなかったとジョンミンに言った。ジョンミンを良い制作者だと聞いたと言うセヒ。
「ジョンミン。俺の妻ではなく、作家として見てくれ。お願いだ」真っ直ぐジョンミンの顔を見て頼んだセヒとその顔を真っ直ぐに見ているジョンミン。
“言葉は人の口から生まれて人の耳で死ぬ” 帰りのバスでセヒは今日買った本を読んでいる。
“しかし、ある言葉たちは死なず、人の心の中に入り込み生き残る。12年俺の心に生き残っていた言葉たちがある瞬間、このように無くなってしまうのか。あんなに努力しても消えなかった言葉だったのに”
セヒがジョンミンの会社を出る時、ジョンミンがエレベーターまで送ってくれた。
「私も訊くことがある」ジョンミンがセヒに言った。「あなた、ユン作家に告白したことあるの?好きだ、でなければ、うん…そんな似たような告白みたいなこと」
セヒが口ごもると「無いのね。知ってる?あなた私にも一度もしたことがない、告白」とジョンミンは振り返りながらセヒに言った。ちょうどエレベーターが到着し、「行くから」とセヒは乗り込む。
「言葉も人の心が行ってこそ生き残るのを知ってる?口の外に吐いてこそ心に行って届くのよ」ジョンミンがセヒにかけた助言はセヒにどう届いたのか。
“偶然ではなかった。あの言葉たちのせいだった。あの人の温かな言葉たちが積もり積もって死んだ心の代わりに生き残ったのだ”
セヒはジホの言葉を思い出していた。わざと線を引くのをやめてほしいと言ったこと。南海の海辺で誰の間違いでもないと言ったこと。何かが流れて何かが壊れることのようにただ、そうなるんだと言ったこと。そして、セヒに心配する必要がないと言ってくれたこと。昨日を生きたからと、今日を全て分かるということではないと言ってくれたこと。
セヒはいつかジホが捨てた『ウリ』の猫の首輪を引き出しから取り出した。
ジホはセヒのお父さんに呼び出されていた。まだバイトを続けているのかと尋ねるお父さんは、もうすぐ辞めることになるとジホが言うと喜んだ。しかしバイトを辞めたら再び文を書く仕事をするということを伝えると途端に険しくなる。セヒのお父さんは専業主婦志向なのだ。家事に集中しろと言われて困るジホ。しかし、それでもはっきりと言った。
「いい機会ができまして、もう一度始めて見ようかと」「それじゃ子供は」
子供をいつ産むんだと言うお父さん。仕事も重要だが、ジホは若いがセヒは年がいってるから、と親としての心配だけど・・・。お父さんは契約結婚のことはもちろん知らないから。
そしてお父さんは懐から通帳と印鑑を出し、ジホに差し出した。これでローンを返して、赤ちゃんを産んだらここから家のことに使えと言うお父さんに戸惑うジホ。結婚したらしてやると約束していたんだとジホに言ったけど、それはチェサの時に言い争っていたように、お父さんの一方的な約束なんだよね。
「私が戴くものではないようです」と断るジホ。「じゃあ誰がいいんだ」とお父さん。当然セヒに直接とジホが言うと、自分とセヒとじゃ話にならないしあげても貰わないとお父さんは言った。妻が間をうまく取り持つことも大切だ、と妻の心得も話す。帰ろうとするお父さんの後姿にジホは声をかけた。
「お父様。お話したいことがあります」
タクシーに乗って帰るお父さんを見送るジホ。なんか顔が暗いよ〜〜。何を言ったのかな?お父さんの態度は案外普通だったけど…。車が出た後、大きくため息をついた。本当に笑顔が無いな、この回・・・
ジホはその足でスジの家に行った。ホランが帰ってこなくてスジがまるで母親のように早く帰って来いと怒って電話をするが、ホランは何だかご機嫌で酔っているみたい。私が子供か?オーバーにするなと言うホラン。おまけに、“オーバー”をシン代理が使っていた“給食体”で話す(笑)もちろんスジとジホには何の事だか通じてないけど(笑)
それでも元気そうなホランに、とりあえずジホは安心した。
ジホはスジとビールを飲みながら、映画の『卒業』の話を持ち出した。10回以上見た、ジホが一番好きな映画。初めて見たのは高1の時。ベンジャミンとエレーンが手を繋いで式場から出てきた場面に惹かれた。17歳の目にはそれがロマンティックに見えた。だけど二十歳を過ぎてまた見たら違って見えた。その後の二人の表情。式場で浮かれて逃げたけど、バスに乗ったら二人が妙に言葉がなくなった。不安で、虚無となって。
「幼かったときは分からなかったけど、いつからかそのシーンが見えたんだ」
突然このことを言い出したジホに対してすぐにスジはジホが何が言いたいか分かるんだね。
「どうして?そのシーンが見えたの?大家さんとあんたと2人の間に?」スジに訊かれて黙ってしまうジホ。「辛いの?」
スジに優しく訊かれて、ジホは涙が込み上げてきた。「うん」
ジホが帰る時、寒風の中、外でタクシーを一緒に待ってくれているスジ。そこに電話がかかってきた。「今?分かった」と短く切り、何でもなかったようにまた一緒に待ってくれる。ジホはその相手がマ代表だと分かっていて「行きな」と言った。
「違うよ、もう」とスジは知らんぷりするんだけど、ジホは「いいから行きなって。マ代表が待ってる」とスジを送る。スジは到着したら連絡するんだよ!と言ってマ代表の許へ走って行った。
マ代表はさっきの電話からスジが心配だったんだね。それで家の前まで来た。スジはマ代表を見てニコニコしてる。「スジ、大丈夫か?何のことだよ」と心配が口に出るマ代表。パク代理とのことを訊くと、マ代表のやり方では通じなかったから自分のやり方でやったと嬉々として話すスジ。その方法をマ代表が訊くと「口ばしの桶をかっ飛ばしたの」と、子供のように得意満面のスジ。マ代表の前では子供っぽい仕草をするんだよね〜〜
ジホがタクシーに乗り込むときに聞こえてきたマ代表の歓声。「よくやった、こっちに来い!ワハハハ〜」ジホが振り返ると2人は楽しそうに抱き合っている。その姿を見て微笑みが出るジホ。
“愛が生まれてこそ分かった。私たちの結婚が便利だったのは、愛が無かったせいだったことを”
結婚式の日、式場に行くバスの中で2人が事務的に費用折半の話をしていたことをジホは思い出していた。
“結婚は本来、愛ですることなのに、なのにどうして”
さっき会ったお父さんから通帳を渡され、子供の話を出されたことも同時に思い起こした。
“愛が生まれた後から、傷はより大きくなってだけいくということだろうか”
家ではセヒが猫に『ウリ』の首輪をつけてあげていた。
さっきジョンミンに言われてジホに告白することにしたみたいだね!「そうだ、俺も分かってる。すごくきまりが悪いこと」猫に話しかけているセヒ。こちらは気持ちが決まって表情がさっぱりしている。
「だけど思ったよりよく似合ってる」猫を抱き上げながら、「今日一度、うまくやってみよう」
ジホが乗ったタクシーをエントランスまで迎えに来たセヒ。ジホが全然笑ってないのが切ないよ!
スジの家に行ったのかを尋ねたセヒ。ジホの手を繋ごうとするんだけど・・・ジホはバッグを持ち替えて、さらにポケットに手を入れてしまった。手の行き場がなくなっちゃったセヒ。この前のデートの時と反対だ!
「今日、契約うまくいきましたか?」「はい、代表がなにしろ良い方なので」「ええ、よかったですね」
セヒはジホの方を見てるんだけど、ジホはセヒの方を見ない。前だけ向いている。
「疲れてるように見えますね」とセヒが言った。「ええ、くたびれました。今日に限って」とジホが答える。
玄関に入るとジホがセヒに改まった様子で言った。「私、お話しすることがあります」
「はい、ちょうど私もあります。お話しすること」とセヒも言った。2人の温度差が・・・そしてそれはいつもと逆パターン。元気がないジホが見ていて辛い・・・
先に居間に来たセヒは猫の首輪を直してあげながら、「これよく見えないかな?」なんて言ってる。猫が長毛種だから首輪が埋もれちゃってるんだね〜
そんなこんなしていると、ジホも部屋から出てきてソファーに座った。大きく息を吐いてビールを開けるジホ。良くも悪くも全部外に出てるジホだから、セヒも少し変だと思ってるかな?
「私達・・・」同時に言葉を発した2人。「先に言ってください」とジホに言われ、「ですから、もう僕たち・・・」と言おうとするセヒなんだけど、ジホの様子を見て「いいえ。ジホさんが先に仰ってください」とジホに譲る。
ジホが口を開いた。 「もう私達・・・契約をもう終わりにしたらいいと思います」
“言葉はいつも、心より遅い”
ジホが全然笑わない回だったので〜〜。悲しかったです!!
もうあと2回だけど急激にシリアスな展開なので、ラストが心配なんですけど・・・
一応、セヒはまだ告白しようとしてるらしいし(マ代表にメールで相談w)、ジホもデートに誘ってるしなあ。○○年後とかはあんまりなってほしくない展開なんですが・・・
予告最後の、「結婚って何ですか?ご存知です?セヒさんは」「愛でする結婚は幸せなものでしょう?」というジホの声がなぜか寂しく聞こえます。
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タグ: この人生は初めてなので