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2018年01月07日
【ドラマ】KBSドラマスペシャル ????? ?? 「丸坊主の恋愛」
久しぶりにドラマのあらすじです!と言っても、また短編なのですが…
こちらは昨年のKBSドラマスペシャルのラスト作品です。
悪性の脳腫瘍が再発してしまったジユルが自分に残された時間を自分のためにどうやって使うか、そしてその間に出逢ったチファンとの時間を描いています。
オズの魔法使いが好きで気球旅行が夢だったジユル。脳腫瘍で再入院する前日に美容院に行き、長かった髪をベリーショートにしてさらに綺麗なオレンジに染めた。やりすぎたと思う美容師は訴えられるかとヒヤヒヤするんだけど、ジユルは案外そのヘアスタイルが気に入る。
次の日、入院するために病院に行ったジユルは、そこで元彼とお腹の大きい彼の奥さんを偶然見かけてしまう。
この元彼は薬剤師。ジユルと3年付き合っていたにも関わらず、別の女(今の奥さん)と結婚を決めてそれを悪びれずにジユルに告白した。すぐに薬局を持たせてくれると(おそらく親同士で)話がついてたのだ。
「ジユル、おまえが嫌いで(結婚)するんじゃないんだ」といけしゃあしゃあと言った元彼。
ジユルは茫然とし、持って来ていたキャリーバッグをそこに残してフラフラ行っちゃうんだけど、そこにやってきたのは年上の人妻彼女の見舞いに来たチファン、この人はジユルが前日行った美容院のアシスタントだった!
置き去りにされたジユルのキャリーをインフォメーションまで届けようとしたチファンだが場所が分からず、タグに書いてあったジユルの携帯に電話をかけた。ジユルはすぐそこにいたが、元彼と奥さんのことを目で追ってて電話の呼び出し音が耳に入らない。
呼び出しが自分のすぐ隣で鳴っていることに気付いたチファンはジユルに呼びかけ、その時ジユルが昨日のオレンジ頭のお客さんだと分かった。
ジユルはこっちを振り向いた元彼に見つからないよう、とっさにチファンを盾にして隠れるんだけど、間が悪いことにチファンの人妻彼女が現れて、何だか二人がじゃれあってると誤解を招いたようだ!
ジユルは駐車場まで元彼夫婦の後をつけて行き、幸せオーラ満開の二人をじっと見てる。かたや、死へのカウントがすでに切られてる自分・・・。
そこにチファンがやって来た。とにかく彼にも年上彼女の誤解を解かなくてはならない事情があるのだった。しかしジユルは「さっきは申し訳なかったけど、自分でやって。何だか知らないけど」と冷たく言い、元彼夫婦の去っていく車を見つめる。
チファンは何となく事情を呑み込み、「俺があいつの心に傷をつけてやろうか、俺の専門だ。その代り、うちのヌナに事実証明をきちんとすること」とジユルに持ちかけた。
その夜、ジユルはチファンの働くサロンでロングヘアのウィッグとメイク、ドレスアップした洋服によって別人のようになっていた。美しい出来栄えに自画自賛のチファン。
鏡に映る自分を見て「面白いね」と感想を言うジユルに拍子抜け。「すごすぎて言葉を間違えちゃったんだな、分かるよ」なんて言ってる(笑)
そしてこのまま親友の家に行ったジユル。親友はちょうどジユルのお母さんと電話していたところだった。行ったはずの病院に入院しないでどこに行ったか分からなかったんだもんね。そりゃ心配するよ。ジユルは何かあったのか」と尋ねるお母さんに「何にもないから。切るね」と言ってろくに説明もせず電話を切っちゃう。
「ジユル、もしもし」とお小言モードのお母さんの電話を取り上げて切るお父さん。お父さんはジユルの気持ちも理解できるから。ジユルは手術をしたとしても1年半という余命を告げられていた。
でもお母さんは「(手術を)しなきゃ6ヶ月なのよ」とジユルの命を諦められない。お父さんはジユルが選択する問題だとお母さんに言う。ここにどうすべきかなんていう正解なんかないんだよね
ジユルは親友と並んで布団に入った。「私が何で死ぬことになったのかな」と淡々と言うジユル。「理由が分かって死ねたらいいけど、まだ分からないんだ。なんで命の期限がついたのか」親友はあくまでいつも通りに接してくれる。それが嬉しいジユル。
翌日。元彼の薬局まで行ったジユルとチファン。作戦は、美しくなり新しい恋人もできた(という設定の)ジユルが元彼の前に現れて、今彼(という設定)のチファンが昔のことをわざと妻の前でチクチクと掘り出して元彼に気まずい思いをさせる・・・って、 弱い!弱いわ!!(笑)
まあ当初は元彼にダメージを与えるというよりも、ジユルがスッキリするというコンセプトだったっぽいけどさ。
しかしジユルも「もういたたまれません(>_<)」って感じになってるし。この復讐、誰得なんでしょうか、とツッコみたくなりますわ!
それでもなんとか私も負けずに幸せよ!的な感じを元彼に見せつけ、退場するはずだったのに…
後から入って来た赤ちゃん連れのお母さん。抱っこしてた赤ちゃんの手がジユルのヅラの髪に引っかかってヅラが取れてしまった!!作戦は大失敗!ってか、よく考えたらそうでもないような。別におしゃれウィッグなんだしさ。恋人演技がバレたわけでもないんだし。
でもまあジユルの気持ち的には完全に失敗だった。余計に惨めな気持ちになったジユルは公園のトイレで顔を洗いながら泣いている。
そして着替えたジユルはさっぱりとした顔になって、半分あきらめてた感じになってたチファンに年上彼女のところに行って説明すると言うんだよね〜。ジユル〜いい子や〜。義理堅いし!
そして、ヌナの病室に行くと・・・お出迎えはまさかのヌナの夫!「チファン!逃げて!」と叫ぶヌナの声に反射的に反応したチファンはジユルを引っ張って走った!夫は分かっててお待ちかね、という感じで手下を追っ手に向かわせて。
危機一髪で車に乗って逃げきった二人。しかしジユルはチファンが不倫男、さらに????(ここでは年上女専門の愛人業)だったことに腹を立て、片やチファンはジユルさえ現れなければこんなことにならなかったと車中で怒鳴り合い。
「停めて!」と要求するジユル。橋の上で車を降りて、ずんずん歩いて行ってしまう。キャリーは車に置いたままで。
怒りに任せて車を降り、キャリーを道路に投げつけたチファンの目に、意識を失って倒れるジユルの姿が映った。
緊急病棟にジユルを運んだチファンはそこでジユルの病気のことを知った。「脳の癌・・・」ちょっとした衝撃を受けたチファンは病院のロビーで??仲間?に顛末を話している。お金の算段がつかないらしい。
「その子(ジユルのこと)にお金借りれないの?」と訊く仲間に、ジユルがキャリーを開けた時に一瞬見えた通帳がチファンの頭をよぎったが、「癌にかかった奴に金なんかあるか!」と一喝したチファン。
目を覚ましたジユルは、看護師さんに話を聞いているチファンの脇をすり抜けて外に向かった。チファンはジユルの病気のことが分かって何となく気を使ってる感じがある。「ご飯食べに行こう、何を食べてもいいって今聞いたんだ」と誘うんだけど、ジユルはまだチファンに腹が立ってて即拒否。でもお腹が鳴ってしまって半ば強引に食堂に連れてかれた〜。
チゲを食べながら「余命宣告されてみんな私を可哀そうな目で見たり、(どうしたらいいのか)負担そうな目で見たり。あんたも同じじゃない」と言うジユル。「それで?虚しいのか?」「ううん、楽ではある」
家族さえ自分に気を使ってることが分かってるジユルには、昨日の親友もそうだったけど、自分の命のことを分かってても殊更いつも通りに扱ってくれる人が楽であり、嬉しいことでもあるんだね。
チファンも自分のことをジユルに話し始めた。なんで??の副業をしてるのか。それは両親の作った借金を返すため。「ありふれたストーリーだろ」訥々と話し始めたチファン。
「それでもあんたは、悪い奴よ」「じゃお前はいい奴なんだな。行くぞ」
と今度は閉店後の元彼の薬局の前にジユルを連れて行く。
スプレー缶を手にして振りまくるチファン。シャッターに落書きをするつもり。1本をジユルに渡すと「ダメなのに。私、幼稚園の先生だったんだ」と一旦尻込み。お構いなしに落書きを始めるチファンを見て、ジユルも恐る恐る書き始めた。
今までしたことのなかった逸脱。だんだん夢中になり、笑顔で一心不乱に書いているジユルを見てチファンも笑顔になった。が・・・
「犯罪現場で一番しびれるのっていつか知ってる?」
「うん?」
「今だ!走れ!」
元彼が夜の見回りに来たのだ!!間一髪、捕まらなかったけど。
ちなみに、書いた落書きはチファン→ドクロ、ジユル→数式4つ。答えは全部18(シッパ○w)
走って丘まで逃げ切った二人。何だかんだと仲良くなったような感じ。
チ「お前が好きになったみたいだ」ジ「私、お金ない」
チファンも普通のトーンで言うし、ジユルもあんまり本気にしてない。「あなた、チャラ男ね」
ジユルの家の側まで送ってきたチファン。家からの鬼電履歴にため息をつくジユルに、選択肢を出す。
「1番、共犯だろうが空き巣だろうが、一緒にする人間がいない。2番、逃げるときに車がない。3番、ちょうど笑いたい、おかしくなるほど」
「選べって?」
「そんなときに電話しろ」
「はぁ、、あなた骨の髄までチャラ男みたい」
「いろいろ有難かった」とお礼を言うジユルに「知ってる。行きな」と促したチファン。確かに女を落とすテクニックを使った・・・いつものヌナたちならこれでカウント3以内に戻ってくるのに、ジユルは振り向きもせず家に入った。
「戻ってこないね?」ちょっと勝手が狂うチファン。
家では両親と妹が寝ずに待っていた。ジユルに治療せずにいったい何をしたいのか訊いたお母さん。「考え中よ」と答えたジユルに「それじゃそうしなさい。決めるのはお母さんがするから。あんたが考えながら死んでいくのを見てられない」と親心。
お母さんはジユルが簡単に諦めてるように見えるけど、ジユルは簡単じゃないから悩んでるとお母さんに返す。でもお互いは深く思い合ってるのだ。ジユルは一旦お母さんの懇願を受け入れて入院することにした。
翌日、ジユルは入院した。前回の入院のときに仲良くなった癌仲間のおばさんに差し入れを持っていったジユルは、まさにおばさんが危篤で心肺蘇生されているところに出くわした。電気ショックをかけられても意識の戻らないおばさん。ジユルは前々からそういう死に方はイヤだと言ってたおばさんの言葉を思い出していた。おばさんは結局そのまま息を引き取り、付き添いの娘が泣く中、同部屋の他の患者たちは何のリアクションもなくご飯を食べている。それは自分が生きるため。
ショックを受けたジユル。ああいう風には死にたくない。その時、チファンはコッベム仲間と話しながらジユルのことを思い...知らず知らずのうちにジユルが気になる存在になっていた。「髪の毛もなくて、でもちょっとセクシーだ」なんて言って笑ってる。(コッベム仲間は思いっきり引いてるけどw)
そこにちょうどかかってきた、ジユルからの電話。結局ジユルは病院を出てしまった。「お母さんごめん・・・電話するね。悪い娘より」
患者服のままチファンの車に乗って風を満喫するジユルは、前から行きたかった気球に乗れる場所に連れて行ってもらう。しかし、そこはもう気球乗りは廃業?していた。
ジユルはチファンにオズの魔法使いの話を始めた。一番残念だった場面は、ドロシーが気球に乗り損ねたところ。幼いジユルは悲しくてわんわん泣いた、と思い出話をしたあとに諦めたように服を着替えに車に行った。
その間に、チファンはジユルのために気球を上げられるおじいさんに直談判していたのだった!
徐々に上昇する気球。ついに空に上がった。「ホント・・・私が乗ったのね!」感極まった表情のジユル。ずっと夢だったんだもんね。病院に入院したらもう出られなくて絶対無理だったよね!
「私、乗ったよー」と大声で叫ぶジユル。夢をかなえてくれたチファンに、「あんた、最高よ!」と言って抱きついた。涙を流してチファンの背中越しに見る大空は美しい。
電車に乗ってたお母さんに、空の上のジユルから写真が届いた。「お母さん、愛してる」
幸せそうに笑うジユルの顔を見て涙を流すお母さん・・・
その晩、古い旅館の狭い一室に通されていた二人。さっきのおじいさんにここに泊まる条件で気球を上げてもらったらしい。
一つの布団にそのまま並んで横になった。唐突にクスッと笑ったジユル。「ドロシーがなんで気球に乗れなかったかわかる?」
「本では違うけど、ドロシーが恋に落ちたのよ。ライオンか、ブリキの木こりかカカシのうち、誰かと恋に。それでどうしても離れられなくて飛び降りたのよ。誰とかな。私、可笑しいでしょ」「いや、可愛い」
チファンはさっきからジユルに向き直って、喋ってるジユルの顔をずっと見てる。「キスするぞ」
強引に来るようで、ジユルが嫌がらないかちゃんと待ってあげるチファン。ジユルも目を閉じたよーー。
いつの間にか外は雨が降っていて、真夜中に目が覚めたジユル。頭が痛むんだねチファンはぐっすり寝ている。
「あのね、私・・・理由を見つけたみたい。よりによって私だという理由。私が病気じゃなかったら、あなたに会えなかったっていうことじゃない。私、この理由が一番気に入った。どう考えたってこれが一番いい」 苦しそうに、でも寝てるチファンに笑いながら話しかけてるジユルが切ない・・・
翌朝はすっきりと雨も上がり、目が覚めたチファンはジユルがいないことに気づいた。外に出たところに落ちていたジユルの薬瓶。慌ててあちこちジユルを探していると、向こうから子供たちを従えて歩いてくるジユルに出くわした。子供たちに白雪姫のお話をしてあげていて、さすが元・幼稚園の先生!
ホッとした反動で大きな声で怒鳴るチファン。ジユルは子供たち(おじいさんの孫)を先に行かせた。チファンはジユルのことをすごく心配してたこと、自覚したんだね。ジユルを胸にグイっと抱きしめた。それなのに「なんかあったの?」とマイペースなジユル(笑)
夕方、ジユルの家の前まで送ってくれたチファン。ジユルが車を降りた後、またチャラ男の癖なのかカウントするんだけど、自分で自分に苦笑してそのまま走り去った。でも、今度はジユルはエントランスの前で振り返ってるんだよね〜〜。
チファンに年上彼女から「全部解決したから来て」とのメッセージが入った。それを見たときに助手席の座席に置いてあった一冊の通帳に気付いた。
ジユルが家に入るとやっぱり心配で待っててくれていた家族。お父さん、お母さん、妹。
「私、治療じゃなくてしたいことできたんだけど」もうお母さんは黙ってジユルを抱きしめてくれた。「ありがと、お母さん」
ケンカばっかりだった妹も一緒に抱きしめて。優しいお父さんはジユルの選択を黙って受け入れてくれた。
吹っ切れたのか、本当に幸せそうな笑顔のジユルだよーー。
チファンは通帳についてた付箋のメモを読んでいる。『借金なり車代なり、あなたが幸せになることに補填して。その代わり、もうチャラいことはしないこと!私が決まり悪いから』
額面は気球旅行のために積み立てていた1000万ウォン。ジユルの気持ちに触れて自然に涙が出るチファン。その時、ヌナから電話がかかってきたよーー。平静さを装い、電話に出るチファン。「はい、ヌナ。今行きます」
その翌日(?)、おしゃれをして元彼の薬局に出向いたジユル。「謝りに来たの。あの時落書きして悪口書いたこと」
「いいんだ。実際、俺も悪かった」自分が卑怯だったと謝ってくれた元彼。わだかまりもいい形で解けたみたい。
「あ、元気だろ?」と他意なく訊く元彼にジユルは答える。「うん。すごく忙しいの。ホントの恋愛しようと思って」
ジユルが出口を振り返ると、顔がケガだらけのチファンが外にいた!とびきりの笑顔になる二人。
ジユルは自分の残りの人生を病院の中で終わるんじゃなくて、自分の選んだ道で終わろうと決めたんだね!
でもでも、きっとチファンという存在ができたことで、生への執着も生まれるはず。
結構、重めのテーマを扱ってはいたけれど、お涙ちょうだいドラマではなく、綺麗ごとだけ並べたドラマでもないところが良かったです。
主人公が自分なりに病気になった意味を探したり、自分の人生を自分に問いかけたり、淡々と余命を受け入れながら、色々とあきらめたり、食い下がってみたり。自分だったら?と思わざるをえませんでした。
ジユル役のカン・ヨンジョンさん。ほとんど初めてのドラマ出演なようで、元はミュージカル畑の方だとか。でも演技力あるし、まん丸の顔や目も可愛いのできっとまたドラマの声がかかるでしょう〜
チファン役はキム・ジョンヒョンさん。「学校2017」に出てたそうです。失礼ながら最初イケメンに見えなかったのですが、ジユルを好きになっていくと何だかカッコよく見えてきたという(笑)。どうやら書き込みによると韓国ではイケメンラインの方のようで。ま、私の不確かなイケメン判定はどうでもいいですね!(笑)
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こちらは昨年のKBSドラマスペシャルのラスト作品です。
悪性の脳腫瘍が再発してしまったジユルが自分に残された時間を自分のためにどうやって使うか、そしてその間に出逢ったチファンとの時間を描いています。
オズの魔法使いが好きで気球旅行が夢だったジユル。脳腫瘍で再入院する前日に美容院に行き、長かった髪をベリーショートにしてさらに綺麗なオレンジに染めた。やりすぎたと思う美容師は訴えられるかとヒヤヒヤするんだけど、ジユルは案外そのヘアスタイルが気に入る。
次の日、入院するために病院に行ったジユルは、そこで元彼とお腹の大きい彼の奥さんを偶然見かけてしまう。
この元彼は薬剤師。ジユルと3年付き合っていたにも関わらず、別の女(今の奥さん)と結婚を決めてそれを悪びれずにジユルに告白した。すぐに薬局を持たせてくれると(おそらく親同士で)話がついてたのだ。
「ジユル、おまえが嫌いで(結婚)するんじゃないんだ」といけしゃあしゃあと言った元彼。
ジユルは茫然とし、持って来ていたキャリーバッグをそこに残してフラフラ行っちゃうんだけど、そこにやってきたのは年上の人妻彼女の見舞いに来たチファン、この人はジユルが前日行った美容院のアシスタントだった!
置き去りにされたジユルのキャリーをインフォメーションまで届けようとしたチファンだが場所が分からず、タグに書いてあったジユルの携帯に電話をかけた。ジユルはすぐそこにいたが、元彼と奥さんのことを目で追ってて電話の呼び出し音が耳に入らない。
呼び出しが自分のすぐ隣で鳴っていることに気付いたチファンはジユルに呼びかけ、その時ジユルが昨日のオレンジ頭のお客さんだと分かった。
ジユルはこっちを振り向いた元彼に見つからないよう、とっさにチファンを盾にして隠れるんだけど、間が悪いことにチファンの人妻彼女が現れて、何だか二人がじゃれあってると誤解を招いたようだ!
ジユルは駐車場まで元彼夫婦の後をつけて行き、幸せオーラ満開の二人をじっと見てる。かたや、死へのカウントがすでに切られてる自分・・・。
そこにチファンがやって来た。とにかく彼にも年上彼女の誤解を解かなくてはならない事情があるのだった。しかしジユルは「さっきは申し訳なかったけど、自分でやって。何だか知らないけど」と冷たく言い、元彼夫婦の去っていく車を見つめる。
チファンは何となく事情を呑み込み、「俺があいつの心に傷をつけてやろうか、俺の専門だ。その代り、うちのヌナに事実証明をきちんとすること」とジユルに持ちかけた。
その夜、ジユルはチファンの働くサロンでロングヘアのウィッグとメイク、ドレスアップした洋服によって別人のようになっていた。美しい出来栄えに自画自賛のチファン。
鏡に映る自分を見て「面白いね」と感想を言うジユルに拍子抜け。「すごすぎて言葉を間違えちゃったんだな、分かるよ」なんて言ってる(笑)
そしてこのまま親友の家に行ったジユル。親友はちょうどジユルのお母さんと電話していたところだった。行ったはずの病院に入院しないでどこに行ったか分からなかったんだもんね。そりゃ心配するよ。ジユルは何かあったのか」と尋ねるお母さんに「何にもないから。切るね」と言ってろくに説明もせず電話を切っちゃう。
「ジユル、もしもし」とお小言モードのお母さんの電話を取り上げて切るお父さん。お父さんはジユルの気持ちも理解できるから。ジユルは手術をしたとしても1年半という余命を告げられていた。
でもお母さんは「(手術を)しなきゃ6ヶ月なのよ」とジユルの命を諦められない。お父さんはジユルが選択する問題だとお母さんに言う。ここにどうすべきかなんていう正解なんかないんだよね
ジユルは親友と並んで布団に入った。「私が何で死ぬことになったのかな」と淡々と言うジユル。「理由が分かって死ねたらいいけど、まだ分からないんだ。なんで命の期限がついたのか」親友はあくまでいつも通りに接してくれる。それが嬉しいジユル。
翌日。元彼の薬局まで行ったジユルとチファン。作戦は、美しくなり新しい恋人もできた(という設定の)ジユルが元彼の前に現れて、今彼(という設定)のチファンが昔のことをわざと妻の前でチクチクと掘り出して元彼に気まずい思いをさせる・・・って、 弱い!弱いわ!!(笑)
まあ当初は元彼にダメージを与えるというよりも、ジユルがスッキリするというコンセプトだったっぽいけどさ。
しかしジユルも「もういたたまれません(>_<)」って感じになってるし。この復讐、誰得なんでしょうか、とツッコみたくなりますわ!
それでもなんとか私も負けずに幸せよ!的な感じを元彼に見せつけ、退場するはずだったのに…
後から入って来た赤ちゃん連れのお母さん。抱っこしてた赤ちゃんの手がジユルのヅラの髪に引っかかってヅラが取れてしまった!!作戦は大失敗!ってか、よく考えたらそうでもないような。別におしゃれウィッグなんだしさ。恋人演技がバレたわけでもないんだし。
でもまあジユルの気持ち的には完全に失敗だった。余計に惨めな気持ちになったジユルは公園のトイレで顔を洗いながら泣いている。
そして着替えたジユルはさっぱりとした顔になって、半分あきらめてた感じになってたチファンに年上彼女のところに行って説明すると言うんだよね〜。ジユル〜いい子や〜。義理堅いし!
そして、ヌナの病室に行くと・・・お出迎えはまさかのヌナの夫!「チファン!逃げて!」と叫ぶヌナの声に反射的に反応したチファンはジユルを引っ張って走った!夫は分かっててお待ちかね、という感じで手下を追っ手に向かわせて。
危機一髪で車に乗って逃げきった二人。しかしジユルはチファンが不倫男、さらに????(ここでは年上女専門の愛人業)だったことに腹を立て、片やチファンはジユルさえ現れなければこんなことにならなかったと車中で怒鳴り合い。
「停めて!」と要求するジユル。橋の上で車を降りて、ずんずん歩いて行ってしまう。キャリーは車に置いたままで。
怒りに任せて車を降り、キャリーを道路に投げつけたチファンの目に、意識を失って倒れるジユルの姿が映った。
緊急病棟にジユルを運んだチファンはそこでジユルの病気のことを知った。「脳の癌・・・」ちょっとした衝撃を受けたチファンは病院のロビーで??仲間?に顛末を話している。お金の算段がつかないらしい。
「その子(ジユルのこと)にお金借りれないの?」と訊く仲間に、ジユルがキャリーを開けた時に一瞬見えた通帳がチファンの頭をよぎったが、「癌にかかった奴に金なんかあるか!」と一喝したチファン。
目を覚ましたジユルは、看護師さんに話を聞いているチファンの脇をすり抜けて外に向かった。チファンはジユルの病気のことが分かって何となく気を使ってる感じがある。「ご飯食べに行こう、何を食べてもいいって今聞いたんだ」と誘うんだけど、ジユルはまだチファンに腹が立ってて即拒否。でもお腹が鳴ってしまって半ば強引に食堂に連れてかれた〜。
チゲを食べながら「余命宣告されてみんな私を可哀そうな目で見たり、(どうしたらいいのか)負担そうな目で見たり。あんたも同じじゃない」と言うジユル。「それで?虚しいのか?」「ううん、楽ではある」
家族さえ自分に気を使ってることが分かってるジユルには、昨日の親友もそうだったけど、自分の命のことを分かってても殊更いつも通りに扱ってくれる人が楽であり、嬉しいことでもあるんだね。
チファンも自分のことをジユルに話し始めた。なんで??の副業をしてるのか。それは両親の作った借金を返すため。「ありふれたストーリーだろ」訥々と話し始めたチファン。
「それでもあんたは、悪い奴よ」「じゃお前はいい奴なんだな。行くぞ」
と今度は閉店後の元彼の薬局の前にジユルを連れて行く。
スプレー缶を手にして振りまくるチファン。シャッターに落書きをするつもり。1本をジユルに渡すと「ダメなのに。私、幼稚園の先生だったんだ」と一旦尻込み。お構いなしに落書きを始めるチファンを見て、ジユルも恐る恐る書き始めた。
今までしたことのなかった逸脱。だんだん夢中になり、笑顔で一心不乱に書いているジユルを見てチファンも笑顔になった。が・・・
「犯罪現場で一番しびれるのっていつか知ってる?」
「うん?」
「今だ!走れ!」
元彼が夜の見回りに来たのだ!!間一髪、捕まらなかったけど。
ちなみに、書いた落書きはチファン→ドクロ、ジユル→数式4つ。答えは全部18(シッパ○w)
走って丘まで逃げ切った二人。何だかんだと仲良くなったような感じ。
チ「お前が好きになったみたいだ」ジ「私、お金ない」
チファンも普通のトーンで言うし、ジユルもあんまり本気にしてない。「あなた、チャラ男ね」
ジユルの家の側まで送ってきたチファン。家からの鬼電履歴にため息をつくジユルに、選択肢を出す。
「1番、共犯だろうが空き巣だろうが、一緒にする人間がいない。2番、逃げるときに車がない。3番、ちょうど笑いたい、おかしくなるほど」
「選べって?」
「そんなときに電話しろ」
「はぁ、、あなた骨の髄までチャラ男みたい」
「いろいろ有難かった」とお礼を言うジユルに「知ってる。行きな」と促したチファン。確かに女を落とすテクニックを使った・・・いつものヌナたちならこれでカウント3以内に戻ってくるのに、ジユルは振り向きもせず家に入った。
「戻ってこないね?」ちょっと勝手が狂うチファン。
家では両親と妹が寝ずに待っていた。ジユルに治療せずにいったい何をしたいのか訊いたお母さん。「考え中よ」と答えたジユルに「それじゃそうしなさい。決めるのはお母さんがするから。あんたが考えながら死んでいくのを見てられない」と親心。
お母さんはジユルが簡単に諦めてるように見えるけど、ジユルは簡単じゃないから悩んでるとお母さんに返す。でもお互いは深く思い合ってるのだ。ジユルは一旦お母さんの懇願を受け入れて入院することにした。
翌日、ジユルは入院した。前回の入院のときに仲良くなった癌仲間のおばさんに差し入れを持っていったジユルは、まさにおばさんが危篤で心肺蘇生されているところに出くわした。電気ショックをかけられても意識の戻らないおばさん。ジユルは前々からそういう死に方はイヤだと言ってたおばさんの言葉を思い出していた。おばさんは結局そのまま息を引き取り、付き添いの娘が泣く中、同部屋の他の患者たちは何のリアクションもなくご飯を食べている。それは自分が生きるため。
ショックを受けたジユル。ああいう風には死にたくない。その時、チファンはコッベム仲間と話しながらジユルのことを思い...知らず知らずのうちにジユルが気になる存在になっていた。「髪の毛もなくて、でもちょっとセクシーだ」なんて言って笑ってる。(コッベム仲間は思いっきり引いてるけどw)
そこにちょうどかかってきた、ジユルからの電話。結局ジユルは病院を出てしまった。「お母さんごめん・・・電話するね。悪い娘より」
患者服のままチファンの車に乗って風を満喫するジユルは、前から行きたかった気球に乗れる場所に連れて行ってもらう。しかし、そこはもう気球乗りは廃業?していた。
ジユルはチファンにオズの魔法使いの話を始めた。一番残念だった場面は、ドロシーが気球に乗り損ねたところ。幼いジユルは悲しくてわんわん泣いた、と思い出話をしたあとに諦めたように服を着替えに車に行った。
その間に、チファンはジユルのために気球を上げられるおじいさんに直談判していたのだった!
徐々に上昇する気球。ついに空に上がった。「ホント・・・私が乗ったのね!」感極まった表情のジユル。ずっと夢だったんだもんね。病院に入院したらもう出られなくて絶対無理だったよね!
「私、乗ったよー」と大声で叫ぶジユル。夢をかなえてくれたチファンに、「あんた、最高よ!」と言って抱きついた。涙を流してチファンの背中越しに見る大空は美しい。
電車に乗ってたお母さんに、空の上のジユルから写真が届いた。「お母さん、愛してる」
幸せそうに笑うジユルの顔を見て涙を流すお母さん・・・
その晩、古い旅館の狭い一室に通されていた二人。さっきのおじいさんにここに泊まる条件で気球を上げてもらったらしい。
一つの布団にそのまま並んで横になった。唐突にクスッと笑ったジユル。「ドロシーがなんで気球に乗れなかったかわかる?」
「本では違うけど、ドロシーが恋に落ちたのよ。ライオンか、ブリキの木こりかカカシのうち、誰かと恋に。それでどうしても離れられなくて飛び降りたのよ。誰とかな。私、可笑しいでしょ」「いや、可愛い」
チファンはさっきからジユルに向き直って、喋ってるジユルの顔をずっと見てる。「キスするぞ」
強引に来るようで、ジユルが嫌がらないかちゃんと待ってあげるチファン。ジユルも目を閉じたよーー。
いつの間にか外は雨が降っていて、真夜中に目が覚めたジユル。頭が痛むんだねチファンはぐっすり寝ている。
「あのね、私・・・理由を見つけたみたい。よりによって私だという理由。私が病気じゃなかったら、あなたに会えなかったっていうことじゃない。私、この理由が一番気に入った。どう考えたってこれが一番いい」 苦しそうに、でも寝てるチファンに笑いながら話しかけてるジユルが切ない・・・
翌朝はすっきりと雨も上がり、目が覚めたチファンはジユルがいないことに気づいた。外に出たところに落ちていたジユルの薬瓶。慌ててあちこちジユルを探していると、向こうから子供たちを従えて歩いてくるジユルに出くわした。子供たちに白雪姫のお話をしてあげていて、さすが元・幼稚園の先生!
ホッとした反動で大きな声で怒鳴るチファン。ジユルは子供たち(おじいさんの孫)を先に行かせた。チファンはジユルのことをすごく心配してたこと、自覚したんだね。ジユルを胸にグイっと抱きしめた。それなのに「なんかあったの?」とマイペースなジユル(笑)
夕方、ジユルの家の前まで送ってくれたチファン。ジユルが車を降りた後、またチャラ男の癖なのかカウントするんだけど、自分で自分に苦笑してそのまま走り去った。でも、今度はジユルはエントランスの前で振り返ってるんだよね〜〜。
チファンに年上彼女から「全部解決したから来て」とのメッセージが入った。それを見たときに助手席の座席に置いてあった一冊の通帳に気付いた。
ジユルが家に入るとやっぱり心配で待っててくれていた家族。お父さん、お母さん、妹。
「私、治療じゃなくてしたいことできたんだけど」もうお母さんは黙ってジユルを抱きしめてくれた。「ありがと、お母さん」
ケンカばっかりだった妹も一緒に抱きしめて。優しいお父さんはジユルの選択を黙って受け入れてくれた。
吹っ切れたのか、本当に幸せそうな笑顔のジユルだよーー。
チファンは通帳についてた付箋のメモを読んでいる。『借金なり車代なり、あなたが幸せになることに補填して。その代わり、もうチャラいことはしないこと!私が決まり悪いから』
額面は気球旅行のために積み立てていた1000万ウォン。ジユルの気持ちに触れて自然に涙が出るチファン。その時、ヌナから電話がかかってきたよーー。平静さを装い、電話に出るチファン。「はい、ヌナ。今行きます」
その翌日(?)、おしゃれをして元彼の薬局に出向いたジユル。「謝りに来たの。あの時落書きして悪口書いたこと」
「いいんだ。実際、俺も悪かった」自分が卑怯だったと謝ってくれた元彼。わだかまりもいい形で解けたみたい。
「あ、元気だろ?」と他意なく訊く元彼にジユルは答える。「うん。すごく忙しいの。ホントの恋愛しようと思って」
ジユルが出口を振り返ると、顔がケガだらけのチファンが外にいた!とびきりの笑顔になる二人。
ジユルは自分の残りの人生を病院の中で終わるんじゃなくて、自分の選んだ道で終わろうと決めたんだね!
でもでも、きっとチファンという存在ができたことで、生への執着も生まれるはず。
結構、重めのテーマを扱ってはいたけれど、お涙ちょうだいドラマではなく、綺麗ごとだけ並べたドラマでもないところが良かったです。
主人公が自分なりに病気になった意味を探したり、自分の人生を自分に問いかけたり、淡々と余命を受け入れながら、色々とあきらめたり、食い下がってみたり。自分だったら?と思わざるをえませんでした。
ジユル役のカン・ヨンジョンさん。ほとんど初めてのドラマ出演なようで、元はミュージカル畑の方だとか。でも演技力あるし、まん丸の顔や目も可愛いのできっとまたドラマの声がかかるでしょう〜
チファン役はキム・ジョンヒョンさん。「学校2017」に出てたそうです。失礼ながら最初イケメンに見えなかったのですが、ジユルを好きになっていくと何だかカッコよく見えてきたという(笑)。どうやら書き込みによると韓国ではイケメンラインの方のようで。ま、私の不確かなイケメン判定はどうでもいいですね!(笑)
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タグ: 短編ドラマ