1.はじめに
私ごとですが、年度末の繁忙期を過ぎて、お金に余裕があるときは「海外旅行」に行く習慣があります。しかし行き先は、ヨーロッパやアメリカ合衆国等の先進国ではなく、もっぱら安価で程良く遠い東南アジアが多いです。中でも「タイ王国」には数回渡航しています。
もしタイ王国に旅行を検討されている方がいるのであれば、是非4月の中旬をおすすめいたします。私のホームの仙台にはどんと祭りの裸参りという奇妙な風習がありますが、タイのお祭りもなかなか面白いです。
2.どんな祭りか?
私がおすすめするタイの祭りとは ソンクラーンという水を掛け合う祭りです。
ソンクラーンはタイの正月で、太陽の軌道が12ヶ月の周期を終え、新たに白羊宮(おひつじ座)に入る時期を祝うもの。もともとソンクラーンには仏像や仏塔へ、さらに家族の年長者などの手に水を掛けてお清めをするという伝統的な風習があり、近年はそれが転じて街の往来で通行人どうしが水を掛けあって楽しむ「水掛け祭り」として知られるようになりました。現在は毎年4月13・14・15日の3日間に行うものとされており、タイの祝日にも定められています。
出典: タイ国政府観光庁
以前のタイ国のサイトには以下のような写真をもとに「ソングクラーン」を紹介していました。
上記の写真をみると、若い男性と女性がいちゃちゃと水を掛け合っています。
実際の祭りはそんな生優しいものではありません。
3.現実の祭りの光景
以下が、現実の祭りの光景です。
私が4月中旬にタイに行ったときは、この祭りに強制的に参加させられました。私が渡航した時期はかなり前ですが、ほぼ下の写真どおりの光景でした。
4.タイの国内のどこで祭りを行っているか?
結論から記述すると、タイ全土で実施しています。私はどーしてもアユタヤという場所に行きたかったので、汽車でバンコクからアユタヤに向かいました。
さすがに列車の中では水はかけられないだろうと思っていましたが、タイの鉄道はノロノロ運転です。エアコンもないので、窓も開けっ放しです。祭りのときだけは、鉄道沿線に住んでいるガキ共が列車に向かって白い粉(石灰?)が混じった水をぶっかけてきます。私はどろどろの状態。
アユタヤで観光していても、地元民は遠慮なしです。会う人に水鉄砲やらバケツ等で頭から水をかけられます。当時、私はなぜタイの方は私に水をかけるのか全く理解できませんでした。さすがに頭に来て、アユタヤの屋台で巨大な水鉄砲を購入した記憶が残っています。
帰りは、片言の英語でバンコクまで乗せてくれと頼んで、乗用者の荷台に乗せてもらいました。アユタヤからバンコクまではショボい高速道路チックな道路がありますが、その道路の中央分離帯にも水をかける連中が待ち構えています。
私も含めて、車の荷台からそいつらに向かって水をぶっかけるのです。車が停まるのはデカいタンクの水が空になったときだけです。路線バスだろうが、走行中のオートバイだろうが水をかけれます。
バンコクに着いても安心出来ません。ホテルから外出した途端に白い粉を顔に塗られて、水をぶっかけられる。私は4日間、タイにいましたが、外出時は水鉄砲を必ず持参していました。
もっともエキサイティングな場所は、バンコクの カオサン通りです。祭りというより 水を使った戦争です。祭り期間中は丸腰の状態でそのエリアに近づくのは危険です。必ず水鉄砲を準備しましょう。屋台で購入出来ます。
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