1.はじめに
宮城県は8月30日、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」のイベント開催や、珍しいポケモンを出現させるシステム改修など関連経費3000万円を、県議会9月定例会に提出する2016年度一般会計補正予算案に計上する方針のようです。
今回はこのお金の使い方について、投稿したいと思います。
2.予算の目的と内容
(1)目的
東日本大震災で被災した沿岸部への誘客を促し、観光復興につなげるためです。
(2)内容
このお金の使い道についての内容は以下のとおりです。
・県内で10月に開くイベント費用として1000万円を計上
・ポケモンのゲームで遊ぶ広場を開設し、被災3県と熊本地震被災地の熊本県の特産品を販売するブースも設け、数万人規模の参加者を呼び込む。
・愛好者に被災地を周遊してもらうための広報宣伝費は1500万円。
・ゲーム上でアイテムを入手できる「ポケストップ」を示した被災地の周遊マップを作製。
・ポケモンGOの公式ホームページやポケモン関連のテレビ番組で被災地の取り組みをPRする。
・被災地限定のポケモンなど、ゲーム運営会社ナイアンティック(東京)へのシステム改修費にも500万円を盛り込んだ。
・県は北米や欧州でしか出現しないポケモンを、期間限定で被災地に出してもらうよう同社に提案している。
3.県のお金の使い方について
このお金の使い方ですが、新しいことに取り組んだり、観光振興のためにお金を投資するのは全く否定しません。ただし、何かと問題となっている 「ポケモンGO」をダシに使うのは如何なもんかと思います。 さすが宮城県です。発想が安易すぎます。
予算の内訳をよく見ると、ほとんどは広告宣伝費です。残り僅か500万円でシステムの改修を行うようですが、そんな少ない費用でシステム改修ができるとは考えにくいです。
さらに、タイミングも良くないです。私は「ポケモンGO」は「やったこと」も「触ったこと」もありませんが、国内では既に下火。ポケモンGOが原因による交通事故も発生しています。
お金はもう少し大切に使うべきだと私は思います。
ポケモンGOは、スマホの位置情報機能を使い、屋外を歩きながらキャラクターを捕まえたり、戦わせたりするゲームです。
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