海水・淡水問わず、魚(魚類)は世界中に約25,000種類います。
そんな沢山いる魚の中で、なぜマダイが“魚の王様”と言われるのでしょうか?
その理由を調べてみました。
魚の王様「マダイ」
日本で魚の王様と言えば 「マダイ」ですよね。
魚(魚類)は世界中に約25,000種類います。
その中で、淡水に住む魚は約10,450種類で、海水に住む魚は約14,550種類。
日本の周辺海域では、約3,863種類の魚が確認されています。
最近の研究では、地球上には28,000以上の魚が生息しているのではないかと言われています。
日本だけでも沢山いる魚の中で、 なぜ日本ではマダイが“魚の王様”と呼ばれるのか?
気になりますね。
理由その1「寿命」
出典・ illustAC
マダイが魚の王様と言われる理由の一つは、 「 寿命 」です。
マダイの 寿命は40年ほどで、魚の中でも結構長生き。
理由その2・「縁起物」
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もう一つは 「 縁起物 」として。
日本では古くから鮮やかな赤い体色と名前から 「おめでたい魚」として、お祝い事や神道の祭に欠かせない高級食材として、重宝されてきました。
大漁追福や五穀豊穣、商売繁盛の御利益がある七福神の恵比寿天も、釣り竿とマダイを持っていますよね。
少し時代を遡ると
王様の由来、一説によると平安時代まで遡ります。
武士が台頭してきたこの時代に、固いうろこに覆われヒレとトゲが並ぶタイの姿を 「武士の鎧のようだ」と武士達がもてはやしました。
まるで “将軍のようだ”というのが「さかなの王様」と呼ばれるゆえんになったようです。
あまりにも美味しすぎるから
出典・ photoAC
さらに平安時代、赤ちゃんにお餅を食べさせる「百日」から始まった お食い初め。
鎌倉時代には餅から魚に変わり、 「真魚初め」としてマダイが食べられるようになりました。
栄養豊富かつ消化吸収も良いので、お子さんや高齢者の方にもピッタリ!
偽物がいっぱい
マダイにはうま味成分の グルタミン酸や イノシン酸が多く含まれています。
そんな美味しい美味しいマダイにあやかろうと、イシダイやキンメダイ、アマダイなど 「 〇〇ダイ 」沢山名付けられました。
〇〇ダイ名付けられただけで、実はタイの仲間ではありません。
真似したくなるほど美味しいから、マダイは「魚の王様」なんですね。
やっぱりマダイは「魚の王様」
「釣って楽しい、食べて美味しい、お祝い事にめでたい」。
やっぱりマダイは「魚の王様」でしたね。
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