<< 2024年10月 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新記事
カテゴリーアーカイブ
にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

広告

posted by fanblog

2024年10月17日

秋の花粉症

秋の花粉が猛威をふるっています。

秋はブタクサやヨモギなどキク科の草花や
見た目が稲穂のようなイネ科の花粉症が多いようです。 


秋の花粉症の症状には、

くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喉の痛みなど
春の花粉症と変わらない症状もありますが、

肌の痒みや咳の症状も多くあらわれ、
気管支炎や喘息発作が起こることもあるので注意が必要です。



秋の花粉症対策としては春の対策と同じで

 窓を閉めてエアコンを使う:外の花粉を室内に入れないようにする

 帽子やマスクを着用する:外出時に帽子やマスクを着用することで、花粉を防ぐ

 洗顔と目の洗浄:外出後に顔と目を洗い、付着した花粉を取り除く

 薬の使用:抗ヒスタミン薬や点鼻薬を使用することで、症状を緩和する


ですが、秋の花粉の多くは遠くまで飛ばないため、
それらの草花の近くに行かないことでも対策できるそうです。



更に最近よく聞かれるようになった口腔アレルギーにも注意が必要です。
私は子どもの頃からメロンでのどが痒くなると訴え続けましたが、
ようやく私の意見にも市民権が得られたようです。








(以下、中野区医師会HP参照)


口腔アレルギー症候群は、新鮮な果物・野菜・ナッツ類を摂取した後に口の中やのどの粘膜のかゆみや腫れなどを起こす疾患で、シラカバを中心とした花粉症の患者さんに多くみられます。シラカバと果物や野菜、一見関係がないようですが、花粉のアレルゲン(アレルギーの原因物質)と果物や野菜の食物アレルゲンには共通した分子構造が存在し、その抗原分子によって引き起こされていると考えられています。そのため成人や年長児では、まずシラカバの花粉症を発症し、その後に口腔アレルギー症候群を発症することが多く、一方、年少児では原因となる食物をたくさん食べることでアレルギーになると考えられています。

症状は、原因食物の摂取後15分以内に、食物の触れたくちびる、口の中、喉の粘膜にかゆみやヒリヒリ・イガイガ感などが出現します。鼻づまり、鼻水などの鼻アレルギー、目の充血、涙が出るなどの眼アレルギーの症状が現れることもあり。他にも、じんましんをはじめ、腹痛、嘔吐、下痢などの消化器症状、のどの閉塞感、喘息などの症状や、重症の場合には、アナフィラキシーと呼ばれる血圧低下、意識消失などが出現し生命の危険に至ることもあります。

原因となる果物・野菜はモモ、リンゴ、ナシ、サクランボ、イチゴなどのバラ科の果物、メロン、スイカなどのウリ科の植物、キウイ、バナナ、トマト、ジャガイモなどさまざまです。ある果物や野菜にアレルギーを生ずると、同じ科の果物や野菜にアレルギーを生じやすくなるのはもちろんですが、アレルゲンに共通の構造を持つものあるため、科が異なっていても起きることがあります。例えば、シラカバの花粉と共通抗原をもつセロリ、パセリ、ニンジン、モモ、ナシ、ジャガイモなどでは、そのうちの1つにアレルギーを起こすと、他の果物・野菜でもアレルギーを起こす可能性があります。同じ現象は、サクランボ、リンゴ、ピーマンのグループ、モモ、リンゴ、ナシ、大豆のグループ、パパイヤ、パイナップル、大豆、イチジク、キウイのグループでもみられます。
シラカバ(カバノキ科)は北海道に多く、アレルギーをもつ人も増加しています。西日本では、同じくカバノキ科のオオヤシャブシの花粉症とリンゴなどの口腔アレルギー症候群に関連があると考えられています。関東地方では、シラカバと同じブナ目ブナ科(ブナ、クリ、シイノキなど)の花粉症患者さんに出現すると考えられています。また、花粉症といえば真っ先に思い浮かぶのはスギ花粉症ですが、スギ花粉症の患者さんでは、生のトマトで口腔アレルギー症候群を起こす方がいます。これは、スギ花粉とトマトには抗原の共通構造が認められているからです。

診断は、症状が見られる直前に食べた食物から原因を捜し出しますが、果物や野菜の抗原は加熱や加工により失活することがありますので、わかりにくいことも多く、注意が必要です。また、プリックテストと呼ばれるアレルギー検査や血液検査が有効なこともあります。

治療は、現在のところ原因食物を避けることが第一です。症状が出現しているにもかかわらず食べ続けると、重症化することがあるからです。特定の食物で口腔アレルギー症候群を発症すると、同じグループの食物にもアレルギーを起こす可能性はありますが、実際に症状の出現するもの以外は原則として制限する必要はありません。新鮮な果物や野菜で引き起こされている場合には加熱や加工により摂取が可能になることもあります。

口腔アレルギー症候群は、合併する花粉アレルギーを治療すると軽快することがありますので、花粉症の治療も大切です。もしも発症してしまったら、早めに原因を知ることも重症化を防ぐには有効ですから、おかしいなと感じたら、まずはかかりつけ医に相談することをお勧めします。








この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12747403
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
Build a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: