もともとお腹は弱いほうで、
飲みすぎたあとや脂っこいものを食べたあと、外食後など、
食中毒を疑うほどお腹をこわすこともありました。
(でも一緒に食事をした人は無症状・・)
胃痛や食べ物が逆流する症状もあったため、
胃腸科内科で胃の内視鏡検査を受けるも、
問題なし。
胃薬を処方してもらったり、
市販の胃薬でやり過ごしていましたが、
(その間に牛乳でお腹をこわすことに気づき(乳糖不耐症)
牛乳は避ける)
インターネットで調べるうちに膵炎を疑い、
詳しい血液検査やエコー検査を受けるも、
問題なし。
膵炎の原因というお酒を止めてみても
症状は変わらず、
さらには自炊でも毎日のようにお腹をこわすようになり
貧血や低血糖のような症状、
ふらつきや集中力の低下、
手足の痺れなども現れました。
あまりの不調に、
ずっと避け続けていた大腸内視鏡検査にプラスし、
胃の内視鏡検査、CT検査も受けるも、
問題なし。
そこで言われた言葉は
過敏性腸症候群
この言葉は、膵炎検査の後にも言われていましたが、
腑に落ちず。
理由は、「心因性」を前面に説明されたため。
私の場合は、食べたものに問題があることは明らかでした。
職場や学校に行くときなどにお腹が痛くなる
という症状は全くなかったからです。
その後詳しく調べてみると、
高FODMAP(フォドマップ)な食事が原因の一つで、
低FODMAP食にすることで症状が治まることがあるとのこと。
低FODMAP食とは、“フォドマップ”を控えた食事を意味しています。フォドマップとは「FODMAP」と書き、小腸では吸収されにくい発酵性の糖質の総称で、以下の頭文字を合わせた言葉です。
F fermentable:発酵性の糖質
O oligosaccharides:オリゴ糖(フルクタン、ガラクトオリゴ糖)
D disaccharides:二糖類(ラクトース)
M monosaccharides:単糖類(フルクトース)
And
P polyols:ポリオール(ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、グリセロール)
該当する食品は以下のものが挙げられます。
オリゴ糖:納豆、きな粉、ごぼう、玉ねぎ、えんどう豆、にんにく、豆腐、小麦など
二糖類:牛乳、ヨーグルト、アイスクリームなど
単糖類:はちみつ、果物など
ポリオール:シュガーレス菓子、プルーン、イチジク、マッシュルームなど
少し試してみるも、
避けなければいけないけれど避けられなかった
納豆を毎日食べても全く平気。
・・・?と、気づきました。
いつからか、お腹の不調が治まっていたのです。
偶然避けていたもの
それは
小麦
でした。
以前に受けた大腸内視鏡検査の準備食や、
その際大腸ポリープ切除に至ったため、
数日続いた術後食ですっかりお粥食に慣れ、
大好きなパン食や?食から離れていました。
薄味になれた私は、以前よりお菓子にも手を伸ばさなくなり、
気づけば集中力の低下やふらつきなど、
全ての不調がなくなっていました。
あまりにもすっきりと症状が治まったため、
アレルギーの先生に相談したところ、
リーキーガット症候群
と、
遅延性アレルギー
の存在を教えてくれました。
リーキーは英語で「漏れる」(leaky)、ガットは英語で腸(gut)の意味であり、症候群(syndrome)、の3つの単語の頭文字を取ってLGSと略されることもある。日本語名称は「腸管壁浸漏症候群」。
原理としては、腸内細菌の働きや炎症等により小腸の壁に分子レベルの小さな隙間が発生することで、本来血管内に取り込まれることはない異物(菌・ウイルス・たんぱく質等)が血液内に漏れ出すことにより様々な症状を発生させる原因となるとされる。
リーキーガット症候群により引き起こされるとされる症状や病気
過敏性腸症候群や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)については、リーキーガットと関連があるとする説があり、最近は肥満やアレルギー疾患、さらに精神疾患との関連性を指摘する声もある。
原因不明の熱、筋肉痛・関節痛、胸やけ、息切れ、吐き気、腹痛、抜け毛・もろい爪、お腹の張り・消化不良、不眠症、記憶力低下、集中力低下、不安感、まとまらない考え、疲労感、下痢・便秘、口臭、神経過敏、食欲低下、ニキビ、じんましん、喘息、アトピー性皮膚炎、クローン病、過敏性腸症候群、他。
腸粘膜バリアの慢性的な低下(leaky gut syndrome: LGS)は全身疾患の発症に関与するとされている
(Wikipediaより)
そして、そのリーキーガット症候群治療の一つとして、
「グルテンを避けること」があるそうです。
そんなこんなで、突然始まったグルテンフリー生活です。
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