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妊活再開

予防接種から3か月程経過し、今月から妊活再開です!妊活中断中はなかなかブログ書く気が起きず、だいぶ期間が空いてしまいました。

現在、別の不妊治療をしている病院を見つけ、今月から通い始めました。先生も病院の雰囲気も前の病院より圧迫感が少ないです。忙しそうなのは同じです。

初診は平日夜に行きましたが、患者さんが沢山いました。先生が2人いるからか、診察待ち時間はそれほど長くはなかった気がします。終わるまで2時間ほどです。

治療ですがまたタイミング指導から始めていきます。新しい先生の治療方針も確認したいですし、人工授精や体外受精は時間と心身と費用に負担があるので、ちょっと準備したいです。

今回、先生から排卵チェッカーについて参考になる話がありました。排卵チェッカーで印が出るころでは、すでにタイミングとしては遅いこともあるそうです。
排卵にあわせてホルモンが出ているのは確かだけれど、それが尿に出るまでのタイムラグと実際に検査するまでのタイムラグを踏まえると、既に排卵後の可能性があるとのこと。
そのため、出そうなタイミングより1日くらい早いところからタイミングをとるのがよいそうです。おりものが出るころが丁度よいとか。…難しい。

新しい先生と相性よく不妊治療に取り組めることを期待しています。

マカ

ペルー原産の多年草でアブラナ科の植物。カブのような形の根の部分が滋養食材とされていて、いろいろな必須アミノ酸、脂肪酸、ミネラルが含まれているとのこと。種類も色々あるようです。

論文は他同様、あまり見つかりませんでした。ただ、文献やデータを調べてまとめた報告の中に、マカについても取り上げていたものが少しありました。

不妊症への効果はというと、十分な科学的実証データは得られていないようです。実験自体はされているようですが、実験の設計が甘いのか、統計的に有意な結果が出なかったのか…。そして、性欲改善にはたぶん有効とのこと。はっきり有効と言える程は影響がでなかったのかな。

安全性についても十分には検討されていないようですね。患者の治療に使ったデータも存在しているし、昔からある食材でもあるので、食材として食事に使う分にはたぶん大丈夫かな〜、と個人的には思います。サプリメント等を治療目的で不用意に摂取するのは避けた方がよいかなと。使うなら、お医者さんに相談するのが無難ですね。

亜鉛

亜鉛も精子に良いという話をよく見かけるので、調べてみました。

結果、精子パラメーターが異常値だと亜鉛濃度が低い、精漿中の亜鉛量が増加すると総精子数も増加する、クエン酸亜鉛が精子運動率を向上させる、といった報告もあれば、精子パラメーターと亜鉛濃度とはなんの関係もない、という報告もあるようです。摂取しすぎると悪くなる、という報告は今のところ見つけてません。

亜鉛は様々な生理的役割がありますし、毒性はあまり強くないとされているので、ある程度積極的に摂取してもよいかなと思いました。

亜鉛は魚介類(特にかき)や小麦、肉類に多くふくまれるようですね。ちなみに、私はノロウイルスがどうしても嫌で、かきは生食用でも火がしっかりとおっていないと食べられないです…。

栄養素が食品にどのくらい含まれているかは、次の文部科学省のサイトから調べられます。食品から含まれる栄養素を調べたり、栄養素から多く含まれる食品を調べたり、多く含まれる食品をランキングで調べたり、面白いですよ。

『食品成分データベース』

摂取量の目安量等は次のとおりでした。ただ、日本人用のデータはあまり調べられていないため、アメリカやカナダ人のデータから算出したようです。

年齢
男性(mg/日)
女性(mg/日)
推定平均
必要量
推奨量
目安量
上限量
推定平均
必要量
推奨量
目安量
上限量
0〜5 (月)
-
-
2
-
-
-
2
-
6〜11 (月)
-
-
3
-
-
-
3
-
1〜2
4
5
-
-
4
5
-
-
3〜5
5
6
-
-
5
6
-
-
6〜7
6
7
-
-
6
7
-
-
8〜9
7
8
-
-
7
8
-
-
10〜11
8
10
-
-
8
10
-
-
12〜14
9
11
-
-
8
9
-
-
15〜17
11
13
-
-
7
9
-
-
18〜29
10
12
-
40
7
9
-
35
30〜49
10
12
-
45
8
9
-
35
50〜69
10
12
-
45
8
9
-
35
70以上
9
11
-
40
7
9
-
30
妊婦
+1
+2
-
-
授乳婦
+3
+3
-
-

セレンの摂取について

セレンはたんぱく質を構成したり、抗酸化反応に役立ったりと、微量であれば人体に役立つ必須微量元素とのことです。しかし、必要量と中毒量の差がとても小さいので、サプリメントで安易に摂取するのは危険なようです。藻類、魚介類、肉類、卵に豊富に含まれているそうですから、日本では欠乏症が問題になることはあまりなさそうですね。

精子のパラメーターとセレンの関係も単純ではなさそうですし、意識してセレンを摂取する必要はないのかな、と思いました。

ちなみに、厚生労働省が『日本人の食事摂取基準』という資料を定期的に作成していて、2010年版が公開されています。色々な栄養素について、どの年代でどのくらい必要なのか、どのくらいでとりすぎなのか等が分かるので、面白いです。

セレンの食事摂取基準の部分は次のとおりです。

年齢(歳)
男性(μg/日)
女性(μg/日)
推定平均
必要量
推奨量
目安量
上限量
推定平均
必要量
推奨量
目安量
上限量
0〜5 (月)
-
-
15
-
-
-
15
-
6〜11 (月)
-
-
15
-
-
-
15
-
1〜2
10
10
-
50
10
10
-
50
3〜5
10
15
-
70
10
15
-
70
6〜7
15
15
-
100
15
15
-
100
8〜9
15
20
-
120
15
20
-
120
10〜11
20
25
-
160
20
20
-
150
12〜14
25
30
-
210
20
25
-
200
15〜17
25
35
-
260
20
25
-
220
18〜29
25
30
-
280
20
25
-
220
30〜49
25
30
-
300
20
25
-
230
50〜69
25
30
-
280
20
25
-
230
70以上
25
30
-
260
20
25
-
210
妊婦
+5
+5
-
-
授乳婦
+15
+20
-
-

○推定平均必要量(estimated average requirement: EAR)
ある母集団における平均必要量の推定値。ある母集団に属する50%の人が必要量を満たすと推定される1日の摂取量

○推奨量(recommended dietary allowance: RDA)
ある母集団のほとんど(97〜98%)の人において1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量

○目安量(adequate intake: AI)
推定平均必要量及び推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られない 場合に、特定の集団の人々がある一定の栄養状態を維持するのに十分な量

○耐容上限量(tolerable upper intake level: UL)
ある母集団に属するほとんどすべての人々が、健康障害をもたらす危険がないとみなされる習慣的な摂取量の上限を与える量

○目標量(tentative dietary goal for preventing life-style related diseases: DG)
生活習慣病の一次予防を目的として、現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量

参考
厚生労働省:「日本人の食事摂取基準」(2010年版)
東京都食品安全情報サイト:食品衛生の窓
ネットで男性不妊に関係する栄養素を検索すると、
・セレン欠乏で精子の運動率が下がるから、運動率の向上に積極的に摂取するとよい。
・セレンは精子を作る材料になる。
というようなサイトが結構見つかりました。

実際どうなんだろうと思い、論文や公的機関のホームページを調べたところ、少ないですが、参考になるものがありました。

まず、不妊治療患者を対象とした調査で、

・精子濃度や精子数がWHOの基準未満の方が精液中のセレン濃度が低い。
・奇形率が50%以上の群が50%未満の群に比べて、セレンの濃度が低い。
・セレンは精子ミトコンドリア部分に多く存在して、その形状維持に関与する。
・セレン摂取不足の亜不妊症の男性へのセレンの経口投与で、血清セレンと精子運動率が増加する。
・精液、精子、精漿のセレン濃度が高いほど、精子濃度も高い。
・運動率とセレン濃度には関係性がない。

という内容がありました。これを読むと、精子のパラメーターが悪いと精子中のセレン濃度が低いようです。

次に、不妊患者と正常者を比較した調査では、

・精漿と精液のセレン濃度に差がない。
・精子セレン濃度は不妊患者の方が高い。
・精子セレン濃度の高い症例で、精子運動性と精子濃度の低下傾向が見られ、精子内セレン濃度の上昇が男性不妊症に関係している可能性がある。

とありました。不妊患者の方が、正常者よりもセレン濃度が高いようです。(ただ、この論文の全文は見つからなくて、概要のみ読みました。)

また、論文中で精液中のセレン濃度は高すぎても低すぎても運動率が下がる、という論文もあると紹介していました。

不妊治療患者では精子等のパラメーターが悪いとセレン濃度が低いが、運動率では差がない。不妊患者と正常者を比べると、不妊患者の方がセレン濃度が高い。精液中のセレン濃度は高すぎても低すぎても運動率が下がる。それぞれ調査対象等の条件が異なるので、結果の傾向が一致しないのでしょうが、セレンが高ければ良い、とは言えないかなと思います。色々な要因が精子等のパラメーターとセレン濃度に影響していそうです。

せめて、身体の状態のせいでセレン濃度が変化するのか、セレン濃度の影響で身体の状態に変化がるのか、どちらかが分かれば面白かったのですが。前者ならセレン濃度で身体の状態チェックに、後者ならセレン濃度のコントロールで改善に役立つのかなと思います。

あと、いい資料が見つからなかったのですが、セレンを摂取したらそれが精子中の濃度にどう影響するのかも気になります。多く摂取すればその分濃度が高くなるのか、どう摂取しても濃度は一定に保たれるのか、で対応が変わりますから。

結局、どのような状況で、どのようにセレンを摂取すればよいかは、まだまだ研究段階といったようです。

参考
不妊外来受診男性の精液中微量元素と精子パラメータ,篠原厚子ほか,日衛誌,60,418-425,(2005)
男性不妊症と精液中セレンについて,高崎登ほか,日本不妊学会雑誌,32 ,3 ,345-351
など
先日、妻がCREAという雑誌を買ってきました。

11月号で、『産める体づくりから職場復帰まで 初めての母になる!』という特集です。

妊娠力を高める運動や食事レシピ、夫婦で取り組む妊活紹介、妊娠から子育てまでのスケジュール例紹介、子育てに役立つグッズ紹介などなど、面白い記事が沢山でした。

出勤しながら、眠りにつきながら、などの『ながら』運動もよさそうでした。簡単にできそうなものから、その運動したらちょっと目立ちそう…なものまで。やっぱりですが、男性向きはなし!

子宝メニュー、美味しそうでした。男子弁当と銘打った弁当(内緒で絶倫食材しのばせてました…)や、絶倫担担麺とか、結構直球なネーミングがついてて面白いです。写真もとっても美味しそう。どれか作ってみたい!と思いました。

高齢出産を取り上げながらも、年齢を重ねると妊娠しにくくなる理由もしっかり紹介してました。老化した卵子の写真は衝撃的です…。

全体読んでみて、仕事しながら子供が欲しく、子供を授かった後に職場に復帰したい女性をメインターゲットにしている印象がありました。でも、私も読んでみて参考になりましたし、なにより面白かったです。

CREA (クレア) 2012年 11月号 [雑誌]

先生不信

前回のアップから期間が空いてしまいました。

調べた内容をそろそろ記事に・・・、する前に書きたいことができました!

先日、今後治療をどうしていくか考えるため、先生に第2ステップの説明を聞こうと思い、クリニックに相談に行きました。

そこで、先生に対してイラッと、というか、あれこれと文句言いたくなりました。他にも患者さんがいるので堪えましたが。

診察室に通されたので、第2ステップの具体的な内容や、費用、クリニックに来るタイミング等を聞こうとしたところ、何を勘違いしたのか、こちらが話を切り出す前に、聞きたいことと違うことを言い始める。しかも、かなり不機嫌そうに、なんか文句あるのかと言いたげな雰囲気で、手をこちらに向けてひらひら振ったりしながら。『私の仕事は患者の話を聞くことじゃない』とでも言いたそうな感じでした。

今後どうするか決めるために情報が欲しかったのに・・・。初めから患者の話聞かずにまくしたてるのはいかがなものか・・・。全て情報を患者側で調べて決めてから来院しろということなのか・・・。

ちょっと診察をこなしてるな〜、という印象はあったものの、これまでそんなにひどくはなかったのに。初めから不機嫌だったので、何か嫌なことでもあったのか。

夫婦そろって先生に不快感を覚えて、信用できなくなってしまったので、新しいクリニックを探そうと思っています。技術が高くて治療件数も多いと評判だったんだけれど。残念。

自分たちにあった先生を探すのも不妊治療の第一歩な気がします。

イラッとしたので、つい書いてしまいました。

次回は栄養素について調べた内容か、妻が買ってきた雑誌が良かったので、その話を書こうかと思います。

では!
男性の妊活に役立つ栄養素ってなんだろう?と疑問に思い、ちょっとWEBで調べてみました。そしたら、亜鉛、セレン、鉄、カルシウム、マンガン、各種ビタミン、アルギニン、マカなど、いろいろ書いてありました。
ただ、マカって植物名で栄養素じゃない気がします。

いろんな方が情報提供されていましたが、医療や公的機関の情報ってあまりないですね。各栄養素の特徴や注意事項なら厚生労働省のページに書いてありました。
女性向けの情報に比べて、男性向けの情報は少ない。

栄養素によっては、とりすぎると逆に危なかったりするので、きちんと調べてみようかな、と思います。ちょっと立て込んでるので時間かかるかもしれませんが。

風疹の予防接種

妻の風疹抗体価が16倍でちょっと低いということで、再度予防接種することになりました。なので、2〜3か月間は妊娠を避けることになります。風疹は怖いですから。

あまりニュースで聞かなくなったな〜、と思ったので、国立感染症研究所で風疹の発生動向を見てみました。そしたら、10月3日で1700件を超えていて、なんと昨年度の5倍の件数。グラフを見てみると、5月からぐっと増えています。特に東京、大阪、兵庫、神奈川と都心部で多いですね。はやく流行が止まればいいのですが。

『国立感染症研究所 風疹発生動向調査 速報グラフ』

コタマゴ

『コタマゴ』という不妊に関する無料冊子を取り寄せてみました。不妊を乗り越えた人たちだけが知っている失敗しない改善法、というサブタイトルがあったので、気になったんですね。発行元はウェルネス研究所というところです。

正直、なんとなく怪しい感じもしましたが、連絡先を私にしておけば、万が一面倒な電話があっても大丈夫かなと思い、いざ資料請求。もちろん、氏名、連絡先などなどは私のもので。

大体1週間過ぎたところで届きました。資料請求のHPは女性前提かな、という様子でしたが、夫名義でも問題なく資料もらえるようです。

内容は3章+関連情報の4部構成でした。1章が不妊治療を受けるかどうか迷っている方向け、2章が不妊治療を受けている最中の方向け、3章が不妊治療を一度ストップした方向けの内容でした。内容としては、それぞれの状況において、どんな不安を持つことがあるか、どんなことで困ることがあるか、一歩前進するためにどんな方法があるか、を解説するような内容だな、と感じました。関連情報には、不妊治療にかかるお金やステップアップのタイミング等について、データを提示しながらの解説がありました。

データの信ぴょう性についてはデータ引用元が書いてないので分かりませんが、いままで見たり聞いたりしたものとだいたい同じかと思います。

読んでみて面白かったですし参考になりそうです。病院の先生や不妊治療の薬、食生活、体質改善など、色々なことが書いてあります。

ただ、全体として、有用だけど人工のものにはリスクがあるので気を付けて、漢方や健康食品を上手く活用しましょう、というメッセージがあるな〜、と感じました。この点をどう感じるかは人それぞれでしょうね。私は、人工でも自然でも、良いものは良いし、リスクあるものは状況によって判断します。

そうそう、ウェルネス研究所は色んな情報発信をしたり、ベビ待ち〜授乳中の方向けのサプリメント、飲み物、化粧品、雑貨も販売しているようです。おそらくその勧誘と思われる電話が、私のところに2回来ました。そしてその後は音沙汰なし。電話応対はやんわりしていて、がつがつした勧誘はなかったです。私たちはいまのところ利用していませんが、そんなに高価でなく(安くもなく、よく見る値段帯)、いろんな物がありました。


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