「私は利休」
原作:早川 光先生 作画:連打 一人先生
そう、お茶の漫画です。
利休と聞けば誰もが茶道を思い浮かべるのではないでしょうか?
そのくらい、その人物に関する世間の認知度が高い人もそう多くは
無いと思います。
長嶋茂雄=野球
か、もしくはそれ以上かも知れません。
そんな、「茶聖」と呼ばれた千利休。
ただただ美味しいお茶を入れるってだけの人ではございません。
とってもスゲェ人なのです。
どうスゲェかというと・・
まず、
この漫画を読むと茶道の奥深さを知ることになると思うのですが、
その奥深さとは、所作や作法、美味しいお茶を入れることはもちろん
そうなのですが、
加えて
使用する道具の本質を見出したり、
客をもてなす為の空間の演出を行うことなど、
総合的なプロデュースを行うことにあります。
その能力が半端じゃなかった人、
それが千利休です。
そういう人なので、頭も切れるし目利きもする。
商売人や政治の方面でも活躍をしていたようです。
そんな、スーパーでマルチなプロデューサー千利休が
現代に生まれ変わったらどうなるのだろう。
何を感じるのだろう。。
って漫画です。
自分は茶道がアートと結びつくイメージはあまり無かったのですが、
この漫画を読んで茶碗や花入れなどに興味を持ったり、
そこから古美術など日本を感じるモノへの興味が広がったりしました。
また、近年話題になっている「おもてなし」の精神の根本だったり
普段のちょっとした所作に隠れた相手を気遣う気持ちだったりに
気が付くキッカケなったりもしました。
2020年、東京に世界中から多くの人が集まります。
それまでに是非一読して「おもてなし」をより実践できるように
オススメします。
私は利休 (全巻)
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多くは語りません。
Miles Davisもまた有名なパイオニアの一人ですね。
雰囲気を感じて頂ければと思います。
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