感染力の高い変異株の出現で、子供も感染しやすく市中感染拡大に拍車をかける懸念が拡がっている。
英国の専門家によると「子供は大人と同じようにこの変異株に感染しやすいので、人と人との接触パターンを考えると、より多くの子供が感染することが予想される」そうだ。
この専門家の見解だと、新型コロナウイルスのスパイク(突起部)タンパク質はヒトの上気道や肺、腸などの上皮細胞表面にある侵入する経路となるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)受容体に結合するらしい。
さらに「従来株はACE2受容体を見つけて細胞内に侵入するのに時間がかかるため、鼻や喉にACE2がたくさんある大人が標的になりやすく、ACE2の発現量が少ないと考えられる子供は感染しにくかった」が、変異株はACE2発現量が少ないと考えられる子供にも感染するようになった可能性が高いという。
子供にも大人と同じように感染する変異株の出現で学校が休校に追い込まれると、これまで以上に医療崩壊を招き、ワクチン接種が一向に始まらない日本で最大のコロナ危機を迎えるかも知れない。
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