NBCは公式サイトに「森会長は去らねばならない」とした意見記事を掲載したことで、最大スポンサーのNBCの意向が決定打となった。
さらにダメ押しの決定打となったのが、IOCコーツ副会長の「スポンサーNBCからの反発が強い」との言葉を受け、この時点で森会長は辞意を伝えた。IOCと言えども最大スポンサーの意向には逆らえなかった。
IOCのバッハ会長はどんなに蜜月な関係の相手でも、自身に火の粉が降りかかる恐れを察知すれば一転、冷徹に振る舞うという。JOCの武田前会長が東京五輪招致の買収疑惑で仏検察の捜査対象になったとき、IOC委員を辞するよう促したのはバッハ会長だとされている。
武田氏が辞任したときのIOCの声明は、「決断に最大級の敬意を表する。五輪運動を守るため、この一歩を踏み出した点でより尊敬の念を抱く」と。
今回もまた、IOCが女性蔑視発言の森会長をかばい続けるのはリスクでしかないことは明らかで、また似たような声明を出すのではと言われている。
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