プロバイダとはインターネットに接続するためのサービス全般(ID、パスポート、セキュリティ対策など)を提供する業者のこと。
最近ではWi-Fi経由でインターネットに接続する人も増えていますが、自宅やオフィスのPCからネットを利用する場合、プロバイダと契約するのが一般的です。
また、Wi-Fi機器を提供する業者(WiMAXなど)も、IDやパスワードを通じて利用者を管理している点でプロバイダの1つということもできます。
なぜプロバイダが必要?
プロバイダの役割と必要性を知るためには、海外旅行とパスポートに例えると分かりやすいかもしれません。
Webサイトが海外旅行の目的地、インターネット回線が飛行機の航路だとすれば、プロバイダが発行するIDやパスワードはパスポートです。
飛行機のチケットを購入したとしても、パスポートを持っていなければ海外に行くことはできませんよね。
それと同じく自宅やオフィスに回線を引いただけではインターネットに接続できません。
また、プロバイダは契約者それぞれの端末に対してIPアドレスを発行します。IPアドレスとは、0〜255の数字を組み合わせたインターネット上の住所のようなもの。
端末1台に対して固有のアドレスが振り当てられ、重複はしません。
パスポートが身分証明書になるのと同様に、ネットの利用者はIPアドレスが割り当てられえることによって「どこの誰なのか」が証明され、正しく安全にインターネットを利用できるようになります。
光回線との違い
前述のようにプロバイダはネットに接続するためのサービスを提供する業者のことで、光回線とは別物です。
最近は光回線の契約とプロバイダ契約がセットになっているサービスが多く、料金もまとめて引き落とされるので、違いを意識することがあまりないかもしれませんが、本来インターネットに接続するためには、回線業者に支払う回線使用料とプロバイダのサービス利用料が別々に発生します。
フレッツ光など一部の光回線は利用者側でプロバイダを選ぶ必要があるので、注意しておいた方がいいでしょう。
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