もしかしたらそれは、「古典常識」の問題かもしれません。たとえば、恋愛の仕方は昔と今では大分ことなります。平安時代の恋愛の仕方は、
?@垣間見る(垣根の隙間から女性をのぞき見する)
?A恋文を和歌で自分の従者に渡す。
?B自分の従者が相手の女性の従者に渡す。
?C相手の従者が目的の女性に渡す。
?D女性からの返歌が同じルートを辿って自分に返ってくる。
?EOKならその夜に会いに行く
などです。その後のしきたりなども知っているのが前提で文章は書かれています。当時はそれが「常識」だからです。例えば、1日目、2日目と連続で会いに来てくれた男性が3日目に会いに来てくれなかった時に女性が和歌を詠んだりします。この時受験生が 「3日連続で男性が通うことが結婚を意味する」 ことを知らないと、その和歌が恨み節になったり、悲しみを訴える内容だと予想ができませんよね。
このように、古典の作品を読むにはある程度の当時の風習をしっておく必要があります。そんな「古典常識」をまとめた本が「マドンナ古文常識217 パワーアップ版」です。昔の地名や、役職名、宮中行事など、古文を読むうえで必要な知識がまとめてあります。単語帳と同じように「読んで見て覚える」形で数回読んで見てください。
おっと、今回もマドンナの回し者になってしまった・・・。それでは今回は以上です。
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