高校に通っている間、弁当だった。学食のないこじんまりした
学校だったから。
日頃の晩飯でだいたいイメージは出来ていたが、母親の
作ってくれた弁当は豪快で、時には弁当箱のフタを開けると
雪国かっ!という様な真っ白なご飯だけが一面に敷き詰められていて
ほじくってみると、下段ご飯と上段ご飯に挟まれて
焼いた肉が。まぁ、高校生男子はとりあえずボリュームで良しなんだが毎日となると少々文句も口に出た。けれど母親の弁当スタイルは変わらずじまい。
2年生の中頃からは体調を崩した母親が毎日500円をくれた。
購買部の菓子パンは、白ご飯と焼き肉のペアには到底勝ち目が無かった。
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