お爺さんの50回忌が父親の実家のある小さな山のふもとで行われる一週間前、なぜか思いついて墓道までの落ち葉拾いをしたのだけれど面倒くさいのでその集めた枯れ草を燃やし始めた。その途端映画のワンシーンでもあるかの如く急に強い風が谷側から吹き上げて来た風にのってものの見事に火の粉を廻りの草木に振りまいたからたまったもんじゃない。風が吹き上げる度に延焼していく。母屋の片隅の水道栓を開きっぱなしにして二つのバケツで交互に現場に水を撒き火をたたき、二メートルの岩盤を飛び降りてまた水を運んでという死闘を本当に長い時間(おそらく短い時間なんだろう)かけてふと思った。「もう無理。。。」ところがそんな激しさを増す火の勢いが嘘のように墓道を境にぴたりと止んだ。続々と村の青年部の消火隊がホースを担いで下の道から上がってきてくれたのは火が沈下してからの事だった。この時生まれて初めて腰を抜かして地面にへたり込んだ時、ちょっとだけ自分を笑えた。
自分が死んでしまった後に意識だけが残るのはキツイ。やりたかった事や伝えたかった事を一生(?)引きずっていかなければと思うとキツイ。後悔せずに死に切れるように、日々全力で生きよう!このブログも全力で書くのだ!
この映画の頃に、似たストーリーで{ゴースト}という映画が人気だったが、断然こちらが好きかな。どちらも主人公がショートカットでチャーミングなんだけれど、Alwaysの曲が効いてるし、何と言ってもオードリーヘップバーンが出演した最後の作品なんですから。役柄は映画を観てのお楽しみ。すごく綺麗な佇まいですよ
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