天才的魔女マリーが、「義憤の血」を持つテオと師弟関係を結ぶ話です。「義憤の血」とは精霊を魅了する程の強大な力ですが、テオは魔法を使えないためその力を制御することができません。そのため災厄を起こす忌み子として地下に監禁されてきました。一方マリーも「親殺し」の異名を持ち、魔法使いの中でははみ出した存在。その二人がイギリスのエディンバラで出会い、成長していく様子が描かれます。
ここまで書くと『魔法使いの嫁』に似ていますが、読み進めていくと少し方向性が違うことが分かります。『魔法使いの嫁』が割と内省的な物語であるのに対し、『アザミの城の魔女』は動的な漫画な漫画であるように感じました。
どちらかと言うと『ハリーポッター』シリーズや、高河ゆんの『妖精事件』に似ています。
上記の様な様々な作品の要素が感じられますが、上手く消化しオリジナルの物語になっています。既刊3巻。今後どうなっていくか楽しみです。
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