2型糖尿病になってから10年以上になりました。
最初は、わずか1ケ月間で体重が10kg以上も減りました。
また1番具合が悪かったときは、1時間おきにトイレに行く必要がありました。
あまりに調子が悪くなったので糖尿病の専門病院に行きました。
検査すると血糖値が400mg以上になっており医者から他の病院ならばすぐに入院ですよと言われたことを思い出します。
元々親戚に糖尿病患者がいたので遺伝的な部分が大いに関係していました。
また酒は、飲まないが食べることが好きなので毎週回転寿司を食べていました。
その他に毎日コンビニで菓子パンやスイーツを買って食べていました。
飲み物は、100%濃縮還元ジュースやスポーツドリンクなどをガバガバ飲んでいました。
今考えればどれだけ糖質を摂っていたんだろうと思います。
その時ヘモグロビンA1Cが11%を超えていました。
それから1年後には、通院して節制したためヘモグロビンA1Cが5.9%まで下がりました。
ところが転勤になったことから節制していた食生活が時間が経つとともにデタラメになっていきました。
7年経ちヘモグロビンA1Cが12.5%に悪化していました。
この数値が何を示しているかというと糖尿病の合併症がすぐそこまで来ているということです。
糖尿病患者が、1番恐れているのは、糖尿病の合併症を発症することです。
糖尿病の合併症を発症してしまうと治ることはなく進展を防ぐための治療が中心になります。
糖尿病の合併症を発症する可能性を意識しなければならない数値は、下記の通りです。
空腹時血糖値が160(mg/dl)以上、食後血糖が220(mg/dl)以上、ヘモグロビンA1c(NGSP)が8.4%以上に維持されると、合併症発症および進展の可能性が非常に高くなるということです。
但し、上記内容については感覚的目安であり個人差があるために全てが当てはまるわけではありません。上記数値以下でも合併症発症の可能性はあります。
糖尿病の3大合併症とは、網膜症、腎症、神経障害です。
最も早期に出現してくるのが、糖尿病性神経障害です。
糖尿病神経障害は、大きく末梢神経障害と自律神経障害に分けられます。
私も最初に通院する前に感覚神経が麻痺していたことがありました。
それは、何かというとこたつの角に膝が赤くなる位にぶつけたのに痛くなかったのです。
さすがにこれは、何かおかしいぞと思いました。
次に糖尿病性網膜症による失明の可能性です。
最後に糖尿病性腎症から慢性腎不全に移行し、透析が必要となることです。
これらの合併症は、全て高血糖により長期間毛細血管を傷つけた事により起こっているのです。
話が前後して申し訳ありませんが、2年前にとうとう私にもその時が来たと感じました。
その時に考えたのは、このままの生活を続けて10年以内に死ぬか、あと20年生きるかの選択でした。
当然あと20年生きる選択をしたわけですが、食生活を変えることは、なかなか容易なことではありません。
しかし医者から食事療法と運動療法をセットで行うように言われても運動が嫌いなため食事療法で改善するしかありません。
そこで1年8ケ月前より主食のごはん(米)を自家製の低糖質食パンにすることにしました。
また回転寿司、菓子パン、弁当は、糖質を摂り過ぎるためほとんど止めました。(ごはんや小麦粉の糖質が原因)
しかしどうしてもストレスが溜まるため、週末は、ごはんやスイーツを食べてもいいことにしました。
糖質制限食を始めて1年8ケ月が経ちヘモグロビンA1Cが7.5%に下がってきました。
なんとかなるさの精神でヘモグロビンA1Cを6%台にします。
2型糖尿病を発症すると一生付き合わなければなりません。
2型糖尿病は、甘えの病気です。
2型糖尿病のみなさんは、重篤になる前に1度考えましょう。
糖尿病ではないみなさんは、糖尿病になると大変だということを知って下さい。
私は、診療費と薬代に毎月5000円掛かります。
みなさん健康が1番です。
2型糖尿病を発症しないために気をつけることは、ただひとつ余分な糖質を摂らないこと。それだけです。ゼロにしろと言っているのでは、ありません。
肉や魚や野菜を積極的に食べましょう。
油は、米油、オリーブオイルを中心にトランス脂肪酸の入った油脂(マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド)の使用は、控えましょう。
糖尿病に興味のあるみなさんまたは、興味のないみなさん最後まで読んでいただき有難うございました。
広告
posted by fanblog
2015年05月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3626615
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック