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映画モテキを見て・・・

今日は、かねてから気になっていた映画モテキのDVDを借りてやっと観ることにした。漫画モテキは以前購入し読破したのだが、映画はまったく違う内容だった。

モテキ 1-4.5巻コミックセット (イブニングKC)

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映画モテキの主人公の設定は、原作とまあ同じく「恋愛偏差値の低い草食系男子」なのだが、モテない金ない行動力ない31歳セカンド童貞というなんとも可哀そうな男子(森山未来)なのである。
その主人公がツイッターで超趣味が合う・積極的美人(長澤まさみ)と知り合うことから物語は始まる。あっさりヤれるかと思いきや、持ち前のダメさ加減でなかなか手が出せないでいるうちに、その友人や会社の関係者を巻き込んでてんやわんやの展開になっていくコメディである。
物語には、要所に音楽を効果的に挟んでミュージカル形式らしくなっているのも魅力の一つ!

この映画には4人の美女が登場する。いったいどの美女と結ばれるのかドキドキしながら観ていて、最後まで楽しめました。


モテキ DVD通常版

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※なんとなくネタバレを含みますので、これ以後の記述にはご注意を!



この映画を見て、恋愛について考えたこと……。
「女性は自分を成長させてくれる人にほんとに惹かれているのか?」ということでした。

たまに女性が「自分を成長させてくれる人がいい」って言ってるのを聞きますが、なんだか背伸びした発言のような気がするんですよね。
自分に持ってないものをたくさん持ってる人がいいんじゃなくて、同質性を持っていて等身大で付き合える方が本当は求めてるんじゃないのかなぁ??

自分の経験上も、なぜか自然に一緒にいる時間が長いとかそういう感じで彼女ゲットとかをしてきたんで・・・・・・。
三度のメシより三度の・・・

異質性か同調性か、みなさんどう思われます


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シャイな壬生狼777〜布団の下〜

だいぶ間があいてしまったが、シャイな壬生狼編の合宿中の行動の続きに入ろう。完結しないと、なんだかうやむやで気持ちが悪い。人生2度目のモテキ中のお話。(3度目が来ることを期待して書いてる)
前回のお話は、 1回生の女子と合宿中にある部屋でよからぬことをしていたが、未遂のまま女子部屋で寝ることになったというお話 でした。
今回はその続き。ちょっと合宿前に遡る。

合宿前、夏風邪で熱が出て、サークルを休んだ時の事。ずっと寝ていたが、腹が減ったので下のコンビニに買い物に行った。そのちょっとした間に、部屋に戻るとドアの前に買い物袋を持った1回生女子がいた。
「りゅうきさん、風邪って聞いたから、食べ物とか大変だろうし、いろいろ買ってきたんですけどぉ」
「ああ、どうもありがとう」
実は俺はこの子の気持ちを薄々知っていた。京都の新京極通りあたりを歩いていて、たまたま姉と二人でショッピングしてたこの子と遭遇した。ちょっと声をかけて、そのまま通り過ぎたら、ちょっとして付いてきたいと後から追いかけてきたこともあった。
この子も前話の未遂の子と同じく京娘で茶髪パーマだ。背は高めだけど。大学は京女。男たちの間では「結婚するなら……」と言われてる大学の子だ。この子も天然。
未遂の子を小パーマとするなら、この大パーマの子、帰らせるわけも行かず、部屋に入れる。
「迷惑でしたかぁ? もう食べ物買ってはるし」
「いや。いろいろ買ってきてくれたんやな。ほんま助かるわ。あ、俺の好きな桃のゼリーあるやんけ」
「そう言ってたから……」その後会話をしているうちに告白が始まった。黙って聞いた。
「私じゃダメですか?」
「いや、そういうのじゃないけど」
「りゅうきさん、天然ボケが好きだって言ってたから、私嬉しかったんです……」
困った。サークル内で、一人と付き合ってしまったら、もう身動きは取れない。俺はもっといろんな女の子を見たかったので、なんとかやんわりと断る。
だけど、大パーマ食い下がる。だんだん目に涙が浮かんできた。
あかん、これはまずいと思いながらも、いろいろなだめてなんとか帰らせた。

しばらくして、ぐったりしながら横になっていると、チャイムが鳴った。ドアの覗き穴から見ると、また違う1回生女子がそこに立っていた。この子は香川出身の細身で長いストレートの黒髪。大人しく、あまり女子の友達がいない。一人暮らしというのもあって寂しそう。飲み会とかでも、あまり話せず一人大人しくしているタイプだ。
ドアを開けると、この子も買い物袋を持っていた。
またか、と思いながら部屋に入れ、少し話をしていたら、この子も直接的ではないもののなんとなく告白モードに。
 サークルの部長のチャーリーは苦情を言っていた。「ええよな。絶対あの子、りゅうきの事が好きやで。家、教えてくれ言われたんやで。オレ。オレが気に入っとったのに。りゅうきズルイわ。ちょっとはオレ達に回せや」

(場面変わって夏合宿の女子部屋)
つまり、それぐらいに1回生女子に高確率で好かれていながら夏合宿の女子部屋で6・7人ぐらいの女子と一緒に雑魚寝することになったというわけなのだ。
そして、隣には小パーマが寝てる。その部屋に大パーマはいない。
しかし、大パーマの親友はいた。さらに、細ストレートもいるというリスキーな状況で、その当時もはやケモノの俺は、迷いなく変身した。
こっそり、掛け布団の下で、小パーマにちょっかいを出す。小パーマも乗り気。二人は、布団の下で、暗闇にまぎれ、息をひそませながら求め合った。
(誰かまだ起きてるかな……)ドキドキ
「う〜ん」時々、他の子の寝言が聴こえてくる。その度に、二人、ちょっと動きを止める。
ちょうど、だるまさんが転んだをしているような体の動き。ノ´▽`)ノ 6なのか9なのかわからないことをして終わりましたとさっ。

…………今考えたら、なんでこんなおいしい状況で、たったこれぐらいで満足してるんだろう? なぜもっとスリルを味合わなかったんだ? なんでヘルメット調達しなかったんだ?
…………やっぱりまだまだ青い時代の物語でしたっ。

それにしても、京都で言われてる「結婚するなら京女。付き合うなら同女。遊ぶならダム女」という女子大の格付け、今も変わってないのかな〜???(´・ω・)y─┛

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シャイな壬生狼777〜宴の後〜

暑い。それにしても暑い。もう熱いって書いちゃおう。ほんとは、ナース・ヨーコ関係の記事にするつもりでしたが、超社会派記事になるので、ある程度時間がかかりそうです。(べっ、別にオチをつけるための前フリとかじゃないですよ。決して)
東北はもう涼しいとたみふるさんが言ってらしたけど、こっちはそんな傾向が見られない。o(`ω´*)oさっき車でお買い物に行ったけど、エアコンがなかなか利かないっ。Σ(°д°lll)ガーン
そんなわけで、夏らしくまた夏合宿のお話。こないだの続きに入ります。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 全体での宴会の後は、基本自由行動。基本的にはみんな飲み続ける。「古今東西」やったり、「ピンポンパン」やったり「せんだみつお」やったり。その度に、特に男はイッキする。女の子も、飲める人はちょっとだけでも飲む。だんだんみんな壊れていく。┌|≧∇≦|┘゙
……今思ったけど、「あいだみつを」とかいうゲーム考えても面白いのかもしれない。持ち時間一人1分ぐらいで、あいだみつをさんが言いそうなセリフを言うみたいな。

 オイラは単独行動も始める。もはや忍装束に着替えている。足音もなく近づく。(ウソ)まあ、いろんな女の子とサシで話す。恋愛話とか。
 あ、“ぬ”が1回生の女の子泣かしてる。ほんとにあやつは……。この人物をそうあだ名したのは壁君だ。ルックスや口調、雰囲気総合してひらがな一字で表現すると、「ぬ」なのだ。みんなそれに納得した。「む」という案も出たが、やはり「ぬ」だ。(o≧д≦)ノ

オイラは一人の1回生女子と話し込んだ。この部屋は女子部屋。今はみんなどこかに行ってていない。
何かそのうち、変な雰囲気になってきた。もうよく覚えてない。確か好きな人はいるとかいう話だった。彼氏だったかな? この子は学校は神戸だが、家は京都。そういうのもあってこのサークルに入った。小柄でパーマの茶髪、おもしろい。壁君のお気に入りでもある女の子だ。なぜか185センチの彼は150センチ以下ぐらいの天然ボケの女の子が好きだ。
気がついたら、忍は刺客になっていた。この当時、特に好んで黒い服を多く着ている。別に闇夜に紛れるためではないが。
もうこの部屋の鍵もかけた。獲物はもう刺されるのを待っている。しかし、大きな過ちに気づいた。Σ(°д°lll)ガーン
(こんなことあるなんて思ってないから、ヘルメットなんて持ってきてないよ〜!)
(これじゃバイクに乗っちゃいけないじゃん!)忍は、刺す前に止めた。(T?T)ダラダラ しかし忍と獲物の関係は、もうサークルの先輩後輩じゃない。そのうち……
 ガチャガチャ。ガチャガチャ。
「ん? なんなん? なんでこの部屋鍵かかっとるん?」“ぬ”のぬ〜とした口調と声が聴こえた。ヽ(`Д´)ノ
(またあいつか。ほんとあいつっていろいろと間が悪いよな……)忍は忍装束を脱ぎ、スタッフの顔に戻ってドアを開けた。
「どうしたん? ちょっと恋愛の相談受けてたんだけど……」
「なんか、汗かいてへん?」(*ノε`*)
(ほんまにこいつは、何で言わんでええようなこと言うねん。だからみんなに嫌われてるんだよ)

 その後は、そしらぬ顔でスタッフ〜〓に戻った。この時点では、もう俺は「黒髪」のことが、もうあまり好きではなくなっていた。「好いても惚れん」ような感じの女の子とは、もうこれ以上付き合えないと思っていた。( TДT)合宿中も毎日電話するようには言われてたけど。
小パーマも京娘だが、何かタイプが違う。天然ボケという共通点はある。この当時はそういう系の人が好きだった。

夜もとっぷりと更け、みんな雑魚寝を始める。もう男も女もない。俺は1回生の女子部屋で男一人寝ることにした。俺はそんなに女子達に警戒されるタイプじゃない。(o≧д≦)ノ……本質がどうかは置いておいて。これまでも、サークルのアフター終わりとかに、たまに1回生女子が俺の家を何人かで訪れたりしてる。

(続く)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



何か、1か月ぐらい前から、右足がちょっとしびれるなって思ってたら。たぶん小指が1回折れてはいないだろうけど、脱臼みたいなのはたぶんしてる。(´・ω・)y─┛ちょっと右足がしびれてるのはそのせいだろう。もうだんだん大丈夫になってきたけど。
たぶん飲んでて、どこかに小指だけぶつけたなって思ってる。
…………鈍感力?Σ(°Д°;

(つぶやき)
ヘンリー王子、面白すぎだろ。この人。
……野球拳? その手があったか!

しかし、俺のブログってほんま純愛系の記事ばっかりやわ。たまには不純恋愛系も書かないと・・・・・・。
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超リアルタイム速報。オヤジ殺し。

今、俺はまた一人ではない。(熊田曜子+荒巻陽子)÷2が来ているからだ。また、超リアルタイム速報に入る。今後、何と呼ぼうか。ここではヨーコと呼ぶことにする。
「港のヨーコ。ヨコハマヨコスカ〜」

 昨日のメールでヨーコが書いてきたこと。

おじいちゃん達に、「やつれとるばい。なんか昨日よかことのあったろ?」と言われた。
「ダメばい。他の男としたら。俺だってまだ男だけん」
おじいちゃん達、そう言ってるけど、元気になってるのを見たことがない……。

 さすが、百戦錬磨の方々。その様子を見て、すぐに見抜いてるようだ。しかし身体はいうことをきかないのか……。

 今日の彼女の発言で、嬉しかったこと。
「わたしはね、公務員とか肩書でもなく、才能に惚れたっていうか……」この子は、一番最初から、出会い系の俺の日記を見てメールしてきた。俺がその日記で書いているのは、このブログのように詳細じゃない。元妻との別れの事、小説を書き始めたこと、ガリバー旅行記について。それぐらいだ。後は、お笑い芸人についてのこと。
 こないだ初めて会った時でも、俺の書いたファンタジー小説・推理小説の話を、楽しそうに目を輝かせて聞いていた。
「わたし、本とか全然読まないんだけど、りゅうきさんの書いてるものなら読みたいって思った」俺は感激した。
「俺はね、何やっても生きていく自信があるから辞めたんだ。そもそも人間なんて、やる気さえあれば何やっても生きれる」
 初めて会った後、あのお店で4〜5時間ぐらいは話してたのかな? 俺の持ち球は、たぶんストレート、ツーシーム、カーブ、フォーク。そんな感じだ。
「なんか、話してて、すごく勉強になる」めちゃくちゃ嬉しい言葉だった。俺は元妻からこういう感じのことを言われたことがない。
「理屈っぽい」
「わたしに笑いは求めないで」
 こういうの(論理とかコミュニケーションとか)、男の仕事上の頭の使い方に絶対かかわることじゃないのか? それを家庭で否定してたら、男は仕事上でも自信がなくなってくるんじゃないのか? 元妻が専業主婦を目指してるのならなおさらだ。
 前に一度書いたが、もう今は非公開記事なので重ねて言うが、俺は家庭で仕事上の事はほとんど話さない。雑談ばかりだ。

 俺は、この元妻、そしてその指揮者の「肩書でしか人を判断しない」態度にものすごく怒っている。特にその母親は医者とか公務員という肩書にだけ弱い。この人達の住んでる田舎では特にそういう傾向は強いらしい。(°Д°)ハァ?
 歳だけ食って、何もわかってない奴め。肩書だけで、実は内実が人間として尊敬するに値しない人物が多くいることを知らないらしい。井戸の中の、つるべの世界ぐらいしか知らない人だ。

 あ、超リアルタイム速報のつもりが……。いつの間にか話し込んでた。ヨーコは、今また仮眠している。疲れているんだろう。
 俺の推理小説の締切が近いということも知っていて、邪魔しない。たまにテレビ見ながら、話しかけてくるけど、そういうのは全然邪魔にならない。

 ルックスとかじゃなくて、性格面で好きになってる……。そういうのが、仕事上でも伝わってるから、おじいちゃん達も気に入ってるんだろう。
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シャイな壬生狼778〜宴〜

「夏合宿」なんて卑猥な響きのある言葉だ……。(ノ∀`*)ペチョン
 いや、今回爽やか系でいきます。夏合宿は8月ぐらいに行われる。毎年、長野にあるテニスコート付のペンションとかを借り切ってやる。長野、涼しいんじゃないかと思って行ったら……暑い。たいていはハードコートだし。水分をいくらとっても喉が渇く。男達も、もう白塗りぐらいに強い日焼け止めをめいっぱい塗ってから練習に臨む。そうしないと、皮膚がやけどになる。
昼間はずっとテニスやってる。午前中、午後、昼食をはさんでずっと。この夏合宿で、たいていはみんなぐっと腕を上げる。……スタッフも。(初心者歓迎のイベント系テニスサークルだし)

 しかし、夜。これこそが合宿の醍醐味だ。宴会したり、花火したり、ゲームしたり、飲んだり、こそっと動いたり。
 宴会、やはりこれが大事になる。同じサークルのメンバーとはいえ、1回生同志はみんながよく知る間柄じゃない。それに、相性もある。スタッフとの仲の良さも違う。スタッフを中心に4班に分けた。スタッフ2人に8〜10人ぐらいの男女を配置する。ここは考えどころだ。まあ、気に入ってる女の子を是非とも自分の班にとひっぱったりもする。ノ´▽`)ノ
 練習は基本的にその班で行い、初日の宴会とかはやはりまずは班中心に飲み始める。基本、トークもスタッフがリードする。まんべんなく1回生に話をふるように気をつける。
オイラの班のもう一人のスタッフ〜は山椒。彼はもっと大人しい。オイラはそんなにこの当時口が達者じゃないので、身をはった。モノマネは昔から得意だったので、それはした。もうこの時期から古畑任三郎は、磨きこんでた。人格、口調、声のコピー。それと、途中から用意していたカトちゃん風のハゲヅラと丸メガネを取り出した。宴会を盛り上げるためパーティグッズを各種用意している。「あんたが大将」と書かれた襷やら何やら。〓
 この宴会中のイベントもある。よく覚えているのは、フィーリングカップル5だ。これは、前年自分たちが1回生のころも開かれた。
 しかし、これには相当に問題があった。前年は1組も成立せず、だだシラケだった。理由は、みんなの前で冷かされるのを恐れ、男女ともに、自分を絶対に選びそうにない人を選ぶのだ。
ロンハーの「ラブマゲドン」とは違う。

 そのための対策を、合宿前のスタッフ会議で考えていた。
「また今年もそんなんなったら、シケシケやろ?」と壁君。言い出すのはいつも彼が始め。
「何かネタを仕込む必要があるかも……」オイラはこういうことを考えるのが大好き。
 このサークルのフィーリングカップル5は、まずは1回生男5人対1回生女5人から始まる。いろんな組み合わせ方があるが、、、、、。
 最後はスタッフ(2回生男)対1回生女でやることにした。これで最終的にオチがついたら、まさに落ち着く。
 これの仕組みは、それぞれの前に紐を5本用意して、気に入ってる人の番号の紐を引っ張る。もちろん、紐の関係は見えないようにしてある。
「これさ、スタッフが1回生女子とカップル成立しちゃったら、1回生男は『何だよ』って感じになるでしょ? じゃあね……」オイラはこの時「黒髪」と付き合ってる。壁も仲の良かった2回生女子と付き合ってる。二人とも余裕がある。

 ついにその当日のフィーリングカップル5の最後。この年は、意外や意外、その前に3組ほどできた。合宿後実際に付き合い始めたカップルもいる。すでに大盛り上がりしていた。司会進行役は、破壊神。こういうのにだけは使える。まあテニスも一番ウマイけど。ノリの良さはピカイチ。
 男女にいろいろな質問をする。「好みのタイプは?」「異性のどんなところに惚れる?」「お風呂ではどこから洗う?」
 それらに、壁とオイラは、普通に答えたり、意味ありげに答えたりする。
—————————そして、紐を引いた。

「ハハハハハハハハ」
「うそ〜!!!」
壁の引いた紐とオイラが引いた紐がしっかりつながっている。
(作戦成功!)スタッフはみんなアイコンタクトで成功を喜ぶ。
「これ、どないなってんねん! 紐ちゃんと仕込んどけや!」
「勘弁してよね。マジで……」

「それでは、カップルになった二人に、一気飲みしてもらいましょう!」
「はい、飲んで飲んで飲んで、飲んで飲んで飲んで飲んで、の・ん・で」
「飲んで飲んで飲んで、飲んで飲んで飲んで飲んで、の・ん・で」
ここまでは手筈どおり。壁もオイラもザルだ。1杯や2杯のカクテル一気なんて楽勝。
「壁〜が飲む〜ぞ壁〜が飲む〜ぞ。壁が飲む〜ぞ〜。3秒で飲むぞ! 3・2・1」二人とも、2回ぐらい一気した。破壊神は、特に様々な一気コールを駆使するタイプだ。

「キ〜ス!! キ〜ス!!!」声が飛んだ。3回生の先輩。基本傍観者。しかし、音頭を取り始めた。手拍子が3回生男子を中心に始まった。

「キ〜ス!! キ〜ス!!!」の声がだんだん大きくなり、揃ってくる。
————————————あかん。もう引っ込みつかんようなってきた。そもそもの言い出しっぺ二人。二人とも戸惑っているうちに、掛け声が変わった。
「口移し!! 口移し!!!」
————————————レベルアップさせよってからにっ。

「よっしゃ、りゅうき、来い」壁が覚悟を決めたのか、大の字になって横たわった。もうこうなったらやるしかない。オイラも覚悟を決めた。
 ジンライムを口に含み、壁君の口に注ぎ込む。
「きゃ〜〜!」悲鳴が上がった。拍手も上がった。

 大役を果たし、照れながら、自分の班のテーブルに戻った。(T▽T)
「まさか壁君の唇がやわらかいとは……」1回生、バカ受けしてた。

ね、爽やかだったでしょう? (どこかで見たことある締め方だな・・・・・・)
※合宿模様も続く

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見えすぎちゃって困るの〜♪

今、オイラが何をしているかというと、推理小説書きながら、時々ブログ覗いている。そしてオイラは今一人ではない。オイラはパソコンに向かっていて、もう一人は、昨日からずっとこの家にいる。今お昼寝中。
そこで、コッキリさん式に超リアルタイム中継することにした。

う〜ん、無防備だ。見えてるよ……。
確かに、この人、角度によっては熊田曜子に見える。たぶん現在一番近いのは、熊田曜子だろう。あそこまで細くないけど。
もっと細い時は持田香織と言われたことがあるらしい。
目はほんとに熊田曜子さんにそっくり。これは間違いない。(o≧д≦)ノ
看てるのは今基本的にご老人ばかりらしく、おじいちゃん達にたまに触られてしまうというのもわかる。おじいちゃんたち、まだまだ元気だ。

高齢化社会なんてっ! 心から老け込んだ時に、老化が始まるんだよっ!

さっき、もうちょっと痩せていた頃の写メを見せてもらった。白いナース服着てた。
「えっ、これ本物? こんなに短いの?」
「それね、上と下分かれてて、上だけ着て自分撮りしたやつなんだ
「これは……反則」イエローカード出したろかい!

とりあえず、超リアルタイム速報でした。





(追加 18:40)

熟睡? 爆睡してる・・・・・・。
絶景かな絶景かな。(/∀\*)キャ)

(追加 21:20)

つい、いましがた帰っていった。
帰る前に、たまってた洗い物とか、生ごみとか全部片づけてくれた・・・・・・ノ´▽`)ノ
めっちゃ助かった・・・・・・。
昼ごろには、料理も作ってくれていた。
旨かった。料理は得意みたい。生姜焼きとお味噌汁とサラダの定食みたいなの作ってくれた。
もともとは家政学科出身らしい。

「えっ、こんなにキレイにしてくれて・・・・・・」
「水周りは、キレイにしておかないと、男運が下がるんだって・・・・・・」この子の声はふわっとしたような、アニメ声? みたいな感じだ

・・・・・・こういう展開って、男が完全にハマり込む要素じゃないの??(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


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グルメ番組? ※桑田さんの解説付き

こんばんは。今日の生放送は、解説に桑田さんをお迎えして、お送りしたいと思います
「どうぞよろしくお願いします」
今日の先発はりゅうき投手ですね。前回登板では、完投まじかでワイルドピッチでマウンドを降ろされるという場面がありましたが、今回はどうでしょう?
「今回は、冷静なピッチングに終始するんじゃないですかね?」
今日は、マジック点灯の可能性のある試合ですからね。相手も数年ぶりのクライマックスシリーズをかけた戦いになります。注目ですね
「まあ、あくまで1試合は1試合ですから……」




なんだ!? こんにゃろっ! o(`ω´*)oせっかくこれから試合が始まるのに……。
なんだ? アンテナが悪いのか? このテレビのせいかっ!?

こういう時は、右斜め45度からの空手チョップがきくんだ。昔からっ。(^ヮ^)/

エイ!!

お、映った映った。

ん?? なんだこの映像は……。グルメ番組??




「今日は、熊本・光の森に来ておりま〜す」
「雨上がりということもあって、虹がかかってますね〜」

「この光の森にある、浜ん小浦さんに入ってみたいと思いま〜す」
「あ、豪華なお刺身ですね」
「これ、中トロですか?」
「私の大好きなハモもありますね〜。夏はやっぱりこれですよね」
「これが何と、2,400円というから驚きですね〜。3〜4人前です」
「私たち二人では食べきれませんね。他の料理も頼むと……」



「これはタコのサラダですね〜」
「このお店は、天草で獲れる魚類が特においしいと評判ですね」



「このお店が今キャンペーンしてるのは、みやび鯛ば〜が〜です」
「5種類ぐらい種類がありますね〜。あ、刺身バーガーもあるんですか? とりあえず、私たちはトロカツバーガーを注文してみましたが、どうですか?」
「……ウマイ! これ、新たな地元の名物になる予感がします!」




俺達二人は、楽しく食事を楽しんで店を後にした。6時過ぎに店に入った時には、人が並んでいる状態だったが、気が付いたら、もう2〜4名用の個室の客は、俺達二人だけになっていた。
この店、特に光の森店かな? は個室だけなので、客からは他の客のはけ方がわからない。
その後、俺達二人は、りゅうき宅へと向かった。



「桑田さん、この試合をどう見ますか?」
「ピッチャー、完投、いや完封ペースですね。この前とはピッチングの組み立て方が変わっていますね」
「これは、キャッチャーのリードと見た方がいいんでしょうか?」
「そうですね。僕も経験あるんですが、すごく投げやすくしてくれるキャッチャーがいるんですよ。ピッチャーがストレートを投げたい時にそのサインを出してくれて、ここはカーブで緩急をつけたいと思ってる時には、そのサインを出してくれるんですよ」
「そういえば、桑田さんは緩急をうまく使い分けていましたもんね。縦に割れるカーブとか」
「いえ、僕の場合はフォークが使えなかったんで、それに頼るしかなかったんですよ」
「桑田さんは、そうおっしゃってますが、あのKK対決は…………」



俺達二人は、その後、夜遅くまで、ゆっくり会話を楽しんだ。

おしまい。


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シャイな壬生狼777〜京娘〜

 大学2回生、これはまさに大学時代の特に華の時期だ。もうこの地での生活にも慣れ、ある程度の店等は知り、サークル内でも中心となって活動する。
 実は俺は1回生の頃はほとんど行ってない。イベントや合宿ぐらいか? 1回生の頃はバイトばかりしてた気がする。なんとなくサークルが面白くなかったからだ。
バイトでは深夜コンビニ、喫茶店、ホスト等を経験した。喫茶店やホストをやった期間は短い。ヤバかったり、どうしても嫌だったりしたからだ。(機会があれば書きます)

ある日、電話がかかってきた。次の部長に指名されたチャーリーという人物からだ。なぜこの人物が「このあだ名で呼んでくれ」と言ったのか、実は本当のところは誰も知らない。まあ、チャーリーシーンに見えなくもない。その頃でもお父さんぽい感じの男だった。

〜今後のシリーズ登場人物紹介〜(サークル新スタッフ紹介)

チャーリー;1浪・工学部・奈良出身・温厚・元サッカー部
壁;1浪・工学部・京都府北部地方出身・身長185cm、おしゃべり大好き・元サッカー部
イヤミ;1浪・工学部・兵庫出身・天然ボケ、お人好し・元帰宅部?
破壊神;1浪・工学部・兵庫出身・はちゃめちゃ御曹司・元テニス部
ぬ;1浪・農学部・大阪? 出身・茶髪ロンゲ・あまりよくわからない
チェリー;現役・工学部・京都出身(唯一の自宅)・超真面目・元バスケ部スポーツ特待
山椒;現役・法学部・愛知出身・シャイで小さな巨人・元帰宅部?
※あれ? S2(今後スキンとする)と俺合わせて9人だったかな? 10人いたような。
 破壊神がちょくちょく新しい奴連れて来るからよくわからん。

 何しろ、中心として働く2回生男が少ないから、協力してくれというのがチャーリーからの電話の内容だった。
 というわけで、特に新歓期に入る。〓この時期はほんとに大忙しだ。大学内や、各女子大に出張したり、書いてもらった電話番号にかけて勧誘したり、イベントの企画や実行をする。テニスコートでもほぼ毎日活動する。(サークルの中には、実はこの時期しかまともに活動しないサークルもある)
 俺の役職が決まった。山椒と二人で企画をやることになった。まあ向いているといえば向いている。
 新歓期、まずは恒例のビラ撒き、花見、コンパ、テニス後のアフター(近くのパスタ屋やレストランで食事)等々、盛りだくさんだ。いろんな女子が来る。もちろん1回生男子も。
「ま、1回生男は、放っといても集まりそうやな。重要なんは女やで。これに力入れんと、俺らもおもんないし、1回生男も逃げていくで」と壁。当然アメフト部のしつこい勧誘を受けた男だ。まさにテニスのプレイスタイルも壁。
「しかし、ムカつく女もおるな。俺は嫌いやで。『ダルい〜』とか連発しよる女。あと、話しかけても全然しゃべらへん女。あと、ビラ配ってる時、めっちゃこっちのこと値踏みしてくるような目で見る女おるやろ?」と、また壁。彼は結構好き嫌いは激しい。それに、実は2回生女子に仲のいい子がいる。身長さ35センチほどだ。
 みんなでなだめる。新歓期がずっと続いていると、スタッフ同士の信頼関係は深まってくるが、だんだん嫌気もさしてくる。そのうち実働部隊が減ってくる。結構ちゃんと仕事するのはチャーリー、壁、イヤミ、チェリー、山椒、俺の5人ぐらいだ。(スキンはもう司法試験の勉強に入った:このあだ名にしたのは、1回生の後半ぐらいだったかある日突然スキンヘッドにしたからだ。酔っぱらって髪切ってるうちに、楽しくなってきて、気がついたらそうなっていたらしい。お前は修行僧かっ
 この実働部隊、性格はみんな基本的に優しくて真面目。壁以外はみんな基本的にシャイで口下手。スキンと俺がこのサークルが気に入ったのはこういう理由も大きい。
 ただ、こういうメンバーだと勧誘には苦労する。しかし、このサークルは伝統的に“ほのぼの”を売りにするサークルだ。そういう言葉に惹かれる人に入ってもらえばいい。
 特に新歓に熱心だったのはイヤミ。このイヤミと俺がよくタッグを組んで各女子大を回っていた。この男、ビラを配りながら、足をとめてもらって女の子と話をすると、実は受けが一番いい。人の好さが滲み出てる。天然ボケだし。まず警戒されることはない。女の子達もツッコミやすい。俺もツッコミやすい。
 あまりツッコミが厳しいと「しぇ〜」って情けない声を出す。これに女の子達もウケる。
出っ歯だし。そのうち、あのポーズも持ちネタになる。

 ある日、イヤミが3人組の3回生女子を連れてきた。1回生女子を勧誘しようとしたら、3回生女子が立ち止り、熱心に話を聞いてくれたというのだ。その子達は、それまでサークルにどこにも入らず、後悔してたのだという。
「おい、イヤミ君、でかした」俺はその中の一人に一目惚れしてしまった。その娘も生粋の京娘。別にそればかりが好きだったわけじゃない。偶然。スラリとした長身に長い黒髪、透き通るような肌、その当時の理想そのものだった。甘い話し方、天然ボケも愛嬌。
 この娘、珍しくサークルに来ていたスキンの目にも止まった。好みのタイプも似ているのか? この男。

 蹲踞の構えに入った。
 スキンと俺は代わる代わる電話をかけたり、サークルに誘ったりした。この3人組の電話連絡担当はこの二人になった。いや、そうした。
 この王城の地の女をめぐって、江戸幕府の士族の嫡男と肥後脱藩浪士・郷士の身分の鍔迫り合いが始まった。
 さすが強敵スキン。確か個人的に一度呼び出すことに成功している。もう小手を撃ち込んできた。剣が軽いタイプだ。撃ち込みが浅いという意味ではない。
(いかん。このままでは、一本取られる。相討ちも最悪だ)と俺は考えている。
 スキンも肥後脱藩浪士との軋轢は避けたかったのか、面がねの向こうからこう言った。
「なあ、これから二人でさ、同時ぐらいに電話かけて、そして向こうに決めてもらおうや。どっちから先に電話する? その電話で、次に他方が電話してくることを伝えて、それで次の奴が電話するってことにする。」
「どっちがとっても、恨みっこなしってことだな
「ああ、どっちもダメってこともあるしな
 先にスキンが電話をすることになった。

「終わったよ。話。はい次」しばらくして電話がかかった。それから、俺も彼女に電話をかけた。
「あのさ、もう話は聞いてると思うんだけど、俺も話があって…………」真剣な告白の言葉を並べた。
 軍配は意外にも俺の方に上がった。俺の言葉は、これも剣道に例えるなら、平正眼からの面撃ちだった。相手はどんな構えだったんだろう?

 俺は判定の結果を伝えるために、スキンに電話をかけた。彼女からより、俺からの方がいいと考えた。言われたのは短い言葉だったと思う。
「絶対、彼女を泣かすようなことはするなよ。」

 その後、俺と彼女(黒髪)は付き合い始める。
 彼女の天然ボケはほんとにヒドイ。ツッコミどころが満載だ。彼女の行動で一番困ったのは、チャリで近くの駅まで送って行くときに、後ろのステップに乗せていたが、突然目隠ししてくるのだ。
「わっ、バカ! 止めろって。ぶつかるぶつかる!」
「大丈夫やってぇ。わたしが見てんねんから」
「いや、俺に状況わかんねぇって!」やむなくブレーキしかない。
「あのなぁ。これで何回目だ? ダメだって言ってるだろ!?
「そんなん言うたらあか〜ん」これがこの娘の口癖だ。
 なんだか、2歳年上って感じがしない。手のかかる妹を持った気分だ。

「京都の女は好いても惚れん」司馬遼太郎さんの著書の至るところに登場する。
 俺はその当時、司馬遼太郎さんの著書を読んだことがなかったが、なんだかそれを実体験したのがこの子だった。この子は、本当に俺のことが好きなのかすらわからなかった。
 結婚までずっと処女を貫き通すというタイプの女性はいることはいるが、この子はキスすらもイヤイヤなのだ。
「嫌やわぁ。そういうのが目的で付き合ってはんのん?」そういう言葉が聴こえてくる。
 なんだか興ざめしてきてた。当時19歳の浪士がそれで収まるはずないじゃないか。
「お前さんが、小間物屋を継いでくれはるんどしたら、考えますえぇ」って言いそうな感じだ。(「新選組血風録」の「長州の間者」を読むと意味がわかります)

そんな中、サークルの夏合宿に突入する。

(続く)
どうです? ちょっとはコッキリさん風になってきましたか? そういう展開を望んでいるみなさん……。コメントお待ちしています。これまでコメントくださっていない方も。
コメント見ていると何となくニーズがわかってきて助かってます。ほんとに。
是非よろしくお願いします。
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シャイな壬生狼その陸〜スタンド対決〜

 また電話から物語は始まる。高校時代の友人からだ。本が大好きで、いったいどれだけの本を読んでいるかわからないほどだ。1週間に5冊は読むと言っていた気がする。速読が超得意だ。
この女性と俺は、確か高校1年生の時に読書感想文がその当時の担任:東大卒の国語教師「陰湿」(・ε´・*)ぶーから認められ、何かのコンクールに出された。
 確か俺が書いたのは、森鴎外の「舞姫」についてだったと思う。夏目漱石の何かだったかもしれない。俺は熟読するタイプ。ほとんど本は読まなかった。この当時。
 この女性を以後「ブック」とあだ名する。ブックは今筑波にいた。そして、京都の紅葉を観に行きたいのだという。それで、女友達と二人で泊まりに行っていいかということだった。1週間ぐらい滞在予定だったと思う。

〜登場人物紹介〜
ブック;筑波大・物知り・メガネっ子
ピンク;筑波大・カワイイ
テニス;筑波大・純情一途
ソプラノ;筑波大・野心家

 女二人で泊まりに来たのは、ブックとピンク。大学で知り合ったということだった。ピンクは東北の人で色が白い。大人しめで、あまり友達がいないということだった。
 そのピンク以外はみんな高校時代の友人達。
 我が家に訪ねて来るのはたやすい。平安神宮を目指せばいいのだ。俺は適当にヒマつぶししながら待ってたと思う。
 チャイムが鳴った。
「あ、よく来たな。変わってね〜……。あ、こんにちは。初めまして」俺はピンクに向かっても挨拶した。
「好みのタイプでしょ〜。ダメだよ」いきなり牽制が入る。ランナーは1塁にくぎ付け。

 適当にいろんな話をした。たぶん始めは、筑波の生活の事、そしてテニスとソプラノの近況のこと。
 テニス、実は高校1年生の頃からソプラノのことが好きだった。そして、いつもべってりくっついていた。そして、驚くべきことに、志望大学も彼女に合わせた。さらに驚くべきことに、この二人は現在結婚していて、3児の両親になっている。今現在テニスは日本語教師・ソプラノは弁理士。家の新築パーティに高校時代の友人で集まり、夫婦、娘そろって最近参加した。4月だったかな?
 テニスは何かのサークルに入っていた。なかなか激しそうなサークルだ。
ブック曰はく「女の先輩にね、ペンにリボンかけられたとか言ってた」
「すごいな。その先輩
「男の人、新入生の男のズボン下してね、次々に結んでいくんだって」
「それさあ、あのさあ、つまりその、ペンは立たないの?」( ゚д゚)ポカーン
 もう3人お酒も入っている。ピンクは顔をあからめている。
「ピンクちゃんには、彼氏とかいるの?」
「狙っても無駄だよ。距離離れてるし、ピンクちゃんウブだし」
「ま・さ・か」
「そうだよ。ブックカバーにビニールまでかかってるよ」
「そんなことまで言わなくていいじゃない
「大丈夫大丈夫。ヘタなことする人じゃないから。真面目だし」
…………レベル上げの成果を見せちゃろかい。こいつ。もう時は11月。このころ、前記事で出てきたバーテンに習って、カクテルも作れるようになっていた。それを彼女たちに振る舞っている。

 しかし、ブックの出すスタンドは小さな虫タイプの小回りが利くタイプ。近距離パワー型(しかしそう精密ではない)のスタンド能力の俺とは非常に相性が悪い。どう闘っていいかわからない。
……そういえば、こやつは昔からこういう奴だった。手ごわい。こういうスタンド能力者だからこそ、余裕で泊まりに来るのだ。
 隙を見ては、ピンクに攻撃をしかけようとする。しかし虫型スタンドが邪魔をする。
 ピンクのスタンドも、桃色の霧のもやのようなスタンドだ。攻撃が効かない。
(ジョジョを読んだことない人、すいません。たぶん、3章だけでも読めば意味わかります)

 ああ、どうすりゃいいんだ? せめてハイエロファントグリーンみたいな感じだったら、なんとかしようがあるのに……。とりあえず、虫型スタンドはエメラルドスプラッシュで黙らせ、その後ピンクの本体に入る。

 ブックは本体の入れ方も容赦ない。必ずピンクと俺の間に入る。彼女達は床にしいた布団で寝るが、その際もその位置づけは変わらない。まさに鉄壁のガード。俺にとっては“死神”〓を暗示するようなカードだ。俺は13という数字も嫌いだ。
「待て、俺、偶数を数えて落ち着くんだ。2・4・6・8…………1024・1026……」
 ※この部分、今創作しました。
(あの女、安眠妨害までしやがる。おそるべきスタンド能力。う〜ん、でもこういうのも悪くないな。ピンクのお風呂上りの姿と寝顔は眺められる。
(あの虫型スタンドの本体が寝てるうちに、顔に落書きでもしたろかな? とりあえず、眉毛つなげてやるとか。いや、たぶんあのスタンド能力、自動追尾もしてくる。





 この二人のスタンド使いと、京都観光もした。正直、住み始めると、いつでも行けるからとあまり遠出はしない。
 行ったのは嵐山。ここでも羽音がブンブンうるさい。ヽ(`Д´)ノ
 初めて食べた食べ物。ニシンそば。おいしかった。
 渡月橋も渡った。
「ここをね、2人で渡ると、別れるってジンクスあるんだよ
「当たり前じゃん。別れるカップルの方が多いんだから」ブンブン。

(こやつを置いてけぼりにして、ピンクと二人で消えたろかな。いや、追尾能力もハンパないぞあれ。それにヤサバレしてる)

 しかし、ブックからいろいろ面白い話を聞いた。テニスとソプラノ、そして村上直樹ことSの高校時代の関係の話だ。
…………お前は生き字引かっ
 確かに、テニスとSが一度ケンカしてるのは見たことがある。しかし、どうやらそんなものではなかったらしい。実はSとソプラノは中学校時代付き合っていた。
 ソプラノとあだ名したのは、コーラス部でそうだったからだ。この子の声は、運動場で走っていても、一人だけ聴こえてくるほどの恐るべき声の伸びをもつ女性だ。ピアノが得意なSと合ったのはよくわかる。
 ソプラノ、超気が強い。向上心が強い。たぶんめちゃ温厚なテニスぐらいとじゃないと合わない。
 その温厚なテニスと、繊細なSがよく衝突していたというのだ。もうとっくにソプラノとSの仲は切れているというのに。推測だが、ソプラノの気持ちは切れていなかったのだろう。

 そういう、置き土産は残してブックとピンクは帰っていった。ついにこのスタンド使い達には勝てなかった。( TДT)ピンクも、ふわっとしてどこか掴みどころのない感じだ。

 スタンド能力、これは魂の能力であるらしい。
 ふっ、でも俺のスタンド能力には、念写という能力はやや加わったぜ。
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シャイな壬生狼その伍〜レベル上げ〜

大学に入って、特に親しくなった友人はS2の他に、文学部のクラスの中でもいた。初めの懇親会で同じテーブルに座っていた面々だ。

登場人物紹介
バーテン;1浪・名古屋出身:貿易関係志望
八郎:1浪・名古屋出身・ネガティブ
アネゴ:1浪・滋賀出身・女傑
英里:現役・京娘・本の虫(メガネ)
スマイル:現役:岡山?出身・大人しい

ある日、バーテンがみんなで自宅飲みしようと言い出した。いろいろ面倒見のいいタイプのあんちゃんだ。
言い出しっぺのバーテンの家で開催された。この人物は、カクテルが作れる。スピリッツやリキュール等を準備した。
みんな、賛成した。結構このメンバーはアネゴを除いて真面目なメンバーだ。俺はその頃、もうタガが外れかかっている。S2やサークルの先輩、コンビニのバイト仲間たちの影響だ。
始めは、将来の方向性とかを話してたのかな? 東大と違って進振りというものはない。3回生進学時に何学科に進むか考えるだけだ。人気の学科には、入れないこともある。一番人気があったのは社会学科かな。他は基本的には簡単に入れる。英文科もそこまで人気はない。米文の方が人気。哲学科は……多くは語るまいが、この大学での自殺率はトップクラスだ。〓(考えすぎやちゅうねん。「我思うゆえに我あり」とか)

 そのうち、みんな酔っぱらってくる。特にバーテンと俺とアネゴ。他の3人は弱く、もともとあんまり飲まない。
 俺は、酔っぱらった勢いもあって、アネゴに膝枕してもらった。ナデナデしてくれる。アネゴ、7月24日の「モテキ2〜京都の狼」シリーズの一番最初の記事にも登場する。「金太の大冒険」の歌を歌った男にスルドク突っ込みを入れた人だ。
(良かったあ! 俺、はぐれメタルで! あんまり嫌がってない!
どんどん調子にのって、いろんなところに触ったりする。
「止めえや」とか言いながら、普通にみんなと会話してる。ボケツッコミが巧みの技。〓
 バーテンも、ちゃっかりスマイルにちょっと絡んでいる。クラスで一番カワイイ女の子。
 そのうち、英里ちゃんが涙目というか、怒り始めたというか、スネ始めたというか。英里ちゃんとあだ名したのは、東京大学物語の鈴木英里ちゃんに似ているからだ。クラスの中であんな感じの存在。(※ただし、高校時代に限る
 この英里ちゃん、実は今までいろいろ地方出身者の俺の面倒を見てくれていた。
「京都で家具買うんやったらねぇ。この通りに行ったらいろいろあんねんでぇ」
「京都の通りの覚え方はなぁ。歌があんねん。姉さん六角タコ錦〜
「京都ではなぁ。だいたい大学生ぐらいになったら、このデパートで買い物すんねん」
「ビームスの服とか、好みに合うんとちゃう? 今度一緒に行っていい?」

英里ちゃんの言葉。
「どうせ、アネゴの事が好きなんやろ?
 その時、ようやく確信した。ちょっと小耳に挟んだことはあったけど。
 司馬遼太郎さん風に言うと、この千年王城の地の女が、肥後脱藩浪士・京都守護職お預かりの身分の身を好いていてくれたのだ。この地の娘は「好いても惚れん」と司馬遼太郎さんは各所で記述している。果たして、好いていたのか惚れていたのか?
 八郎君もややスネぎみで飲んでいる。
「どうせ、オレなんて……」もう一人の世界に入っている。ロンゲの黒髪。今で言うアキバ系。
 その後、なんとか楽しく? 宴会を終えた。

 その後、何か月か経って、クラスのもう一人の女ボスとよく会話するようになった。この人物とは始めそんなに親しくなかった。
 クラスの男たちは、この女ボスとアネゴの事を
「両雄並び立たずだな」って評していた。はたから見たら、この時点まで女ボスとアネゴは親しく話してるのを見たことがなかった。
 この女ボスキャラの一人住む洞窟に招き寄せられたことがある。確かスキルポイントを付与してくれるという話だった。
 俺は“はぐれメタル”キャラ。大学というフィールド上ではあまり見かけられない。いるのは特定のダンジョンだ。だから、唐突なレポート提出とかの情報は知らなかったりして困ることもある。試験前のノート集めも考えなければならない。
 おそらく、俺のその当時のスキルは「守備力+10」「素早さ+20」くらいか。特技は「逃げ足」だろう。
 その洞窟からは、痛恨の一撃? をくらう前に逃げ出した。

 その後、ちょっとして、また女ボスからお誘いがあった。彼女の出身の大阪・天神祭りに男女3人づつで行こうというのだ。
 それにS2とS2の経済学部の友人・ドラム(この人も近くに住んでる・軽音サークル)と俺の3人で行くことにした。3人パーティなら、まあ安心だ。
ドラムは大阪出身。その辺のフィールドには詳しい。僧侶タイプだし。でも、遊び人と僧侶とはぐれメタルのパーティは強くはない。
 大阪のどこかの駅で待ち合わせした。相手は浴衣の装備をした女ボスと二人の付添パーティだった。
祭りを回る。天神祭りは初めてだ。夏祭りっていうのは昔から大好きだ。
 女ボス、いろいろ調べつくしている。他のモンスター達から情報を収集したようだ。俺が昔大阪に住んでいたということも知っていた。
 このお祭り、さすがいろいろある。とても1回では見切れない。女ボスは幻惑系の魔法を使う。MPはどれくらいあるかわからない。


↑MAPPLE 観光ガイド提供写真

チャララララー、ジャジャジャジャジャジャジャジャータータータータララー
「なあ、大阪城にも行ってみいへん?」
 大阪城にも行ってみた。小学生の時に写生大会があった思い出の地だ。暗いところ、暗いところに誘いこまれる。女ボスは第2形態に変化しつつある。
「ヤバイっ」遊び人と僧侶とはぐれメタルでは勝てないっ

 3人パーティは「逃げる」を選択した。
 しかし、回り込まれた。
 もう一度「逃げる」

 音楽が変わった

ようやく戦闘が終わった。後は、聖水を振りまきながら、旅の扉まで移動し、一番始めの街に戻るだけ。
ルーラは3人とも使えない。

街に戻り、はぐれメタルの棲家で反省会があった。
「いきなり、すごいモンスターが登場してくることあるな……」
「パーティ編成、問題ありやったで、今日」
「オイラ、逃げ足は自信ある」
「それじゃ、経験値上がんねえだろっ
「ダーマ神殿までは早く行って、転職せんとあかんで。俺も攻撃呪文も使えるようにならんと
「オイラも守備力と素早さだけじゃムリだ。この先
 こんな感じの会話した。薬草と魔法の聖水を使った。3人のHPとMPは幾分か回復した。
「しかし、S2でも太刀打ちできへんなんてな……
「ああいうタイプに今まで出会ったことねえよっ。俺の出身大陸ではああいう系はあんまり出ない」
「さすが、この大陸、技が多彩だね。いろんなタイプがいる
「ちょっと、この辺でレベル上げに専念するか……」

 というわけで、しばらくこの街中心にレベル上げに励むことになる。

(続く)yumeさん、お待たせっ。期待してた方、お待たせっ。
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