2024年06月28日

no-title

2024年上半期(1月から6月まで)「no-title」メモ。
投稿した作品をこちらでまとめさせていただきました。
リアルタイム投稿作品は追々削除させていただきます。











31篇+4篇(計35篇)


「no-title」2024年01月20日投稿。

誰かと比べてとかじゃなくて
昨日の自分とどうだったかだって
人は簡単に言うけど
誰かがいて、僕がいて、
自分ばっかり被って
それで
比べないでいられる人が何処にいるって言うんだ




「no-title」2024年01月21日投稿。

手を伸ばす権利もないから
僕は君を諦めた
君が他の誰かと笑っていることが
自分にとっての幸せなんだと
嘘を吐いて悲しく笑った
それでも君は
いつかまた出会ったら
僕と一緒に笑ってくれるんだろうな

愛しい、愛しい、
かなしさの海で君に溺れていたい




「no-title」2024年01月22日投稿。

何ができたって
誰だって
消えてしまいたい
心の魔物を飼っている

何ができたって
僕だって
消えてしまいたい君の気持ちを
救うことなんてできやしないんだ




「no-title」2024年01月22日投稿。
※当時のつぶやきを詩にしたものです
※詩として書き直したのは5月28日

君に生きていてほしい
君に生きていてほしい
けれど
生きていてほしい人に限って
えたい気持ちの魔物を飼っているから
僕は
僕はどうしようもなくて
いつも通りにたどたどしく笑うしかできないんだ




「no-title」2024年01月26日投稿。

僕が落とした言葉の破片が
君の心を抉ってしまえばいい
もう
その笑顔を見る権利もないのなら
誰でもない
僕の落とした言葉の破片で
心が抉れてしまえばいい





「no-title」2024年01月29日投稿。

僕の手を擦り抜けていった物語は
きっともう
誰かの詭弁に使われたとしても
どうしようもないんだ
悲しいけど
どうしようもないんだ




「no-title」2024年02月10日投稿。

僕はいつも君が悲しくて笑う
君が悲しいから
せめて僕は笑っていないと
僕が笑ったら
君はまた
悲しくても笑ってくれるから




「no-title」2024年02月12日投稿。

遠く遠くで君が笑っている
君が夢を叶えて笑うから
僕は
もう届かない場所で
ずっと君を見守っているよ




「no-title」2024年02月15日投稿。

誰にだっていつか会えなくなるから
会いたい人には
ちゃんと愛を伝えて生きたいね




「no-title」2024年02月15日投稿。

会いたいは
愛したいに似ている
僕は
そのやり方が解らなくて
いつも遠い場所で会えない人へ手紙を書いている




「no-title」2024年02月16日投稿。

自分で選んでも
誰かに縋っても
結局上手くいかなければ人のせい
誰かの言葉は背中を押すきっかけで
それなのに
選ばなかった自分から目を逸らして
また
その言葉をくれた誰かのせいにするんだ

僕はどうして前に進めないままなんだ




「no-title」2024年02月17日投稿。

好きも嫌いも
合うも合わないも
自分の世界を生きていたら
何にも考えなくていいのに
どうして僕等は
誰かの世界に存在していたくて
誰かに認めてもらえないと苦しいんだろうね




「no-title」2024年02月25日投稿。

わすれもの
いつもどこかにおいてけぼり
どこにおいたのかも
もう
おもいだせないや

わすれもの
いつもどこかにおいてけぼり
でも
またひろえばいいとおもったよ
とりにもどれない
そんなゆめ
ありゃしなかったんだ




「no-title」2024年02月29日投稿。

くるしい くるしい
世の中に苦しいが溢れているから
自分の苦しいなんて
これっぽっちの価値もないね
世の中に苦しいが溢れているから
自分の苦しいなんて
誰も気にしちゃあいないね
それが
とても、くるしい




「no-title」2024年03月13日投稿。

そらぁ、声が届けばいいと思う
同じ場所にいると思いたいから
でも、届かなくてもいいとも思う
何かがあった時
声を掛けて上げられる人でありたいと思う
それが返ってこなかったとて
声を掛けたことを僻むような
そんな
そんな歪んだ愛し方は
したくない
したくないなぁ




「no-title」2024年03月13日投稿。

声が届くと思うこと
傲慢だ
声を掛けたら返事が来ると思うこと
傲慢だ
距離感の分からない場所
距離感の分からない場所
それが人を傲慢にするのか
元々傲慢だったのか
僕にはもう
自分が分かりゃしないんだ




「no-title」2024年03月18日投稿。

一人でも
誰かといても
好きが溢れて止まらないや
一人でも
誰かといても
自分の好きも誰かの好きも
全部全部
大好きなままで生きたいね




「no-title」2024年03月19日投稿。

気に入った言葉だけを受け取って
気に入らないをなかったことにした
気に入った誰かだけと手を取って
気に入らないをいないことにした
気に入らないと切り捨てて
そのくせ
その存在が気になって気になって仕方ないんだ




「no-title」2024年04月17日投稿。

借り物の世界で君は必死に歌を歌うから
僕は
それが本当の世界なんだと
他の皆に嘘を吐いた




「no-title」2024年04月18日投稿。

完成しないラクガキも
黒く塗りつぶしたあの日の言葉も
誰かの笑顔にかき消されて
なかったことにした物語も
全部全部
遠い時を超えて
今の僕を支えてくれている
全部全部
遠い時を超えて
今の僕を作っているんだ




「no-title」2024年04月18日投稿。

完成しないラクガキも
黒く塗りつぶしたあの日の言葉も
誰かの笑顔にかき消されて
なかったことにした物語も
いつかの未来
君の笑顔になればいいな




「no-title」2024年04月18日投稿。

誰かに掛けるおはようも
独り言のおはようも
その一言で
今日も生きていていい気がするんだ




「no-title」2024年04月20日投稿。

新しいを知ったら
試してみたくなるもんだ
新しいを知ったら
話してみたくなるもんだ
君は
そんな些細なことを
ずっと笑って聞いてくれるんだね




「no-title」2024年05月20日投稿。

代替品の関係に
代替品の感情を
代替品の感情に
代替品の関係を
きっとそれを
愛と呼びたくて
いつかそれが
愛ではなかったと気付ける日まで




「no-title」2024年05月21日投稿。

自分が進むことを止めてしまっても
君がずっと進んでくれるから
また
歩き出してもいいような気がするんだ




「no-title」2024年05月22日投稿。

終わっていく世界に何の感慨も持てずにいて
自分が終わってしまうことだけ
嘆き悲しんでいるなんて
嗚呼
どうして僕は
世界が終わっていく間際まで
こんなに
独りぼっちなんだ




「no-title」2024年05月22日投稿。

答えを急いで手が届かない筈の君に手を伸ばす
君が僕を擦り抜けて遠い場所で笑うから
その笑顔に手を振って
幸せであれと
思ってもいない言葉で自分を傷付けた




「no-title」2024年05月23日投稿。

走っても走っても
隠れても隠れても
何処にいてもそれは追い掛けてきて
小さな傷を大きくしていく
それが怖くて
できもしない軽口で
自分で自分を傷付ける
そうして広がった傷から
心の膿が流れ出して
溺れて
僕はもう、呼吸すらできやしない




「no-title」2024年05月25日投稿。

君の奏でる音の奥底に
僕と歩いたあの街の記憶が眠っている
例えもう
手の届かない場所で歌う想いだとしても
それはとても
綺麗なものだよ




「no-title」2024年05月28日投稿。

僕の声は君のものじゃない
僕の言葉は君のためじゃない
どうして君は
僕を奪っていくのだろう
どうして君は
僕の本当の気持ちを
知ろうともしてくれないんだろう




「no-title」2024年05月30日投稿。

誰かの喜びを横から奪って食っている
一緒に食べたいだけなのに
誰かの悲しみを横から蹴って踏みにじっている
一緒に泣きたいだけなのに
それを不器用と言ってあげるには
怪物は大きく育ちすぎて
もう
どうしようもなくなってしまったんだ
誰かの喜びを横から奪って食っている
誰かの悲しみを横から蹴って踏みにじっている
奪ったものは美味しいかい?
蹴ったことには気付いているかい?
問い掛けを投げてあげるには
怪物は
あまりに大きく育ちすぎたんだ




「no-title」

君が食べた他人の喜びの味は
きっと誰も一生理解できやしないんだ




「no-title」

君の殺し方を探している
暗澹たる世界で
陰鬱なことだけを吐き続け
他者が何をしても皮肉しか出てこない
君の殺し方を探している
自分の殺し方も知りやしないのに
君の殺し方を探している
君がいないと
生きていけもしないのに




「no-title」

なんとなく使うかもって
昔買ったノート型のメモ帳
あんまり使わないままそこで眠っていた
久しぶりにとパラパラめくる
何の気なしのメモ
作るかも分からないレシピ
とりとめのない独白
昔綴った僕の文字が
時を超えての糧になったりする
もうずっと何かを作る気力なんてなかったけど
久しぶりに何か作ってみようかな
過去の僕が残してくれたレシピを辿って



「no-title」

過去の言葉はいつかの僕を救うから
今の僕も
綴り続けることを辞めないでおこう
こんにちわ
いつかの未来の僕
そこから見える景色はきれいですか?






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posted by samanyanko at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | うた
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