自分の精神の広大さと肉体の有限さにどう向き合うのか。
自分の中にある崇高な想いを素直に受け入れ自分の有限さも認めた上でどのように行動していけるのか。
メキキの会会長、株式会社メキキ及びメキキ・クリエイツ株式会社代表取締役、多摩美術大学非常勤講師(知的財産論)出口光さんが語る至上の世界への扉。(2016年8月現在)
まず、21世紀は、人類存亡の危機と言われています。と出口さんはおっしゃいます。
フェイスブックが10年もたたずに世界10億人を擁するネット上のコミュニティになり、先進国では、携帯電話を一人ひとりが持つようになり、個人がSNSなどを通して世界中とつながることができます。
また、グローバル企業が現れ世界中に活動を広げています。世界はどんどん距離が近くなり、あたかも一つになろうとしているようにみえます。
出口さんは、おっしゃいます。「この原動力は市場至上主義にあると思います。」と。市場至上主義とは、すべてを市場の価値、つまりお金の価値で図り、市場価値を最大にしようというというもの。
このグローバリゼーションの波は、民族や宗教、文化や国を超えています。この波は、いずれ民族の伝統や文化、価値観をも否定することになるのではないでしょうか。更に、この市場至上主義は、環境の破壊をも作り出しています。大量生産、大量消費、大量投棄をもたらしているからです。
このグローバリズムは、人類の存在を危うくしているように思われます。
2014年の9月にフランスのテレビ局が日本文化のドキュメンタリー番組を創るために来て 「人類を救う鍵が日本文化の中にある」と言ったそうです。
日本の文化には、私たちの先祖が自然と格闘し共生してきた体験が埋め込まれています。
それは二つの軸を持っているといいます。
一つは、森羅万象に命が宿るという思想、もっと言えば、 「万物に神は宿り役割がある」。だから、私たち一人ひとりに、崇高な想いや輝きがあります。
もう一つは、 「万物はつながり共生している」。だから全てを含んで和合をしていこうという和の精神です。
この二軸を文化と言語に組み込んだ日本は、独自の文明を持った稀有の国です。ここに一神教的な文明と一線を画する日本の尊い使命があると思います。
このままの人生で良いのだろうか。「 本当はもっとできるのではないか。もっと他にやるべきことがあるのではないか。 一生懸命生きてきたし、人生で山坂はあったけれども今はある程度、安定した生活をしている。でも何かやるせなさというか、虚しさを感じることがある」。
「 本当はもっと何か世界に貢献したい。もっとできるはずだ。 自分の心の奥底に崇高な想いがあることを薄々は感じていながらも、周りには、それを話す相手もいないように思える」。
「そんなことを想ったことはありませんか。」と、出口さんはおっしゃる。それは、自分の中にある魂のうずきであると。しかし、それに直面したとたんに、あなたの前には越えがたい壁が立ちはだかります。それは、今の仕事だったり、家族だったり、健康や経済のことだったりします。
そして、こう続ける。
良い世の中を創ろうという想いは、私たちが持つ共通の想いであり、DNAにプログラムされた「種の保存」の本能だと思います。大きな想いをもち、私たちの肉体は有限だからこそ、つながる必要があります。
私たちは大きな想いで既につながっているにも関わらず、あたかも互いに分離しているように生きています。
そのつながりとは 「氣脈」であり、氣脈とは、人脈でも学脈でも血脈でもない、良い世の中を創ろうという想いで、有限な自分ができること(専門性)をやろうという志を持った人たちとのつながりです。
この気脈をつなぐことは、「人類の志を果たそう」という社会プロジェクトであり、古代日本の「やまとごころ」の発露です。
さて、その氣脈をどのようにつないでいくのか。
日本では古来から 八柱を立てると考えがありました。古事記にも八柱の神を産むたびに、世界ができていきます。
八柱を立てるとは、 自分の人生で大切な人を8人創る、という意味です。もし自分の人生で肝胆相照らす仲の人が8人いたらどうでしょうか?自分の志を知っていて、お互いに、応援しよう、支えようという人たちが8人いたらどうでしょうか?
私たちの人生は、豊かで実りあるものになると思いませんか。
そして、良い世の中を創ろうという想いを自分の天職を通して本気で表現したら、その仕事を通して多くの人たちに影響を与えるようになるでしょう。そのような想いを持った多くの人たちが氣脈でつながれば、日本は変わると思いませんか?
そして日本が変われば世界の器は変わると思いませんか。
出口さんは、このような想いを持った人たちが世界にたくさんいると考え、そのようなひとたちと緩やかにつながろうと、「メキキの会」というグループを同志と共に立ち上げられました。
私たち一人ひとりはほんの少しのできることしか、できません。だからつながる必要があるのです。
気脈は、なにも特殊な専門性が条件になるわけではありません。もしお母さんが、世界に役立つ子どもを育てるためにと、子どものお弁当を創るならどうでしょうか。個を活かすということは、そのとき、その人ができることを活かすことだと思います。それこそが専門性であり、それを磨いていけばよいのです。
つまり、 世界に貢献するために、自分の可能性を見つけることになります。それが 天職です。
現代の私たちは、環境的にも、経済的にも、精神的にも大きな転換期の中にいます。人間の環境負荷があまりに大きくなり、生物そのものが住めない環境になりつつあるという危機を迎えています。
だからこそ有限な個を活かすために、自覚的につながる必要があるのです。これが氣脈です。
さまざまな価値観、グループや組織を超えて、自立した個と個が氣脈でつながり、個性、民族の文化や伝統を大切にすることで、生まれる磁場は、具体的な「形」はないですが、「良い世の中だ」といえると思います。
そこから現れてくるのは、三つの行動の機会です。
1.天職を持って一隅を照らすこと。私たちは有限であって、できることしかできない。そのできることを天職にまで高める必要があります。
2.価値観の違いを受け入れて、文化や伝統を尊重し、良い世の中を創るという一点で志でつながること。
3.次世代にバトンを渡すべく、地球を生命として捉え、人を育て循環型の社会システムを残すこと。
「気脈をつなぐ」ことそのものが、良い世の中を創るための戦略であり、ヴィジョンでもあるのです。
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