『聖書』による創造第1日の 「大いなる水」と呼ばれた水蒸気大気は、創造第2日になって、「水蒸気層」、「大空」、「海洋」の3つに分かれた。
この 「水蒸気大気」は、現在の大気の成分である窒素やアルゴンなども含むが、それに加えて膨大な水蒸気を含むものだった。これら水蒸気、窒素、アルゴン等は、地球を形成した鉱物からの「脱ガス」にとよって生じたものである。
原始地球を覆ったこの「水蒸気大気」こそ、『聖書』の「創世記」第1章2節でいわれている原始地球の「大いなる水」であろう、と久保有政氏が『天地創造の謎とサムシンググレート』学研に著している。
そしてこの水蒸気層が、ノアの時代になって「40日40夜」の大雨となり、世界に大洪水をもたらすものとなったのだ、と。
ノアの大洪水以前の地球の上空に実際に水蒸気層が存在したという科学的証拠のひとつとして、翼を広げると、その幅が6メートル、あるいは大きいものでは10メートルを越えるものさえあるプテラノドンの存在だ。このように大きな動物は、現在の1気圧(1013ヘクトパスカル)の大気圧のもとでは、とうてい飛ぶことができない。
では古代世界において、なぜ翼の幅が10メートルもある巨大なプテラノドンが、飛ぶことができたのか。それは当時の大気圧が現在よりも高く、約2倍あったからなのである。ノアの大洪水以前は、上空にあった水蒸気層のために地表の気圧は現在よりも高く、約2.2気圧あったという。
更に、 ノアの大洪水前後、恐竜と人間が同時代に生きていたという証拠がある。
メキシコのアカンバロ博物館に、たくさんの遺跡出土品が展示されているが、そこにたくさんの「恐竜土偶」がある。それらの土偶は、恐竜化石をもとに復元された恐竜を同じ形をしており、しかも、人間がその恐竜の上に乗ったりしているものさえある。
これらの恐竜土偶を、無機物を測定できる最新技術である「熱ルミネッセンス(TL)法」で年代測定した結果は、いずれも紀元前2500年ころ(誤差5~10パーセント)と出た。つまり今から約4500年前である。
これは、ノアの大洪水の直後ごろと思われる年代である。
この土偶が、事実今から約4500年前に生きていた恐竜の姿を当時の人々が見て作ったものであるならば、 「恐竜は大洪水の後もしばらくは生きていた」という創造論者の考えが、裏付けられることになる。恐竜は、少なくともそのころまで生きていたのである。
またアリゾナ州のハバスパイ渓谷にある古代の岩絵には、二足歩行をする恐竜の姿が描かれている。インドのデカン高原にあるビーム・ベトカーの岩絵には、頭部に人間がまたがった恐竜の姿が発見されている。米国テキサス州のパラクシー川流域には、干し上がった石灰質の川原に「恐竜とヒトの足跡の交差した」化石が、何カ所も発見されている。
大洪水以前はまた、上空にあった水蒸気層が宇宙からの有害な放射線などを遮断していたので、地上に住む生物は一般に長寿を保っていた。それと、遺伝子が未だ完全であったからでもある。
『聖書』によれば大洪水以前、アダムは「930年」生き、彼の子や孫、曾孫たちも、平均900歳程度まで生きた。一番の長寿はアダムから8代目にあたるメトシェラであった。メトシェラは「969年」も生きたという。そしてノアの時代の大洪水を境として、そののちの人々の寿命は急速に短くなっているのだ。
ノアの日まで上空で安定して存在していた水蒸気層が、なぜ突如としてその安定性を崩し、大雨となって落下してきたのか。
その要因としてひとつ考えられるのは、彗星や小惑星が地球に落下してきたという説である。
小惑星や彗星は、弾丸の100倍もの猛スピードで衝突してくる。そして、たとえば直径10キロ程度の天体が地球に衝突した場合、そのときに発生する爆発エネルギーは、THT火薬1億メガトン分にも相当する。
それが海に落下した場合は、およそ5000メートルもの高さの大津波が発生するといわれ、落下地点から1400キロ以上離れたところでも、津波の高さは500メートル近くになる。
一方、大陸に落ちた場合は、発生する衝撃波によって、半径240キロ以内のすべてのものがなぎ倒される。さらに衝突地点付近から、膨大な量のチリが一気に空高く吹き上げられる。それは成層圏の上空にまで達し、広がって全世界の大気を漂うだろう。
雨が降るためには、雨滴を形成する心核となる微小物質(チリなど)が必要である。雨滴はそれを中心に形成される。微小物質がないとき、水蒸気は多少温度が低くても雨になりにくい。しかし、チリなどの微小物質を得ると、水蒸気はそれを心核として一気に雨となる。
また小惑星や彗星の地球への衝突は、地球内部にあった膨大な量の地下水を解き放ち、地球のあちこちで巨大な噴水を形成したと思われる。
1977年、米国カリフォルニア大学の科学者グループは、地層中にイリジウムの量のピークとなるところが3~4か所程度あり、多いところでは通常の30倍程度にまではねあがっていることを発見した。イリジウムは、全世界に分布しており、地層が形成されたとき大量の何かが地球外から地球に訪れたとしか考えられないという。
創造論者は、進化論によって「先カンブリア代」と呼ばれている最下層の地層の上にある地層はすべて、ノアの大洪水のときに一挙に形成されたと考えている。地層は長い年月をかけて徐々に形成されたのではなく、大洪水のときに一挙に形成されたのである。
『聖書』はこう記している。
「水は、150日間、地の上に増え続けた」(「創世記」第7章24節)
「山は上がり、谷は沈みました」(「詩篇」第104篇8節)
進化論者は、「カンブリア紀」の地層には多くの化石が見出されるのに、そのすぐ下の「先カンブリア時代」の地層になるとまったく化石が見出されなくなる、という事実に困惑している。進化論では、それをカンブリア爆発と呼び、5億6000万年前あたりに突然、生命が爆発的に多様化したという。
現在「先カンブリア時代」と呼ばれている地層は、実はノアの大洪水以前の地層である。つまり、地球誕生時からすでにあった地層である。その上に、ノアの時代になって、大洪水による地層が新たに堆積した。
ほかにも大洪水は、進化論では説明できない数多くの事実をよく説明する。たとえばそのひとつに、木の化石がある。
木の化石の中には、ときにはいくつもの地層にわたって、貫いて存在しているものがある(オーストラリア・ニューキャッスルなど)。それはまさに、氾濫する水によって捕えられた木のまわりに、急速に堆積物が積み重ねられた、という観を呈している。
水には「ふるい分け作用」がある。細かいものは下に沈殿し、大きなものは上に沈殿する。大洪水の際、生物の死骸は水流によって混ざり合い、その後沈殿し、堆積していった。そのとき一般に、細かい小さな生物は下に沈殿し、大きな生物は上に沈殿していったのだろう。
『創造か進化か』の著書のトーマス・F・ハインズは、こう述べている。
「水が徐々に増してくる。動物たちは、高いところへ高いところへと移動する。やがて山の頂上へ群がることになるだろう。そして押し流され、多数の堆積物とともに沈殿される」。
下の層に単純な生物が見出され、複雑・高等な生物は上の層で見出されるという事実は、進化を示しているのではなく、ノアの大洪水の際の「水のふるい分け作用」と「移動性の高い動物は高所に移動していった」という事実に基づいていることなのだ。
昆虫食とは衝撃的だが、今後、地球がどうなっていくのか分からない。
食べられるものと食べられないもの、それはキノコや野草に限らず、知っておくのも良いかも知れない。
昆虫食の持つ魅力は、その種類や形態(幼虫・蛹・成虫)によって
味に変化が生まれる食材ということもあります。
つまり。
エビのような旨味を持つもの、フルーティな甘みを持つもの、
竹のような爽やかな香りがするものなど豊かな風味を感じることができます。
牛肉の約2倍以上のタンパク質に加えて、
魚介類に多く含まれるオメガ3系脂肪酸を含むことから、
高栄養価の食材としても利用できます。
※虫そのままの姿はもちろん、料理にも使用しやすいパウダー状や
フレッシュな冷凍食用昆虫もございます。
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