2021年06月04日

楽天メール「お支払い方法を変更してください」は詐欺メール(リニュアル)

「メールの差出人アドレスは何とでも書けるもの」です!

迷惑メール

楽天騙る 「お支払い方法を変更してください」メールが横行

「楽天」を騙る詐欺メールが私のメールフォルダーに出現しました! 

アカウント名は「myinfo@ rakuten.co.jp <zwn@h78kmj.com>」です。 

まさに楽天の正式メールのような体裁を装っています。 

要件は、「【楽天市場】お支払い方法を更新してください(自動配信メール)」と銘打っています。 

ネットで検索すると注意喚起の記事が多数出ており楽天を騙る詐欺メールが横行していることがわかります。

 「Amazon」や「Line」の詐欺メールと同様の手口であり、同様の主旨なので一目で詐欺と確信しましたが、念のために、楽天のカスタマーサービスに電話し詐欺であることを確認し、楽天に注意喚起するよう伝えました。 

楽天でも、「多発している詐欺メール等への注意」と題してを注意を呼びかけているとのことでした 。(「楽天の注意喚起」)

恐らく、かなりの楽天会員の方にも同様の詐欺メールが届いているのではと推察します。

楽天を騙る詐欺メールの紹介

間違っても、このようなメールで詐欺の餌食にならないよう、実際の詐欺メールをご紹介します。

1)メールのアカウント(差出メールアドレス)

差出人アカウント(アドレス)は、「@rakuten.co.jp」と、いかにも本物らしきメールアドレスを使用しています。これは全く本物と関係ありません。

? 「メールの差出人アドレスは何とでも書けるもの」です!

メール送受信の仕組みは、メール本文とそれを配達する封筒から成り立っており、メールが配信されるのは封筒に記載された送信者メールアドレスと宛先メールアドレスに基づき配信されます。 

そして、封筒そのものは、届いた瞬間に破棄されるので、受け取った側ではメール本文に記載された送信者メールアドレスが表示されることになります。 

従って、封筒に記載された送信者メールアドレスは、着信側に届いた途端に封筒と共に破棄され、受信者は封筒の中身に記載された差出人アドレスを差出人アドレスと認識することになるようです。 

従って、詐欺は、自由に作れるフリーメールアドレスで送信し、受け取り側では楽天からのメールのように見せることができるようです。
詳細は、「有害情報対策ポータルサイト」の「迷惑メール対策編」の「 なぜ、嘘のメールアドレスが書けるの? (中級)」 をご覧ください!

2)メール本文

要は、「手違いでアカウントが確認できないのでログインして手続きしてください」との内容です。 

ログインすればパスワード含め個人情報等が盗まれるので、決してログインしないようにしましょう!

なお、どうしても見分けがつかない時は無視するか、下記の楽天カスタマセンターに電話で確認されることをおすすめします。

電話番号 :050-5838-4333

メール上での入力催促は詐欺メールと判断しましょう!

要件がなんであろうと、送り付けたメール上で 入力を催促しURLが配置されている場合は、「詐欺である」と判断しましょう!

「企業は、メール上で個人情報の確認作業はさせないが鉄則!」

通常、銀行にしろ大手通販にしろ、本人宛のメールで個人情報の入力や確認入力を求めることはありません。 

必ず、銀行や通販サイトのログイン画面からログインして、契約内容の変更、確認などのページにて手続きするようになっています。 

従って、このようなセキュリティー上行われる「ログイン確認メール」において、そのメール内で個人情報の直接入力を求めるようなことはあり得ないのです。

同じ様な詐欺メールが来ない為の迷惑メール対策を実行しよう

詐欺メールを受信した場合は、各メールソフトで「迷惑メール設定」を実施しましょう。

1)Outlookメールソフトの迷惑登録対策

Outlookメールソフトをご利用の場合は、 「アウトルック(Outlook)上で詐欺Gの迷惑メール攻撃を受けた場合の撃退法」 を参考に対処願います。 

しかし、Outlookメールソフトの迷惑登録対策では、今回のようにアルファベットをランダムに使いアカウントを変えて送り付けられる迷惑メールには対応しきれない面があります。 (つまり、Outlookの迷惑メール対策には限界があるということかも)

2)Outlookで管理しているメールの提供者(例えばヤフーメール)本体での認証システムを活用するのがベストです!

Outlookで送受信管理しているメールがヤフーメールである場合、ヤフー本体側での受信状況を見ると、このような迷惑メールも、ことごとく排除処理(迷惑フォルダー入り)されていて受信欄には残っていません。

ヤフーでは高度認証システムにより送信元不審メールを完璧に識別している

ヤフー本体では、ほぼ100%近く迷惑メールは迷惑メールフォルダーに排除されます。(たまに、必要なものも迷惑メールと判断されてしまうこともあります) 

従って、ヤフーでは、迷惑メールをきちんと迷惑フォルダーに振り分けているのに、Outlook側にその効果が反映されていないことになり、迷惑メールを含めた全てのヤフーメールが転送されているのです。

ヤフーでは認証後のメールの配信(転送)方法を設定できます。

ヤフーでは、外部メールソフトへのメール転送については、「迷惑メールを含めた全てを転送するか、又は排除したものを転送するか」の設定ができるようになっています。 

従って、悪質メールがOutlookの受信欄に多発している場合は、ヤフー側での設定で、迷惑メールをOutlook側で転送しないようにヤフー側で設定変更する必要があります。

ヤフー側での 「迷惑メールを転送しない」設定方法

設定方法は、次の記事をご覧ください。

トラブルに巻き込まれた場合の対処法

「迷惑メール相談センター」のHPで相談窓口を見つけて相談してください。

実際に詐欺グループから実被害ないしは不安が高じた状況にある場合は、総務省から委託を受けて迷惑メールに対応している「迷惑メール相談センター」のホームページに従って、相談窓口を見つけて相談してください。

?「迷惑メール相談センター」のホームページ

このセンターの主命題は、「不特定多数へ同意を得ずに送られる広告宣伝目的の迷惑メールの監視」なので、電話相談は、このことに関する相談のみに限定されているようで、その他の相談事は、他のページで窓口案内をしています。

警察窓口などの案内もありますので調べて相談されてはいかがでしょうか?
⇒「 その他の相談窓口

ーーーーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーーーーーー

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