「資格取得難易度と年収を比較して一番コスパの良い資格って何?」
「比較的簡単に取得できて年収が高い資格が知りたい」
と思っていませんか?
この記事では、政府統計データから年収の高い資格をランキング形式で紹介しています。
この記事を読めば、年収と取得難易度を比較してコスパの良い資格が分かります。
実際に稼げる資格を取得して、経済的な豊かさを手にいれましょう。
年収が高い資格ランキング
政府の統計データによると、年収が高い資格ランキングは以下の画像のとおりです。
ランキング上位の資格は、医師や弁護士などの師士業と呼ばれる難関資格ばかりです。
独立開業や会社勤務などの就業形態や時期、対象者によってもデータは変化しますので正確な年収の把握はできませんが、上記の画像を見る限り概ね資格取得の難易度の高さと年収は比例しています。
しかし、いくつか例外もあります。
取得難易度に対して年収が高いコスパの良い資格
上記画像から、資格の取得難易度と年収を比較したコスパの良い資格は以下のとおりです。
- 医師
- 土地家屋調査士
- 通関士
- 宅地建物取引士
- 看護師
医師
医師になるには、難しい医師国家試験に合格しなければいけません。
さらに医師国家試験にも厳しい受験資格があるため、多くのお金と時間と労力が必要です。
しかし年収が1428.9万円で求人統計データも111.5万円と、どの資格よりも圧倒的な見返りが期待できます。
土地家屋調査士
土地家屋調査士は、不動産の表題登記の専門家です。
依頼主に変わって現地で不動産の測量をして、登記簿に不動産の実態を反映させるのが仕事です。
表題登記の手続き代理は、土地家屋調査士の独占業務なので独立開業も目指せます。
通関士
通関士は、輸出入手続きの専門家です。
通関業者には、通関士資格保持者の配置が法律で定められています。
また、通関書類への記名捺印は通関士の独占業務です。
そのため、通関士資格を取得すれば通関業者に就職して比較的高額な年収が期待できます。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、不動産取引の専門家です。
通関士と同じように業務独占資格であり、宅建業者には宅地建物取引士の配置が法律で定められています。
宅建士資格を取得すれば宅建業者への就職に役立ちますが、自分で事務所を構えて独立開業して稼ぐこともできます。
看護師
看護師も通関士や宅建士と同じように業務独占資格であり、病院に看護師資格保持者の配置が医療法で定められています。
看護師になるための看護師試験には、養成機関卒業などの受験資格があります。
そのため資格取得には時間がかかりますが、看護師試験は司法試験予備試験等のように合格者を絞るための試験ではないため比較的合格し易いです。
取得難易度に対して年収が低いコスパの悪い資格
上記画像から、資格取得難易度が高い割に年収が低い資格は不動産鑑定士です。
不動産鑑定士になるための不動産鑑定士試験は、司法試験や公認会計士試験とともに3大難関試験と呼ばれることもある程の難しい試験です。
優秀な人材を選別するために合格者を絞る試験で、毎年百数十名ほどしか合格できません。
試験に合格するだけでも何年間も勉強する必要がありますが、試験合格後にも1〜2年の研修期間があるため資格を取得するには膨大な時間と労力が必要です。
しかし、不動産鑑定士には公的評価業務と呼ばれる、国から仕事が貰えるメリットがあります。
資格取得難易度の高さの割に年収は低いかもしれませんが、不況でも定期的に国から仕事の依頼があるため、一番安定して稼げる資格と言われることもあります。
独立開業できる年収が高い資格ランキング
資格による年収の高低は、雇用される場合には求人統計データからある程度判明します。
しかし独立開業した場合の年収は、資格よりも個人の能力によって差が生じるため優劣がつけ難いです。
ランキング下位の資格でも、個人の営業力や経営センスによって上位資格よりも稼いでいる事例はいくらでもあります。
上記画像のランキングは、調査時期や対象者によって全く異なる結果になりますので、あくまでも目安として参考にして下さい。
働きながらでも取得できる年収が高い資格ランキング
資格取得に必要な総学習時間が1000時間以下のものを、働きながらでも取得できる資格として紹介しています。
(税理士は4000時間以上必要と言われていますが、科目合格制の試験のため働きながらでも取得可能です。)
資格を取得する前に気をつけること
資格を取得する前に気をつけて欲しいことがあります。
それは、資格を取得した場合にどんな仕事をするのかを理解して、その仕事が自分の適正に合っているかを確認することです。
年収だけで資格を選んで取得しても、実際にその資格を活用する仕事と自分の適正が合っていなければ長く仕事を続けるのは厳しいからです。
例えば、コスパの良い資格として宅建があります。
宅建を活用するには不動産会社に就職するのが一般的ですが、不動産会社では毎月社員に営業ノルマが課されるため営業力が必要です。
不動産会社によっては営業は専門のスタッフに任せて、事務処理や独占業務だけを宅建士に任せるスタイルの会社もありますが、そのような会社は少数で求人も多くありません。
そのため営業が苦手な方が宅建を取得しても、資格を活かせない可能性があります。
貴重な時間と労力を無駄にしないためにも、資格取得前に自分の適正を把握しておきましょう。
まとめ
年収が高い資格は、取得難易度が高いものが多いです。
年収に対して取得難易度が低いコスパの良い資格の特徴は、事業所に資格保持者の配置が法律で定められていたり、独占業務を持っていることです。
しかし、年収やコスパだけで資格を選んでしまうと、自分の適正に合っていない場合は資格取得が無駄になる可能性があります。
資格取得前に自分の適正を把握して、どのように資格を活用して収入を上げるかを考えましょう。
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