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以前の記事で移籍する可能性が高いのではないかということを書いたので、
私としては「どうせまた出ていくのか」という予想に反して今回の残留を選んだ増田投手に関しては
うれしく思っています。
FA取得・増田の動向に関して
そこで今回は私sisileoが思う事を書きたいと思います。
契約について
まず、4年12億円という契約ですが、
かなりの大型契約で好条件の提示だなと感じました。
というのも、増田は来年で33歳という年齢になります。
今回の契約で生涯ライオンズということはほぼ決まったとも言えます。
以前の記事でも書きましたが、直球主体の投球スタイルの増田は今回のセーブタイトル獲得が
キャリアハイとなり、来期以降は劣化していくのではないかというのが率直な私の予測でもあります。
そのような選手に1年間3億円を4年間払い続けるというのは
球団経営からするとハイリスクでもあります。
2年間好投していただけに、2018年のような失態も来季はあり得るでしょう。
平良が先発転向を希望しているという情報が流れているだけに
守護神として期待はしていきたいが衰えなどは慎重に見極めなければいけないでしょう。
ましてや今年は新型コロナの影響で西武HDは大きな赤字という状況でもあります。
ちなみに私は西武HDの株主でもありますのでだいぶ損失出ていますが。。。
そして今季の成績ですが、これまたうまく行き過ぎたところもあります。
というのは7,8回を任せる投手がしっかりしていたからです。
ギャレット、森脇、平良と年間通すとこの3人がフル回転し、
予想以上の投球をしたといっていいでしょう。
特に中盤以降の森脇、平良との勝ちパターンはほとんど負けない継投となりました。
増田のセーブタイトル獲得というのはこの継投なしにはあり得ないタイトルでもあります。
ここで逆転でもされれば登板は減ってしまいますからね。
また、打線が思った以上に酷かったというのが後押ししました。
追加点も取れず、僅差のまま9回を迎えるという形が非常に多く、
これがまたタイトルを後押ししました。
そして最終回も増田はピンチを背負うことが多くなり、ハラハラドキドキの場面も多かったですね。
1歩間違えれば、逆転負けしていたということでもあります。
このあたりは来季以降もすべてがうまくいくとは思えないところです。
こうしたところを考えると、今回の残留は気持ちとしてはうれしいですし、
残留する実績選手が現れたということは非常に価値が高いことではありますが、
大きな不安を残すところでもあります。
他球団の評価
今回の増田のFAでは水面下で他球団が獲得に動いていたというのは報道からすると事実でしょう。
つまりは増田投手はある程度、条件などを天秤にかけたうえで
ライオンズを選んだということになります。
モーションウィジェット楽天
これは逆に考えれば、ライオンズ以外の球団は評価が低かったということが考えられます。
これをわかりやすく言えば、他球団は増田をそこまで評価していないとも取れます。
あるいは【4年】という契約期間が他球団はもっと短った可能性もあります。
つまりは前の項で書いた不安を他球団も持っているということでしょう。
そして、増田投手はまったく打てない投手でもありませんし、
年間3億円払ってまで欲しいとは思わなかったということでしょう。
ここ数年リリーフが崩壊していたライオンズとは他球団は環境がまったく違いますからね。
それに加えて今季は新型コロナ禍で経営的にも痛いところもあります。
このあたりを考えると、FA流出の歯止めはかけましたが、
ちょっと寂しい部分もあります。
今後の不安と懸念
今後の増田には大きな不安と懸念があります。
何度も書いていますが、現在の投球スタイルでは衰えを補うことが難しくなります。
長く活躍されたレジェンドの例をみると、
多くの投手は落差の激しいフォークだったり、スライダーなどの武器を持っていました。
だからこそ直球の球威が少し落ちてもカバーできるわけです。
しかし、増田の変化球はタイミングや狙いを外す程度でもあります。
新たに新球種を覚えるなど投球の幅が広がれば面白いのですが。
2年前のように守護神として使いづらくなってきた場合にどうするかという問題が出てきます。
残留した十亀、金子あたりは正直、流出しても問題ない選手でもありました。
栗山、中村のように人気もあり指導者としても期待できれば、
成績が落ちたとしても回収の目処は立つところですが、
果たして増田投手は・・・
活躍を祈ってはいますが、ちょっと怖い部分も感じています。
FAでの流出はマイナスでもない
よく記事などにライオンズはFAでの流出が多いということが書かれています。
もちろん、それは事実です。
しかし、果たしてその流出はマイナスだったのか、というとそうでもありません。
むしろプラスに働いたことが多いでしょう。
唯一、厳しい流出と感じたのは2年前の浅村選手でした。
それ以外の流出はほとんどプラスだったでしょう。
ロッテに移籍した涌井はライオンズでは苦しんでいましたし、
環境を替えて、良い指導者の下でやらないと今の復活はありませんでした。
ライオンズにいればただのお荷物だったのは理解しやすいでしょう。
巨人に移籍した片岡も劣化は目に見えていましたね。
また楽天に移籍した岸は4年間で29勝です。
二桁勝利は一度だけで多額の契約をするのはハイリスクだったという当時の予想を
見事に裏切りませんでした。
野上もレベル的に困らないところでした。
炭谷は森の出現によりむしろ彼のためにも歓迎というところでした。
つまりはここ数年で本当に損したなという流出は浅村くらいで
言うほど、マイナスな流出はなかったということです。
言うても、浅村も5億円と天秤にかけるとこの成績が限界でしょうし
外崎のセカンド守備を見ていると、結果オーライな部分も出てくるでしょう。
むしろ長期契約で残っている選手のマイナス面の方が気になるところです。
まとめ
長々とお読みいただきありがとうございます。
今回の増田投手の残留についていろいろと書かせていただきました。
不安などが多くあるものの、増田の残留は来季の最大の補強になったことは間違いありません。
あくまで長い目で客観的に見たらどうなのかという話でもあります。
来季も同じ勝ちパターンが使えるということですから、
ここに先発陣の安定と打線の強化が重なれば優勝は見えてきます。
私は埼玉在住で埼玉西武ライオンズを応援しています。
選手がどう入れ替わろうが、応援することには変わりません。
ただ球団の存続だったり、チーム編成だったりを考えると、
金額をもらったこそはそれなりにしっかりと活躍していただきたいと思うところです。
増田投手のさらなる活躍を期待して来季は応援することでしょう。
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