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2016年11月02日

ショート争いについて〜2

さて、ショート争いについての2回目です。

前回の続きですが、エラーについてです。
2軍成績を見るとエラーランキングなどを見れるのだが、
このエラーは実際に見てみないとどんなエラーだったのかわからない数字なのです。
ホームランや打点といった数字は高ければいいだろうが、エラーは少なければいい、多ければ悪いではないのだ。まぁあまりにも多いのは問題ですけど。
これはどういうことかというと、守備には積極性も重要だ。そして守備範囲も重要。
レベルの高い選手は積極的にボールを取りに行く。
そして足の速い選手は守備範囲が広く、本来取れないボールに届いてしまうことも多々ある。
つまり、グローブが届いてしまって、はじいた場合にはエラーになることがあるのだ。
特に足の速い打者の場合はそこから素早い送球をしないと間に合わない。
だから無理な体制で投げなければならない場合も出てくる。
これが当然ながらエラーを引き起こしてしまうのだ。
なんでもない選手は普通に届かないし、投げないのでエラーにならない。
つまり細かいプレーをしっかり見ていないと判断できないのである。
だから、試合をあまり見ないミーハーなファンなどが彼は下手だとか言っても
あまりあてにならないのだ。
ライオンズの選手で言うと、ルーキーの呉は後者の守備なのがみてとれる。
それは内野ゴロの際の一歩目が遅いのと前進して投げようという気が低いからだ。
それはエラーはつかずとも、打者に内野安打を許したりするということだ。
それが得点につながることもある。
まだルーキーだからか、安全な守備で評価を得ようというのがわかるので、
まだレギュラーを与えてはいけないし、あと2年くらいは競わせて様子を見てもらいたい。
かつての中島なんかもそのへんは安全守備でしたね。
ただ彼の場合は打撃レベルが高いので打撃で取り返せるんです。
さすがに守備重視のポジションではあるが、3割20本80打点くらい残せれば、目はつぶるでしょう。

ということで、来年のショートは永江の打撃向上次第だが、永江がベストでしょう。
打撃が2割届かないようなら外崎に期待します。
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