photo: Rudy and Peter Skitterians @ Pixabay
嘆きのテレーズ (1953・フランス)
Thérèse Raquin
マルセル・カルネ監督による傑作サスペンス。妻とその愛人による亭主殺しを描く。ふとしたはずみで不倫相手とともに夫を死に至らしめてしまった妻。自首しようとする愛人を思いとどまらせ、妻は隠蔽工作することを決意する。けして悪人とはいえない人々が引き起こす罪の物語。ラストにはとんでもない結末が待ち受けている。テンポ良く、物語に引き込まれる。102分
犯罪河岸 (1949・フランス)
Quai des Orfevres
戦後まもないフランスのショービジネス界を舞台に繰り広げられるコメディタッチのサスペンス。ピアノ弾きのモーリスは、一躍劇場のスター歌手となった妻ジェニーのもとに下心丸出しの男たちが群がってくるのがいやでしかたない。そんな中、ジェニーが好色で知られる業界の大物と親密になった。ジェニーの浮気を疑ったモーリスは、二人の密会現場を取り押さえようと殺しも辞さない覚悟で相手の男の家へ乗り込むが・・・。サスペンスというより人間ドラマ。さりげなく同性間の恋愛要素なんかも盛り込んであったり、地味におもしろい。106分
三人の狙撃者 (1954・アメリカ)
Suddenly
サドンリー(Suddely:突然)という名の平和な田舎町で”突然”巻き起こる大事件を描く。短いながらにスリルとサスペンスがギュッと凝縮されている感じでおもしろい。フランク・シナトラが憎たらしい敵役。72分
マルタの鷹 (1941・アメリカ)
The Maltese Falcon
ダシール・ハメット原作。伝説の秘宝「マルタの鷹」をめぐる、欲に駆られた人間たちの醜いお宝争奪戦を描く。ハンフリー・ボガートが女好きでちょいワルの二枚目探偵役。個人的にはどうにもこうにもキザなおっさんにしか見えないのだけれど(ごめんなさい)。100分
見知らぬ乗客 (1951・アメリカ)
Strangers on a Train
ヒッチコック監督のサスペンス。パトリシア・ハイスミス原作。列車でたまたま相席になっただけの見知らぬ男にどういうわけか執拗につきまとわれ、知らず知らずのうちに思わぬ犯罪に巻き込まれていく男性の恐怖を描く。主人公を追い詰めるストーカー男”ブルーノ”がとにかく不気味。100分
過去を逃れて (1947・アメリカ)
Out of the Past
美しい花には棘以上のものがあるお話。フィルムノワールの傑作だそうです。おもしろい。登場人物が美男美女ぞろいでそれだけでも見がいありました。96分
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