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2020年02月20日

我が子の代弁者にならないで!

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 クラブだろうと、少年団だろうと、在籍していれば小言の1つ2つ指導者に言いたくなる事って在るのだろうと思います。



坊主憎けりゃ袈裟まで憎い なんて、昔から言いますが・・・もう、何を言われても、何をされても、マイナスにしか受け取る事が出来なくなってしまうんですよね。

 ・・・で、とうとう言わなくても良い一言を指導者に言ってしまう・・・そんな所から、 不幸の種 は芽を吹き始めるんです。



 親が 子供の代弁者 に積極的になろうとする時があります。

 チーム事情にも寄るので、一概には言え無い事なんだろうとは思うのですが・・・どんな指導者とであっても、チームと言うのは 指導者と子供達との関係の中で色々な問題を乗り越えて行く 所に1つの意味と言うか価値が在るのではないかと思う所があります。

 なのに・・・我が子の代弁者となって、指導者と対峙してしまう親御さんが少なからずいるのも又現実なんです。

 子供達自身が指導者と向き合う気が無いのなら、そのまま見守っておけば良い物を・・・。



 息子もコーチや顧問の先生に意見をしたり、逆らったりなんて事の出来る子じゃありませんでした。

 それは、今でも変わっていないのだろうと思います。(^^;

 ただ・・・サッカーに関しては、親に頼る事はしませんでしたし、今も愚痴をこぼす事はあまりしませんね。

 多くの子は、そんな感じなんだろうと思うのです。



 極一部に、 自分の意見をはっきり言える子 がいて、逆に 親に泣き付く子 も僅かながらいる訳です。

 泣き付かれたからと言って、指導者に一言言ってやるって親御さんは、これ又極めて少数派なのが普通です。

 本当に極稀に、徒党を組んで一気に押し寄せて来る怖〜い親御さん達もいるみたいですが・・・。(^^;

 まぁ、多くの親御さん達は、子供の 愚痴を聞いてあげて良し としている訳なんです。



 決して、我が子の為に世界を変えてやろうなんて思わないのが普通なんですね。

 だって、それは 我が子の為にならない と解っているから・・・違いますかね?

 親が一々でしゃばって行く様なものじゃないんですよ・・・少年サッカーなんて。

 クラブでも、少年団でも、部活動でも同じです。



 自分で意見する事が出来ないのなら、その状況を甘んじて受け入れるしかないのが世の中の常です。

 これは、大人になっても何ら変わることはありません。

 なのに・・・この時期に親が子供の代弁者として、子供の代わりに指導者と対峙するのでは、 子供はこの時期に学ぶべき事を学ぶ機会を奪われてしまっている のかも知れない・・・そんな気もするのです。

 何時までも親が面倒を見てあげられる訳じゃありませんからね。(^-^)b



 少年サッカーの世界で起きている事を私は、 些細な事 なんて言う気は全くありません。

 世に言う ハラスメント の類も確かに存在している訳ですし、そもそもこの子供達の所属している世界自体が 差別的 なんです。

 だから、色々な問題と言うか、辛い事、悲しい事、悔しい事、沢山在る訳で、その1つ1つは子供達に重く圧し掛かってくる来る事も確かにあるんです。

 ただ、そんな時であっても・・・法に触れる様な酷い物( 暴力 等)はともかく・・・ 理不尽 だと思える様な事であっても、なるべく子供の ネガティブな気持ちに同調して染まらない 様にして欲しいなとは思うのですね。



 サッカーの世界での事が、日常生活にまで影響を与えてしまう事だってあるんです。

 息子もそうでしたね。

 学校の先生が心配して「何かあったんですか?」って尋ねて来る程、自信を失いそれまでとはガラリと変わってしまった時期もありました。

 それでも、私が息子にしてあげられた事は、唯 寄り添ってあげる事だけ だった様に思います。



 これは、中学になっても、高校生となった現在でも何ら変わっていませんかね。

 一時期は、 不登校 気味にまでなって、高校進学もしたくない・・・就職するなんて言った時期もあったんですよ・・・お恥ずかしい話ですけど。(汗)

 それ程、息子にとってサッカーって人生そのものだったと言えます。

 だから、サッカーの世界で起きる事って、決して 軽んじてはいけない 部分て子供によってはあるんですよね。



 ただ、だからと言って・・・我が子の代弁者には決してなって欲しくないなって思うんです。

 やはり、 子供達自身の力で最後は乗り越えて行ってもらいたい ・・・そう思うんですよね。

 息子も、紆余曲折を経て現在高校生活をエンジョイしていますしね。

 「高校行って良かっただろ?」って聞くと、「うん!」って答えられる位今は明るく楽しいサッカーライフを送る事が出来ています。



 私がした事は、息子の思いを聞いて、受け入れてあげて、一緒に色々な道を模索してあげただけです。

 いつも 「そっか・・・」 って言っていただけだった様な・・・。(笑)

 サッカーが息子を救ってくれるかもって思っていましたし、結果サッカーに息子は救われて今が在る訳なんですね。

 私に同行して小学生の相手をしている内に、もう一度本気でサッカーがしたくなって・・・。



 結局、少年団の頃から色々な事・・・良い時も、悪い時も、その時々に何か学んだ事があって、それが息子の血肉となって今が在るんだと思うんです。

 決して、親が何かしてあげたって訳じゃ無かったんですよね。

 少なくとも、息子の代弁者になった事は一度もありませんでしたし・・・。

 もし、代弁者になっていたら、今の息子は在りませんよね・・・きっと。


 だから・・・と言う訳でも無いのですが、我が子の代弁者になりたいと言う誘惑に駆られてしまう事も在るのかも知れませんけど、子供の 成長の為 と思って・・・ぐっと堪えて貰えたらって思うんですよね。

 大切な我が子の為に、指導者に言ってやりたい・・・って気持ちは解るのですが、おそらく我が子の為にはなりませんよね。

 その時は、良いのかも知れませんけど・・・きっと、後で最悪な形で返って来る様な・・・そんな気もします。

 大切な我が子だからこそ、 突き放す 必要はないのでしょうけど・・・人生の先輩として、それなりの ナビゲーター になれると良いのかな・・・って思います。
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この記事へのコメント
 様コーチさん、初めまして。

>でも、子どもが人質になってるところだってあります。

 「チーム事情にも寄るので、一概には言え無い事なんだろうとは思うのですが・・・」と記事でも書いている様に、チームによっては色々な状況が在ると言う事は私も知っています。

 ただ・・・子供が人質になっていると言う思考が良く分らないんですよね。

 最近、この言葉を使う方が本当に多いのですが・・・なぜ、そんな思いまでして大切な我が子をそんな指導者の元に置いておくのでしょうか?

 私には、さっぱり理解できない部分なんです。

>親が代弁者にならないといけない場合もあります。

 私が思うに、この状態になったら末期ですよね。

 そのチームに留まる理由はもはや無いのではと思うのですが・・・。(^^;

>ケースバイケースだと思いますよ。

 ケースバイケースですよね・・・確かに。(^-^)b

 だからデリケートな問題だとも言えるのかなって思うのです。

 親が介入する事で上手く行く事って、先ず在りません。

 人間関係の難しさってこう言う所に在るんですよね。(^^;

 指導者との間で起きる問題の多くは、水掛け論となってしまう事が多いんじゃないのでしょうかね?

 仮に指導者側が引いたとしても、その後の子供への接し方は今迄とはおそらく違って来るでしょう。

 それはそれで、又気分が悪い訳で・・・結局、どちらかの進退問題にまで発展してしまう事が多い様に思います。

 私がこのブログを通して、相談を受けた方々も少なからずいる訳なんですが・・・殆どの方が、コーチと対峙してみたものの・・・結局はチームを去ってしまっていますしね。(^^;

 そもそも、本当の意味で子供の代弁者になれているかも疑わしいんじゃないのでしょうか?

 ただ、感情に任せて詰め寄っているだけだとしたら・・・親対指導者の図式が出来上がってしまう訳で、そうなれば指導者側も一歩も引かないでしょう。

 サッカーでの事は、向こうの土俵の上での争いとなってしまう訳ですからね。(^^;

 嫌なら辞めてくれて結構って話で帰結するんじゃないでしょうかね?

 結果、子供にとって良い環境を与える所か、サッカー自体を奪ってしまう事にもなりかねないんですよね。

 まぁ、それも悪いとは言いませんけどね。

 嫌な思いまでして、サッカーをしなければならない理由なんてないんですからね。

 そこまで見据えて子供の代弁者を気取るならそれも又一興ですよね?

 まぁ、色々と親としての立ち位置も難しいのかも知れませんが、我が子の代弁者になって成功した人を私は未だ知らないんですね。(^^;

 良かったら上手く言った話も在れば聞かせてもらえれば・・・って思います。

 コメント欄を観ている方にとっては、励みとなるかも知れませんので・・・。

 今回は、コメントありがとうございました。

 また、気が向いたらコメント下さいね!(^^)

Posted by (yellow10改め)愚鈍(仮) at 2020年02月23日 01:36
でも、子どもが人質になってるところだってあります。
親が代弁者にならないといけない場合もあります。
ケースバイケースだと思いますよ。
Posted by 様コーチ at 2020年02月21日 22:57
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