今回ご紹介するのは、ジャズが流れる素晴らしい映画。
タイトルは、
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モ'・ベター・ブルース
Mo' Better Blues
東京の、たぶん日比谷の映画館で観たんだと思う。
いま突然思い出して、手元になんの資料もないので、記憶だけが頼り。
当時、タイトルの「モベター」を含めて、なんだかとにかくむちゃくちゃカッコ良くてすごくいいもの、みたいな意味だよって教わった気がする。
誰に教わったんだろう。
映画の予告で?
一緒に見に行った人?
実は、この映画。あまりにも感動してしまい、何回か観に行っている。
何人かで観に行った。
自分ひとりだけでも観た。
どっぷり、はまりこんだ。
ストーリーそのものは、たぶん誰かがどこかで詳細を語ってくれていると思うから、
ここでは語らないでおこう。
それなりの年月を経過して、
それでもなお、鮮明に残り続けていることについて書き記してみよう。
それが、
「音楽って、すごいな。でも、音楽を人生のNo.1にするのはヤバイな」
というもの。
音楽は素晴らしい。
人生を豊かにしてくれる。
命を救い、成長させてくれる。
助けてくれる。
いやしてくれる。
勇気づけてくれる。
本当に素晴らしい。
だからこそ、
それをNo.1の存在にしては危険なんだと思う。
つねにNo.1は、
人の命であり、
人生であり、
生活であり、
家族、
友人、
そういう、
生身の生きている人間関係の方だ。
なぜそう思ったのかといえば、
自分自身の中にある、
ある種の几帳面さや真面目さが、
時として危険な存在になり得ると知っていたからだ。
どんなに大切な仕事でも、
誰かの命と比べられるだけの価値はないだろうし、
そんなことあってはならないと思いつつも、
どちらかを選べと選択を突きつけられたら、
すぐさまに「命」「人生」をつかみとろう。
そう決心させてくれた映画だ。
ジャズが流れている。
サントラ盤を買った。
愛聴盤と言っていい。
でも、
劇場で観たときに感じた「音楽」は、
サントラ盤からは感じられなかった。
あまりにも、上映そのものが芸術的で音楽的で美しくて切なかった。
それでもサントラ盤が愛聴盤なのは、
あのときの感動と興奮を思い出したくて、忘れたくなくて、
メモのような感覚で、身近に置いておくために。
メロディー、うろ覚えだが、雰囲気は思い出せる。
あんなに聴いたサントラ盤も、
いまはどこにあるのだろう。
誰かに貸したままだろうか。
それならそれでもいい。
たくさん聞いた。たくさん聴いた。
絶叫のような吐息、
熱すぎるくらいに冷ややかな音楽。
いま観て、当時と同じ感動が得られなくても、それはそれでいい。
ただ、誰にも、「経験しておくと良い感動と興奮と静寂」が、あると思うので、
音楽を題材にしている映画、ジャズ、とくれば、
私は文句なしに今でも、
Mo' Better Blues
を挙げる。
Mo' Better Blues
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