さらに、何度か読むうちに、自分自身の脳内世界で「自分の記憶の物語」が展開されていきます。
なんとなく、「誰か」に似ているとか、そんなことを連想してしまうと、まったく別の回路が開きます。それがまた楽しくて仕方ありません。
素晴らしい物語は、まるでガイドのようです。新しい扉を開けてくれます。扉は夏へと続くのでしょうか。扉の向こうで、おさななじみが待っていてくれるかもしれません。でも、かなり厳しい現実なのかもしれません。
おさななじみ。
妹のいる人も、いない人も、アニメに登場する「妹たち」を見て、どんなことを感じていますか。まったく別世界のキャラクター造形であれば、それはそれとして楽しめます。でも、もし、「誰か」に似ているとしたら。
物語を読むことは、「誰か」を深く知ることにつながっている場合もありますので、興味がつきません。何度でも読むことのできる本は、貴重です。ありがたいです。過去いままで気づくことのできなかったことに、あらためて気づくチャンスです。
おさななじみ。
リアルの、おさななじみ。
あわい恋心や、いとしい気持ち、かわいいと感じる瞬間、いろいろな記憶が混ざりあいながら、まったく新しい「何か」に思い至ることがあります。
もう戻れない現実。
やり直しなんて、きくわけないじゃないですか。
一度きりの人生です。たった一度きりなんです。あの日々も、そう。いつか、やり直せるとでも考えていましたか。単純に忘れていただけですか。いったい何を思い出したのですか。それとも、まったく何も思い出せなくて、大切だったはずの人の顔さえ、おぼろとか?
おさななじみ。
ファンタジーの世界でこそ、存在感を発揮するのかもしれませんが、まあ、いろいろと思い出しながら、様々な感情と向き合ってみてください。
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