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パートをしながらブログ書いてる平凡な主婦です。面白いこと、人を笑わせることが好きです。
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2022年01月29日

夜空に瞬く星座のものがたり!蠍座編

夜空には無数の星が煌めいています。何億光年先の星は、もうこの世には存在しないこともあります。光が地球に到達するまでには光の速度があり、遠くの光であればあるほど、その光が到達するのには時間がかかるからです。

Full Moon in Scorpio_ a tidal wave of emotions - WeMystic.png


そんな遥か遠い宇宙から届く光を私たちが見ているのです。そんな星の中にアンタレスという赤く光る星があります。アンタレスの大きさは太陽の600〜800倍もある巨大な星です。この星を中心に星座を描いて現れるのが 蠍座 です。

夏の夜空を彩る蠍座


夏の夜空、南を見上げるとそこに存在するのが「蠍座」です。蠍座を見つけるには赤い星 アンタレス を見つけましょう。この星を線でS字に辿っていくと蠍座の形が浮き上がってきます。

蠍は尻尾が毒針になっていて、この毒にやられると命を落とすこともあるほどです。砂漠に生息しているので、日本では自然の中に蠍を探すことは出来ません。この蠍を星座の中に見出すことが出来ます。蠍座のものがたりをみてみましょう。

蠍座のものがたり

ため息がでる宇宙の美しさ。ファンタジーで神秘的な20枚の写真.jpg


ギリシャの中で体が大きく力持ちの狩人 オリオン という男がいました。彼は獲物を捕りに行くと必ず大きな獲物をとってくるほど、狩人としての腕は優れていました。

どんな獰猛なライオンだろうと熊だろうと自分には勝てないと、日頃から自分のすごさを自慢するようなところがオリオンにはありました。

オリオンの自慢話は天上界にいる神々にまで伝わっていきます。その話を聞いた神々は、「日々の獲物は私たちが与えているのに、なんと傲慢なことをいう男だろう」と怒りを表してしまいます。

神々の怒り

オリオンの傲慢さを聞いた神々は、オリオンを懲らしめるために相談を始めます。あの傲慢なオリオンを懲らしめる策はないものかと・・・
そこで思いついたのが蠍の毒です。

神々は1匹の蠍をオリオンのもとに放ちました。そんなことを知らないオリオンは、その日も自分の自慢話をしながら威張り散らしていました。そんなオリオンに蠍が忍び寄っていきます。

蠍に気が付かないオリオンのかかとを毒の針で一刺し!さすがのオリオンも蠍の毒に対抗する力は持ち合わせていません。オリオンの体に蠍の毒が回り始めます。オリオンはその毒に苦しみながら絶命してしまいました。




オリオンを倒した蠍

腕っぷしの強いオリオンを一撃で倒した蠍は、その手柄として夜空の星座になったと云われています。夜空にはオリオン座も存在しますが、蠍座が夜空に姿を現しているときには、オリオン座は姿を現しません。

蠍座が沈む秋になるとこっそり現れるのがオリオン座です。星座になってもオリオンは蠍が怖くて、夏の夜空に輝く蠍座が姿を消す秋になってからでないとオリオンは姿を現さないという皮肉な結末になっています。

人間に与える教訓


ダウンロード (50).jpg


ギリシャ神話の中には、人間に対する教訓のような話が多く存在します。今回の蠍座の話の中にもそのようなものが織り込まれていますね。

奢れるものはいつか痛い目に合う!謙虚な気持ちを持つことは必要な事です。どんなに自分が強かろうと、それを自慢したり、誇示して人を脅すような人間はやがて滅びの運命をたどります。

大きな体のオリオンを絶命させたのは、オリオンよりも体の小さい蠍です。見た目ではわからない強さというものがあります。本当の強さとは芯の強さではないでしょうか。

見かけよりも中身が大事だという事でもあります。人はとかく見た目に騙されやすいですから、相手の本心を知るには目で見るのではなく、心で見るようにするといいかもしれませんね。






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