最近見たドキュメンタリー2つを紹介します。
1つはアメリカのお話。大統領選で格差問題がクローズアップされましたが、アメリカの里親制度について日本人は殆ど知らないのではないでしょうか?内容はとても衝撃的でした。アメリカの闇の部分。教育問題などで講演されている方がブログで紹介されていたので見たのですが、「子どもの誘拐が多い」「親族によって誘拐されている事も多い」など断片的な知識しか持ち合わせていない私は更にアメリカ社会というものが酷い事になっている事実に驚かされました。
NHK BS世界のドキュメンタリー「捨てられる養子たち」
NHKのサイト より引用します。
簡単に養父母になり、簡単に解消できるアメリカの里親制度。毎年里子となる10万人のうち2万5千人が捨てられている。子どもをペットのように扱う社会の暗部を描く。
体育館に敷かれたカーペットの上を歩く子どもの姿を、両脇で見守る里親希望の夫婦たち。その手元には子どもたちの写真入りカタログが。簡素な手続きで身寄りのない子どもを引き取ることができるアメリカだが、その一方で深刻な問題も。14歳でハイチから引き取られたアニータは、5回目の引き受け先が8人の養子を持つ家庭で養父は小児性愛者だった。育児放棄や虐待の結果、心に深い傷を受けるケースも少なくない。その実態に迫る。
制作〜2016年 フランス BABELDOCproduction制作〜
2つめはお隣韓国のお話。
ネットゲーム中毒になり学校にも行けなくなる子供たち。超学歴社会の韓国で、学校に行けなくなるというのは子どもにとっても親にとっても大問題です。1か月の治療合宿ではネットやゲームから切り離されて過ごしてしましたが、終了日に親からスマホを返された瞬間はちょっと大丈夫かなと思いました。ここまでしないとダメだといういう事に驚きました。
「シャットダウン」制度という夜中0時に強制的に子どものオンラインゲームを遮断する法律を施行していた韓国ですが、それにより国内ゲームメーカーの3割が倒産に追い込まれるなど問題になったそう。そこで来年1月から規制を緩和し、ゲーム産業を支援するよう大きく舵を切ると。何とも子どもがネットゲーム依存になって苦しんでいる親からは頼みの綱の法律だったのではないでしょうか?
日本国内でもあまりニュースにはなりませんが、ネットゲーム中毒の人はある一定数いると思います。子どもがやるようなゲームでもネットワークプレイが強化され、更にプレイする方にしたら魅力的になりつつあるゲームの世界。放っておいたら韓国のように社会問題となってしまうのではないかと不安に感じます。
NHK ドキュメンタリーWAVE 子どもたちのリアルを取り戻せ 韓国ネット依存治療最前線
NHKのサイト より引用します。
若者の10人に1人が「インターネット依存」といわれる韓国。オンラインゲームなどのやり過ぎで、体調を崩したり、学校へ通えなくなったりする子どもが急増している。韓国は、オンラインゲームを、アルコールや薬物と同じ深刻な中毒性があるものと認定し、国をあげた対策に乗り出している。子どもたちをインターネットから切り離した治療合宿に密着。IT先進国・韓国で行われている、インターネット依存治療の最前線を追った。
2つ共通で言えるのが、法律で強化するところはやっておかないと、何でも規制緩和では駄目だという事です。
それは子どもを守るという事にも繋がります。アメリカの例では、里親制度がビジネスになってしまっています。日本でも里親制度について新しい動きが出てくる中で、キッチリと守るところは守って頂き、決してビジネスにしないようしていかなければならないと思います。韓国のゲーム規制でも、企業を守るのか、子どもを守るのか、これは本来天秤にかけるような物ではないと思います。
ちょっとご興味のある方はネットで検索すれば動画がヒットするかもしれません。
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