(2018年投稿記事です。)
\PR!/
いきなり不穏な言葉が飛び出すような、日本で報道されない情報が出ています。
スペインが、イギリス原潜にケンカを売っているようです。
この背景にあるのが、イギリス領ジブラルタルの存在です。
今日は、そんな歴史の背景に隠れた欧州の領土問題について!
(前回記事):『 艦補処に内局の人さらい勧誘がキタ——(゚∀゚)——!! 』
\こちらもご参考にPR!/
(1)スペイン巡視船がイギリス原潜にフレアを発射して妨害!
2018年9月20日にジブラルタル港を出港しようとしたイギリス原潜に対して、スペイン巡視船が妨害をした模様です。
さてホントかな?と思って、別のニュースを探してみるとホントにあったみたいです。
図1 イギリス原潜を妨害するスペイン巡視船
引用URL:http://himg2.huanqiu.com/attachment2010/2018/0924/09/08/20180924090856732.jpg
実際に、妨害行為が行われていたようです。
英国の新聞によると、2017年にも同様の事件が起き、米原潜SSGN「フロリダ」に対しても同様の妨害を行っていたそうです。
1.1 なんでこんなことが?
スペイン・イギリスといえば、同じEU加盟国なのですが、何が起きているのでしょうか?
その答えは、スペイン南部にあるイギリス領ジブラルタルの存在です。
1.2 1713年からあるイギリス領ジブラルタル!
スペイン領土の中に存在するイギリス領ジブラルタルは、1713年ユトレヒト条約によってイギリス領になりました。
図2 ジブラルタルのイギリス領
引用URL:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/d1/b4aee3b0c055cb9544b3f18cc2fd7e59.jpg
スペインにとっては、300年間もイギリスに我が物顔で港を使われているのですから面白くありません。
17〜18世紀のころは、大英帝国が暴れまわっていた時代ですからね〜
しかし、最近になってまたまた領土問題がスペインとイギリスの間で出てきたわけです。
\イギリスジブラルタルのお土産!/
価格: 1,980円
(2020/2/25 16:00時点)
感想(0件)
(2)スペインにとっては、国家崩壊の状態を避けたい!
最近のスペインとしては、バスク州・カタルーニャ州の独立運動などが起きております。
図3 スペインの行政洲
引用URL:https://rr.img.naver.jp/mig?src=http%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Fforauguisu-fontena%2Fimgs%2Fd%2F0%2Fd0dc679c.gif&twidth=1000&theight=0&qlt=80&res_format=jpg&op=r
ただでさえ、国内政治がガタガタの状態です。
何とか立て直すために、強硬措置を取る可能性も否定できません。
2.1 イギリス海兵隊が間違って本土侵攻?!
2002年にはジブラルタルに駐留するイギリス海兵隊が演習中に誤って、スペインのラ・リネアに侵攻する事態が発生しています。
図4 ジブラルタルの光景
引用wiki
この時は、素直にイギリス国防省が謝罪して事なきを得ました。
(イギリスがスペイン本土侵攻したのは、1704年が最後)
2.2 EU離脱に合わせてジブラルタル返還を要求!
日本ではあまり報道されていませんが、イギリスのEU離脱が決まった後スペインがジブラルタルの返還を要求しています。
イギリス側はユトレヒト条約に基づいて、拒絶している状態です。
下手をすると、イギリスEU離脱後に何か起きるかも?
\PR!/
(3)スペインもモロッコセタウを領有してるやん・・・
スペインは、イギリスに対してジブラルタル返還を要求しています。
しかしスペインも、ジブラルタル対岸のモロッコのセタウを海外領土として保有を続けています。
どっちもどっちな感じがするんですがね〜?
今後、イギリスのEU離脱が強硬離脱となった場合は、スペインとイギリスの領土紛争勃発なんてこともあるかもしれません。
思わぬ形で、ヨーロッパに紛争が勃発するか?!
\PR!/
防衛・軍事ランキング
↑ブログ主の更新意欲維持の為↑バナーをクリック↑
↑していただければブログ主が↑頑張ります↑