全ての商品が熟成し、衰退する?
製品のにも人と同じような一生があり、
導入期 成長期⇒ 成熟期・衰退期というステージが
あるというのが 製品ライフ・サイクルの考え方です。
今ではほとんど見かけない
レコード、テープレコーダー、ブラウン管式テレビなど
製品として一生を終えたものを懐かしく思うはずです。
導入期には宣伝教育を含めて創業者的な先行投資が必要ですが、
成長期を迎えると、どんどん設備投資が必要になり、
マーケティング費用もかかります。
しかし成熟期に入ると、消耗や破損をおぎなう程度の投資で済むようになります。
PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)の
成長率とお金の関係はここから出てきた経験則です。
しかし、すべての商品が成熟し衰退するのは、果たして本当でしょうか?
鉄や石油にはライフサイクルはあるでしょうか?
さらには一度熟成したはずの製品がさらにもう一度サイクルを
はじめるなんてこともありそうです。
ハーバード・ビジネススクールの アバナシー 氏らは
『 インダストリアル・ルネサンス 』で 脱成熟化を唱えました。
例えば自動車ではT型フォードの時代で一度成熟し、
次に「走るリビングルーム」の時代、
さらに石油ショック後の日本車の時代と
何度ものサイクルが回っているといっています。
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