毎月の販管費予算などを立てる際に
計画を立案して実行に移す際に
上司にお伺い(稟議)するケースがあります。
また、月間の売上や販売計画や
経費予算の獲得交渉など。
いわゆる予算交渉のケースというのが
業務上、避けては通れない流れとしてあります。
「希望の予算が取れなかった〜」
や
「計画を高く組まされてしまった〜」
など上手く交渉できずに
必要な予算が確保できなかった
高い計画を組まされ達成が難しくなった
という展開になってしまっては
出せる結果も出せなくなり
ライバルに蹴落とされ、会社からの評価も
ガタ落ちになってしまいます。
そうなってしまわないように
予算交渉のちょっとしたコツをシェアしたいと思います。
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まず良くある失敗するケースをイメージしてみます。
例えば100万円の販促費が欲しかったとします。
しかし、これを上司に要求するのは躊躇してしまう。
なので、80万円で稟議を出す。
会議やミーティング、打ち合わせを重ね
結果的に50万円しか予算が確保できなかった。
当然、本来必要な100万円にはほど遠く
やりたいことがやりきれず、結果が出ない。
会社側の意見としては、
「予算を与えたのに結果が出ないとはどういう事だ!」
(低い計画にしてやったのに・・・)
となりますが、コチラ的には
「満足な予算確保が出来なかったから達成できなかった!」
(計画を下げたとしても、下げたりないから・・・)
とお互い言い分が出てきてしまい、良くない結果になります。
失敗する時はこういったケースが多く
しかも、その後のお互いの心象も悪くなってしまいます。
こういった結果を避けるために、しっかり予算交渉をする必要があります。
予算交渉は綱引きと捉える
予算交渉は綱引きです。
会社側から引く人間と、こちらから引っ張る人間(これは自分サイド)。
双方引っ張り合って、結果その中間地点で収まる、というイメージです。
例えば、先ほどの販促費確保の予算交渉ですと
コチラ側は100万円から引っ張ります。
会社側は経費を抑えたいので、50万円から引っ張ります。
その後、打ち合わせを重ねる事で、75万で予算がまとまります。
(それでも必要予算には届かないのですが・・・)
これならまだいい方かもしれませんが、こういったイメージです。
これをイメージしておくと、2通りのやり方が見えてきます。
?@本来必要な額にプラスアルファして、稟議する。
本来必要な予算は100万円だが、
打ち合わせやプレゼンで交渉した際に
減額されるだろうと予想できる場合など、
予め、多めに要求する資料や計画を作成しておいて
いざ減額されても本来必要な額が確保できる
といった流れです。
?Aあらかじめ決まりそうな着地点でも結果が出せるようにしておく。
資料や計画作成の際に、どうしても余分に予算確保する
のが難しい場合などは
予算が80%程度しか確保出来なかったケースを
予め想定し、カットするものなどを決めておく。
そうすると、減額されてもショックなどの精神的負担は抑えられるし
実務上でも、最低限必要な事や、優先順位の低いものの選別が出来ているので
予算投資がしやすくなり、結果も出やすくなるという事です。
もちろん希望額そのまま確保出来たら、ラッキーと思えますね。
予算交渉は綱引き。
このイメージを持つことで
アナタの予算交渉がスムーズになる事を期待します。
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