2009年04月09日
部下の不思議君その3
私の部下が、再びおかしなことを言い出した。
「小学生のときに名札の裏にある針があるじゃないですか。僕はあれで歯の歯石を取るのが好きだったんです」
「そう」
「歯石って知ってます? 二層になってるんです」
「はぁ」
「一層目は、白くてすぐ取れるんですけど、二層目はめちゃめちゃ硬いんですよ」
「そうなんだ」
「その硬いやつを、針でガッ!! ていくんです」
「ほう」
「そうすると歯の形の薄っぺらな層が、ペロって剥がれるんです」
「それ歯だよ」
「血が出ます」
「怪我してんじゃん」
「ほかにもホクロを取るのが好きでした」
「やばいって」
「しってます? ホクロって根があるんです」
「ね?」
「はい。ホクロの際を針で掘っていくんです」
「ええ!!」
「そうすると、ポコって、根っこごと取れるんです」
「根って植物みたいな?」
「ちょっと違います。丸いポコっとしたやつです。で、血が出ます」
「肉だよ!!」
「どんどん生えてくるんです」
「だから怪我だよ!! もしくは傷跡」
「小さいときは、それを溜めてました」
「溜めてどうするの?」
「小瓶に集めて、保管してました」
「自傷行為だね」
「僕の体は、いろいろ取れるんです」
「確かに、笑いは取れるよ」
「小学生のときに名札の裏にある針があるじゃないですか。僕はあれで歯の歯石を取るのが好きだったんです」
「そう」
「歯石って知ってます? 二層になってるんです」
「はぁ」
「一層目は、白くてすぐ取れるんですけど、二層目はめちゃめちゃ硬いんですよ」
「そうなんだ」
「その硬いやつを、針でガッ!! ていくんです」
「ほう」
「そうすると歯の形の薄っぺらな層が、ペロって剥がれるんです」
「それ歯だよ」
「血が出ます」
「怪我してんじゃん」
「ほかにもホクロを取るのが好きでした」
「やばいって」
「しってます? ホクロって根があるんです」
「ね?」
「はい。ホクロの際を針で掘っていくんです」
「ええ!!」
「そうすると、ポコって、根っこごと取れるんです」
「根って植物みたいな?」
「ちょっと違います。丸いポコっとしたやつです。で、血が出ます」
「肉だよ!!」
「どんどん生えてくるんです」
「だから怪我だよ!! もしくは傷跡」
「小さいときは、それを溜めてました」
「溜めてどうするの?」
「小瓶に集めて、保管してました」
「自傷行為だね」
「僕の体は、いろいろ取れるんです」
「確かに、笑いは取れるよ」